ゆうとたいへ

六十を過ぎて始めた自転車旅行、山登りをつづります

2022年10月27日 産経新聞 「親孝行の呪い」という言葉があるという

2022-10-27 | 昼間のエッセー
2022年10月27日 産経新聞 「親孝行の呪い」という言葉があるという

 「親孝行の呪い」とは、親が介護を必要とする状態になった時、その子供が「親を介護しなければならない」と思い込み、現在の生活を犠牲にしてまで親の介護をし、共倒れになってしまう、ことを言う。

 「親孝行の呪い」という言葉を作り出した方は、介護に素人の子供は自分の生活を犠牲にしてまで介護をすべきではない。介護は専門家である他者・他機関に依頼すべきだ、という。

 まあ、こういう時代になった、ということだ。

 100年前、親孝行という言葉はまだ生きていた。
 50年ぐらい前から「施設」という言葉がでてきた。
 20年ぐらい前から「介護保険」という言葉もでてきた。
 
 「親孝行の呪い」とは、「親孝行」をしなければならないという強迫観念にとらわれそれをしてしまうと、自分も不幸になるよ、というアドバイスだ。

 日本の昔話「養老の滝」(子が親孝行をする話)なども、その内、忘れられるだろう。
以上

2022年10月13日 イギリスの教育誌が発表した世界の大学ランキング 東京大学39位、京都大学68位

2022-10-15 | 日記
2022年10月13日 産経新聞

イギリスの教育誌が発表した世界の大学ランキング

日本の東京大学はランキングで39位、
京都大学は68位。
日本の大学で100位以内に入ったのは上記2大学のみ。

100位以内大学の国別比較では、米国の34校が一番多い。

以上

2022年10月9日 弟の墓は小さい丸い石だった

2022-10-12 | 日記
弟の墓は小さい丸い石だった

 2022年10月9日付産経新聞の「朝晴れエッセー」欄に、66歳の男性の方の投稿が載っている。
 その方には、幼少の頃三歳で亡くなった兄がいたといい、そのお墓は土の上に小さな石を置いただけのものであった、という。

 私にも同じ記憶がある。

 私には弟がいた。終戦後間もない時期に、生後八ヶ月で亡くなったという。私はその時あまりに小さく弟の記憶はない。

 実家の近くの林の中の日当たりのよい場所に、その集落の墓地があった。

 墓地に行くと、その集落の住民の先祖のお墓がたくさん並んでいる。その一隅に父の実家のお墓があった。父の祖先のお墓の前に、大人が手で握れるぐらいの小さな丸い石がポツンと置いてあった。それが弟の「お墓」だった。

 お彼岸に、母親に連れられそこに行くと、母親はその小さな石の前にしゃがみ、「テッチャン、来たよ」と弟の名を呼び、丸いつるつるした石をやさしくなで、石に水をかけてあげていた。