ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

本当にあるんだ・・・ 初めて見た・・・

2014年01月29日 18時23分54秒 | 思う事・・・
先日、主人のところに不動産屋から新しい物件の案内が来ていた。
実は、以前の主人の仕事用倉庫の一件いらい、いくつかの不動産屋から案内が届くようになっている。

舅の倉庫のあの一件、結局ウヤムヤになってしまい、どうなったのかよく分からない。
恐らく、舅が姑の言い分に負けたのだろうと思われる。
だから、自宅に置いてあった資材道具も、少しずつ元の舅の倉庫に戻してはいるんだけど、
今後、またいつ、同じような事が起こらないとも分からないため、
出来れば、やっぱりウチはウチで倉庫を持っていたい。と思っている。
だから、今でも何か良い物件はないか?と、気にはかけていた。

そんなある日、主人が新しく届いた案内を見て、私に話しかけてきた。

主 「おい、これどうや?」
私 「うん?どれどれ?」

案内のチラシ中の1つに、なかなか条件の良い物が載っていた。

私 「ナニコレ!ちょっと、かなり良いんじゃない?
主 「だろ? ウチからも近いし、今度一緒に見に行ってみるか。

かなり惹かれた私と主人。
案内のチラシだけでは分かりにくいので、もっと詳しい情報をー と、その不動産屋のサイトで調べてみた。

その場所は、ウチからあまり遠くない。
敷地面積は、100㎡以上ある。
しかも二階建ての事務所も付いてる。
駐車場も2台以上止められるうえ、カーポート付き。
モチロン、大きな倉庫も付いている。
上下水道、ガス完備。
築年数はちょっと古いけど、でも仕事用として使うには十分だ。
そして何より、値段が安い!!
この地域なら、土地代だけでも、もっと高いんじゃないの?と思われる値段。

私 「これ、スッゴク条件良くない?」
主 「おう、この事務所の二階を俺の部屋にして・・・ムフフ

何やら、想像してニタニタしている主人は放っといて、よーく物件の情報を調べていく私。
で、フト、下の方に小~さく書いてある文字に気がついた。

   ”心理的瑕疵あり”

ん? 心理的瑕疵?

私 「ねえ、この”心理的瑕疵”って何? なんて読むの?」
主 「うん?シンリテキエゴ?」
私 「シンリテキヒゴじゃない?」
主 「う~ん、わからん。」

と言うことで調べてみたー

”心理的瑕疵”は、(シンリテキカシ)と読む。
 瑕疵(カシ)とは→(目に見えない不具合)の事だそうです。
 不動産取引の場合の瑕疵は、例えば雨漏りやシロアリ被害など、
 ちょっと見ただけでは気がつかない事や、住んでみなければわからない事などをいうそうです。

 で、そんな瑕疵の中で、”心理的瑕疵”とは・・・

 ●火災による焼死者が出たことがある土地だったり・・・

 ●マンションの共用部分から飛び降り自殺した人がいたり・・・

 ●前所有者が居室内で首つり自殺があったり・・・

 ●売出中の家にて、以前一家惨殺事件があったり・・・
  などなど、怖い出来事があった不動産物件だそうな・・・


私 「・・・・・・。
主 「・・・・・・。

物件の写真を見ながら私が言いました。
私 「この写真を見る限り、火事があったようには見えないよね?」
主 「個人宅じゃなくてどう見ても仕事用だから、一家惨殺も考えにくいよな?」
私 「建物自体が2階建てしかないから、飛び降りは無理があると思う。」
主 「うん。だとしたら、ありえるのは・・・」
私 「事業が上手くいかなくなっての、首吊り自殺・・・。」

ヒエ~~~~~~!! 噂には聞いていたけど、
こういう物件初めて見たよお~~~~~!!

私 「でも、こーゆー物件って、確か一度他の人の持ち物になったら、以後はこういった告知義務は無くなるんじゃなかったっけ?」
主 「だ・か・ら・、まだ今までに誰ひとりこの土地の購入者がいないってコトだよ。」
私 「つまり、何かしらの出来事があって、そのまま・・ってコトだよね・・・。」
主 「しかも、”現状渡し”って書いてあるな。」
私 「たぶん、この近所で聞いたら、理由はスグに分かりそうだね。」
主 「そうやな。だからこんなに安いんやな・・・」

思わず、物件の写真を見ながら、この建物のどこで亡くなったんだろう?
事務所の中か?カーポートの下か?なんて、イロイロ想像してしまったわ。

とっても魅力的な物件だけど、流石にコレは、ねえ~
主人なんて、「仕事で使うのに、縁起が良くないだろ。」と、あっさり却下。

いやあ~、でもコレ、ほんと~に良い物件なんだけどなあ~
ウチでもちょっと頑張れば、何とか購入できそうな金額だし、
”縁起が良くない”なんて、目に見えない事よりも、現実問題の方が大事だと思うんだけどなあ~。

主 「おまえ~、もしここで俺が仕事しとって、変なもの見えたり死んだりしたらどうするんや!
私 「大丈夫、そういう時の為に、もしここ購入したら、高額の生命保険に入っとくわ。
主 「おまえなあ~・・・・・

おバカな夫婦のある日の会話でした。