ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

三段構え・花々

2006-05-31 23:26:43 | Weblog
「あれは一聴の価値ありだね」
「一見の価値ありじゃなく、一聴のなの?」
「そう。三段構えの鳴き声は、聞く価値ありだよ。俺はその前に30分いたよ」
「何なの、それは?」
「う~ん、ヨーロッパライチョウって言うんだったかなぁ。面白い鳴き方をす
るんだよ」
って、ウチの宇宙人がその鳥の鳴き方(声)を真似して、
「ギャハハハハハハ、ウソでしょう?・・もう、イヤだ、可笑しい~~!」
「本当だよー。コケッコケッコケッポン!(指で頬を内側から)gugujugoryjrj」
「ハハハハハハハハ、おかし~い!もう1回やって!」
バカな親子の夕食風景よ。
横浜にある「ズーラシア・横浜動物園」の話から、物まねになって大笑い。

まだ鹿児島に居た頃、いっつも大人たちにかまわれていた私。
「レイコチャンは、大きくなったら何になるの?」
「(大きな声でハッキリ)少年ケニアになるのよ!」
なりたいものが変わった記憶はないくらい、いまでもその光景が目に浮かぶわ。
いっつもいつも、少年ケニアだったの。
山川惣治だったと思う、「少年ケニア」物語。新聞に掲載されていたわ、大昔。

そのせいかどうかはわからないけれど、動物園が嫌い。
コンクリートの上を、鎖につながれた象。真夏の白熊。狭い、生息地と似ても
似つかない環境の中に生きざるをえない彼らが可哀想で可哀想で、正視できない。
なので、その動物園が出来て、オカピーなど、珍獣や、貴重種の保存繁殖に力を
入れているらしいその動物園も、近くに住みながら、行く気が起きなかったの。
人間のエゴ!理由はいくらでもつけられるわね。正当化する理屈。
でも、どうにも足が向かない動物園よ。
「まぁ、あなたの頭の中にある動物園のイメージとは、ちょっと違うかもよ」
「フ~~ン」

宇宙人からメールが送られてきてて、その「ヨーロッパオオライチョウ」の鳴き声を
聴けたの。ズーラシアのホームペイジも添付。なるほど、
「ええ、聴いたわ。でも、あなたの方が上手で面白かった」
って、送信。
「本物より上手ってのも、おかしな話だよね」
考えてみたらそうなのね。でも、すごく面白かったのですもの。本物かどうかは
二の次よ。エンターテイメントとしてはね。ghrkugutyusbrokpojevaは私の方が
上手だったみたいよ。アッハハハハハハ・・・・・。

ご近所の花友人に「ブルーボーイ」の大苗をあげて。これは挿し木がとてもラク。
挿し木で増やして、大きくなったところで、色がいい!という彼女へプレゼント。
「私、お散歩の時に目に付いて、離れないのだけど、あの赤色がたまらなく良くって」
ミニバラのそれ。赤3色が並んで植えられている中で、ひときわそそられる赤色。
微妙に違う赤色3色。そして、1株戴いちゃいました。ウ・レ・シ・イ!!!
すぐ、大鉢へ植え付けました。ククククク・・・、オーレッ!カルメンを思い出す赤。
ミニバラだけど、どんどん挿し木して増やすつもりよ。そのバラだけで少し浅い鉢で
直径50cmほどのそれに埋め尽くすほど植えて、・・・ン~、想像するだけで、
ニターってしてきちゃう。

大風で、2本とも花部がポッキリ折れてしまったデルフィニューム。
ルピナスも一通り咲き終わって、あ~あ終わったのね。・・・終わっていませんでし
た。ルピナスは脇から次々と蕾があがって、デルフィニュームは根元からこれまた幾
つも新芽が出てきてるじゃありませんか。この感動・感激は例え様もないほど。
この2種は、種から挑戦して挫折ばっかりだったので、感動もひとしお(一入)。
1m近くに育つそれ達は、存在感があるわ。小花は愛らしいけれど、なかなか切花
にはならないので、切ってきてお部屋に飾れるお花がお庭にあるって素晴らしいって、
思うのです。上部が枯れた球根達を掘り起こして、秋まで乾燥、雨の当たらない所へ
吊り下げました。でも、ヒヤシンスはまだ枯れてません。そのままでも、来春蕾を
つけるのもありますが、花数はぐっと減りますから、もうしばらく様子をみて、葉っ
ぱが枯れたら、掘り起こしましょう。

ウチをちょっと改築(というほど大袈裟じゃない)するのに、足回り(庭に)を確
保しなきゃならなく、地植えの色々を移動。花壇を縮小して、幾株かを掘り起こし
て鉢へ一時避難させたり、ついでに植え替えをしたりの花々達。時々手は止まって、
お花に見入ったり。傷んだ葉っぱを取り除いたり、アララ~~、す~ぐ夕方に。
気温上昇の最近は早朝散歩。それに行き損なって、マリリンと耳には今日はスペイ
ン語を連れて、彼女用のペットボトルへ入れたお水をウェストポーチに差し込んで、
お散歩へ。

キョウコサンからのお手紙には、最近パズル・クイズ添付よ。
数独や、新聞に掲載されているという数字パズル等。何が嫌いって、数字大嫌い。
それでも、3問中1問はすいすいと解いたのだけど、あと2問は唸るだけで、
鉛筆は進まないの。そのうちに解きましょうの心境よ。消しゴムのゴミばかり増え
て、面白くないのですもの。彼女曰く「ホラッ、鉛筆に消しゴムがついてるのがあ
るでしょう?あれで書くのよ。ン~コツ?って言うより、法則を見つけることだと
思うわ。イライラするでしょう?できないと」
って、ホッホ、ホッホ笑うのよ。ンモー。

明日、彼女と横浜巡りをご一緒します。我が家のバラでブーケを作って、彼女に
プレゼントするつもりです。早く起きて、姿の美しいお花を切って、ラウンド形の
小さなブーケを、道中邪魔にならない程度の大きさにしましょう。やはり嬉しい
我が家のお花達。そうそう、結婚式に新郎の襟につけるブートニアは、新婦の家の
お庭に咲くお花で作ったブーケの1輪を飾る、そもそもの始まりだそうです。
今では何でもお金で済ます、貧しい社会になってしまいましたけれど。
お花をメインに描くキョウコサンです。喜んで下さるでしょう。しかも我が家に咲く
お花なのですから。
ユリ達は、やっとかすかに色づき始めたばかりなので、そちらは宅急便で送りま
しょう。なにせ、数十本は咲くユリですから、美しさのおすそ分けをしようと思っ
てます。最初の切花はもちろん母へです。何よりも好きだったユリの花ですから。
いつもお花を飾る時は「お母さん、きれいでしょう?」と言って、写真の脇へ花瓶
を置きます。

宿根草とお返し

2006-05-30 10:01:06 | Weblog
昨日、先日お伺いした時、「宿根草がいいのよねえ」って、大きなカンパニュ
ーラを毎年種から育てておいでの彼女に、我が家の改良種のそれを差し上げる
わってお約束していたそれと、我が家の宿根草他2種類を加えて、大和市の
ユリコサンのお家へ。
出かける前にお電話しても、留守。携帯電話って、いっつも携帯しているとは
限らないし、午前中がいいわっておっしゃっていらしたので、さっさと車を出
したの。
お留守のはずはないし、もしそうだったら、管理人さんへお預かりいただけば
いいって。そうしたら、かなり手前から、2人の女性の姿が花壇のあたりに。

「やっぱり、ここだったのね。おはようございます」
園芸を趣味にする人の、雑草、花々、デザイン、等に対する思惑はようくわかる
ので、寸暇を惜しんでお手入れなのよねぇ。
一緒にしましょう!で、い~ち抜けたなんて人は、美しいお花だけを愛でたい人で、
サークル活動なんて出来ないお人。それでも、丹精こめた花々が、本番の舞台を踏
むその時、裏方で頑張った人が味わえる至福を感じて欲しいので、ユリコサンは、
時々出ていらっしゃるメンバーさんへ、作業を振り分けるのですって。そうでない
と、やっと出てきた芽を、さっさと抜いてしまわれる方や、踏みつけてしまわれる
方がいらっしゃるので(オー悲しい!)、担当を決めておしまいになられるそうよ。

本当にお花を好きな人は、朝な夕なにご機嫌伺いするの。その時に、雑草を見かけ
れば、すぐ抜くし、添え木をしたり、整姿したりなんて、放っとけないものなのです。
新聞紙上で、テレビで、園芸の本で、好事家同士でと、知識を深めたくなるものよ。
美味しいところだけ欲しがる人は、シッシッツッよ。

マリリンとお散歩時、声をかけられるのが嫌いな私。いつもイヤホンで、あちらこち
らの言語を聞きながら、発音しながらということもあるけれど、基本的に、他者から
の働きかけって、煩わしいだけでしかないのよ。
「オー、可愛いねえ」とか「アラー、お友達ねぇ」
とか、どうしてそんなに簡単に近づきたがるの?なの。そうでない時は、知らん顔の
不機嫌な顔の人々。ああ、みんな寂しい人生なのねって、思わず思っちゃうわね。

犬がいるから近づきやすい?・・・ああ、やめて欲しいわね。挙句、
「犬は犬同士で遊ばさなきゃいけないのよね」
って、3~4匹の犬の飼い主達の中の年長者らしき女。・・・ああ、構わないで!
あなたに迷惑はかけていないでしょ!? 仕切りたがるババ。
つるまない女だから、昔から。
飼い主同士でペチャクチャペチャクチャお楽しみ会?勝手にやって!

年を経るにしたがって、益々孤独を楽しみ、1人でいる時空を存分に味わえるように
なってきている私だからねぇ。
私は、い~い女しか近づいてきて欲しくないし、ましてや鬱陶しいジジなんか寄って
こないで!なのよ。 要するに放っといて!です。

ユリコサンがとても喜んで下さって、それだけで充分。
「○○持ってく?」「ううん」「じゃ、△△はどう?」「いらない」
マンションの屋上で、種から栽培数種類。それをいかが?って。お気持ちだけ戴いて。
悪いわねって気持ちだと思うけど、お返し、お返しって、日本人誰もが持つ強迫観念。
喜んでくださったそれがお返しよね、そういう意味なら。
具体的なお返しっていうのが嫌いなの。人に何がしかを差し上げるって、とても難し
い行為なのよ。どこかで、
「ごめんなさい。受け取ってくださるかしら?」という気持ちが必要だと思うの。
なので、ハッキリ必要か不要か言うべきね。私はそうしているわ。
「これこれしてあげたのに!」って、不遜になりがちなのよ、してあげるって行為は。
だから、お返しもいらないし、不要なものははっきり「いりません」ってね。
気持ちの上で、小さな石ころの上にでも乗って、
「どうだ! 欲しいだろう?」なんて、無意識にも思いあがっているから、
「要らない!」
なんて、ビックリ仰天なのよ。
「なに?何?要らない?人の好意にケチをつけるって?生意気な!礼儀知らず!
思い上がり!」
って、どっちが?なんだけど、往々にして気持ちはそんなものよ。そして、
「ねぇ、人の好意を無にして。生意気、世間を知らない!って思わない?」
になるのよ。
そういう人は、自分が選別されるなんて想像もしたことがないから、自分は常に
正しい。世間知らずばっかり、って思想家みたいに嘆く。・・・やってりゃいい!
って思うし、近づかない。

でも、良かったわ。ユリコサンの嬉しそうなお顔を見られて。
来年も、ず~~っとそのお花たちは咲き続けるでしょう。

想像妊娠!?と『失楽園』

2006-05-27 09:48:33 | Weblog
お散歩途中で、マリリンがくしゃみのようなゲップのような変な音を出し、
胃液のような、粘液質のようなものを吐き出す事数回。
" Que te pasa?・・どうしたの?"
"Tienes problema?・・どうかした?"
答えてはくれないわね、これが動物との付き合いのもどかしいところ。
1日1回の餌も、全く食べない。散歩後の犬用ビスケットすら見向きもしない。
4キロちょっとの体は、何かあればダメージは大きい。治るのも早いけれど。
セニョール・ダン、
「2日くらい何もやらないで様子を見よう!」
医者の子なのに、だから?薬は極力避ける人。
おなかを壊したら、胃腸を空っぽにまずする。
お水を飲んで、物は食べない。
なんとなく調子が具合が悪い。・・・ほっとけ!の人。
身体は、外から薬が入ってくると、自己治癒をす~ぐサボる、怠ける。
そして、薬漬けになっていくのよね。それをセニョールは知ってたのかも。
だから、ましてや犬に、騒ぐでない!だったのよ。私も同感!ちょっと心配
だったけど。
予防注射の季節になって、かかりつけの動物病院へセニョールがマリリンを
連れて行って、そのときに事情を言えば、
「多分、仮性妊娠、そう、想像妊娠でしょう」
ですって。それこそ「想像妊娠~?犬が~?信じられない話ねぇ」
「それしか考えられないって」

「コタクンを、パパにして~~!」
「ダメ!」
このやり取りを何回か。ご近所のシーズーのオス犬の飼い主さんへお願いし
てたのだけど、断られてたの。
ついこの前も、マリリンは受胎可能時期を経験していたから、もしかしたら、
彼女の動物の本能が、ママになれない年月を経ていくことに、体が切ない反応
をしちゃったのかもしれないわね。
知り合いの方のお身内の女性の想像妊娠の話が、遠い昔にあったのを思い出し
ちゃったわ。
本人の妊娠願望と、周りからのプレッシャーによる仮性妊娠の話を。
それが、犬にまであったなんてねえ、切ない話よ。
空腹に耐えられずに、餌を少しは食べるようになったけれど、回復はしていないわ。
「マリリン、まだつわりがひどい?」(笑)
こんな具合なので、お散歩時は、リードをはずして歩かせる。
リードをつけると、そっちは行かない、歩きたくない、こっち、など等。ところが、
自由にしてやると、片時も傍から離れない気の小さな、内弁慶な女の子よ。
道草をくう彼女に、
"No vas?・・行かない?"
"Entonces ya mama me voy,sola.・・そう、じゃママは一人で行くわね"
すると、慌ててピッタリよ。わかってるのよねぇ。うい(愛い)マリリンです。
ママになりそこなった、可哀想な子。
"Pobre de ti.・・可哀想に"

相変わらず、キョウコサンとの往復書簡は続いています。
彼女からのお便りは、郵便屋さんのバイク音を心待ちにするほど楽しい爆笑内容。
ご自分の失敗談を淡々と書いて、痴れーっと、
「知らないことは知ったかぶり、知ってることは何倍にも膨らませて・・・」
こんな正直者見たことない。
ヒツヨウをどこかでシツヨウと思い込んで、辞書、それも若かりし頃の古~いそれ
に首っ引きで探す。簡単な単語が出てこない焦りを丁寧に書いて、
「出てきたと思ったら、『失楽園』なんてね・・・・」
それに私が
「あ、学が自然と飛び出して、『失楽園』て、ミルトンのでしょう?まかり間違っ
ても、渡辺淳一の『失楽園』とは違うわよね?VINO TINTOに青酸カリ入れて、
口移しに飲ませて、重なって死んじゃった、あのアレじゃあないでしょうね?
あらっ、私ってなんで知ってるの?ええ、近所のババが読め読めって、もってらし
て、ついでに映画が凄かったわよーなんて話も聞かされて。あの頃、淫乱ドンスの
中高年女達が其処ら辺にウジャウジャだったから。でもあれは、読んだり観たりす
るものじゃなく、するものです・・・」
なんて書いて、又、私からの手紙は逗子に向かったのです。
数独と朗読だけじゃ、脳みそには役立ってないみたいだから、英語も懐かしい
スペイン語もお勉強し直しですって。
私も、なるべく他言語で表現することを心がけてはいるわ。
何しろす~ぐ怠けようとする脳みそなもので、絶えず、叱咤激励が必要なのです。
彼女の辞書には渡辺淳一のそれは載ってるわけはありません。もちろん、私が思い
出したミルトンのそれでしょう。・・ああ、どれほど学生時代に作家・作品名を
暗記させられたか?苦しめられました。フ~~~
                        

鼻と花

2006-05-25 14:44:11 | Weblog
「中国足部反射区健康法」の2回目講習。
「なんか、反応あった?」
「凄く眠かったし、翌朝のオシッコは臭いがしたわ」
「私のは、色が濃かった」
「でも、続かなかったでしょ?」
「ええ、1回だけ」
「良かったね」
こんな会話で始まった講習。副腎・腎臓・尿管・膀胱への刺激は、
始めと終わりに必ず。準備体操と終わりの体操みたいに。
そして、次々首から上の器官と脳関係各分野への刺激法を伝授。
「鼻」にあたる指の刺激法を、どの部位も必ず先生が1回はして下さる。
そしてそこで、
「レイコサン、あなた鼻悪いよ」
「エーッ、悪くなんてないわよ。ウソでしょう」
「ウソじゃないよ。ようく考えてみて」
「・・・・・、そういえば、よく鼻かんでるわね」
「なんでもない人は、鼻なんかかまないよ」
「ああ、そういえばそうねぇ。エーッ、じゃ、私の鼻は機能障害だったって
ことなのね?」
考えてもみなかった事よ。
受講者全員「鼻が悪い」って。全員自覚症状なしで、誰も鼻が悪いなんて思
ってもいなかったの。でも、ようく思い返してみれば、鼻が詰まるとか、よく
鼻をかむとか、気にも止めない程度の何かしらはあったのは事実。
それで、その反射区をゴシゴシと刺激。
それ以後、今朝、外のひんやり空気をかいで、オー寒!でビックリした鼻水が
出てきそうになって、ティシューで、チン1回だけ。そういえば、かなり頻繁
にティシューを抜き取ってたわ、確かに。風邪なんかひいてもないし、アレル
ギー体質でもないのに。
ティシューの箱はすぐ空。そう、そうだったのねぇ、少しも知らなかったわ。

今朝のチンで、早速足の其処をゴシゴシ。ええ、だからそれっきり出てきません。
通りかかったウチの宇宙人へ、
「鼻水が出て不愉快!なんてことがあったら言いなさいね。止めて進ぜようからに」
アレルギー体質の彼は、喘息・アトピーで苦しんできたから。
アアッ、アトピーは、母親が原因らしいわよ。「アレルゲン」は母親。子どもを
スポイルしてるのですって。
対応が、変われば、治るそうです。ごめんなさいね、宇宙人。
言ってもせん無いこととは思うけれど、もっと昔にこれを知っていたらって、・・・
仕方ないことね。これから、感染症以外の不調・不具合はこの魔女が治しましょう。
自分で考案したわけのわからない呪文を唱えながら、魔女らしくもったいぶって
施療なんて、効き目がありそうじゃない?
重症じゃない限り・・・結果は信じられないくらい早く良くなるのよねぇこれが。
「チチンプイプイ」くらいじゃお粗末だから、呪文を考えましょう。

5月にお花を見にきてって、第3次スペイン語会話教室で知り合った、
『オー、マダム』っていいたくなるいい女、団塊の世代、自宅開放の英語の先生。
双方の都合で、本日11時、隣の街の彼女のマンション前で。
久しぶりにお会いする彼女は、 ♪去年よりずうっときれいになった~~♪
色っぽく、ますます女っぷりがあがってたわ。
マンション前の植え込み。そのマンション前のそこは溢れるほどの花々で埋め尽く
され、そのグラデーションの見事さに息を呑むほど。
誰がしてるか?その彼女がほとんど。手を上げても、いつの間にか知らん顔、そん
な会員、どこにでもいる種族。当てにしない彼女の行動は、取材を受けるほどに実
を結んで。道行く人々の目を心を癒している。
スタイルはいいし、何より意欲的で、まずはお花に関する豊富な知識に圧倒。
マンション住民で楽しむ企画を考案・運営・実行数々。
英語を教える傍らで、ご自分はスペイン語教室へ通い、合間を縫って海外へ。
『ダ・ヴィンチ・コード』は、サンセットのグアムの海浜にしつらえたハンモック
上でだったわ。今は、月2~3回の山登りで、自然を楽しむ会のリーダー。

ホント、母がよく言ってた
「用事は忙しい人に頼みなさい」その通りの見本のような方よ。
おきれいなのが嬉しいわね。ちょっとそん所そこらには見ない、い~い女よ。
ケイコサンも、逗子のキョウコサンも、とっても個性的で、ご自分をちゃんと
お持ち。そして、今日のユリコサンも、きちんと個の確立がなされている女性。
こうじゃなきゃね。
宿根草の苗(サントリーが作った『ケント・ベル』カンパニューラ改良種)と
幾つかの苗を差し上げることに・・・お約束をして、彼女の丹精こめたお花達に
さようならをしてきました。

幸せは呼び込むものと思っています

2006-05-23 12:10:07 | Weblog
白いままで、一向に赤くならない初めてのイチゴ栽培のそれ。
それが、きのうの薄日が功を奏したのか。いつものように、新聞を
取りがてら見てみれば、昨日まで見えなかった赤色が、くっきりと
見えるじゃないの。キャッホーよ。株自体は巨大に育って、実もいっぱい
つけていたのだけど、いつの間にか数えるほど。でも、今朝のそれは宝石よ。
もうすぐルビー色になる『女蜂』。

朝から、とっても幸せで、
「私は幸せ」「私は幸せ」「私は幸せ」を、ウン十回。本当にそう思ったの
ですもの、心から「私は幸せ」って、小さくだけど唱えたの。そうすることで、
幸せは、”ああ、何べんも言われちゃあねぇ。ドラ、幸せにしてやるか!”よ。
大声で、爆笑、高笑い、惜しみなく笑う。これも幸せを呼ぶ方法。
多くの人と同じことをしてたって、・・・・・ああ、ああいう風になりたい!
なんて人が身近にいる?・・・いないでしょう!?
だから、いかに人と違う方法で、幸せを呼ぶか?
昔から『念ずることは叶うこと』って、言われてるのですから、人の事なんか
知っちゃあいないで、可笑しくなくても大笑い!この笑いって不思議な力を持っ
ていて、そのうち、本当に可笑しくなってくるのよ。ハハハハハ・・・・・
幸せという言葉をなるべく多く唱える。バカみたい?! そう思う人は、なれな
いわねえ、幸せには。

なんて、占い者か宗教家みたいね。
いいの、いいの。自分に都合のいい、他者に迷惑をかけないことは、遠慮しない
で実行あるのみよ。人の評価が怖い?バカじゃなかろかって、思われることが?
それは、裏返してみれば、いつも言ってるから、言われると思うのね。自分が
放つと、必ず自分に帰ってくるものなのよ、なんでも。そう、言葉はブーメラン。
でも、いつも言うように、他者は悪口は言っても助けてはくれないものだって事は、
肝に銘じつつ、誰に遠慮が要りましょう。心が満たされるためのおまじないよ。

そう、いつも言う拒否言葉、
「ダンナがさあ、ああいうヤツ、ヤバイよ、デカイ、してみな!」
等など。恥知らずなのまねをして、自分を陥れて、楽しい?
私は、自分が大切ですから、できるだけ丁寧な言葉遣いを心がけています。
それは、相手の人に対する礼儀でもありますが、何より何より、自分自身に対して
なのです。決して自分自身を粗雑な扱い方はしてないわ、安心してって。
汚い言葉を遣うと、汚物をなすりこんでいるような、自分に対して申し訳ないって。

巷間流行の事、モノには近づきません。ですから、自分を好きじゃない人とは親し
くなんてイヤですから、そちらにも近づきません。流行に敏感な人を、遠巻きに眺
めるだけで、決して決して尊敬はしません。自分を大切にしない人は薄みっともな
く、決して魅了されない存在です、私にとっては。

日本語は、とっても美しい言葉だと思います。それを、土足で踏みにじるような
ことをしては、それこそバチが当たります。そう、お思いになられますでしょう?

忽然と・・・消えた

2006-05-19 22:31:05 | Weblog
寝たきりの母を置いて、外出する私は、留守番の家族へ、万一の場合に備えての
連絡方法として、仕方なく携帯電話を持つこととなって、早8年強。
緊急で使うこともなく、母は帰宅不可能の場所へと旅立って7年、子どもとして
の使命も無事果たし、その携帯電話は、当初の任務も終了したけれど、今や、絶
えず身近にいる存在となって、便利必需品の存在になって。
そう、今は、・・・・・過去形の存在。
どう考えても、紛失の経緯がわからない、ミステリー。
そう、忽然と消えてしまったの。どう考えても、なくなるはずはない状況下で。
心当たりは全部捜して、交番にまで届けて、でもこれって、放電され放しだったら、
もうバンザイで、私以外の人にとっては無用の長物でしょう。マスターキーのよう
な充電器があれば別だけど。

電話はあまりかけないけれど、まめなメーラーだったから、ちょっと手持ち無沙汰
な面は否めないわ。けれども、キョウコサンへ、チャンチャカチャンチャカお手紙
を書くこと、毎回数枚。
しっかり国語辞典を脇に置いて。
大して漢字を知らない人間が、パソコンや携帯で変換ばかりするメールを打ち続け
ると、脳みそによくない事が起こるっていうじゃない?・・ホー・・危うくセーフ。
自分の手で、思い出しながら書く作業は、絶対に必要だって、ね?
今や、何もかも2極化になって、漢字検定が盛んで、年々増える受験者。方や、
2000字(小学校で習う数)も書けない人が、IT機器を駆使して、自分ワールド。
わずかな発信者が、多くの受信者を操る世界。

もしかしたら、そこから、一抜けた~~!になったのかもしれないわね。
これはいいことなのかも知れないわ。それに、このパソコンがあるのですもの。
な~んにも影響はないって事。
絶対に必要なんて状況に居る訳ではないし、この秋に、大きな変化があるみたい
ですもの、あわてて携帯ショップに駆け込むこともないでしょう。

そして、失せモノは、諦めた頃、これもまた忽然と現れるという不思議を持って
いるのよね。
一種の手慰みのモノでもあった携帯が無くなって、な~んにも関係ないのに、
只今進行中の本4冊なのに、かなりな量の本が納まっている本棚から、村上
春樹お得意のレイモンド・カーヴァーの『夜になると鮭は』なんて本と、
『花言葉・花贈り』という本をを引っ張り出して、ページをめくることよ。
ええ、もちろん既読のものよ。

その色に魅せられた、ハイビスカスのハーブティ。ちょっと酸味があって、
別名スズキ(酢好き)と自称する酸味好きの私には嬉しいお茶。
その色は、濃いローズカラー。妊婦は摂取注意のレモングラスと、精神安定効
果ありと言われるこれもレモンがつくレモンバームを加えたポットに、熱湯を
注いで、いつもはガラスのカップ。今夜は白いカップに注いだそのハーブティ
を飲みながら、少しずつ携帯電話が占めていた時空を他のもので埋める作業を、
無意識にやっている私のようです。

 欲しい?・・・いらない!  これが私流生き方なのですから、ない自由を
 楽しまなきゃ!です。

足を甘く見てはいけない!

2006-05-17 21:21:54 | Weblog
生きている間に、どれほどの事を知るのでしょう?
なんて、フト思ってしまうほどの、体感、体験をしちゃったのよ。
ああ、私って、本当に、知らないことばっかりだわって。

我が中国語の先生の他のお仕事、『中国式足部反射区治療』による健康維持。

月~木までの午前中は、ラジオの前で、朝っぱらからかなり難しい顔をして
て、今のところほかのものを入れる余裕はないので、先生考案の、月1回の
お料理教室も、ちょっと無理だわ~で、それは辞めたの、1回の見学料理で。
午前中に入る事は、そそられることでも、物理的に無理なので無視することに。
まぁ、ラジオより魅力的なことなら、考えるけれどね。
でなきゃ、ひたすらラジオの前。済むと、マリリンとお散歩。忙しいのよ。
そういえば家事もあったわねハハハ・・・・・。

そんな中、中国語のレッスンの後に、誘われてね。
その治療は、私っていうより、誰かのお役に立てるんじゃないかって、前から
考えてはいたのよね。年取ると、あっちこっち部品もくたびれるじゃない?
病院へ行くほどのこともないけど、不快、不調って、これから、いかに丈夫な
セニョール・ダンにしても出てくると思うのよ。そんな時に、女房の私が何か
しらしてあげられたら、いいでしょう?

2回の開頭手術、その後の後遺症との人知れずの闘い。
サロン化した病院で、病気自慢する年寄り達。国の健康保険制度破綻がしのび
よる少子化。ストレス、アレルギーによる体調不良の増加。直接的には関係の
ない事だらけなんだけど、医療費負担増に、怒る国民。
な~んか、心が不健康なのよね。
ここでも、時々怒る(いかる)けど、なんで、そう卑しくさもしい国民になっ
ちゃったの?
貰うことばっかり考えてる、卑しい人たち。権利の主張を臆面もなくする恥ずべき
人々。保険料払ったのだから、使わなきゃ損!式の貧しい脳みそ。
病院へ行かなくても済むように、日々、努力したの?
しちゃあいないのよね。お医者さんが、薬が、治してくれるはず、否 べき!って。
バカァ言っちゃいけない。
持ち主がちゃんと管理しなきゃ! あなた、薬は毒なのよ!飲まない方がいいに
決まってるのよ。それを、こ~んなにお薬飲んでるのよ、って自慢。

死ぬのよ、生物は。
良く生きて(これが一番難しいけれど)、潔く死ぬ。葬式なんかいらない。
生物が最小限度の物質に分解するだけのことで、誰かが死んで、そこにお金のやり
取りなんかが派生することはいやらしい。そして、お返し?お~~~ヤダヤダ。

日本では、昔から「病は気から」って。
中国では、昔から「病は足から」なのですって。
先生が、時々上海にお帰りになって、お勉強をしてらっしゃるのだけど、先生の
先生は、はだしで診療を受けに来る人を見て、
「必ず、また具合が悪くなって来るよ」
って、おっしゃるそうよ。日本でも「頭寒足熱」って、昔から言われて来てるのに、
はだしで、生活してますって、人が増えているのも確かね。それには、先生が
おっしゃるには、「土の上。もしくは畳なら悪くはないかも」って。そういえば、
グアテマラで知り合ったマヤ婆ははだしで土の上をスタスタ歩いて、
「大丈夫?」
って聞いたら、
「大地から気を貰ってる」
って、ケラケラ笑ってたものよ。
はだしで土の上を歩くのがいいらしいのは、昔から聞いてたわね。

そして、今日、10時からのその講習会へ出かけたのよ。
唐の時代には、なんて話も出て、ン?面白そう。纏足(てんそく)してたからね
え、女達は。全員じゃあないわよ。見目麗しい女を囲い者にして、逃げ出さない
ように、小さい足の時に、小さな靴に押し込んでぐるぐる巻き、育たないように。
体とは不釣合いな小さな足。
そんな時代も経て、中国って言ったら、『ツボ』って思うじゃない?それの歴史
は、遠い遠い時代。ツボは点。私が聞いたツボの数は365って、かなり前に、
そう、あまり肩こりがひどくて、友人が鍼がいいって、紹介してもらったの。
そして、鍼を打ってもらったときに知ったのかも。
その結果は、
「あなたの身体は鍼は効きません」
だったのだけど。なんの変化もない結果だったのよ。だからって、特別がっかり
もしなかったわ。だって、体質って色々だと思ったのですもの。
「ああ、そうなんですか」
で、おしまいよ。

それで、先生の説明。ツボは点ですが、反射区はゾーン・区域ですって。
時々、足の裏の図に部分色分けしてあるものを見かけるじゃない?
5本指靴下の考案者が、かなり苦労したって話に登場してた記憶があるわ。アレ
みたいな図。ボードに貼って、説明。足の裏は、指先からかかとまでが、頭から
お尻までの反射区になってるのよ。
中国だけじゃなく、イギリス式・アメリカ式・台湾式等もあって、それぞれ
日本でも広めてるらしいけれど(アメリカ式は、あまり有名じゃないから見たこ
とないって)、そんなことはこれっぽっちも知らなかった私よ。

ね?知らないことばかりなのよ。
中国=ツボ。こんなものでしかない頭よ。
それで、各自、右膝に左足を乗せて、これがスタート。左からですって。
ちょっとお行儀が悪いけれど、治療ですから、ここはご免なすって、よ。
副腎・腎臓・尿道・膀胱に至る線と面。先生が、一人ずつの足の裏のその部分を
ぎゅっと押してなぞって、進む。
「イタッ!ン?気持ちいい~~~!」
10分ぐらいしたら、お隣の方へ
「少し暑くなってきました?温度が上がってきたみたいですね」
「違うよ。足やったから」
って、すぐ先生がおっしゃる。
「ええ~っ、そんなに早く効果があるの?本当に今の足のそれのせい?」
「そうよ。中国のものはなんでも遅い、そんなことないよ」って。
そういえば、ご主人もお嬢ちゃんも、先生のそれで急性のものでも治してらっ
しゃるって、お聞きしたことがあったけれど、自分が体験してみなきゃ、わか
らないなんて、『賢者は歴史で学び、愚者は体験で学ぶ』って、まさにそれよ。
愚者は体験で知る、って事で、まだ学んでなんて言えないわ。おこがましくて。

好転反応は、かなりきつく出る人もいますって。
施してはいけない人、状況などもあって、その説明も充分に。
微熱が出る、眠くなる、尿の色が濃くなる・臭い、疲労感を感じる等など。
あっても、2~3日。長くても数日で、自然消滅との事。
頭のどこかで、「そんなあ?」って、あったわね、確かに。足の裏の刺激く
らいで?って。
新しいことって、経験と知識が拒否するものがあるのは否めないでしょう?
それよ、正直言って。どこか、馬鹿にしている、信じられない、ひとごと。
今日のところは、数分もあるかないかの施療だったし、
「そうなの?ふ~~ん」程度の感想。

そして、3時間後くらいに、私の場合は猛烈な睡魔。逆らわずに1時間ほどぐっ
すり眠りました。尾篭な話だけど、トイレもあたふたと。施療後、ぬるま湯をコ
ップ2杯ほど飲みます。それが毒出ししますって。回数も増えるかもって、おっ
しゃってらしたけど、まさにその通り。少なからず驚いてる今日なのです。

足首から下の樹脂製の足模型があるのだけど、あの人体模型って、ちょっとギョッ!
道路に軍手など落ちてても、ギョッとすることがあるもの。少し不気味。
間違っても人体展などには行けない私。
あの展示を見て、お医者さんになろうって思って、今じゃ、インターン中の、知
り合いの弟さん。
ケイコサンもご覧になったって。彼女のお嬢さんも。ええ、お嬢さんはクリエーター
ですから、そこから何か刺激されたのでしょう。
でも、私はダメ!  人それぞれです。

その足模型には、反射区が全て書き込まれてあるので、お勉強には必需品だと思うわ。
けれども、慌てては買わなかったし、まずは雲形定規をぐっと細くしたような施療具
の木片は、次回にでも買いましょう。いつも携帯して、具合が悪くなった器官の反射
区をそれで刺激。応急処置にも効力発揮って。
サッカーの選手(高原)が、エコノミー症候群で、選抜からもれて、涙をのんだこと
があったわね(今回はめでたく選ばれたけれど)。
私は、長時間の飛行機だと、かなり意識的に足を動かしたりしてるわ。なので、この
小さな木片を携帯して、反射区を覚えれば、チョチョイノチョイで、クリアできるな
んて、教えてあげたいわねえ。

病後の体験から、私自身にとっての健康法は「病は気から」と実感なので、ことご
とく、不調は無視!積極的無視!を最良の治療としているのだけど、人には、少し
でもラクになる手助けはしてあげたいじゃない? そのための方法として、今回の
健康法にめぐり会えたのは、何よりって思った次第よ。
決してオールマイティじゃあないけれど、かなり強烈な助っ人であることだって。
いつか、先生にくっついて、上海のその学校?へ行けたらなんて思ったりしてね。
我想去上海。・・・私は上海へ行きたいって。
腰痛?膝が痛い?アレルギー?鬱?ETC  任せなさい!に。なりますように
                           再見。

人心掌握

2006-05-15 01:00:39 | Weblog
ウン十年の隙間を埋めるがごとくの往復書簡。
逗子のキョウコサンと私は、2~3日おきにお互いに数枚を費やして、
4W1Hを書くのよ。
2~3日おきだから、そんなに書くこともないでしょうに、って思うのだけど、
それが、あるのよねえ。
高校時代の親友達との交換ノートはつまらなかったし、その内にウヤムヤで、消滅。

これが、キョウコサンとだと、出てくる出てくる、お話が、なのよ。
そして、何が嬉しいって、必ず、笑わせてくれるのよ。
彼女からのお便りは、電車内でなんか読めないって、彼女の友人がおっしゃるって。
そうなのよ、クスッなんてものじゃない、ハハハハハ・・・・になってしまうの。
真面目な彼女だから、真面目な顔をして書いてるって思うと、余計可笑しい。

そして、す~ぐ私からもお手紙。そんなやり取りをしてるのだけど、
「キョウコです」ってお電話もよ。最近は、長電話なんかしないから、新鮮よ、
彼女との電話でのオシャベリも。
この前の、新橋の集まりの件も報告して、次は横浜で会いましょう。ついては、
下見にお付き合い下さらない?って書いてたので、それについて、アレッ 違っ
たっけ? 
パリで知り合った、ロス在住の友人のお話。
たまたま友人になったその女性に絡んで、とある出版社の人物も登場。
キョウコサンもマスコミ出なんだけど、不思議な縁がつながっていく。そう、
ここでもリンク。来週早々に、ロス在住のその女性が、キョウコサンの絵を
買い付けに。同道する出版社の男性。待ち合わせは銀座。
「にわか画商になってあげましょうか?引き合いが多いから、もう少し高く
して頂かないと、難しいですねえ、なんて。人の事は言いやすいから」
なんて。
絵について、アマチュアとプロの違い。
音楽もだけど、絵はかなり好みが優先する世界だから、いい悪いより、好きか
嫌いか?よね。
彼女が11年間師事した先生から離れた理由とか。
人と近づく理由は、匂いって、矢野顕子が言ってたけど、それ!
5分も話してたらわかるし、それより瞬間って感じで、同じ種族かどうかって、
わかるわね。
ダ・ヴィンチ・コードの本、読んだわって、キョウコサン。
あれは日本人の肌には合わないって、同期会の席で言ってた男達も居たけど、
面白かったわよねえ。上・中・下3巻、あっという間だったわって、お互いにね。
なんて、楽しい会話が続くのよ。それで、
「昔は、伊勢佐木町なんか仕事がらみでよく行ったけど、今はさっぱりよ」
って、キョウコサン。
「今月は、来週・再来週の水曜日と最後の土曜日以外ならいつでも空いてるから、
あなたのご都合のいい日に、横浜めぐりでもしましょうか?横浜にはジャズを聞
かすバーがかなりあるって聞いてるけど、あなたは下戸だから、関係ない?」
「ううん、お酒は飲めないけど、そういう席は嫌いじゃないから、付き合うわよ」
こういうのがいいのよね。
ハッキリクッキリキョウコサン、自分を曲げてなんか付き合わないでしょうから、
その席も彼女を員数に入れていいわけよ。
神奈川県人会(?)にはもう一人戸塚在住の同級生がいるけど、仕事がある男性
だから、キョウコサンと私で、次回の横浜同期会はセッティングになりそう。

そして、インターネットで買えない物はないご時世だったことに気づいた私は、
捜し求めていた『レモングラス』の苗と、お砂糖の甘さの200倍と言われる
『ステビア』の苗を、ネット上で購入しました。ついでに、ドライハイビスカス
も。色々とブレンドして、お茶にして飲みます。見事なローズ色です。
早速、大鉢に植え付けて、ちゃんと名札に今日の日付も書き込んで、あとは育つ
のを、にんまりしながら待つことに。先頃蒔いた『レモンバーム』の種からも、
小さな小さな芽が誕生してました。こちらも楽しみなハーブです。
 遊びに事欠かない日々ですが、その上に刺激を下さるキョウコサンです。
毎日、数独と朗読は欠かしません、て。数独って、私はコツがつかめてないせい
か、今一面白くありません。クロスワードパズルの方が、私は面白いわ。
読めても書けない漢字が出てきて、これは漢字検定を受けた方がいいかしら?

私の土いじり話に感心してくださる彼女です。でも、人は好きなことをするの
ですから、お褒めの言葉は無用です。そして、それでも、お手紙は下さいねって、
書いてあるのですから、やっぱり、ちょっと頬が揺るみます。人心掌握がお上手な
彼女です。



やみそうにない雨・・・

2006-05-13 23:23:38 | Weblog
 厚生労働省へ問い合わせた去年。ソ連崩壊後、やっと入手できたシベリア
抑留戦没者名簿。寒さと飢餓が死因。埋葬場所は発表されてましたけれど、
もっと詳しく知りたくて電話をかけたのでした。
そして、知りえたそれは、ゴミ同然の埋葬法という事実だったのです。アウ
シュビッツの死体の写真を思わず思い出した無残さ。それこそ墓穴を掘らされ
て、そこに捨てられたユダヤ人のように。あのような・・・可哀想に・・・。
憤懣やるかたなしであった私は、去年初めて靖国神社にお参りしたのです。
あまりにも可哀想な父を思って。
そして、・・・まだ食いつきすら出来ないロシア語は、何を隠そう父の墓参の
ため。情けないことに
「ィヤー・・私」「ダー・・はい」「スパシーバ・・ありがとう」「エット(タ)
・・これ、それ、あれ」くらいしか覚えてないけど。

そこに、今朝。45000人近くといわれる戦没者の名簿を、作成していられる
方をテレビで紹介しているのを見て、紙と鉛筆を慌てて持ってきて、聞き取り。
ホームページもあります、のアナウンスに、すぐパソコンを立ち上げました。
ありました、ありました、父の名前が。収容所も、埋葬地も、色々と。
早速、その方にメールしました。墓参に関しての情報を戴けますか?って。
外はしのつく雨。私の頬には、川が氾濫したような水が激流となって、流れ落ち
ます。止めるすべもない、溢れる涙、涙、涙なのです。

親子の対面もできなかった父娘の私達です。姉達は、父との写真もありましたが、
私は、父なし子になってしまったのです。
けれども、父がいなかったことで、私自身が傷ついたり、リスクを背負った記憶
はありませんでしたが、母の苦労は、幼くともようくわかっていました。ですか
ら、7~8才くらいから、ミニ主婦をやらされたりしましたが、それが苦痛だっ
た記憶はありません。ただ、ただ母が可哀想と思ってましたから。
父という存在を知らないのですから、懐かしいなどという感情もありません。

それが、この数年、なぜか父がやたら可哀想に思えてきてたのでした。
母を看取ったせいもあるのかも知れませんが、遺髪一つなかった戦死公報は、父の、
両親と2人の姉達にとっても現実味は薄かったと思えます。ソ連の時代は、墓参な
どできるものではなく、段々縁が薄くなっていったのはやむをえないことでした。
そのソ連がなくなり、戦没者名簿がやっと日本へ届いても、役所の戦没者に対する
扱いに憤られた1人の男性がここに、偉業を成し遂げようと、今尚名簿の作成に没
頭されていらっしゃる。ご自身も抑留されていらして、その環境も充分ご存知。
その方のご尽力で、あいまみえることが出来なかった私達父子にも、1条の光が与
えられた今朝だったのです。
墓参が実現するかどうかは、まだわかりませんが、できる事ならば、ゴミのように
埋葬された50人(父のそこでの人数)の御霊に、合掌してきたいと思っています。

敬虔なクリスチャンだったという父は、毎朝賛美歌を歌っていたそうですが、
「音痴でねぇ」って、母が言ってました。
ですから、そこで私が父に賛美歌を聞かせてあげたいって思うのです。
お父さんが抱けなかった末っ子が歌う賛美歌よ、と。

外の雨も顔を流れる雨も、なかなか止みません。そんな1日の始まりでした。

律令制と植物と雨

2006-05-12 22:05:16 | Weblog
 過ぎ去った事柄はさっさと忘れる。
今日は、あったのよねえ数十本のユリの花が。だったのよ。
お花達に、ちょっとどいてもらわなければならない事が近々起きるので、
久しぶりの晴れ間に、ソレッ!小さなお庭の多くの植物達の移動開始!
前の空き地に少しずつ置かせてもらって、あっちへ、こっちへ鉢を移動。
それにしても、多い。
蕾の数もわかるほどにユリも育ち、ウッシッシ。でも、その数は半端じゃ
ないし、狭いスペースに、ギリギリ通路を確保で置いたけれど、まだまだ
終わってないから、まるで梅雨みたいなお天気だけど、間隙を縫って作業は
続くのよ。

そんなところへ、トヨタのセールスマンが。
「主人は留守だし、ウチへの売り込み、アプローチは無駄よ」
って、いつもの対応の私なんだけど、いつも来るその彼の苗字は変わってて
『広辞苑』で調べてみてくださいって、前に言ってたのよ。ええ、もちろん、
あの滅法重い広辞苑をドッサと置いて、調べてみれば、彼の苗字は、役職か
らきた名。
「律令時代ですよ、始まりは」って。世界一多い苗字って言われる日本語の
それ。それでも、律令時代って言うのには恐れ入ったわ。
律令制って、飛鳥時代?奈良時代? 学生時代は嫌いだった歴史。その中でも、
律令制、荘園なんかが出てくる時代と、天皇の北朝南朝のゴタゴタの時代なんか、
全然覚えられなかった、覚えたくもなかったものよ。そんな私の脳みその中には
その頃のものなんか、これっぽっちも残ってないから、律令制の頃なんですよ、
なんて、ビックリ仰天話。

「しかし、多いですねえ植物が。増えましたか?」
「そうねえ、寒い頃は土の中で、それが今、一斉に出てきたユリなのよ。でも、
多いわねえ」
そりゃあそうです、高さ1mくらいのユリが数十本なのですから。全て鉢植え。
でも、移動は便利で、庭の隅にまとめて置いたけど、地植えのバラ以外に、鉢植
えのそれもあるので、大鉢を抱えてウロウロの有様だったわ。

すくすく育っている、プランター育ちのキャベツ。小さな穴があいている葉の裏
側に、チョウチョの小さな幼虫がいるじゃない。べリべりとその個所をちぎって、
「私が食べるキャベツで、お前のモノじゃないの!」で、ポイッ!
バラのアーチも移動しようって思ってるし、去年、感動して買った3本の『アメ
リカハナノキ』に、初々しい若葉が出てきて、カエデ科のその葉っぱは可愛い。
秋が楽しみな紅葉する葉っぱ達。小さなお庭には不釣合いな喬木だと思うし、
落葉樹だけど、生垣に使ってみようかしら?なんて考えてもいます。他の木と組
み合わせて。ボックスツリーと組み合わせてもいいんじゃない?なんて自問自答よ。
自由奔放にはさせないわ。芯止めをして程よい高さにキープって。
庭に居ると、す~ぐ夕方になってしまうのよ。
明日は、また1日中雨って。走り梅雨なんて言ってたわね、気象予報士が。
年が明ければ、菜種梅雨、走り梅雨。そして、本格的な梅雨って、本当に水の国。
瑞穂の国の民です。人間には鬱陶しくも、植物達には恵みの雨ですから、お家の
中で、雨がやむのを本でも読みながら待ちましょう。