ゆうとたいへ

六十を過ぎて始めた自転車旅行、山登りをつづります

2019年12月30日 「資産利回り低下の影響が、借り入れに伴う負債コストの低下の効果を上回る可能がある」とはどういう意味か

2019-12-30 | 昼間のエッセー
191230_「資産利回り低下の影響が、借り入れに伴う負債コストの低下の効果を上回る可能がある」とは

 2019年12月28日 産経新聞 p.8

 口座維持手数料の導入について、日銀金融政策決定会合出席者が述べたことが理解できるか?

 出席者はこう述べた。

 「資産利回り低下の影響が、借り入れに伴う負債コストの低下の効果を上回る可能がある」

 わかりやすく言えば、

 「低金利となって、金を借りている方、つまり会社などは喜んでいる。

 しかし、

 銀行が、銀行に金を預けている一般の人から口座維持手数料を取るようになると、

 いままで低金利のことなどひとごとだと思ていた、つまりほんの少額しか銀行に金をあずけていなかったお年寄り、おじさん、おばさんが、さわぎはじめるかもしれない」

ということだろうか?

2019年12月26日 「高カカオチョコとカレーのヘルシーなコラボ」 ことばと少子化の関係

2019-12-26 | 昼間のエッセー
191226 「高カカオチョコとカレーのヘルシーなコラボ」ことばと少子化の関係

 2019年12月25日 産経新聞 p.15

 「高カカオチョコとカレーのヘルシーなコラボ」

 食べ物の話を意図しているわけではない。

 何故「少子化」が進むのか。
 その原因を考える。
 なぜ、子供が生まれないのか。

 ・・・・

 例えば、「セレブ」という言葉があった。
 この言葉は、それまでの人が漠然と思っていたあることに、明確なことば、つまり定義を与えた。
 ことばを与えられた「あること」は人が手で扱える「道具」となり、人を縛り付け、もしくは縛られる道具となった。
 人は、この道具を持つこと、あるいは持たされることと交換に、子供をもつ、ということの意味を、頭から失った。
 つまり、頭の中を新しい快感を呼ぶものが占領したため、子供というものは頭の中から押し出された、というわけだ。

 ・・・・

 あと50年後、老人ばかりの世の中となり、人々がその悲惨さに気づき、子供を見直す新しことばが生まれたとき、子供は増えるようになる。
  

2019年12月22日 直感的に考えた金利低下の原因

2019-12-22 | 昼間のエッセー
191222_直感的に考えた金利低下の原因

 2019年12月22日 産経新聞 p.1

 金利の低下は、生産性の伸びの低下によるものだ。

 わかりやすく言えば、

 今まではポリバケツを一日、5000個作ることが出来たとする。
 ところがある会社が、これを一日一万個作ることが出来るポリバケツ製造装置を完成させた。

 そうすると、ポリバケツをつくっているすべての会社は、この新しいポリバケツ製造装置を欲しくなった。
 つまり、このポリバケツ製造装置は人気が出たというわけだ。

 そこで、このポリバケツ製造装置メーカーは、銀行から金を借りて、この装置を製造する工場を新しく建てた。

 このことが、

 つまり、これまではポリバケツを一日5000個しか作れなかった、
 これからは、一日一万個作ることができる、

 これが、生産性の伸びなのである。

 ポリバケツ製造装置をつくる会社は、この製造装置をつくればどんどん売れるわけだから、
 銀行から金を借りてでもこの製造装置を作る工場を建設しようと考える、
 これが生産性の伸びであり、企業が銀行から金を借りる理由でもある。

 しかし、いまの状況は、

 ポリバケツの生産は一日一万個が限度であり、一日二万個作れるようなポリバケツ製造装置はできない、
 もしくは、ポリバケツはみんな持っているので、もう一日二万個も作ってもしょうがない、
 という時代になったとすれば、
 だれも銀行から金を借りて、新たにポリバケツの製造ラインをつくろうとは思わなくなる。
 
 これが、今の時代である。
 
 それでも銀行は金を借りてほしいので(銀行の生きる道は、金を貸して金利をとる以外にはない)。
 銀行の出来ることといえば、金利を下げて、それを自分の銀行のセールスポイントにすることぐらいだ。

2019年12月21日 東京電力福島第一原発、2023年の使用済み核燃料取り出しを断念

2019-12-21 | 日記
191221_東京電力福島第一原発、2023年の使用済み核燃料取り出しを断念

 2019年12月20日 産経新聞 p.2

 政府・東京電力は、1号機・2号機の、2023年の使用済み核燃料取り出し(当初計画)を断念。最大5年先送りする。
 2023年の5年後とは2028年。

 1号機についていえば、最初の計画では2017年度取り出し開始予定だったので、10年以上の遅れとなる。