昨日、腹痛に伴う病気関連をネットで調べていて、
改めて10年前私が手術を受けた脳腫瘍が何だったのか、分かった。
私の脳腫瘍の際の症状や術後については、このブログの”病気”カテゴリーの1番初めの方に書いてるんだけど、
(いま読み返すと、手術までの過程と術後の後遺症の状況がゴチャゴチャ入り混じって書いてあるなあ~)
当時、正確な病名は私は分かっていなかった。
今回ネットで見て、「コレだ!」って分かった。
私がなったのは、コレ 『頭蓋底髄膜腫』
もう症状がピッタリ!
髄膜腫は基本的に良性腫瘍ですので全摘出されれば治癒が望めます。
しかし頭蓋底部にできた髄膜腫は発生母地である硬膜を一緒に摘出することは困難です。
手術療法は日進月歩ですが、これが脳の底部にできると大切な血管や、神経を巻き込んでしまうため、
摘出は非常に丁寧に行わなければなりません。それでも小さい血管を損傷してしまって、手足の麻痺が残ったり、
脳神経を損傷して、顔のしびれや麻痺、複視などが手術後みられることがあります。
はい、コレで、しっかり私の小さい血管や神経を損傷してくれて、
動眼神経・三叉神経・顔面神経・聴神経、なんかがダメになりました。
その結果、手術前には無かった、
頭蓋底部にはさまざまな脳神経があるため、髄膜腫により圧迫されたり腫瘍に取り囲まれた りすることで、視力・視野障害、物が2重に見える、顔面神経麻痺、三叉神経麻痺(顔面の感覚低下)、聴力低下、嚥下障害(飲み込みにくい)などを生じます。などの障害が残りました。
コレ、よく見ると、腫瘍がある状態の症状と、術後の症状がほぼ変わらない・・・
つまり、腫瘍が圧迫して起こす症状と、手術中に血管や神経を傷つけてしまった後の状態が同じ・・・
まあ、「腫瘍が神経巻き込んでて、切らないと腫瘍を取り除けなかった。」と医師が言っていたので・・・
って、ホントかい?
このサイトの手術方法のところには、興味深いコトも書いてあった。
② 術中ナビゲーションシステム
当院では脳腫瘍の手術に対してルーチンでナビゲーションを使用しています。
この10年で急速に発展した拡散協調画像から神経線維を描出するトラクトグラフィーという方法や、CTとMRIあるいはMRIとPETなどの
複数の画像を重ね合わせてナビゲーション上で表示させることが可能です。
さらに髄膜腫と周囲の脳神経との関係を術前に3D画像で表示させシミュレーションに利用しています。
③電気生理学的モニタリング
運動機能のみならず、脳神経(動眼神経、三叉神経、顔面神経、聴神経、下位脳神経)の同時モニタリングが可能です。
うん、私が手術したのが10年前だから、
その頃には ”術中ナビゲーションシステム”やら ”電気生理学的モニタリング”なんてモノは無かったんだと思う。
何より、病院が田舎の総合病院だったし・・・
でも、あの頃、医師からは「急ぐ必要はない。10年以内に手術すれば良い。」と言われていた。
でも私は、「10年も腫瘍に恐れながら生きていくのは嫌だ!」と、「まだ若くて体力のあるウチにー」と、早い手術を望んだ。
もしあの言葉を信じて、手術を10年待ってたら、私の障害は残らなかっただろうか?
もし今、私があの脳腫瘍の手術を受けようと思ったら・・・
今度は心臓の病気が問題になると思う・・・
それとも、心臓と脳腫瘍と、両方いっぺんに手術する?
確かに今なら、子供達も全員成人して、私はたいして働かなくても良いノンビリした生活を送っている。
今、手術なら、生活にもそれほど問題なかったかもしれない。
でも、あの時、私はまだ38歳だった。そして子供達は、中2・小6・小5。
もし手術を受けていなかったら、今までの10年間、私は腫瘍を抱えたまま病院に通院し、たぶん放射線治療を受けていた事が予想できる。
その間、子供達はもっともお金が掛かる時期で、私は治療しながら働いていけただろうか?
もしそんな状態だったら、きっとヒョロナガの大学は、諦めていたと思うー
医学は日進月歩だ。
昨日まで治らなかった病気が、今日は治るかもしれない。
だから、”もしも・・・”なんて事を思っても仕方ない。
あの時手術を受けたから、今がある。
長い間後遺症に苦しんできたけれど、
主人の意外な優しい一面も知れた。子供達も皆、しっかりした子に育ってくれたと思う。
そして何より、もしあの時手術を受けて後遺症が残っていなければ、
後遺症の苦しみを、その当時のグチを吐き出したくて、私がこのブログを書いている事は無かったー
☆ でも10年前の手術の時、頭を開いてみたら、私の腫瘍は3~4センチほどもあったという。
輸血も500mlほど使用したらしい。
放射線治療がどれほどの効果があるか分からないけれど、10年後には、どれほど大きくなっていただろう?
もし今手術していたら、もっとひどい後遺症になる可能性も・・・
どちらにしても、たぶん10年は待てなかったんじゃないかなあ~
☆ 医師に「10年以内にー」と言われた脳腫瘍の手術は急いで受けた私。
そして今、医師に「まだ若いウチにした方がー」と言われている心臓カテーテルを引き延ばしている私。
さて、この決断はどんな結果を出すのだろう?
改めて10年前私が手術を受けた脳腫瘍が何だったのか、分かった。
私の脳腫瘍の際の症状や術後については、このブログの”病気”カテゴリーの1番初めの方に書いてるんだけど、
(いま読み返すと、手術までの過程と術後の後遺症の状況がゴチャゴチャ入り混じって書いてあるなあ~)
当時、正確な病名は私は分かっていなかった。
今回ネットで見て、「コレだ!」って分かった。
私がなったのは、コレ 『頭蓋底髄膜腫』
もう症状がピッタリ!
髄膜腫は基本的に良性腫瘍ですので全摘出されれば治癒が望めます。
しかし頭蓋底部にできた髄膜腫は発生母地である硬膜を一緒に摘出することは困難です。
手術療法は日進月歩ですが、これが脳の底部にできると大切な血管や、神経を巻き込んでしまうため、
摘出は非常に丁寧に行わなければなりません。それでも小さい血管を損傷してしまって、手足の麻痺が残ったり、
脳神経を損傷して、顔のしびれや麻痺、複視などが手術後みられることがあります。
はい、コレで、しっかり私の小さい血管や神経を損傷してくれて、
動眼神経・三叉神経・顔面神経・聴神経、なんかがダメになりました。
その結果、手術前には無かった、
頭蓋底部にはさまざまな脳神経があるため、髄膜腫により圧迫されたり腫瘍に取り囲まれた りすることで、視力・視野障害、物が2重に見える、顔面神経麻痺、三叉神経麻痺(顔面の感覚低下)、聴力低下、嚥下障害(飲み込みにくい)などを生じます。などの障害が残りました。
コレ、よく見ると、腫瘍がある状態の症状と、術後の症状がほぼ変わらない・・・
つまり、腫瘍が圧迫して起こす症状と、手術中に血管や神経を傷つけてしまった後の状態が同じ・・・
まあ、「腫瘍が神経巻き込んでて、切らないと腫瘍を取り除けなかった。」と医師が言っていたので・・・
って、ホントかい?
このサイトの手術方法のところには、興味深いコトも書いてあった。
② 術中ナビゲーションシステム
当院では脳腫瘍の手術に対してルーチンでナビゲーションを使用しています。
この10年で急速に発展した拡散協調画像から神経線維を描出するトラクトグラフィーという方法や、CTとMRIあるいはMRIとPETなどの
複数の画像を重ね合わせてナビゲーション上で表示させることが可能です。
さらに髄膜腫と周囲の脳神経との関係を術前に3D画像で表示させシミュレーションに利用しています。
③電気生理学的モニタリング
運動機能のみならず、脳神経(動眼神経、三叉神経、顔面神経、聴神経、下位脳神経)の同時モニタリングが可能です。
うん、私が手術したのが10年前だから、
その頃には ”術中ナビゲーションシステム”やら ”電気生理学的モニタリング”なんてモノは無かったんだと思う。
何より、病院が田舎の総合病院だったし・・・
でも、あの頃、医師からは「急ぐ必要はない。10年以内に手術すれば良い。」と言われていた。
でも私は、「10年も腫瘍に恐れながら生きていくのは嫌だ!」と、「まだ若くて体力のあるウチにー」と、早い手術を望んだ。
もしあの言葉を信じて、手術を10年待ってたら、私の障害は残らなかっただろうか?
もし今、私があの脳腫瘍の手術を受けようと思ったら・・・
今度は心臓の病気が問題になると思う・・・
それとも、心臓と脳腫瘍と、両方いっぺんに手術する?
確かに今なら、子供達も全員成人して、私はたいして働かなくても良いノンビリした生活を送っている。
今、手術なら、生活にもそれほど問題なかったかもしれない。
でも、あの時、私はまだ38歳だった。そして子供達は、中2・小6・小5。
もし手術を受けていなかったら、今までの10年間、私は腫瘍を抱えたまま病院に通院し、たぶん放射線治療を受けていた事が予想できる。
その間、子供達はもっともお金が掛かる時期で、私は治療しながら働いていけただろうか?
もしそんな状態だったら、きっとヒョロナガの大学は、諦めていたと思うー
医学は日進月歩だ。
昨日まで治らなかった病気が、今日は治るかもしれない。
だから、”もしも・・・”なんて事を思っても仕方ない。
あの時手術を受けたから、今がある。
長い間後遺症に苦しんできたけれど、
主人の意外な優しい一面も知れた。子供達も皆、しっかりした子に育ってくれたと思う。
そして何より、もしあの時手術を受けて後遺症が残っていなければ、
後遺症の苦しみを、その当時のグチを吐き出したくて、私がこのブログを書いている事は無かったー
☆ でも10年前の手術の時、頭を開いてみたら、私の腫瘍は3~4センチほどもあったという。
輸血も500mlほど使用したらしい。
放射線治療がどれほどの効果があるか分からないけれど、10年後には、どれほど大きくなっていただろう?
もし今手術していたら、もっとひどい後遺症になる可能性も・・・
どちらにしても、たぶん10年は待てなかったんじゃないかなあ~
☆ 医師に「10年以内にー」と言われた脳腫瘍の手術は急いで受けた私。
そして今、医師に「まだ若いウチにした方がー」と言われている心臓カテーテルを引き延ばしている私。
さて、この決断はどんな結果を出すのだろう?