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ゆうとたいへ

六十を過ぎて始めた自転車旅行、山登りをつづります

2023年5月16日 ごみ屋敷

2023-05-18 | 昼間のエッセー
2023年5月16日 ごみ屋敷
2023年5月16日 産経新聞 p.23 ごみ屋敷

 産経新聞に「ごみ屋敷」の記事及び写真が出ている。

 新聞上の写真は、玄関に径60センチ四方のタイル張りの柱がある。
 資産家の家を思わせる。
 その柱を隠すように、スチール・キャビネット、横幅80センチ・高さ40センチの透明のプラスチックのケース、高さ30センチの段ボール箱、それからビニールノ袋に入った、もしくは入っていないあまりにも数が多すぎて名前を上げられないような「物」(多分「ごみ」と呼ぶのだろう)が置いて(放置して)ある。

 記事を読むとその原因が書いてある。

 その中で、納得がいく説明は、「・・原因の多くは家庭を亡くした喪失感や、病気で身体が不自由になったことがきっかけとなる・・」と記している。

 高齢になると、ものをかたずける、取り出したものを再び同じ場所にしまう、ということが記憶力の欠乏でできない。どの場所から取り出したものかを忘れてしまう。
 本来、戸棚の中のもとあった場所にしまわなければいけないのだが、その外、つまり床に置く。
 そのうち床に置かれたものがじゃまをし、戸が開かなくなる。
 そうして床は「ビン」だの「カン」だの「袋」だの「食べ物の残り」だの、というものに占領され、だんだん自分の居場所が狭くなってゆく。
 これが、ごみ屋敷のはじまりだ。

 以上

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