女・１人と２匹と、女形

今夜、うちの姫（犬）を抱いたまま、抱かれた方も、椅子と膝の上で１５
分も眠ったかしら、食後に。まあ、しかし猫のような犬なのよ、シーズー犬は。
体はグニャグニャ、飼主にされるがまま。柔らかい体だから、家族全員、
みんなその感触を楽しんでるのよ。
たまに、何かの拍子に吠えたりすると、
「まあ、犬みたい！」なんてね。
もう１匹の姫（猫）は、そんなことはできない凶暴な猫よ。
乳離れにはちょっと早かった、親との別離。
それが、彼女の不幸の元。
７才になったけれど、いっかな抱かせてくれない。
ひっかかれる、噛みつかれる、血まみれ覚悟じゃなきゃ、触れない生き物。
それでも、ここ１年位前から、機嫌がよければいーち、にー、さーん、しー、
くらいの時間なら、「触らせてあげるわよ！」になったけれど、彼女の
人間不信は、治らない。まあ、何しろその攻撃性ときたら、誰も太刀打ち
できないほどよ。なんだか、そんな人間達もいっぱいいるんじゃない？
そして増えていくような気がするわね。
モノ・カネに魂を売り飛ばして、それさえ与えておけばいいって、勘違いし
ている、貰えるものは何でも貰っちゃえ！のあさましい大人達の子どもは、
生涯人を愛する事を知らない、許す事も知らない、信頼が何かも知らない、
心の中に核を持たないままになりだけ大きくなって、欲剥き出しの人間に。
けれども、終生愛を求めて苦しむのよね。
数えられないものこそ、重要なんだけどねえ。
伝統は？ええ、もちろんお家のよ。言ってみりゃあ「家訓」よ。
平ったく言えば「躾（しつけ）」、そう、字の通り「身を美しく」。
まあ、やってないわね。お箸もちゃんと持てない、よそのお宅にお邪魔する
とき、後ろ向きに上がる無作法。大事は「カネ」の世の中ですものね。

絶対はないけれど、普遍はあるでしょう。
そういうものを教えるのが大人よね。反発がある、けれども譲らない。
不思議な事に、そういう無形のものが存在する所にいられるって、安心感を
持てるのよね。

今日は、針など持って、ブックカバーを作ったわ。ミシンもいいけど、手縫い
って、いいのよねえ。いつだったか、和裁をなさる方から、ハギレなどを戴い
てたもので、その中から色の組み合わせを楽しみながら、文庫本用のカバーを
作ったの。深夜のTVをチラッチラッと見ながら、運針したわ。
「玉三郎」の「娘道成寺」。まっこと見事な舞いでした。

没頭はするけど、淫しちゃあいない・・・よ

逃げるように過ぎ去る２月。
時々暖かい日があって、「ン、もしかして？」
いいええ、そんなにラクラクと春は来ません。
昨日買った、久しぶり「らも」の遺稿となった本を、今朝、ウチの宇宙人に。
ハイ、私は一気に昨日のうちに読破したからね。う～ん、もうこれが最後の
彼の本かと思えば、もう少しゆっくり読んでも良かったのかも知れないけどね。
控えている本も読みたいし、何より、そんなこんなも考える事もなく、読みきっ
ちゃったのよ。　フフ・・・面白かった。エンターテイメントです。

そして、すっかりファンになっちゃった、中丸明。
スペインに魅せられた作家よ。ふざけてる？　ううん、面白い。
そんな語り口を（なぜか名古屋弁）まぜこみながらの会話文。そして、料理を
ちりばめて。その彼が書いた「ハプスブル家の千年」なんて、もう、頭がこん
がらかっちゃう、歴史話。けれど、そこはそれ、相変わらずの名古屋弁を駆使
して、グチャグチャに入り混じってる、ヨーロッパ＆ロシアの、ハプスブル家
の絡みを、面白おかしく披露してくれる。
何が嬉しいって、時々スペイン語を入れてくれてる事。訳が面白いのよ。
「フ～ン、こういう風に訳すのね」って、い～いお勉強になるわ。日本語のような
敬語に相当する表現は、見当たらないのよ。
「おなかすいたよう！」も「余は、空腹であるぞ」も、 "Yo tengo hombre."
「女王フアナ」って、映画を観たときも、
臣下が王様に向かって言う台詞、
「陛下」「王様」っていうのを、ただ簡単に「セニョール・・Senol」なのよ。
「みなの衆」も「あんたたち」も、「トドス・・todos」
驚いちゃった。　ネ、だからそそられる外国語なのよ。
そうそう、鍋の〆がオジヤ。あのオジヤは、olla podrida・・・深鍋になんでもかんでも
放り込んで、ドロドロに煮込む。この　olla ・・オジャから来たらしいわ。

けれど、凄い家系よ。そういえば、つい何年か前まで、オーストリアには、入れ
なかったのよ、そのハプスブル家の末裔は。
ヨーロッパが、「EU」で統一されたのは、まあ、ほとんどの国が、ハプスブル家
と、なんらかの係わりがあったせいだって、話だったわね。
ほぼ、単一民族の日本人からしたら、ヨーロッパの複雑怪奇な歴史ですもの。
その歴史を、なんとかわからせてくれる（かな？）本のようです。でも、これは、
じっくり付き合いながら、読んでるわ。

いやあ、幸せだわねぇ。まだ「三寒四温」には、ほど遠いけれど、読書三昧の日々は
至福の何者でもないという事よ。　大好きな紙に触ってね。

はじめまして！は背高ノッポ

　　　◎　本日のキャスト

　マッキニィ・・・韓米ハーフアメリカ人宣教師
　ロバート・・・オランダ系アメリカ人宣教師
　マリア・・・南米食品・雑貨店経営者、ペルー人
　出産間近フィリピン人とその夫、アルゼンチン・・・買い物客
　　その他・・・様々な南米人
　レイコ・・・私

買い物に、マリアさんのお店の駐車場に駐車。
溢れかえるお客さんに、とりあえず、駐車させてもらって、大和駅
近くのマーケットを物色。探していた物も見つからず、諦めて、引
き返していたら、やたら背の高い白人男性が。
見覚えはないけれど、「ハハ～ン、伝道ね」
マリアさんのお店に向かう方向に、こっちは見覚えのある、韓米ハ
ーフアメリカ人のマッキニィ。伝道してたみたい。一人になったと
ころで、声をかけておしゃべり、否　漫才。通り過ぎる日本人は皆、
不思議そうな顔よ。まあ、奇妙な組み合わせではあるわね。その上、
身振り手振りの大笑いをしてる、珍奇な２人だから。
「お夕飯は？」
「今日は、どこかへ行こうって、思ってます」
「OK,ご馳走してあげるわ。もう１回出直すから」
マリアさんのお店に行ったら、お食事している人や、お買い物客で、
いっぱいよ。
今にも生まれそうなおなかの女性。
「初めて？」
「ううん、２人目」
「どちらから？」
「フィリピン」
「ご主人は？」
「アルゼンチン」
「共通の言葉は？」
「日本語。時々スペイン語よ」
「ああ、フィリピンは、タガログ語、英語のほかにスペイン語も
遣えるのよね。・・・マリアさん、又来るわ。お忙しそうだから」
「レイコサン、ゴメンナサイ」
「ううん、いいのよ。ところで、又来るは、なんだったっけ？
Venirで、vengo.でも,未来形は、・・・又は、tambienじゃなく
なんだったっけ？・・・」
って、なんとか引っ張り出そうって、ブチブチ言ってたら、その
もうすぐ２人目のパパになるアルヘンティノが、
「デスプエス　ベンゴ・・・despues vengo」
って、教えてくれて、
「セニョーラ、マリア。デスプエス　ベンゴ」
お食事してたお客さんが
「アディオス！・・Adios!さようなら」
って、言うから
「ノ、アスタ　ルエーゴ。・・No, Hasta luego.またね」

仕事（伝道）終了時間を見計らって、お迎えに行ったら、
一般人の女性と、宣教師２人の同乗は禁止なんですって。
じゃ、「Harry up!」
「フォルクス」ステーキ専門ファミレスで、落ち合う事に。
車の私の方が早いはずの距離なのに、入り口で待ってる２人。
「僕、足が長いから」マッキニィ。

メニュー見て、
「これ？」
「もう、帰ろうかな？」(笑)
だって、４５０ｇなんて、ステーキの写真を指してるのですもの。

始めましての宣教師の名前は、
「ロバート」までは、アメリカ人よ。あとに続くのは、オランダ人名。
「ナイスなんたら、って嫌いだから、How do you do?
I'm glad to see you.By the way, how old are you?」
クラッシックよね。だって、私達は「英語」を習ってきたのですもの。
そうしたら、マッキニィが、
「How do you do? その方が似合っていますね」
でしょう？ 年令に似合った表現は、何語であってもあるのよね？
「I'd like to say beutiful expretion.美しく表現したい」よ。
まあ、宗教の話もしたり、そうしたら
「ククク、そうやって神様の事がわかってきた」
「ううん、逆よ。逆って、英語で？」
「opposite （ォ）アポスィッ！」・・・こうとしか聞こえないのよ。
「エス・アイ・ティ？」
「エス・アイ・ティ・イー」
「わかった」
もう、彼等は「電子辞書」を引きまくり。紙大好き人間の私は、かなり年
季の入った紙製「和英辞書」から、英語を引き出す、って相変わらずよ。
アインシュタインの話になったり。

「オイシイ！」
っていう彼等に、特にロバート君に。だって、日本に来て、４ヶ月の
１９才なのよ、まだ。その彼に
「絶対に忘れないで欲しい言葉。世界で日本語にしかない言葉。
『いただきます』『ごちそうさまでした』これは、命をもらう。でしょう？
植物も動物も、みんな命があるでしょう。その命を貰うのよ。そして調理
してくれた人に感謝、食べられる環境にいる幸せ。その全てに感謝しての
言葉だから、絶対に忘れないでね！私は１人でも必ず『いただきます、ご
ちそうさまでした』って言うわ。あなたもこれからそうしてね。それがで
きるようになったら、それだけでもう、日本に来た意味があるわ」
「ワカリマシタ」ロバート。
通訳には、今いちのマッキニィだけど、漢字も一生懸命にお勉強している
くらい、日本に大きな関心ありだから、ロバートへ、それなりに噛み砕い
て、話してくれたわ。そして、２人とも「元号」には驚いたって。そうよ
ねえ、西洋は、あまりにも血が入り乱れた侵略の歴史で、コロコロ主権が
変わったしねえ。
「でも、朝鮮には、あったでしょう？例えば李朝なんて。ああ、その
前に、高句麗、新羅、百済なんて時もあったわね。ちょっと古すぎた？」
「はい、そうでした。〇×☆●△・・☆○□・・・」ハングルで。
相変わらず、飲み物はお水の彼等よ。
まあ、日本語、英語のミックス会話だけど、面白い。一応、何の話でも
食いついてくる（電子辞書で調べながら）から、退屈はしない。
２０才前後の日本の男の子で、このくらい話せる子はいるかなぁ？
しかし、北欧の人たちはノッポって知ってたけど、間近に見ると、その
背の高さに驚くわ。１９０ｃｍ以上はかるくあったわね。
「あした、お待ちしてます」マッキニィ。
「エッ、明日？もう行かないのよ。先生はあなただけ？」私。
「Yes, so you are assistant teacher」マッキニィ。
「エ～！I'm not a missionary. See you again!」私。
「ごちそうさまでした」（２人で）
「いいえ、どういたしまして。You are welcome.De nada.よ」(笑)
「オブリガード・・・Obrigado」マッキニィ。
「そうきた？なら、De(ジ）nada(ナダ）」
同じ綴りでも、読み方が違うスペイン語とポルトガル語。
しかつめらしく「お勉強してます」なんて、つまらない。なるべく
エンターテイメントにしちゃうのよ。で、マッキニィと一緒だと、漫才
になる。こうじゃなきゃねぇ。

家を１歩出ると、浮世は色々面白い事がありました。駅前にいる黒っぽい
スーツ姿のお兄さんたちが、ホスト達だって、マッキニィに教えてもらい、
感心しきりの私。創価学会のタクシードライバーとの話なんかも、興味深
いものだったわ。なんだかおかしい。宣教師にホストに創価学会だって。

　　　　

またまたグアテマラ・・・セニョリータ

去年のグアテマラ短期語学留学（スペイン語）で、学校のピクニック先の
湖畔で知り合った、ナイスガイと恋に落ちたセニョリータ。
年明けと共に、再度グアテマラへ渡った彼女は、
「今までの恋とは違う。もう、１人で帰国はしない。地の果てまでも」
という、なんとも激しい（恋はこうじゃなきゃね！）国際恋愛に。
父・ドイツ人、母・スペイン人、育ちはアメリカ、只今グアテマラ在住、
という、日本にいたんじゃ、想像すら困難なインターナショナル話。
物乞いは、当たり前の発展途上国で、物騒な凶悪話も日常茶飯事のお国。
彼女は、その前の年に行ったメキシコの方がいい！って。
余りにも貧しい、彼の住まいがある村で、シティ・ガールの彼女は、ちょ
っと、その僻地具合に、いささか日本恋し、の感情に襲われたりしてるそ
うなのよ。
日本に、ひとかたならぬ関心をお持ちの彼。
矢継ぎ早に、「日本」について質問されたとして、誰がそれに応えられる
かしら？セニョリータにしても、「ウッ」って、詰まる事もあるらしいわ。
本でも送って差し上げましょうか、って言ったんだけど、
「エーィ、面倒臭い行っちゃおう！」なんて気分になってね。
２～３万円も出したら、かなりい～いホテルに泊まれるそうなのでネ。
エッ、１泊じゃなく、１ヶ月の宿泊費よ。
「どれどれ、どんなおのこか？」なんてね。だからって、人の恋路を邪魔
したりはしないわ。日本語以外で難しい話なんて、幸か不幸か出来ないし。
でも、初めての土地に知り合いが居るって、心強いじゃない。べったりし
なくても。
あとは、激安航空券の手配ができるようだったら、GO!

ただ、家の内外の多くの植物を考えると、・・・１ヶ月位は行きたいので。
エーィ、枯れなさ～～～い、の決心が必要だわね。趣味でやってる事は、
人頼みはしちゃあいけないよ。
モタモタしてたら、雨期になっちゃうし。
嬉しい悩みの真っ只中にいます。

あっつ～～い！

つれずれなるままに、玉葱を縦半分に。それをうす～く、うす～く
スライスして、天日で乾かす事、１週間。
大小さまざまな不揃いのマッシュルームも、同じく。人参も。
そう、色んなお野菜を乾燥野菜にね。
そうして、海苔やらなにやらに入っている、乾燥剤を捨てないで取って
おいて、自家製乾燥野菜の保存に使う。

昨日は、その玉葱・人参・マッシュルームを使った、お料理よ。
時々作るチキントマトソース煮、イタリア料理で、名前もあるのでしょう
けど、それは、こっちに置いといて、いつもと違う乾燥野菜で作ったそれ
は、とっても美味しかったというお話よ。ビタミンC以外は、乾燥野菜の
ほうが、栄養価は飛び切りだってことらしいけれど、
ほら、食事のたびに
「それは、タンパク質が、ビタミンが、ミネラルが」
って、食欲を萎えさせることばっかり言う人がいるじゃない？
絶対に、一緒に食べたくないって人。
だから、栄養価云々は、ほっぽっちゃって、それより何より味が数段上
がるっていう仕上がりになったのよ。
ちょっと硬めに茹でたスパゲッティを添えて、大ぶりのチキンに、それこ
そモッツァレラチーズをトロ～リ溶かしたトッピング。そこに、イタリアン・
パセリ。赤のトマト、白のチーズ、緑のパセリ。いやあ、またまたワインが
すすんじゃうって、仕儀になるのよ。
ええ、いつものカルフォルニア・ワイン「カルロ・ロッシ」（赤）の大瓶を、
ドーンとテーブルに置いて、心ゆくまで楽しんだわ。温野菜サラダとね。
私は、スパゲッティはなしよ。そうそう、例外のない規則はない、なんて
毎日言ってちゃ、しょうがないからね。
ちなみに、材料と作り方を。分量は？・・・自分の頭と舌で決めて！
●　鶏モモ肉、玉葱、人参、マッシュルーム、トマト缶詰、トマトピューレ、
　　ワイン（できれば赤）モッツァレラ・チーズ、ニンニク、イタリアンパセリ
●　塩、オリーブオイル、バター、
　　粗引き黒胡椒、胡椒、タイム、オレガノ、バジル、ナツメグ

フライパンに鶏肉の皮面を下にして、油を出す。・・・こんがりなるまで。
返して、じっくり焼いたら、取り出して、ペーパーで油を吸い取って捨てる。
火を止めたフライパンに、オリーブ油を入れて、みじん切りのニンニクを。
とろ火で、ニンニクを炒めて、そこに、ようく水洗いした、玉葱・人参・マ
ッシュルームを入れて中火。まんべんなく火が通ったら、鶏肉を戻して、水
をたっぷり入れて、ワインもたっぷりよ。煮立ってきたら、トマト缶のトマ
トを、握りつぶして入れる。灰汁（アク）をしっかりすくい取って、塩、香
辛料を入れて、とろ火で煮込む事１時間弱。具材が隠れる程度まで煮詰める。
具合を見ながら、トマトピューレで、とろみ具合を調整よ。最後に、バターを。
耐熱皿に盛り付けて、チーズをのせて、オーブン（トースターで充分）に２
～３分。パセリをのせて、出来上がり～～～！
「あっつ～い！」で食べるのがベストよ。「猫舌？」お好きにどうぞ！
　

例外のない規則はない

決まり？規則？自分との約束？
それって、破るために存在するんじゃなかったっけ？
ああ、口って、言葉って便利よねえ、自分に都合よく
解釈、その時々に使い分けるってね。
なんか、なかったっけ？
「例外のない規則はない」
って、慣用句。高校の時に、英語でどういうか習ったけどね、
ハイ、忘れました。と言うわけにはいかないわね、便利ないい訳
言葉ですものねぇ。それは、
「There is no rule without exceptions.」だったわね。
しっかと、脳味噌に印刷して、時々引っ張り出して、都合よく
遣おう！ってね。
エッ、い～つ英語で言わなきゃならないシチュエーションになる
って？　まあ、いいじゃござんせんか、覚えてて悪いことはないってネ。
ほ～んと、減らない口なんだからぁ、ね。

愚息その①が、私の誕生日祝いに、カードの他に、別途ワイン
（vino tinto y branco)２本。branco＝white、vino tinto＝　red
wine。branco の美味しかった事、美味しかった事。すこうし、炭酸入
りでね。３分の２、軽～く飲んで、ダウン。翌日飲みきり。

そして、今日。vino tinto の封を切って、紫色が勝っている赤。
セニョール・ダンは、「シブイ！」って、いつものように、焼酎の
グレープ・フルーツなぜか最近はそれにオレンジジュースのミックス割
りを飲んで。やや甘めの赤だったんだけど。好きじゃないのよ。
そのvino(ワイン)は７５０mlのごくありふれた、容量よ。

ワインのソムリエは、まあ、身内にも１人、その資格保持者がいるけど。
文学的、なおかつ、地質、生物等、自然が織り成すその営みについての
表現までもいれて、そのワインの特性を表さなければいけないみたいね。
途中で、吹き出したりしてね。
「いいから、早く飲ませてよ！」って。
’９７の、葡萄のできは、世界的によかったらしくて、い～い仕上がりだって
聞いたことはあるけれど、だからって、微妙な違いなんてわからないのよ、
正直に言って。ただ、自分好みかどうか、だけの話よね。

「ダイエットに特例はなし！」
って愚息その①に、言われてるって、書いたじゃない？
でも、今日は、「特例日」よ。
だって、ことのほか美味しい「グラタン」ができたのですもの。
スパイスも色々使って、・・・そりゃあ、あなた、そんじょそこらの
レストランなんか、かなわない味よ。
モッツァレラ・チーズが美味しい美味しい。
ホワイト・ソースだって、ジックリジックリ作ったのよ。
ソースを自分で作らなくて、何が料理？って、女だからね、私は。
今夜は「チキンとシュリンプ（エビ）」。本当は、「牡蠣」で作り
たかったんだけどね。まあ、冷蔵庫・冷凍庫内にあるもので、ただ、
チーズを替えてみたのよ。
「ウ～～～ン、美味しい～！」
夕飯の炭水化物は、１０年以上、ほとんど食べていないわ。
でも、美味しくいただくには、ネ、
「約束事は破るためにあるのよ～～！」って。
美味しいワインと、モッツァレラ・チーズがたっぷりのったグラタン。
オーブンで表面をコンガリ焼いて。素晴らしい夕飯だったわ。
さ、明日から、リターンマッチ！ダイエットのね。
それで今夜の酒量は？　まあ、軽く半分かしら？かる～く酔ってるわ。

フランス料理の、あのコッテリさ。なのに、フランス人には心臓病は少
ないそうよ。「フォアグラ」「キャビア」なんて、コレステロールが一杯。
バターにチーズにって、ドロドロ血液って感じだけどね。それが、赤ワイ
ンのお陰ですって。まあ、私には関係ない話だけどね。フランス人がどう
だろうと、どうなろうとね。ただ、昔々に、フランスほど「家庭料理」と
「レストランの料理」に差がある国は他にないって、聞いたことがあったわね。

まあ、日本人は、アルコールには弱い体質だし、赤は特に、渋みが
あるからねえ、無理して飲むこともないわね。飲むもよし、下戸もまた良し。
下戸は、ちょっとつまんないかな、っては思うけどね、仕方のない話よ。
ちなみに今回のワインは「オーストラリア」産でした。
愚息その①へ、おいしかったわ、ありがとう。

京都・ゲップ・ＣＯ２

歩いて。
自転車を。
その範囲にないお店でお買い物？じゃ、バスか電車。
チャンと専用袋あるいはカゴを持って。少なくとも２～３日分の
日常品（含・食料品）は、まとめ買い。・・・この位なら苦なく持てる。
ゲップが出るほど食べない。
空気も一緒に吸い込む、かきこむ食べ方は禁止。
１人しか乗らない自家用車なんて、緊急以外乗らない。
まあ、譲って月３回ね。１０日毎のまとめ買い用よ。

　　って、しなきゃねえ～～～！

名誉な事よ、「京都議定書」なんて命名されて。
オイルショックのあの頃、私達は大阪に住んでたわ。
まあ、すごい事、すごい事。
貯金をはたいて、トイレットペーパー、洗剤を買い漁る人々。
押入れに、ベランダに積み上げたそうよ。
２度のオイルショックの経験から、日本人は「省エネ」と名
の付く諸々を作ったわ。その対応は目を見張るほどね。

今回の議定書に決められたＣｏ2削減数値は、簡単には届かない
ものらしいけれど、
「私（俺）が、どうする、なんて関係ない、好きにするさ！」
これが、地球を破滅の方向へもってってるのよ。
「消費は美徳」と～んでもないこと。
モノを一杯持ってる人を軽蔑するわね。
まあ、すでに遅きに失した、感はぬぐえない地球の悲鳴が、うめ
きが聞こえる最近だけど。
その最たる原因をつくってるのが「アメリカ」よ。ブッシュは
この議定書にサインを拒否。
続いて、工業国をめざしている「中国」。偏西風に乗ってやって
くる中国からの汚染物質。どちらも、「人ンちのことなんか知っ
ちゃいない」の、困った人々。

なんで「右肩上がり」の数値を追いかけるの？
ゆるやかな下降。これが必要なのよ。今や地球は、否、先進諸国
と言われる人々の暮らしにとって。
「食べられて」「雨露しのげる家があって」「寒さをしのげるほ
どの衣服があって」「裸足ではなく」ＥＴＣ.
ネ、これで充分じゃない？・・・・・って、私は思うのよ。
テレビなんか要らない。ン～～、もしかしたらパソコンなんかもね。
持っていない人たちが不幸？決してそんなことないものねぇ。

文明利器の「依存症」にならないように、優雅で贅沢な時間の過ご
し方を見つけて、
「スローライフを」なんて言う、頭カラッポの人間には近づかず、
静かに、両手・両足をつかう生活に、身をゆだねる。そんな生活を
していたら、まだ地球上に住んでいいよ！って、お許しが出ると
思うのです。

ニュージーランドとオーストラリア、あのあたりの上空のオゾン層が
少なくなっているのは、人間の数より多い、牛のゲップのせい。
なんて、話も聞いたことがあるわ。よかったわねえ、京都議定書の
適用を受けなくて、ネ、牛さん。好きで胃袋を沢山持ってるわけじゃ
ないものねぇ。

やっとわかった好きな・・・

　　　　　◎　本日のキャスト

　　　スサーナ・・・友人（元・スペイン語プロフェッソーラ）
　　　レイコ・・・　　私　

あることを頼まれて、否、好意の結果。こんなありがたいことを
させていただいていいのかしら？　スサーナのアシスタントよ。
否、代理人。スペイン語訳のね。　ホ～～～～ッ緊張よ。

悪戦苦闘の辞書作りからスタート。
両方の言葉に不自由しない人にとってみれば、そんなに大変じゃない
短い文章と思えるんだけど、私にしたら、
「コスタリカへ行きたい。原書が読みたい」で始めたスペイン語勉強
だから、日本語の一句一語の訳が、緊張のなにものでもないってね。

スサーナの空いている時間にお付き合いいただいて、翻訳作業。
私なりの訳の添削を。そして、お手上げの表現のご指導。

というわけで、いつもは喫茶店あたりまで出向いていただくんだけど、
今回は、彼女のおうちへ押しかけて、教えていただきながら、オシャ
ベリも楽しんで。
ま～だ湯気の出ているスポンジケーキ。ローソクも立ててくださって、
「Feriz cumpleanos!」　Happy birthday!
お気持ちだけ戴いたわ。なにしろ、愚息その①から、
「ダイエットに、特例はなし！」
って、前夜に言われたばかりだったからねぇ。
まあ、ここまできたら、途中放棄はしたくないしね。
冬に集中している我が家の記念日。自分の記念日は、無視することに
して、ささやかなる食料で、納得よ。
それで、彼女のお家まで車を走らせながら、考えていた事を。

「私って、本当に何が好きなのかしら。本は好きよ。だけど、そうじゃ
なく、そして、人から何かを貰うのも好きじゃないし、そんなこんなを、
なんだか考えながら運転してたのよ。そうしたら、あることをフト思い
ついたの」
「そう、レイコサンて、何が好きなの？」
「笑ってよ。『紙』だって、気がついたのよ」
「紙～～？」
「ええ。やっと自分の好きなものがわかったのよ」
「ハハハハハハハハ・・・・」(大笑)２人で。

この世から紙がなくなったら、生きていかれない。
本が大好きなのも、挙句自分だけの「本」を作りたいばっかりに、写本
までしたり、何かを書き留めたりって、大好きでね。
そんなこんなの、嗜好・志向傾向をつらつら考えてみて、辿り着いたのよ。
「ああ、私って、本当に紙が好きなんだわ」ってね。
フフフ、教科書の余白部分に、イラストを書きまくって、一目瞭然、お勉
強は、二の次三の次だったって事がわかる有り様だったのよ。
そんなこんなも、ただ単に「紙が好き」だっただけのことなのよね。

なんだか、長年の疑問が解けたみたいなスッキリ感で、私にとっての紙は、
宝石が好き、ブランド品が好き、に匹敵するくらいのものだったって事に
気がついた昨日だったのよ。だからって、紙の収集なんかには走らないわ。
あくまでも、「読み書き・描き」に存在するものだから、私にとって。

スサーナが、アルゼンチンから持っていらした本の数々。
その中から絵本、料理本４冊お借りしてきて、また挑戦よ、写本のね。
今度は、しっかりイラストの色付けもして、私だけの２カ国語本の作成。
「El principito」・・・「星の王子様」の写本も済んで、見開き片側
スペイン語。もう片方は英語。余白に日本語。こんな本は、世界に一つで
しょう。　オリジナリティのないものは嫌いだから、幸せ気分に浸ってる
日々。　幸せ者ねえ、私って。
だけど、考えてみたら、ヘンな女よねえ私って。
何より何より「紙」が好きだったなんてね。でも、だから、人から薀蓄を
垂れられるようなモノを貰っても、嬉しさは格別ない。だって、私にとっ
たら、その他のものって、どうでもいいってモノでしかないのですもの。
どうでもいいものを貰うって（私にとってね)、面倒臭いものなのよ。
まあ、気持ちは態度で表せ！で、モノが一番それを表せ易くはあるんだけ
ど。好きじゃあないのよ。
だから、そういう事が嫌いな人間もいるって、ことも知ってていいかもし
れない。
エッ、そんな人間はそうそういないって？
ハイ、なんであれ、すべからく人は皆、好きに生きるのでした。

＜蛇足＞
「レイコチャン、レイコチャンしか履ける人はいないのよ」
「レイコサンの足のサイズは？」
〆て、４足。
「今年は、靴お大尽だわ。私の足サイズは小さいでしょう。
２人とも、貰って～～って、新品の靴よ、２人から来たそれは」
「そういうのを、乞食って言うんだよ」憎ったらしいウチの宇宙人の弁。
「違うもん、人助けだも～～ん！」苦し紛れの私の弁。

バレンタイン・デー＝誕生日

「バレンタイン・デー」は、私の誕生日。
今更嬉しくも楽しくもない、ただの日よ。
ケイコサンとラウラから「おめでとう」のメールが携帯に。
ケイコサンの義理の弟さんと友人が、同じ誕生日ですって。
その２人の男性は、ドサクサ紛れに「チョコレート」で、お祝い
なんて、お茶を濁されてらしたらしいわ。身近に３人も同じ日、
しかも「バレンタイン・デー」とは。もう１人はお友達のご子息よ。
日本は、まんまと商業ベースにはまった「チョコレートの日」。

これが欲しい！なんて、な～んにもない。の私だけど、セニョ―
ル・ダンからの図書券は嬉しかったわねえ。本だけは欲しい私だから、
「ン～～、嬉しい！」
よ。さあて、どの本から買おうかしら？嬉しい悩みになるわね。
ウチの宇宙人は、生まれて初めてデパートなんかでお買い物しちゃ
ったよ、って。エライ！それでこそ私の子よ。あんなところは、そ
うそう行く所じゃあないからねえ。田舎モンが行く所よ。何しろ百
貨店だからねえ。スーパーと変わらない形態よ。デパートの袋なんか
持って歩くなんて恥ずかしいものねえ。それと同じよ、ブランド品を
身につけて出歩くなんてね。
本当に欲しいモノは、専門店に行かなきゃね。それで、何を買った
か、って？私に皮の手袋。電車の中で、ペルー人に筆談して、その
時に、シートへ手袋を置いてきちゃった、なんて話をしてたのを覚
えてたらしい。吸い付くような皮の手袋が好きなのよ、なんて話を
ね。なぜかなくす手袋とサングラス。去年から、サングラスの紛失
は３個。細心の注意を払わなければね、宇宙人の気持ちを大事に。
愚息その①は、オ～～～、私名義のゴールド・カードよ。
カッコいいことをしてくれたけど、遣えないわね。
ま～ず、出歩かない。まあ、そこそこのものには興味なし。
だからって、ブランド品持つほどの恥知らずじゃあない。
ネ、遣う時も場も必要もないって女よ。
もしかして、そこをチャンと知ってるその①かもね。
でも、皆の気持ちが嬉しいウン回目のお誕生日でした。

恋 en Guatemala

グアテマラから来ていた火傷しそうなセニョリータからのメールに、お返
事はケイコサンにお任せなんてね。
誰かのコンタクトに、無視あるいは先延ばしなんて、絶対って言っていい
ほどしない、マメ＆誠実な私（自分で言う）なんだけど、フフフしばらく
は、恋の炎に身を任せているセニョリータに、我関せず　をしてたのよ。
おそらく、太平洋を越えてっても（メールが）、心はどこかへお出かけで
しょうからって。
そうしたら、
「元気してます」って、セニョリータからのメールよ。
忘年会の時に、ケイコサンと
「セニョリータがいる間に行きましょうねぇ」
って、言ってたら、スサーナが、にわかスポークスマンになって、
「ダメダメ！」
なんて、恋路の邪魔はいけませんて。
昔から、「人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んじまえ～～！」
って、言われるものよ。だから、邪魔なんかする気は毛の先ほどもないわ。

そうしたら、
「遊びにいらして下さい」
なんて、嬉しいことを言ってくれたのよ。GRACIAS!!
「ええ、それじゃ」
なんてことはしない私。そんな暁には、HOTELか、PISOを借りて、１ヶ月
位滞在して、中米１人旅なんて事を思い浮かべたわ。
単なる観光旅行って、そんなにそそられないのですもの。それに、ツアー
でゾロゾロなんてね、
「勘弁して～～」だからねえ。
ただ、初めての土地に、知り合いがいるといないとでは、大きい差があるで
しょう。嬉しい事に「￥」は、強いから、先進諸国を旅するよりはずうっと
安くは行けるみたいだし、セニョリータに会える楽しみも。もちろん彼女の
「SWEET　HEART」＝「CORAZON　DULCE」にもね。
曲りなりにでも、スペイン語のお勉強をしてきたのですもの、試したいじゃ
ない？　エッ、通じなかったら？　もうそうなったら身振り手振り、言うと
ころの「ボディ・ランゲージ」と、素晴らしい日本語と、文法無視の英語の
チャンポンでコミュニケーションよ。人間同士ならそれでわかりあえる。
これは少ない海外旅行で実証済みよ。
でも、直行便はないから、アメリカ経由。
アッ、そうしたら、「英会話教室」先生、モルモン教宣教師で、すっかりお
友達になった日米ハーフのイェーツにも会えるかもね。テキサスにお家があ
る彼だから。休学していたカレッジに復学できたなんて話もしてたし。でも、
その学校がどこだかは聞いてないし、テキサスにある学校かどうかは知らな
いんだけど。なんせ、アメリカの大きさってったら、想像外ですものね。
ま、実現しそうになったら、TELでもしてみましょう。