ゆうとたいへ

六十を過ぎて始めた自転車旅行、山登りをつづります

2019年9月29日 森重昭さんは、広島の原爆で亡くなった米兵12名の捕虜の名前と住所を調べ、それを遺族に知らせた

2019-09-30 | 昼間のエッセー
190929_森重昭さんは、広島の原爆で亡くなった米兵12名の捕虜の名前と住所を調べ、それを遺族に知らせた

 2019年9月28日 産経新聞

 私も覚えているが、アメリカのオバマ大統領が広島を訪問した時、大統領は、出迎えた大勢の人の中から、一人の年配の男を抱擁した。
 私は、そのとき、謝罪の意味で、原爆の生き残りの方を一人、代表して抱擁した、と思っていた。それは違っていた。

 その抱擁された人は、森重昭さんという。原爆の時、8歳。

 その時、広島には米兵の捕虜がいたという。
 その内、12名が亡くなった。

 その亡くなった捕虜について、森重昭さんは、
 日米の資料を突き合わせ、
 証言を集め、
 捕虜の家族を探し、 
 国際電話、手紙で、問い合わせ、
 ついに米兵捕虜12名を特定し、それを遺族に知らせた。

 オバマ大統領は、その森重昭さんの30数年にもわたる労に対し、感謝のため、その肩を抱きしめた。
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2019年9月29日 携帯電話請求書の「割」とは何か?

2019-09-29 | 昼間のエッセー
190929_携帯電話請求書の「割」とは何か?

 2019年9月27日 産経新聞 p.2

 消費者庁は、携帯電話会社に「端末半額」ということばに注意を喚起した。

 ・・・
 
 半額にするのならば、はじめからそれを正価にすればよい。

 携帯電話の通信サービスを売ってる会社は、そのサービスを「半額」で売っても、倒産しないのだから、その半額の価格が、正価である。

 ちなみに私の所に届いた請求書にはこう書かれている。

 <引用>

   プラン料金
   スーパーカケホ ●,●●●円
   2年契約+家族割 ▲ ●,●●●円

   通話料
   通話料 ●●●円
   スーパーカケホ割引額 ▲ ●●●円
   au→自宅割 ▲ ●●●円
   家族割/SMS送信料 ▲ ●円
   2年契約+家族割 ▲ ●●●円

   通信料
   通信料 ●●円
   無料通信料 ▲ ●●円
   請求総額割引 ▲ ●●●円

 <引用終わり>

   上記に、「▲」マークの付いた「割」が7カ所ある。

   日本で製造され、使われた携帯電話は「ガラパゴスの進化」と言われた。
   ガラパゴス諸島には、天敵がいなかったため、生物はほかの大陸にはない形状となった。
   ガラパゴス化は、携帯電話だけではなく、請求書の方もガラパゴス化している。

   割引などしないで、最初からその値段を正価にすればよい。

   以上
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2019年9月29日_長谷川光圀さんという人が『日本国民総倒れ』を救うための究極の提言!と、いっている

2019-09-29 | 昼間のエッセー
 2019年9月29日_長谷川光圀さんという人が『日本国民総倒れ』を救うための究極の提言!と、いっている

 2019年9月28日 産経新聞 p.2

 次のような広告があった。

 <引用>

 長谷川光圀著「政治と行政組織の改革」『日本国民総倒れ』を救うための究極の提言!

  ・・・

  政官財のトライアングルの利益癒着構造の悪行、

  国の行政組織の縦割り構造の無駄、

  東京一極集中の弊害、

  大きすぎる政府と行政組織、

  多すぎる国会議員や地方議員・・・。

  ーどうするかー

  硬直した「戦後型行政システム」から「地方分権」への転換こそ

  財政再建の要諦である!

 <引用終わり>

 ・・・
 
 2019年9月27日 産経新聞 p.1

 全国で公的病院の内、424の病院が過剰病床の状態にあり、これを再編する。

 2019年9月29日 産経新聞 p.3

 地方の百貨店は、2007年に278店舗あったが、その後11年間で、59店舗が閉鎖となった。

 ・・・ 
 
 上記の病院、百貨店の閉鎖の原因は、人口の減少。

 ・・・
 
 話は変わるが、今、東京ー名古屋の間で、磁気浮上式の新幹線の建設が進んでいる。

 この新幹線が完成する10年後には、人口がさらに減る。

 その時には、今の走っている新幹線ですら、(客が減るわけだから)走行本数を減らすだろう。

 磁気浮上式の新幹線を考えた50年前は、
 将来、日本の人口は増加し、経済は発展するとの見通しがあった。

 しかし今では、将来の人口は減少し、経済は停滞すると、との見通しである。
 既に公的病院の閉鎖・統合が始まり、地方の百貨店の閉鎖が起きている。
 国の経済は下降の方向に進んでいる。

 ・・・
 
 こんなとき、この新しい新幹線の建設を続けるのだろうか。

 ・・・

 1930年代、日本が中国に出兵したことが、英・米の反発をよんだ。
 しかし、うごき始めてしまったものを、止めることが出来ないのが日本の歴史だ。

 破綻というところまで行き着かなければ、間違いであることに気づかない。
 あるいは分かっていても、だれもそれ止めない。

 この新しい新幹線の建設も止めることができず、払えきれない建設費の負債が残るだろう。

 多分、このページの頭に引用した長谷川光圀さんの『日本国民総倒れ』とは、そういうことを言っているのだろう。

 以上
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2019年9月23日 いわき市小川町十文字、戸渡、戸渡分校と双葉郡楢葉町乙次郎を再訪

2019-09-28 | 日記
190924_いわき市小川町十文字と楢葉町乙次郎を再訪



 一、十文字と乙次郎

 十文字とは、いわき市小川町の北にある峠の名前だ。
 乙次郎(おっとじろう)とは、双葉郡楢葉町の山奥にある集落(いま人が住んでいるのかどうかは分からない)の名前である。
 いきなりこの二つの名前を出して、どうしたと聞かれそうだが、特に大したことはない。
 今から50年(昭和40年代)ほど前、高校生の頃、一人で、山の中をバイクで走っていたとき、この二つの土地が印象に残っていた。その土地を、9月23日、再訪した。

 十文字(峠)は、小川の北の山の山頂にある。
 当時、幅の狭い穴だらけのジャリ道を、バイクで苦労して頂上までのぼった。
 その頂上が十文字という場所だっだ。
 そこはススキの生えている見晴らの良いところで、民家が一軒あった。こんな場所に、一軒だけ民家があるということに、非常に驚いた。
 
 乙次郎は、やはりバイクで山中を放浪している時、突然、暗い森の中に一軒の民家があらわれた。
 これも、薄暗い森林の中に民家が一軒、突然現れたので驚いた。
 だれが住んでいるのだろうか。山奥で一軒だけで生活できるのだろうか、と妙に感動したことを覚えている。

<地図:2012年版マックスマップル>





 二、2019年9月23日朝、四倉町を自転車で出発

 朝7時、四倉を出発。
 移動手段は自転車だ。6段の変速機が付いている。
 天候は、その日、台風が日本海を通過している影響で、霧雨。
 
 <写真>
 
 
 写真は、西の方角を見ている。ちょうど中央に見える山塊の裏側あたりに小川町の十文字がある。

 <写真>
 

 四倉町戸田
 小川町に向かう道。山の壁面が崩れている。
 
 <写真>
 

 四倉町戸田「戸田青年會館」
 私が小学生のときは、ここが通学時の集団登校の集合場所だった。
 私が小学生の時でも古い建物だったが、今でも傾きながら生きながらえている。
 
 <写真>
 

 四倉町戸田「鎮守根渡神社」
 私が小学生のとき、この神社のお神輿を担いで、四倉の町(海岸の方)に行った。

 <写真>
 

 四倉町戸田
 この道は遊歩道だ。
 昔、ここにはレールが敷設されており、石灰石(セメントの原料)を運ぶ鉄道が走っていた。
 今では、そのセメント工場も無くなり、この鉄道の跡地は、桜並木の遊歩道となっている。

 <写真>
 

 原発事故の後、太陽発電のソーラパネルが増えた。
 このソーラパネルの下には、果物の木が植えられている。

 <写真>
 

 虹が架かっている。
 日本で見る虹は、円弧の虹が多い。
 かってペルーで、地上から真っすぐ、空に延びる太い虹を見たことがある。

 <写真>
 
 
 2013年12月、ペルー プーノ県 Calapuja村
 
 <写真>
 
 
 8時10分 四倉町上岡
 消防ポンプの倉庫がある。
 「第七支団 第3分団 第2班」と書かれてある。

 <写真>
 
  
 イチジクを生産している。
 昔は、イチジクは、家の近くに野生で生えている木に成るもので、誰でも勝手に取って食べたが、これは商業生産のイチジクだ。

 <写真>
 

 四倉町上岡。「上岡川」に架かる橋。

 <写真>
 

 山の中にレストランがある。「金、土、日」が営業日だそうだ。


 三、小川町に入る

 <写真>
 
 
 
 8時41分
 小川町を走る「国道399号線」に出た。
 50年前はただの集落を繋ぐ道でしかなかったが、今は、なんと「国道」に格上げされている。

 <写真>
 

 雨が強くなってきたので、写真に写っているごみ集積の小屋に入り雨宿りをする。

 <写真>
 

 二ツ箭山の登山口。
 二ツ箭山は、小川町にある標高709メートルの山。
 頂上が岩場で、鎖場がある。

 <写真>
 
 
 バブル期に作られたレジャー施設。
 レジャーランドは閉鎖されたが、この城だけは残っている。

 <写真>
  

 「茱萸平」(ぐみだいら)。難しい漢字。

 <写真>
 
 
 
 

 内倉という集落。「内倉湿原」がある。(50年前は無かった)

 <写真>
 
  
 内倉から十文字に登る。
 距離の半分は、自転車から降りて押す。

 <写真>
 

 今、十文字という峠の下にトンネルを掘っている。

 <写真>
 

 ここが山頂であるから、(地名を書いたものはないが)ここが十文字。
 高度は742メートル。
 ただ、風景は変わってしまった。
 昔来た時は、草原だったような気がするが、今では鬱蒼とした森になってしまった。

 写真の向かって右が小川に向かう道、左が久之浜・広野に向かう道。
 とても50年前に見た、一軒屋などはないようだ。

 <写真>
 

 

 


 ここは、十文字を北に20分下ったところにある小川町戸渡という集落。
 小学校の校舎が見える。
 これは小川小学校戸渡分校で、1931年開校、1969年閉校。
 すり減ってしまったが、道路に描かれた子供横断注意のマークがある。


 四、川内村から楢葉町へ 

 <写真>
 
 
 いわき市小川町と双葉郡川内村の境界にあるトンネル。最近、出来たようだ。
 2011年の地図には載っていない。
 
 川内村に入る。
 木戸川が流れている。
 木戸川を下り、東に向かう。東は、楢葉町の方角。

 <写真>
 
 

 放射性廃棄物の仮置き場。

 <写真>
 

 13時39分
 この道路は、県道250号線で下川内と竜田(楢葉町)を結ぶ。
 
 この自転車旅行を終えたあと調べてみたら、14時ごろ、乙次郎という場所を通過していた。民家も、地名を書いた看板もないので通り過ぎてしまった。
 昔、バイクで走った時、この辺りは背の高い木が伸び放題で、薄暗かったが、いまは切り開かれて、昔の面影はない。当然、昔見たような一軒家もなかった。

 

 14時12分
 このあたりの県道250号線は、こんなに細い道だ。

  <写真>
 

 

 
 
 「望洋広場」という看板がある。階段を上がってみると展望台の前方には、伸び過ぎた樹木があり、太平洋は見えない。

 
 

 「木戸ダム」
 向こうの、お伽の国のお城のような塔は、木戸ダムの上に立つ建物だ。ヨーロッパのチロルで見るような塔だ。

 <写真>
 

 

 木戸ダムは、高さ93メートル、堤頂の長さ350メートルのダム。2007年竣工。


 15時30分
 楢葉町の国道6号線近くに来る。
 国道6号線は、太平洋岸を、東京ー仙台の間を走る。
 楢葉町から四倉町に帰るには、太平洋岸を国道6線で行くか、内陸部を「いわきー浪江線」で行くかだが、国道6号線は交通量が多く危険なので、内陸部の「いわきー浪江線」で帰ることにした。

 <写真>
 

 いわきー浪江線を行く。
 広野町。「ほ場」とは漢字では「圃場」と書き、農園のこと。

 <写真>
 

 17時55分
 いわきー浪江線の道路には、街灯はない。もう辺りは真っ暗だ。

 19時
 無事、四倉に帰ることができた。
 今回は、ほとんど休憩を取らず、山の中を自転車で走ったため、最後には、足がけいれんを起こした。
 そのたびに、自転車から降りて、もも、ふくらはぎをマッサージ。

 今回の自転車ツーリングの感想。

 50年前、十文字という荒野の中にあった一軒家、乙次郎というの森の中にあった不気味な薄暗い一軒家、そんな家は、もうどこにもなかった。

 十文字では、地下にトンネルを掘っている。
 乙次郎は、明るい開けた土地になってしまった。

 50年も経てばすべてが変わる。

 今回、一番感動したのは、かわいいとんがり屋根の塔を二もつ、木戸ダム。

 以上
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2019年9月20日 東京都は自転車の利用者に、賠償保険の加入を義務付けた

2019-09-20 | 日記
190920_東京都は自転車の利用者に、賠償保険の加入を義務付けた

 2019年9月19日 産経新聞 p.23

 都議会は、自転車の利用者に、他人にけがをさせた場合に備える賠償保険の加入を義務づける法案を、可決した。

 確かに、都内では、ちょっとした買い物、用達(ようたし)は、自転車だ。
 車は、駐車場がないので、あるいは有料となるので、使えない。

 たとえば、前のかごと後ろのかごに、子供二人を乗せたお母さんが、電動自転車で、狭い歩道を、スピードを出して走っている。

 運転者は右、左とハンドルを切り、歩行者をよけているつもりだろうが、後ろから自転車が来ると、歩いている人は気が付かないから、ぶつけられたりする。

 東京都での自転車の事故は、2018年で、1万件以上あったという。

 以上
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