ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

治った・作った・捨てた!

2005-11-29 09:18:22 | Weblog
1日お散歩はなしで、マリリンはおとなしくソファの上で終日暮らす。
オシッコは、シートの上でするけれど、大きい方は我慢。その様を見ていても、
痛々しい歩き方。でも、こんな時でも、彼女は私の唯一のスペイン語の相方。
「左手が痛いの?」「まだ痛い?」「ご飯は食べられる?」「明日はお散歩に
行きましょうね」ETC. 本当に、いい(?)教材を提供してくれるのよ。
原因がわからないままに、様子を見ていたら、セニョール・ダンが、
「散歩へ連れてけって、言ってるぞ」
昨日のお昼前の事。お玄関の上がり框にちょこんと坐って。
「お散歩、行きたい?本当に?・・・Quieres ir a paseo? Es verdad?」
尻尾を振って、これは本当なのね。お散歩グッズを用意して、とりあえず抱っこ。
一昨日、下に降ろした途端、つんのめって歩けなかったので、そ~っと降ろした。
ビッコになるけれど、どうにか歩ける彼女。
途中で、歩かないという意思表示も。抱っこ・歩くを繰り返して、やっと排泄も済み、
どうにか、今回の『マリリン歩けない』の巻は終ったよう。もの言わぬ生き物との
付き合いは、こういう時が少し厄介だけど、彼女がまだ若いと言う事もあって、
回復も早かったみたい。お医者さんに行く事もなかったほどに。だけど、なんで?
は、残ったけれど。何がどうなってたのかしら?

2個1組の書棚の組み立ては、2個目は、アラララ、ってな具合でチャンチャン!
セニョールの本も、どうぞ!で、片付く事よ。新しい本は、下衆(げす)な言い方
をすれば、「3度の飯より好き」。
でも、古い本も、結構読み返す私なので、今日は、2階の本棚から下へお引越しよ、
私の本達の1部がね。だけど、全集のたぐいは、もう少しそのままにしときましょう。
なにせ、12~13才頃から読み出した幾つかの全集。
お引越しのたびに一緒に移動よ。たま~~に、「千夜一夜物語」全集から、引っ張り
出して、シェーラザードが語るお話に浸ったりするのよ。フフ、そうこの前は、湾岸
戦争勃発の時だったわねえ。

そうそう、昨日は、ラベルなしのビデオテープ、引出しの中の色々。古い古い住所録、
ハガキ手紙のたぐい、期限の切れた保証書など等など等・・・・、思い切って・・・
捨てました!
どうでもいいようなものが一杯だったのよ。時には思い切って捨てないと、それこそ
過去の遺物に地所を占拠されてしまうハメに陥ることに。それに、私は過去に縛られ
る女じゃあないはずだから。
時々するのよ、目をつぶってごみ袋に、衣類を。ほ~んとに衣類はじめ、色々買わな
い人間なのに、増える増えるモノ。恥ずかしいのよね、自分が。欲の皮はうす~いう
すいはずなのに、「何!このモノ達は!」ってね。あさましい限りって思っちゃう。
それで、エ~イ!で処分。その後、不自由なんてした事がないから、これからも、極
力処分、買わない、もらわない!を実行よ。ア~~~~スッキリ~~~!ってね。

リビングが書斎風に変わってきて、なんだかいい気分。本達に囲まれているって、
なんとも言えない極楽極楽ってなね。しかも、乱読だから、いろんなジャンルの本が、
お座敷がかかるのを待ってる状態になるわけなのよ。ええ、その中には、一度お座敷に
は上がったけど、その後さっぱりで、お茶を挽いてる子(?)もいるわよ。
気分次第よ、呼ぶかどうかはね。「オッ!そういえば、あの子を呼ぼうか」なんて。
新橋・柳橋の、あるいは先斗町の話みたいね。ハハハ・・・・。

本友・・・誰?

2005-11-27 20:32:43 | Weblog
およそ1ヶ月ぶりにケイコサンと。あれはユトリロ展だったわね。
ケイコサンは、白川郷から、金沢・兼六園、東尋坊へ。当地の金沢(八景)の
ウォーキング。相変わらず積極的行動派の彼女です。
久しぶりに、"Corazon Latino"で、マリアサンにお会いしましょう、だった
けれど、お店の前は自転車が何台もある。ランチを摂りに同郷の人々で混んで
るようで、通りを隔てたファミレスでランチ&オシャベリ。
お互いに、借りていた本を返却。そして、又次の本を。
私からの本は、返していただいた本より厚いハードカバーの上下。
彼女からは、タイトルは聞いた事があるあるけれど、初めての作家の本ともう1冊。
ソフトカバー本と文庫本。
「ねえ、持って帰れる?なんなら宅配便で送りましょうか?」
なにしろ、彼女からお借りしていた本3冊とで、ハードカバーの本5冊。
ずっしり重いそれよ。プラスお買い物の品もあるようだし。

いい加減長居しちゃったレストランを後にして、自転車もなくなった"Corazon
Latino"へ行けば、マリアサンのお兄さんに又お会いして、ケイコサンを紹介。
「子ども?」って、私に。そりゃあないでしょう!
"Mi amiga."お友達よ!
ケイコサンが、何か小さなカラフルな品物を袋から出したり、入れたり。
「何?」
「Tバック」
「ワォ。あなたが?」
「娘によ」
「なんて、言って、ケイコサンが着用だったり。いいんじゃない?」
「と~んでもない」
定価の50%OFFは嬉しいって。
息子だけの私には、興味津々の、彼女のお買い物よ。
「レイコサンもどう?」って、マリアサン。
何をおっしゃるウサギさん、よ。ハハハハハ・・・無用の長物、縁なき品。
そうこうしてたら、ドンドンお客さんが入ってくる。飛び交うスペイン語。
お夕飯を食べに、みたい。可愛らしいお店は満杯状態になって、私達は引き上げよ。
"Hasta pronto,chau!"またね~。

鎌倉あたりに行かない?いいですね~。でも、12月は、フラメンコ観賞
やらなにやらで、もう埋まっているのですって。それに、やっぱり12月は
気ぜわしい月だから、毎日が日曜日の私と同じに考えてはいけないのよね。

白川郷の風景をお聞きしたり、デジカメの中に納まっている写真を、色々
見せていただいたり、その中には、お嬢さん達も納まってたり。上のお嬢さんは
クリエイター。ユニークな感覚をお持ちの女の子。一緒に写ってる男の子を、
ケイコサンたら「虫みたいでしょう?」ですって。ハハハ・・、こういう表現は
おかしい。
「よく見てみて」で、小さな画面に目を凝らすと、件(くだん)の男の子。
できる限りにピアスをつけまくってるじゃない。
「ウ~ン、邪魔くさい!」って、手で払いたくなるほど。
唇にも、いっぱいぶら下げてね。きっと、『素』がよほど嫌いなのね(私の感想)。
そして、なんでこう、魅力的なミドルエイジの男達がいないのかしら、と嘆いたり。
「ああ、それにしても、やっぱり、西検会場のスペイン人は、カッコよかったわね
え。渋くて、セクシーで。もう1回受けに行く?」
「又、6級を?それはバカバカしいけど、いい男だったわねえ」
それは兎も角、そのうち、2人の時はスペイン語+英語で会話をしましょうか、
なんてね。何もかも楽しまなきゃ!よ。
最近新聞で知ったことだけど、今や日本は数カ国語が飛び交う国ですって。
ポルトガル語(ブラジル)のタクシードライバーなんかの誕生なんて、現実的な
お話よ。だから、日本語だけにしがみついてちゃ、つまらないって事よ。
日本に来たのだから、日本語を遣えって?ええ、基本的には同じ意見よ。
けど、ウヒヒヒ・・、ヤッター!外国語を覚える、いいチャンス!って。
そういう見方、取り方をしたら楽しいでしょう?
そんなこんなで、やっぱり楽しいケイコサンとの逢瀬。
冬至に向かって、日暮れが早くなっている季節。
又、お会いしましょう! Adios!

姫とドライバーと外国語

2005-11-27 11:44:34 | Weblog
まあ、積極的なマリリン。コタクンへ、そりゃあなりふりかまわずのモーショ
ン。そこへ、ココチャンというこちらもシーズーの女の子。
ウチが一番若い。 今年最後の春の時期の到来模様で、恋の鞘当状態。
3角関係の様子を見せる3匹は可愛い!猫のような犬達。吠えない、柔らかな
身体は、飼い主達を恍惚とさせる触感。
「色んなバージョンで楽しめるわね」
とは、ココチャンのママ。ヘアカットで、千変万化(これは、オーバー!)。
コタクンは、1年中サマーカットで、毛玉とは無縁。
「コタクン、パパになって」
「ダメ!仔犬の方へ気が行っちゃうから」
「どっちも飼えばいいじゃない」
「そんなあ、そりゃあ無理というものよ」
なんてね。誘惑させちゃおうかな、なんて考えています。

その、ウチの姫は、昨日から左前足がつけない。
思い当たるフシは皆無。まあ、食欲は落ちてないから、取り敢えずは様子見。
お散歩の途中で、何かあった?こういう時が、人間以外の動物の相手はもどかしい。
「ここが、こうなの」とは絶対に言えないのだから、こちらが判断しないとねえ。
それで、今日のお散歩は中止よ。つんのめってしまったから、外で。歩けない。

いよいよ、本の置き場に困った私は、通販で書棚を注文。
届いてみれば、重い素材の組み立てのそれ。2個で1組。
「自分でできない事はしない事!」と、前に、ウチの宇宙人から言われた私は、
説明書と首っ引きで、格闘よ。プラスドライバー片手にね。
3時間はやってたかしら?ハーイ、一丁出来上がりー!フ~~~。
考えなくてもできることは、脳みそには刺激にならないのですって。だから、
い~い刺激を、脳みそに与えたって事よね。それが一番の収穫だったりしてね。

ついでに、馬専科以外、全員スモーカーだった(私は、チェーンスモーカー)。
かなり強力な換気扇を取り付けてあるお部屋。今じゃ、そこでセニョール・ダ
ンが、1日数本吸うか吸わないかだけど、1年中回しっぱなしにしてるそれ。
そのせいか、結露なんてものはないのよ、ありがたいことにね。
その換気扇をはずして、しっかりお掃除よ。
羽根を回して、気持ちよく又働いてもらいましょう。
こっちも気持ちいい!きれいになってね。

あっちゃこっちゃ積み重ねていた、あぶれものの本達を、とりあえず納めてみ
れば、これまたい~い気分。もうひとつの片割れも組み立てて、2階の本達も
納めるつもり。2階は、軽くしなきゃ、古い家だからねえ。危ない危ない!
ククク・・、これで又本が買えるって事よ。たまんないわねえ。
お散歩時は、マリリンへはスペイン語。イヤホンは、英語のテキスト。こんな
楽しみ方をするようになるなんて、想像もしてなかったわね。
何?お勉強?馬鹿言っちゃあいけない!なんでも、面白がるためにあるのよ。
お勉強なんて、千切っちゃあ投げ! 千切っちゃあ投げ!無縁!!!

イヤな、見知らぬ、ココが大事なんだけど、全くそそられないジジが、
「オー、可愛いねえ。おいで、おいで!」
なんてね、冗談じゃあない。こういうのが大っ嫌いな私は、
" Gracias senor! Hola Marilin! Vamos a casa! Senor adios!"よ。
自分がどう思われるか、誰でも彼でも、犬を褒めれば嬉しがる、なんて冗談ポイッ!
ああ、こういう無神経さが、特に男達の、自惚れがたまらない。あっち行け~~!
ハハハ・・、こういう時に、あまりメジャーじゃない言葉を知ってるって強味よ。
でも、スペイン語も市民権を得そうだし、次はやっぱりロシア語あたりにしよう
かなあ、なんてね。アラビア語も面白そうよ。
それで、その見知らぬ、そそられないジジになんて言ったかって?
「ありがとう、オジサン。ハーイ、マリリン、お家に帰ろうね、オジサンさようなら」
ってよ。
ハ・ハ・ハ・ハハ、ザマを見なさい。目を白黒させてたわ。
又、スサーナが笑うわね「よくヤルー!レイコサンはやっぱり日本人じゃあない
わ」ってね。   そんな最近です。

子守り

2005-11-22 14:39:47 | Weblog
 横浜の元町。
みなとみらい線の終着駅は、中華街・元町。
深い地下から、エスカレーターしかない昇降手段に身をゆだね、見るともなく
見る壁面は、往時を知る幾枚かの写真がはめ込まれている。なぜか、赤子を
背負った子ども達の写真が多い。往時を知るって言っても、安政6年(1859)
の、日米修好通商条約で開港された横浜の姿じゃあないでしょう。もちろん、その
後のことよ。
おぶい紐で、赤子を背負うなんて、昭和の頃迄ごく当たり前のことだっったわね。
妹、弟を、はたまた近所の子をなんてね。
今じゃ、自分が母親になるまで、あの赤ん坊の肌触りも知らない。むずがる様子も
知らない。あの、モミジのような手の、思いもよらない握り締める力の強さも知ら
ない時代。頭でっかちの、可愛気のない、身体だけ大人になってしまった、気持ち
悪い女の子達。

幼子の面倒を見るのは、保育士になってから。必ずお金がついてくる状況下でね。
お金がついてこないことはしない。はたまた、ボランティアなんて、耳障りのいい
言葉の上での行いしかしない。これは、ものすごいゆがみ。不健全。
子守の姿は、少しの慙愧と、物悲しさと、かすかに感じる郷愁とがないまぜになって、
エスカレーターの速度に合せて、走馬灯のように行ってしまいました。

前回がいつだったか思い出せない、元町詣で。
電線を地中に埋めたその地域(通り)は、スッキリ。
相変わらず、一発で、目的地に行かれない私が訪ねに入ったお店は帽子屋さん。
帽子大好き人間なので、同じ聞くにしても、そこはそれ、興味が優先よ。
30分ほどで、用事も済んで、向かうは、JR石川町駅。どこも寄りません。
およそ、ブラブラフラフラ、ウインドウショッピングなんて言葉は、我が
辞書にないからねえ。
それでも、その通りを歩く、ややご年配の方々は、裕福な日々を暮らして
おいでとお見受けよ。今様なお店もチラホラあるけれど、伝統を守る老舗
があるのは、嬉しい風景。

用事が済んだらサッサと帰る。
明るいうちにわが町に帰り着いて、セニョール・ダンは会食で留守。
今日も一人の夕餉に、カクテルじゃない、ワインのグラスを傾け、
なぜか、木曾義仲の滅び行く様の辺りを思いだしながら
(お布団の中で読む『新・平家物語』)、手にする本の、書かれて
いるところは坂本竜馬に関しての話。忙しいアッチコッチ。
ええ、スティーブン・キングのあれは、終ったわ。『グリーン・マイル』も
そうだけど、頭の中はどうなってるの?というほどの想像力、空想力が醸し
出すストーリー。
『ミザリー』なんて話も怖かったわねえ。

静かに晩秋の夜は更けて、マリリン片手にお布団の中へ。
義経上京と交差して、追われ打たれる義仲。したたかな後白河法皇。いよいよ
佳境に突入。義経の平家追いが始まる。
でも、少し悲しい鎌倉時代へ向かうのよね。
『青き狼』になったとかならないとか、誰?義経がジンギス・ハーン(カン)
にって話も昔から。れば・たらはない歴史でも、それもまたいいかものロマン。


見知らぬ植物・・・ヤーコン?

2005-11-19 10:19:10 | Weblog
このところの寒さで、木々が一斉に衣替えからストリップよ。
エ~~ッ、下品!? そうねえ、例えが悪いわね。お里が知れますってね。
でも、そんな感じなのですもの。大急ぎで脱いでる感じよ。
アッ、そうかあ、(ストリップは、見たことはもちろんないわ。10才上の
お友達は、米子だったかしら?そこの温泉で、ご夫婦でそれを見たって、
おっしゃってたわね、すごかったわよ~~って)、音楽がなきゃねえ。そして、
それは『タブー』の曲って、相場が決まってるのでしょう。

今年の紅葉は私に、外に出なさいって、誘ってるみたいでね。
西の畑に、とりあえず食べるだけの菜っ葉を摘みにって、そこへ行くまで、
歩いて軽く20分。順調に育っている菜園のお野菜達。

ハルナサンの、諸々の道具達が置かれているそこに、小さな折り畳みの椅子を
おかせてもらっていたので、おもむろに出して、畑の中で本のペイジをめくっ
てたのよ。平日の午後の菜園には人影なし。
今日は、CDウォークマンから流れるそれは、パット・ブーンの曲色々。
ええ、『砂に書いたラブレター』から『エイプリル・ラブ』『アナスターシア』
なんて、懐かしい曲の数々を聞きながら、時に一緒に歌いながら、スティーブン
キングの分厚い本を。今ならよくわかる歌の内容よ。
こういう時間を過ごせるなんて、幸せね。
傍らには、摘み取ったシュンギク、フダンソウ、ホウレンソウの袋があって、
乾燥した空気は、冬の到来が間もなくと、教えてくれてるわ。

人の気配を感じて見れば、セニョール・ダンが来てたのよ。
玉葱の本植え用の箇所を、均(なら)して、ご近所の畑の視察。
お見事なそれぞれ。お隣りの畑には、ほとんどの人達が育てている青首大根と
違って、恐らく、三浦大根とおぼしき立派なお大根が、もう、抜かれるのを待
っている状態。暮れになると出回るそれは、お正月料理に欠かせないのよ。

「あっちの畑は行った?」
「いいや。灯油を買いがてら寄ったところだよ」
「ところで、ホラ、いつも気になってるこれ」
って、日陰を作っている大きな植物。それの日陰で読書。
何かわからない、気になってるそれ。
「たまたま立ち寄ったという風情の男性にお聞きしたらね、ヤーコンですって」
って、言っても、セニョールは知らない。私も現物を見たことはないけど、南
方の植物で、お芋の仲間よね。それが、あちらこちらの畑に植わってるのだけ
ど、まあ、優に2mはあるというシロモノ。茎は幹というくらいのゴツサ。広
がる枝は、場所とり、かなり大きな顔でのさばる。
「フフフ、死んでも健康でありますように!って、日本人達だからねえ、今や。
流行りものよ。健康にいいって。あ~~、不健康!」

長生きすりゃあいい!てなものでもないでしょうにね!?
って、くも膜下出血で一命を取り留め、ドクターに「あと100年は生きます」
って、言って、「ハイ、お好きにどうぞ!」って、言わしめた私が言うのもな
んだけど、いっとき、アメリカ人をやってた私よ。エッ、どういうことかって? 
お料理下手のアメリカ人が、栄養を手軽に摂ろうってサプリメントの容器をズ
ラ~~ッてね。あれをやってて「あ~あ、私もアメリカ人みたいになっちゃっ
たわ」って。それで、術後、奇跡の生還を果たした私は、一切のそういうもの
と縁を切ることにしたのよ。自分の手を使って、作る。それで、人生終わりなら、
言う事ない、とっても自然てことに気がついてね。やっと、精神が健康になった
ような気がするわ。ええ、アメリカ人にはならないし、欲むきだしはみっともな
いってね。あ~~、良かった~~~気がついて、よ。

それに、何よりも、どうやって生きるか?これが大事って事よね?
長生きすりゃあいい!はいけません。介護保険を、積んだのだから遣わなきゃ
損!なんて、さもしい考えの人は、・・・・・末路はみじめだわね。請合うわ。



ギターへ再挑戦!

2005-11-17 07:51:18 | Weblog
さあて、一人の夕食を。ククク、お行儀悪くしちゃおうかなあ、本読
みながらなんて。お野菜料理が、4品。おなかが、はちきれそうにな
るほど食べたとしても、問題ない!の食材よ。

セニョール・ダンは、「1時からカラオケ」なんて、お出掛け。
「ハッ?珍しいわねぇ、誰かと一緒?」
「CC会」、例の『男の料理教室』のメンバーですって。
相変わらずの、カクテル『レイコ』のグラスに手を持っていった途端、
セニョールがご帰還。べろべろに酔っ払って。
「これもまた珍しいわね。楽しかった?良かったわねえ」
鹿児島弁で言うところの『ヨンゴヒンゴ』、まっすぐ歩けない様よ。
ご飯はいらないって。お布団を敷いてあげて、セニョールはそこに
ふらつきながらもパジャマに着替えて、マリリンを抱きしめてお休み~。
「ギターの話は、明日ね。電話があったわ」

カラオケでご一緒だったという男性から、電話。
いつ・どこで・何時から・どうする・・・これを書きとめて。ウン十年
ぶりにギターを弾くらしいわ。地区センターで、毎週金曜日、2時間の
レッスン。

セニョールのお誕生日に、私と小さかった子ども2人からギターをプレゼ
ントしたのは、幾星霜前か。セニョールの転勤で、大阪にいた頃の話で、
その頃、ギターは我が家にはなかったものでね。
そのギターは、まだあるのよ。愚息その①も、ウチの宇宙人も弾いて、
いつも「まだ弾けるの?」「オウ、ま~だまだ使えるよ」のそれ。
日本中の家に男がいたら、必ずギターもあるはずって、ウチの宇宙人が言うわ。

やっと、本来の所有者の手によって、弾かれるようになるという事らしいわ。
いいことです。本当にいいことです。馬専科は、ピアノを習ったけれど、全
く音楽には興味なし。お兄ちゃん達は、作詞作曲もする音楽好き。
愚息その①は、ライブまでするほどなんだけど、馬専科の趣味は読書。
まあ、半端じゃあない読書量。干渉なしの家族は、それぞれの楽しみを持っ
ているけど、『エコノミックアニマル』なんて、世界で言われてきた世代に
属するセニョールは、まごうことなき企業戦士だったからねえ。

やっと、趣味を楽しむ時間と余裕ができたということね。
昔々、我が家へ遊びに来ていたセニョールに、『禁じられた遊び』なんて、
誰もが弾く曲を私も教えてもらったことを思い出したわ。私が中学か高校の
時よ。セニョールが大学生。オォ~昔~~~~!
そういえば、あれ以来じゃない?ギターを弾くなんて。
子どもに、そんな話をしてたのかもしれないわね。
「じゃあ、パパにギターを買ってあげよう!」になって、彼等のささやかな
お金をプラスして、ある年のお誕生日に買ってあげたギター。そんなものだ
から、決して高いギターではないのだけど、ウン十年を経ても使えるなんて、
いいギターだってことよね。

楽器がいじれるって、幸せなのよ。
音楽は、人を幸せにするひとつの要因ですものね。それを自分の手の中に持
ってるって、楽しみを確保してるってことじゃない?その上認知症とも無縁
でいられるってね。意識して、身体を使うって、とても大事な事ですって。
そう、使う(話すことも)ことは、かの養老孟司曰く、「出力が大事」って。
そのことなのよね。なんでもじゃんじゃん使いなさい!じゃないと、す~ぐ
使いものにならなくなるよ!ってね。ハーモニカなんかもいいかもね。
いつか、親子3人でセッションなんてできたらいいわね。それをバックに、
正式に声楽を習った事がある(これも昔の話ね)のに、なぜか音痴になって
しまった私も、もう一度、音を拾う事を始められたら言う事なし!って。
セニョール・ダンの再挑戦。 Muy bien !

ブロッコリーとスティーブン・キング

2005-11-15 21:16:54 | Weblog
久しぶりにスサーナとデート。その前に、西の畑に行って、5種類の種を一緒
に撒いた畝のそれが、大きくなっていて、その中のブロッコリーなんて、全部
出来たら誰が食べるの?というくらい、育ってたのよ何本も何本も。
それで、時々お会いするラムさんに3株。ご自宅の門柱脇に置いてきたわ。
スサーナに電話で聞けば、「欲しい」って。彼女に2株。
お会いするには時間があって、その前に"Corazon Latino"にビデオを返しに。
チビッ子4人が、アニメに夢中。従兄弟同士。マリアさんの妹さんの坊や2人
といつものユウキクンとユウヤクン。
マリアさんにお会いする時は、ブツブツ独り言を言いながら向かうのよ。
" Hola Maria,perdoname,este vez tambien yo estoy teniendo video,
tiempo largo.ハイ、マリア。ごめんなさいね。今度も又、長いことビデオ持っ
てて。"・・・わかった?ごめんなさい。”
"Si.no de nada."・・ううん、気にしないで。
奥からマリアさんのお兄さん。
「この前は、きちんとご挨拶しなかったわね、ごめんなさい」で、改めて
"Soy Reiko.Mucho gusto."・・・レイコです、よろしく。
彼が、セニョール・ダンもスペイン語を話すかって。
" No,mi esposo no puede hablar. Habla espanol sola.・・・いいえ、
夫は話せない。話すのは私だけ。
" Y, mi perra entiende espanol un poco.solamente ella en mi casa.
そして、私の犬はスペイン語がわかるのよ、少しだけど。ウチの中じゃ彼女だ
けね。
" Ah,si?"あそう?
なんてね。『正しい言葉を遣う前に、通じる言葉を遣う』が、モットーだから、
臆さずにしゃべる、よ。相変わらずね。
スサーナから電話で、帰ろうとしたら、マリアさんが、
「レイコサン、ちょっと教えて。妹の子どもは何て言うの?」
「男の子は甥、女の子は姪。マリアさんが言う時は、私の甥、私の姪だけど、
よそのお子さんの場合は、甥御さん、姪御さんて、言うのよ。今日はもう帰る
けど、今度は、やっぱり午前中がいいわね」
「そう、子どもうるさいからね」

スサーナのおウチへ車を向けて、お仕事からお帰りの彼女とほぼ同時に到着。
彼女は着替えて、今度は、彼女のおウチの傍の「サイゼリア」へ行って、遅
い遅いランチよ。3時はとっくに過ぎていたので。いくつ注文したやら、よ。
オシャベリしながら、ついでにスペイン語の言い回しをいくつか教えてもら
って。相変わらず、マリリンに向けて言う言葉なんだけど。
「お散歩途中で、犬に事寄せて、話し掛けられるのが苦手でね。そんな時は
スペイン語よ。止まらないで!私と一緒に歩かなきゃダメじゃないの、わか
った?ってね。
No para! Tienes que andar con mama, entendeste? って」
スサーナったら笑うのよ。
「目に浮かぶようよ。ハハハ・・。ヘンな日本人て、思うでしょうねぇ」
「日本人なんて思わないんじゃない?はあ、日系人か。よ」
それで、彼女は月1回の英会話。毎週のフラメンコ。忙しい人です。スペイン
語もほとんどボランティアで、3つのお教室を持ってるし。その上に、イタリ
ア語もお勉強しようかって。
「じゃ、次はBuon giorno.って?面白~い!」

お互いに、
「楽しくない事なんかやらないわよねえ」
なのよ。
「レイコ=飽きっぽいなのに、未だにスペイン語をしゃべりたいって、きっと
私にとって面白いんだと思うわ。言葉が好きなのね、何語であろうとも。理屈
はない、た~だ、オシャベリって事なのよ。フフフ・・ね?
だけど、英語とほとんど同じ言葉があるじゃない?例えば、大事なって。イン
ポルタンテがインポータントなんて。グジャグジャにならない?」
「なるわねえ。アルゼンチンで、ポルトガル語とフランス語を習ったんだけど、
こんがらがっちゃったりしてたわね。でも英語は続けようって思うわ」
「韓国語には濁音がないから、彼等は濁音の発音は苦手ですって。そうそう、
ラウラは、ザ行の発音は、まだ出来ないわ。Zは、サ行発音ですものね。やっぱ
り外国語はむずかしいって事なんだけど、楽しいわよね」
「お互いに1度、死んだ身だから、楽しく自分のために生きるのよね」
って、スサーナ。
彼女はガン、私はくも膜下出血で、奇跡的な生還を果たした2人だから。
「そう、その通り!」

そして、今日は、1日中、ケイコサンから回ってきたスティーブン・キングの
長編本と親しんで。始まったばかりの長編物語。分厚い上下2巻。
タイトルは、和訳なしでそのまま。日本語で言えば「必需品」という題です。
必需品じゃあ、つまらない。それで原題そのまま。最近の映画の題も、必ずし
も邦訳するわけじゃない。それのようにね。
ケイコサンからのメイル、「藤堂志津子の短編、面白かったのでお持ちします」
って、来週お会いする時に持ってきてくださるそう。藤堂の本は、幾つか読んだ
けれど、悪くはないわね。本も好き嫌いがかなりあるものなんだけど、ケイコサ
ンからの本は、新しい出会いを作ってくれるものが、かなりあるのよ。

相変わらずの乱読の私。
誰かが、1億冊は手元に置いて、をしてみたいだって。エーーッ!?よ。
まあ、馬専科も、5000冊は欲しいね、なんて言ってたからねえ。ちょっと桁
違いじゃああるけど。
でも、最近簡単な書棚を買おうって、思ってる私。通販ででも。2階がおっこっ
たって、話があったでしょう?ええ、なので、我が家の本も、もう2階には置け
ないものでね。階段も壁に沿って本棚が。それも満杯なのよ。

晩秋の日々。東西の畑で、必要なだけのお野菜を採ってきて、あとは読書三昧
なんて、悪いわねえ~(誰に?)。ブロッコリーは、今日は目にも鮮やかな、
熱々クリームシチューに登場よ。農薬なしの、嬉しい我が家の東の畑のそれが。
今から、手作り梅酒のお湯割りなんか片手に、キングの続きを読むことにするわ。
                 じゃあね。 Chau !

横浜から南青山へ

2005-11-11 21:52:18 | Weblog
暖かいような、寒いような、今ひとつ定まらない気温の晩秋。
ホッホッホ、横浜駅は、“みなとみらい線”のホームは出来上がってたわ。
前は、東横線て、横浜駅は便利だったのよ。渋谷方面のホームは、駅ビル
内の、商店と商店の間にも改札口なんかあったりしてね。
ところが、渋谷から元町・中華街まで行くようになった“みなとみらい線”
になってからというもの、下に下に下~に~~~!の地下。
フフフ、ほかの所?ま~だまだ工事中よ。サグラダ・ファミリアと同じよ。
完成?あったかなあってね。

横須賀線の東京駅のホームも怖い。下に下に下に下に、エスカレーターで、
ドンドン下る。その深さは半端じゃあない。
地下水が壁に押し寄せているなんて話も聞いたような。ブルルル・ル・ル・・・・。 
パリの地下は、骸骨だらけの墓場。
東京の地下は、そう、蜘蛛の巣状態に線路が入り乱れ状態よ。
何かあったら、ただじゃあすまない複雑な路線。
私は嫌いな地下。モグラじゃあるまいにってネ。お日様大好き動物だからね私は。
けれども、渋谷に行かなきゃならないときは、その、みなとなんとやらの線を
使うのが、一番便利ときたら、乗るっきゃない!よ。
特急なんて(前はなかった)シロモノに乗って、5駅で、渋谷に到着よ。 
次は、地下鉄・銀座線に乗り換えて、外苑前で下車。歩道橋を渡って、目的の
ビルへ。フ~~~。

相変わらず、少しウロウロして、お昼をどうしようか迷ったり、早めに出たは
ずなのに、ピッタリ約束の時間に到着。
昔々、赤坂・麹町その界隈が、フィールドだったなんて、ウソ!って、自分でも
思っちゃうほど、昔日の面影は全く、全然、100%ない!の変わりよう。
「始めまして」の、仕事バリバリできそうな、肩書き「プロデューサー」なんて、
女の子と1時間半もオシャベリして、南青山を後にしたの。なんの話をしたかって?
まあ、いいじゃない。たいしたことない話よ。
ただね、行きがかり上、お金の話なんかも。ン?お金?それで、言ってしまいました、
彼女に。
「フフフ、私はおひー様だから、お金とは関わらないのよ」
「ハア?」
こうやって、若者をからかう。ウヒヒヒ・・、でも、そうなのですもの。
セニョール・ダンが経済の全てを担当ですから、とっても幸せな境遇にいる私なの
です。
時々、電話セールスなんかがあれば、
「あなたねえ、私はお金なんて汚いものとは関わらないで生きてるのよ。おわかり?」
はたまた、不動産の勧誘があれば、
「5軒は持てないわねえ。外国にもあるし」
「ハッ?」
って。
なにも、見ず知らずの相手に、事実を言う必要なんて、これっぽっちもない
でしょう? 煙に巻いても、不愉快にはさせないように努めてるのよ。
取り付く島もないような、木で鼻をくくるような対応をする知人がいたけれど、大人
じゃあないし、優しさのかけらもないってね。
聞いてるこちらが不愉快になるし、かなり減点になるってことに、気付いてないのよ。
そして、そういう方とは、ススススス~~~~と、離れます。人となりに問題ありと
いう事ですから。近づきません。

我がケイコサンは、ウォーキングの会に参加したり、ニューヨークでも絶賛の、かの
宮本亜門の講演を聴きに、はたまた、世界遺産の白川郷へ泊りがけでお出掛けと、
フルタイムでお仕事しているのに、この先のスケジュールびっしりなのよ。その合間
に、会いましょう、だなんて、可愛い人よ。フフ、一緒に行く人は女友達です、なん
てね。つまんないの、って私が。
ケイコサンを友人に持ったら、みんな、その文化の造詣の深さに参ってしまう。
本当に、色々ご存知なのよ。だから、ああ、そんなケイコサンと、互角に渡り合える
男性は、少ないでしょうねえって、思うわ。そのくらい、間口も奥行きも広く、深い
彼女なのですから。嬉しい事に、下戸じゃあないのよ。飲めない人はつまんない。
体質的に受け付けない人もいるけど、私は飲める人が好きだから、いつか彼女とトコ
トングラスを傾けて夜っぴてオシャベリがしてみたいわ。
奥多摩に、お座敷が全て離れになってる、風情のある旅館があるらしいから、いつか
お誘いしてみようかしら?なんて思ってます。

今日は、少し都会の空気に触れて、新しい知人が増えた、(相手の感想は関知しない)
日だったわ。だって、南青山よ。オシャレな街です。・・・そんな1日でした。

私は2本の指で・・

2005-11-09 10:51:38 | Weblog
 セニョール・ダンのお料理教室。
予行演習をしました、我が家でね。やっぱりちょっと手を出しちゃったわ。
セニョールがもらったレシピ通りだと、絶対に不味い、否ガシガシ、ゴリゴリで、
味はつかないってね。 それで、この長~い(なんせ7歳からやってる女よ)
主婦歴の私が、セニョールへちょこっとアドバイスしてね、我が家の予行演習品は
美味しかったわ。

「ところで、お料理どうだった?」
「うまくいったよ」
ここだけの話、指導してるんですって。おなかの皮が揺れてます、クククックック。
だって、マグロのお刺身があればご機嫌のセニョールで、ついぞお惣菜を作るなんて
ないからねえ、これは笑っちゃうでしょ!?何のための「男の料理教室」だってね。

そしたらね、彼が言うのよ、
「塩ひとつまみって、ピンとこないだろう?男連中にしたら。それで、オレが言った
んだよ、お焼香の時のあれですって」
「それ!すごーい!まさにそれよ。それ以上でも以下でもない。メチャメチャいい例
え。やったわねえ。目に浮かぶわ、みなさん深~く深く納得だったでしょう。だけど、
可笑しい、お焼香だなんて、よく思いついたわねえ。おかし~~い」
ここのところの笑い上戸の始まりです。ハッハハッハッハッハハハハ・・・・
「いや~~~、ヒットヒット!」
「受けたよー、知らない人はいないし、指先がその感覚を思い出してね。爆笑だよ。
これからはそういう説明をしますって、言ったよオレは」
「いい!いい!いい~~!ハハハハハ・・・・」
なんか、ジジ様達の姿が浮かんでくるのよ。
「焼香かぁ、あれが一つまみか、そりゃあピッタリだ!」
って言い合ってる姿がね。誰一人として、何それ?なんてないのがね。
「ところが、いるんだよねえ。私は2本でするんだけど、って奴がね」
「そんなのは、ヤメロー!よ。なんで頭を遣わないんだろうねえ、想像力の欠如。
ああ、ヤダヤダ。そんなジジは、員数に入れない!よ。だけど、良かったわねえ」
私、喜んじゃいました。セニョールの脳みそ働き者ねえって。そういうのが大好き。

そして、今朝も、どこかお出かけのよう。
「どこ行くの?」
「料理」
「又、教えに?」
「いいや」
「あなた達が作るそれ?」
「そう」
「いってらっしゃい!」
けど、私の口に入ることはない、男による男のための料理・・教室へお出かけでした。
思い出し笑いでもしてるんじゃない?
一つまみは、お焼香、って。いや~~、オレもいい事言うねえ、なんてね。

しょっぱい奴・・・Salty Dog

2005-11-07 19:58:02 | Weblog
夕方からお出掛け。夕方からのお勤め?いいえ、ライブ観賞。
ご近所の、40代男性・マモチャン(所帯持ち・2人のお嬢ちゃんのパパ)
の初ライブへ、1人でね。愚息その①も、ウチの宇宙人も、時間のやりくり
がどうしても出来ず、私だけ。セニョール・ダンは、興味なし。

初めての所へは、余裕を持って出掛けるのだけど、やっぱり早過ぎのようで、
いつものように本屋へよ。その日に発売になったばかりの新刊書(浅田次郎)
を買って、電車の中で、ウヒヒヒよ。
ここのところ続けて彼の本を買って読んでるわ。
外出先で、アルコールを飲む時は、前もって、キチンと何かしら食べます。
地図を片手に、町田のライブ・バー「A to Z」へ。チケットを出して、ワン・
コイン(¥500)で、何かしら注文が、お約束のライブ。大体こんな風よ。
メニューを見て、
「ソルティ・ドッグをお願い」
出てきたそれは、Salt 抜き。それはいけません。
「お塩を頂戴」
で、グラスの淵に自分で塩を飾る、しまらなさ。
そうこうしてたら、始まり出しました。我がマモチャンは、ドラム担当。
初めは、ギターのアコースティックで。その後、エレキに変身。計20曲。
初めてにしては、大サービスのリキの入った演奏。
エリック・プラクトンの曲のカバー。
知ってる曲が流れると、やっぱり嬉しいものよ。
“Tears in heaven”なんてね。
休憩5分。〆て2時間半の大熱演に、思わず「お疲れ様~~~」って、
マモチャンへ。 私も体中でリズムをとって、エクササイズ。
なんせ、ラテン人に、
「レイコサンはホントに日本人?」
と言わしめた私ですもの、じーーっとなんてしてません。勝手に身体が
リズムをきざむのです。そうそう、そこのドラムは透けて見えて、マモ
チャンの手足の動きが見えるのよ。
そして、思ったわ。ドラマーは、ま~ず認知症にはかからないって、ね。
それぞれが違う動きをしてるのですもの。脳ミソ、フル回転よ。ボケてな
んかいられないって。 でも、体力勝負の体育系。だから、ドラマーって、
太ってる人が多いのね。マモチャンは、細身の男性だから、お疲れ様~~!
よ、ホントに。
彼の奥さんの姿は、やっと帰る段になって見えたの。お嬢さん方とお夕飯を
済ませて、後半1時間のところでお出ましだったそう。マモチャン達は、打
ち上げでしょうから、奥さんのキョウコチャンと2人で帰ってきました。
久しぶりの生演奏は、やっぱりいいものです。ありがとう。

愚息その①に話してたら、今度ご一緒しましょうって、言ってて、マモチャン
へですって。因みにその①達のグループも、来年までのスケジュールは出来上
がってるみたい。それぞれが仕事を持って、時々集まって、演奏活動なんて、
いいことです。その①は、作詞・作曲・ベース担当。ワーカー・ホリックじゃ
ない彼らが好きです。

Salty Dog のSaltなしなんて、しょっぱい奴のスラングなんだけど、ただの
Dogは何になるのでしょう?ね。 ここのところカクテルにはまってます。
Sex on the beach や、Orgasm なんて命名するなんて、やっぱりアメリカ人ね。
ちなみにどちらも「カクテル」という映画の中に出てきたカクテル。トム・クル
ーズだったかしら?ド派手なパフォーマンスで話題をさらった映画。そして今で
は、この日本でも、あのパフォーマンスは、カクテルを作る時に見せるものにな
ってるらしいわ。なにしろ真似が大好きですものね、我が民族は。

一所懸命の演奏に、聞き惚れてきた、い~い夜でした。
        Thank you every one. 暖かな立冬の日の夜です。