先日、病院へ行ってきました。
12年前に脳腫瘍の手術をした病院ではなく、別の総合病院の脳神経外科です。
先月今月と、2回ほど左頭部に、ツキーンとする痛みを感じたからです。
まあ、手術後10年以上定期検診も行かず放っておいた頭部。
以前から周りの人達に、「一度検査をしてきた方が良いよ。」と言われていたので、
私も、”10年経ったし、一度行っとかなきゃなあ~
”と思っていたので、
やっと重い腰を上げました。
MRIでも撮って貰えば、再発してるかどうかも分かるでしょ~。と軽い気持ちで行きました。
でも、そこで会った脳外科医の先生に、私はこっぴどくお叱りを受けるハメに・・・
この先生、とても良い先生でした。
まず「もし、私の友人からあなたと同じ相談を受けたら、私は以前の病院を受診する事を勧める。」
脳の診断は、私が思っていたほど簡単なモノではないようで、
やはり、最初の症状や手術の手法やその後の経過などの情報が必要なそうで、
以前掛かった病院なら、それらの記録が残っているかもしれない。との事ー
私が「10年以上経っていたら、もうデーターは残っていないのでは?」と聞くと、
自分の今までの経験から、決められた期間は確かにあるが、殆どの病院はズット保存している。との事。
それでも、
私 「私はあの病院を信用できない。もしデーターが残っていたとしても、あの超患者数の多い病院で、
それを医師が探してくれるとは限らないですよね?」
医 「確かにそれはその時の担当医師によるかもしれないが、もしデーターが無かったとしたら、
それは勝手に受診を止めたアナタのせいでしょう?」
私 「そうかもしれませんが、もしデーターがなかったら、ここでイチから診察するのと同じですよね?」
医 「まあそれはそうですが・・・」
私 「だとしたら、キライな病院に行く必要ありますか?」
これらは、話をしていた中のホンの一部。30分位話していたと思います。
心臓の病気の話しもしました。
医師は、「専門医が”カテーテル治療した方が良い”とした判断と、
アナタが”半年に1回くらいだからー”と勝手に下した判断と、どちらが正しいと思いますか?」
と言われて、私は言いかえすことが出来ませんでした。
この医師が言いたかったことは、
私は医師の言う事を聞かず、自分の判断だけでやって来た為に、損ばかりしている。とー
結局、コチラの病院で検査する事にはなりましたが・・・
やっぱり前の病院に行った方が良いのかなあ~?
とも感じ、ちょっと迷っていました。
こんなに人に叱られたのは、随分久しぶりでした。
私、途中から涙が滲んできました・・・
でも医師の前では泣きたくなくて、我慢していました。
帰りの車の中で、ワンワン泣いてしまいましたよ。
だって、話していて、昔の事がイロイロ思い出されてきて・・・
確かに私の勝手な判断で通院を止めました。
でも、あのままでは私の精神的に良くなかった。
後遺症による不安や苦しみを、普段の生活の中でナントカ持ちこたえさせている心を、
受診するたびに、どん底に突き落とされて、不安が倍増する。
あのまま受診を続けていたら私、きっと鬱病になってた・・・
そして自分の今までを振り返るー
(1991年)結婚して、姑に苦しめられた5年間。
オシメの障害が分かって、頑張り続けた保育園・幼稚園・小学校の8年間。
(2004年)やっとオシメの小学校も卒業間近になって見つかった私の脳腫瘍。
手術の後遺症に悩んで苦しんで、それでも何とか受け入れて働き始めて、
(2011年)ヒョロナガを大学に入れてホッとした途端に分かったヒョロナガのクローン病。
(2012年)その翌年に分かったオシメの潰瘍性大腸炎。
ヒョロナガとオシメの病気もナントカ受け入れて、
(2014年)ヒョロナガの大学卒業の頃に分かった私の発作性上室性頻脈症。
その時々の苦しみや悲しみが蘇るー
わたし頑張って来たよね?
こんなに次々とイロンナ事があっても、何とか受け入れて、乗り越えて、頑張って来たよ?
いつもいつも、問題が何とか治まった頃に、次の問題が起きるー
こんなにイロンナことがあったんだもん、自分を維持していくためには、強がるしかないじゃない。
苦しみも悲しみも受け入れて、自分の中で小さく丸く固めて心の隅に押し込めて、
表は意地張って、強がって・・・
でも、今回の医師と話していて、「それが間違いだ!」と言われた気がした・・・
私のしてきた事が否定された気がした。
だから、泣けてきたんだと思うー
私のこと、何も知らないくせに!って・・・
今回の医師は、良い人だと思う。
私の為だけを思って叱ってくれていた。
でも、それじゃあ私はどうすれば良かったのだろう?
自分の体の事だけを考えるなら、医師の言う事は正しいと思う。
でも・・・
私には家族がいる。子供達がいる。
私の性格的にも、”病弱な専業主婦”でいる事は出来なかった・・・
昔手術を受けた病院にも行ってみようか?
とも考えていた。
ネットで調べてみたら、当時私の手術を行った医師は、まだあの病院にいた。
そこで、病院へ電話をかけてみた。
その医師は確かにまだいたが、私のデーターは「5年間保存の為ありません。」との事。
”ほら、やっぱりデーター無かったじゃない!
”と思いながら電話を切った。
自分の行った手術なんだから、もしかしたら医師が覚えているかも?
とも思ったケド、
毎日何十人と言う患者を診ている医師だし、もう12年も経ってるし、
当時、術後の定期健診の時ですらも、私の手術の事をよく覚えていなかった人だ。
とても覚えているとは思えない・・・
と言う事で、決心がつきました。
来週、今回の病院でCTスキャン撮りに行ってきます!
☆ 昔手術した時、「90%再発の可能性は無い!」と言われたけれど、100%では無い訳で、
もし再発していたらどうしよう・・・
と言う不安が、少しだけ頭を過る私です・・・
12年前に脳腫瘍の手術をした病院ではなく、別の総合病院の脳神経外科です。
先月今月と、2回ほど左頭部に、ツキーンとする痛みを感じたからです。
まあ、手術後10年以上定期検診も行かず放っておいた頭部。
以前から周りの人達に、「一度検査をしてきた方が良いよ。」と言われていたので、
私も、”10年経ったし、一度行っとかなきゃなあ~

やっと重い腰を上げました。
MRIでも撮って貰えば、再発してるかどうかも分かるでしょ~。と軽い気持ちで行きました。
でも、そこで会った脳外科医の先生に、私はこっぴどくお叱りを受けるハメに・・・

この先生、とても良い先生でした。
まず「もし、私の友人からあなたと同じ相談を受けたら、私は以前の病院を受診する事を勧める。」
脳の診断は、私が思っていたほど簡単なモノではないようで、
やはり、最初の症状や手術の手法やその後の経過などの情報が必要なそうで、
以前掛かった病院なら、それらの記録が残っているかもしれない。との事ー
私が「10年以上経っていたら、もうデーターは残っていないのでは?」と聞くと、
自分の今までの経験から、決められた期間は確かにあるが、殆どの病院はズット保存している。との事。
それでも、
私 「私はあの病院を信用できない。もしデーターが残っていたとしても、あの超患者数の多い病院で、
それを医師が探してくれるとは限らないですよね?」
医 「確かにそれはその時の担当医師によるかもしれないが、もしデーターが無かったとしたら、
それは勝手に受診を止めたアナタのせいでしょう?」
私 「そうかもしれませんが、もしデーターがなかったら、ここでイチから診察するのと同じですよね?」
医 「まあそれはそうですが・・・」
私 「だとしたら、キライな病院に行く必要ありますか?」
これらは、話をしていた中のホンの一部。30分位話していたと思います。
心臓の病気の話しもしました。
医師は、「専門医が”カテーテル治療した方が良い”とした判断と、
アナタが”半年に1回くらいだからー”と勝手に下した判断と、どちらが正しいと思いますか?」
と言われて、私は言いかえすことが出来ませんでした。

この医師が言いたかったことは、
私は医師の言う事を聞かず、自分の判断だけでやって来た為に、損ばかりしている。とー
結局、コチラの病院で検査する事にはなりましたが・・・
やっぱり前の病院に行った方が良いのかなあ~?

こんなに人に叱られたのは、随分久しぶりでした。

私、途中から涙が滲んできました・・・
でも医師の前では泣きたくなくて、我慢していました。
帰りの車の中で、ワンワン泣いてしまいましたよ。
だって、話していて、昔の事がイロイロ思い出されてきて・・・

確かに私の勝手な判断で通院を止めました。
でも、あのままでは私の精神的に良くなかった。
後遺症による不安や苦しみを、普段の生活の中でナントカ持ちこたえさせている心を、
受診するたびに、どん底に突き落とされて、不安が倍増する。
あのまま受診を続けていたら私、きっと鬱病になってた・・・

そして自分の今までを振り返るー
(1991年)結婚して、姑に苦しめられた5年間。
オシメの障害が分かって、頑張り続けた保育園・幼稚園・小学校の8年間。
(2004年)やっとオシメの小学校も卒業間近になって見つかった私の脳腫瘍。
手術の後遺症に悩んで苦しんで、それでも何とか受け入れて働き始めて、
(2011年)ヒョロナガを大学に入れてホッとした途端に分かったヒョロナガのクローン病。
(2012年)その翌年に分かったオシメの潰瘍性大腸炎。
ヒョロナガとオシメの病気もナントカ受け入れて、
(2014年)ヒョロナガの大学卒業の頃に分かった私の発作性上室性頻脈症。
その時々の苦しみや悲しみが蘇るー

わたし頑張って来たよね?
こんなに次々とイロンナ事があっても、何とか受け入れて、乗り越えて、頑張って来たよ?
いつもいつも、問題が何とか治まった頃に、次の問題が起きるー
こんなにイロンナことがあったんだもん、自分を維持していくためには、強がるしかないじゃない。
苦しみも悲しみも受け入れて、自分の中で小さく丸く固めて心の隅に押し込めて、
表は意地張って、強がって・・・
でも、今回の医師と話していて、「それが間違いだ!」と言われた気がした・・・

私のしてきた事が否定された気がした。
だから、泣けてきたんだと思うー
私のこと、何も知らないくせに!って・・・
今回の医師は、良い人だと思う。
私の為だけを思って叱ってくれていた。
でも、それじゃあ私はどうすれば良かったのだろう?

自分の体の事だけを考えるなら、医師の言う事は正しいと思う。
でも・・・
私には家族がいる。子供達がいる。
私の性格的にも、”病弱な専業主婦”でいる事は出来なかった・・・
昔手術を受けた病院にも行ってみようか?

ネットで調べてみたら、当時私の手術を行った医師は、まだあの病院にいた。
そこで、病院へ電話をかけてみた。
その医師は確かにまだいたが、私のデーターは「5年間保存の為ありません。」との事。
”ほら、やっぱりデーター無かったじゃない!

自分の行った手術なんだから、もしかしたら医師が覚えているかも?

毎日何十人と言う患者を診ている医師だし、もう12年も経ってるし、
当時、術後の定期健診の時ですらも、私の手術の事をよく覚えていなかった人だ。
とても覚えているとは思えない・・・

と言う事で、決心がつきました。
来週、今回の病院でCTスキャン撮りに行ってきます!

☆ 昔手術した時、「90%再発の可能性は無い!」と言われたけれど、100%では無い訳で、
もし再発していたらどうしよう・・・

と言う不安が、少しだけ頭を過る私です・・・
