あなたは魔法使いよ

あたくしの命の恩人の一人にお会いするために、いつもの銀座の講座開始に充分間に合う時間に設定されたそこは、目と鼻の先「国立がん研究センター」へ、およそ１０年ぶりの面会。

いつもは、向こう一駅歩いてから乗る電車ですが、余りの暑さに、それは辞めて最寄の駅へ。それでも１５分は歩きます。
ン？どうしたのかしら？女の子が３人歩道の縁へうずくまって。２人が１人の子へ話し掛けています。
「どうしたの？」
「・・・・・・・・・・」
「怪我でもしたのかしら？」
「・・・・・」
泣いている女の子。
その子のズボンのすそをめくってる子。３人とも用心深い態度です。
きっと、保護者や先生方に
「知らない人と口を利いてはいけませんよ」
と、言われてるのでしょう。それを承知で、
「あのねぇ、誰でも自分の身体に起こった嫌な事は、追い払えるのよ。私も色々嫌な事が起きても、泣かないし、すぐお医者さんへ行ったりしないの。もちろんそのことを誰にも言ったりしないわ。なぜって、自分の身体は、自分で面倒をみるのが当たり前なのよ。この前も、思いっきりここをぶつけてね、もうその痛さったら、でも、”痛っ・・くない！”痛くない、痛くないって、言い聞かせたの、自分にね。そうしたら、アレッどこぶつけたんだったっけ？ええ、どこも痛くも何ともなくなってたわ。だから、あなたも、大丈夫。泣かないで、痛くないもんって。
泣かない、いちいちお母さ～んって言わないの。ちゃんと治るわ。ええあなたはあなたに魔法をかけられるのよ。・・・わかった？」
あたくしのむこうずねを指して、言うことです。だって、事実なのですから。
女の子は、膝を打っていました。打ち身です。
「大丈夫！あなたが大丈夫って心から思ったら、それはあっという間に治るわ。魔法使いよ。あっ、あなた達もよ。わかったかしら？」
泣き顔が少し微笑みます。
「もう、行くわ。覚えてね、あなたは魔法を使えるって事を。じゃ、さようなら」

そうなのです。人は絶えず、自分をないがしろにします。自分を嫌います。
無能、不能者のように自分を扱います。
とっさの判断を見ればようく分かります。
身近の人に先ず助けを求めます。
そして、段々その範囲を広げて、見知らぬ人に依存しまくります。
良い結果を得られなければ、そこに拘った（依存した）相手のせいであって、自分は被害者。
文句ばっかり。そして、歎きのセレナーデ、悲劇のヒロインをしたがります。
そんな愚かな生き方をするって、本当に、自分に対して無礼この上ないってあたくしは思うのです。自分をそこまで貶めて、何が嬉しいのでしょうか。
トコトン、自分を信じたことのない人が、何を言えるのでしょう。
当たり前の事なのですが、ほとんどの人はその力を使わないままに生涯を終えます。
「誰か～！」って、依存しまくりのままに。もっともっと自分を信頼しなければ、素敵な道など作れないのです。文句と歎きの人生の主役で終わるだけ。

何か、事を成し遂げた人は、自分の力を信じたのです。人真似じゃないオリジナルの人生の主役。自分以外の人にはなれないって事を自覚しなきゃね。
その、なれないからこそ素晴らしいって事実を受け入れなきゃ！命の恩人の話は次回！

つるまないのよ！

いよいよ銀座通いも押し迫ってきました。
１月から、来月末まで毎週毎週横浜駅で乗り換え。あの駅構内の雑踏を抜けて、よくぞ通い続けたって、吾ながら感心よ。
大体が出不精者。出来ればこちらへ来てほしいってにん（人）だから。
ーーああ、お花見をしたいわぁ。
翌朝、辺り一面桜の樹木で埋まる、なんて。
ええ、望みは瞬く間に叶う！・・・・・ならいいんだけどねぇ。

何かが実現する（有形無形に拘らず）。
それは、誰かの意思があったればこそ。そう、
こうなったら、こうしたら？
こういうことになる？ならしてみよう！
強い思いが結果をもたらすは自明の理ね。

出来ない、ダメだ、できっこない、たわ言、たんなる夢、偶然、etc.
そんな人は、何も自分で成さない人です。そして、決まって
「ああ、なんて不幸なんだろう」
「ああ、ついてない人生」
「所詮、こんなものさ人生なんて」
「世の中甘かないってことさ」
挙句、してくれない！貰えない！・・・おねだり人生の旅人。

カルト集団（宗教・教育・ビジネス）の話。
マインドコントロールの話。
依存からの脱却！

してる？・・・してないわね～～～。
まあね、全ての人が、学んだ事を全部咀嚼吸収できてたら、全員学者・博士ってものだから、勉強してきても、それはそれ、右から左って、そんなものかも知れない。
いくら様々な角度から、解決の何がしかを提供されて、時間を割いて学んでいる（はず）のであっても、あたくし達の無意識には、
「誰が言う事を聞くものですか！」
って、厄介な恒常性・・・今まででいいのよ」ってものを持ってる、それが思いっきり働いて、苦悩は苦悩、批判は批判、不満は不満。
自己啓発セミナーもマインドコントロール（依存）なのだからって、教えられても、もっとほかにいいことが、いいものが、刺激的なものが、あるのじゃないかと、そこへお金をばら蒔く。そして、こんなに勉強しているのだから、もっと幸せになってしかるべきと。自分以外の人が幸せを持ってきてくれるって、どこかで思っている。・・・としか思えない。意識を働かさない！

あたくしの強烈な、身体を電流が流れたような衝撃と、その後に押し寄せた溢れるほどの歓喜（至高経験）を、それを悟り」（恐らくそうだと今でも思う）と言うなら、かの世界的禅師：鈴木大拙曰く、難行苦行の鍛錬からそれは来るのではなく、生きることに真摯に向き合い、苦しんで苦しんで、もうこれ以上成すスベがないって、息詰まった時、それは突然やって来る！と。
あたくしは、未だ禅の「在ってない」「肯定と否定を突き抜けて」など、チンプンカンプンです。けれども、「読書百篇意自ずと通ず」それは真実と思い、様々な書物を紐解き、一つ一つの言葉の意味を知ろうとはせずに、その作者の意がどこにあるかだけを捜す読み方を続けています。

そして、自意識を持ち始めてこの方、一貫して変わらないのが、
”つるまない”それ！
一人が寂しいこともなく、誰かに委ねる無礼（自分に対して）を犯さないように気を遣い、ムッ、カチン、その怒りをいかに処理するかに気を配り（カリキュラムにある、A・エリスの論理療法他）、いつも勝者で在り続ける。
他者との比較の愚は犯さずに。
自分の師は自分自身。愚かになってはいけないのです、師なのですから。
あたくしにとっての有名人は？もちろんあたくし。なので、魅力的なにん（人）であろうと努めます。
つるまない事が、何よりも何よりも自身に誠実な事と思ってます。
全てのよき事は、あたくしのため！
知識を・技術を・方法を教えてくれる全ての人の存在が。
そう思うのって素敵じゃない？あたくしはそう思うようにしてます。

可愛い？・・・バカにおしでないよ！

後ろのテレビから、アコースティックギターの音色が聞こえてきます。
日本中のテレビが地上デジタルへ。どう考えてもあたくしには陰謀のような気がしてなりません。脅迫されているような、そんな感じね。
そうであったとしても、致し方なく、アンテナは小魚の骨みたいなものに交換。
テレビも横広がりの画面。ブラウン管の、あの奥行きが深く、場所取りのそれから、信じられないくらい薄くなって。

で、BS放送を堪能しています。
以前から、あのやかましい民放はま～ず見ることはほとんどありませんでした。
懐かしい洋画、自然ドキュメンタリー、世界のニュース、音楽、これ位です。
コマーシャルのないのが何よりで、もっぱらNHKです。

相変わらず、毎週木曜日の夜は銀座で心理学受講です。
凡そ半年の銀座通いは、このコース。
CD制作、カルト（宗教・教育・経済etc.)、そこにあるマインドコントロールからの脱出心理学。そして、卒業までに、あと２つの課題が待っています。
世界的禅師、鈴木大拙が説く「禅」の書物もいくつか読み進めてはいますが、その難解なことと言ったら、始祖「達磨大師」ではありませんが、手も足も出ないのです。
講義には、その禅も取り入れられ、－－う～～ん！唸るばかりです。

FACEBOOKで遊んでいます。
ツイッターと大きく違うのは、身分を明かしているところです。
隠す事もないので、粗方事実提供して、毎日そこで色々な人とやり取りを楽しんでいますが、基本的には、知り合いの人達。
しかし、ここでも寂しい人々を見るわね。
誰それさんが、誰それさんとお友達になりました。・・・それが？
なぜ、あたくしの所へ知らせるの？不要って思うのだけど。
このへんが、気持ち悪いのよ。
数が多ければ、いい？幸せ？
みんな、人生に何を求めてるの？見知らぬ人に何を提供したいの？
流行を追い求め、誰かに操られ、それこそカルトにどっぷり！
マインドコントロールされて。けれど、そうとは決して思わない。

いつも自分でカット染髪。
何年ぶりかで、いつも言うように、美容院は大っ嫌いなので、行かないのだけど、いささか飽きてきたストレートヘア。
思いっきり変えて！
「どうしたの～？」あっちから、こっちから。ん？
「飽きたから」
それだけ。でもない。みんなと同じような・・・辞める！みんなと同じなんて、あたくしのプライドが許さないのよ。
ああ、聞きたくない
「可愛い～！」
バカじゃない！いくらオクスフォード辞典にも載った「Kawaii」だとしても、
好ましい、あるいは、お世辞が含まれた褒め言葉が、その一言に凝縮。
ポリーチャンも憮然としてた、
「大っ嫌いよ、可愛いって表現」
その通り！
素晴らしい形容詞がいっぱいある日本語なのに、それこそマインドコントロールされている人々。誰が操られるものですか！って気概は皆無よ。

気色悪い！
自分を放棄している。
誰かにすがる。
だから、平安も自信も得られないのよ！
エトウ人は素晴らしい！
けれども、あたくしは彼を教組のようには祀りあげないわ。
ナンピトと言えども、あたくしの上には置かない。それが自分を本当に大事にする事だから。自分に誠実であろうとするなら、決して誰かを自身の上に置いてはいけないのよ。誰かを嫌う（当たり前の感覚）、でも、それに囚われているなら、その嫌いな人を頭の上に置いて、支配される事も知らなくてはね。
あたくしは、誰にも属さないの。
「ねえ」「ねえ」はサラリとです。
す～ぐつるみたがる人々。ツツツツツツッッッて離れます。
集団に属すと、曇るのです色々と。それは、自身で判断することからの逃避にほかなりません。そんな失礼な事をしてはいけないのです。誰に？もちろん自分に対してよ！自分以上の存在なんてない事をシッカリ胸に刻んでね。