ゆうとたいへ

六十を過ぎて始めた自転車旅行、山登りをつづります

2015年8月18日 小川町 籠場の滝へ

2015-08-21 | 日記

 

 夏井川渓谷にある「籠場の滝」を知っている人は少ないだろうな。だいたい夏井川という川さえたぶん知らないだろうな。

 今日は、四倉町から小川町に行き磐越東線沿いに夏井川を遡ってみたいと思う。

 四倉町の水田。向こう(西)の山は阿武隈山地。左の山の切れたところが小川町に抜ける場所。

 

 柳生・大野二小の交差点で、右折、つまり北に向かう。ここは50年ほど前、来たことがある。(記憶では)当時は川(仁井田川上流)の左岸に道路(細い砂利道)があったような気がする。砂利道は八茎のあたりまで続き、そこで途絶えていた。

 

 (上)八茎まで0.5kmの標識。ここを左(西)に曲がると小川町方向に行く。

 レストランがある。金・土・日が営業日と書いてある。

 


 なつかしい磐越東線の踏切。オートバイで走ったのは50年前か。当時は未舗装。

 江田駅。この駅で降りたことはないが、だいたい当時雰囲気が残っているように思う。

 江田駅は付近にある景勝地、背戸峨廊(せとがろう)への入り口。ただ、今、ここから歩く人はいないだろう。皆、車だ。

 「籠場の滝」という場所。

 水は少し濁っている。ここにいたのは、私と車から降りて滝を見ていたサラリーマンの二人連れのみ。

 

 

 江田駅より200メートルの距離にあるキャンプ場。管理されておらず、放棄されたテントの中はゴミで一杯。

 この沿線の印象:

 みんな元気で生活しているな。木で囲まれた家の中から、大きな声で呼び合う声がする。

 東京の人間小屋(「ウサギ小屋」ではないよ、という意味ですが)みたいなエアコン付きの箱にすむ私にとっては、こちらの山のふもとに立つ家は、まさにお城そのもの。実際、二階がお城の天守閣に似せて造ってあり、お城を意識している。

 東京では、普通二世代が住んでいるものの子供が独立し親が介護施設に入ってしまえば、その家はいらなくなってしまう。ここでは、何代にも亘り、使おうと思っているのだろうな。だからお城のような家でも高くない、と思うのだろうな。

 でもところどころに放棄された家もある。代が続かなかったか、他に新築したか。

 四倉町から柳生を越え小川町へ。昔と変わっておりませんでした。

 ではまた。

 


2015年8月15日 アクアマリンふくしまへ

2015-08-21 | 日記

 津波より4年が経過した。津波の被害が大きかった豊間(いわき市太平洋岸)に、その後行っていない。豊間を経由し小名浜のアクアマリン(水族館)に行ってみることにする。

 豊間海岸に近い高台には五階建てのマンション(被災者向け住宅)が建てられている。

 豊間の海岸は、護岸工事のためか土砂が高く積まれ海岸が見えない。豊間に初めて行ったのは55年も前のことだ。

 

 夏井川サイクリング公園。

 この日、自転車で走っている人は誰もいな。大きな公園だが駐車場には数台の乗用車が止まっているだけ。この公園も、残念ながらあまり利用されない公園になったのだろうか。

 

 沼の内弁天に寄る。この辺の道路は、薄磯・豊間が津波に流されため仮設の道路が敷いていある。

 沼の内弁天のウナギを見るために沼に張り出して作られた観察小屋も、昔は水面から2メートルの位置にあったが、今は建て替えられて8メータぐらいの高さの位置にある。泳いでいるのはコイばかりでウナギは姿が見えない。聞くところによれば、以前は、この沼は細い流れが海まで通じており、この流れを遡りウナギの稚魚が上って来たそうだ。今は、津波によりこの流れが壊されたため、ウナギがいなくなったそうである。

 アクアマリンは夏休みゆえ、お父さんお母さん、じいちゃんばあちゃんと来た小学生でいっぱい。小学生の入場料はただらしいが、これだけ大人が来ていれば水族館の採算も十分ペイする。ちなみに大人の入場料は1800円。

 水族館に入るには、縄文の通路という、幅4メートル、長さ100メートルほどのコンクリートの壁の通路を通る。子供たちはここから”驚き”モードに入る。

 水族館。水族館は、大人たちにとってはすでにどこかで見たり聞いたりしたようなものが多いが、子供たちにとっては驚き・喜びの連続だ。”おいかわ”という川魚がいた。小さいころ手づかみで捕った。川の浅い場所で、草むらに手を突っ込むといる。バシャバシャと暴れるからすぐわかる。この魚は、よこ腹が緑色っぽい虹色で、秋になると(産卵期?)ここが赤っぽくなる。

 帰り、水族館から出てマリンタワーに行く途中にある、一階が水産物販売、二階がレストランの食堂で(こういう場所ではどこにもある)”海鮮丼”という名のどんぶり物を食べました。1300円でした。

 この日は自転車で往復60キロほどの距離を走る。

  ではまた。

 


2015年8月14日 夏井川河口へ

2015-08-21 | 日記

 いわき市四倉町。お盆、二日目。夏井川河口。

 夕刻、自転車で四倉町仁井田川河口から夏井川の河口まで行く。五十年前、中学生の頃かな、この道を自転車で走った。その時は、この地は私の自転車で行ける範囲の最果ての地だった。ここにかかる舞子橋という大きな橋に驚いた。誰もいないところにこんな巨大な橋があるとは。

 ここは夏井川河口。橋は舞子橋。向かって左は太平洋だ。この写真では河口は砂で埋まっており水は流れていない。最近まではここが河口であった。沖から運ばれる砂で河口が埋められてしまったのだろう。水は、内陸部を北上し仁井田川の河口まで流れてゆく。

 仁井田川河口。

 つい最近までここには砂丘があった。それがいまは海の波が押し寄せてくる。夏井川の河口がふさがれ、仁井田川の河口が海と繋がってしまった。

 

 新舞子ユースホステル。津波により廃屋となり放置されている。