夏井川渓谷にある「籠場の滝」を知っている人は少ないだろうな。だいたい夏井川という川さえたぶん知らないだろうな。
今日は、四倉町から小川町に行き磐越東線沿いに夏井川を遡ってみたいと思う。
四倉町の水田。向こう(西)の山は阿武隈山地。左の山の切れたところが小川町に抜ける場所。
柳生・大野二小の交差点で、右折、つまり北に向かう。ここは50年ほど前、来たことがある。(記憶では)当時は川(仁井田川上流)の左岸に道路(細い砂利道)があったような気がする。砂利道は八茎のあたりまで続き、そこで途絶えていた。
(上)八茎まで0.5kmの標識。ここを左(西)に曲がると小川町方向に行く。
レストランがある。金・土・日が営業日と書いてある。
なつかしい磐越東線の踏切。オートバイで走ったのは50年前か。当時は未舗装。
江田駅。この駅で降りたことはないが、だいたい当時雰囲気が残っているように思う。
江田駅は付近にある景勝地、背戸峨廊(せとがろう)への入り口。ただ、今、ここから歩く人はいないだろう。皆、車だ。
「籠場の滝」という場所。
水は少し濁っている。ここにいたのは、私と車から降りて滝を見ていたサラリーマンの二人連れのみ。
江田駅より200メートルの距離にあるキャンプ場。管理されておらず、放棄されたテントの中はゴミで一杯。
この沿線の印象:
みんな元気で生活しているな。木で囲まれた家の中から、大きな声で呼び合う声がする。
東京の人間小屋(「ウサギ小屋」ではないよ、という意味ですが)みたいなエアコン付きの箱にすむ私にとっては、こちらの山のふもとに立つ家は、まさにお城そのもの。実際、二階がお城の天守閣に似せて造ってあり、お城を意識している。
東京では、普通二世代が住んでいるものの子供が独立し親が介護施設に入ってしまえば、その家はいらなくなってしまう。ここでは、何代にも亘り、使おうと思っているのだろうな。だからお城のような家でも高くない、と思うのだろうな。
でもところどころに放棄された家もある。代が続かなかったか、他に新築したか。
四倉町から柳生を越え小川町へ。昔と変わっておりませんでした。
ではまた。