ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

信じる って?

2008-02-27 11:02:52 | Weblog
時々思うのです。

今回の、日本の反対側からやってきた私たちと同じモンゴロイドの血を引くミゲル
君の苦しみを思う時、どうやって人は孤独と無縁で暮らせるのか?って。

もちろん、私のように、一人の時間を自ら求める、騒がしい、不特定多数の人達が
いる所が苦手で、出歩かない人間の行動は、孤独からはなたれるものではありません。

やりきれない寂寥、自分を直視できない弱い(と思いたい)自分からの回避、この
不幸は自分が招いたものではないのに、この不条理は、自分以外の全てのせい!
こうして、自らを納得させる(そう思いたい)と同時にニヒルな薄笑いを浮かべて。
ヒシヒシと忍び寄る孤独感に背筋を凍りつかせ、堂々巡りの迷路の住人になるのです。

そんな彼らの主食は「人の不幸」。
ありとあらゆる不幸の種を嗅ぎまくって、捜して、ほじくって、
ちょっと高い教育を受けた者は、いっぱしの評論家に。いつもいつも他者のあら探し。
そうでない人々は、他者の仕掛けに乗って(自覚はない)、メディアに踊らされ、
同じ不幸の境遇にいる人々を蔑(さげす)み、
「ああ、良かった、幸せじゃない人がこんなにもいる」
と、邪悪な心でほくそえむ。
ゲヒャヒャヒャヒャ・・・下品を求め(無意識に)、品格とは億光年も離れた所へ
住みたがる。やりきれない孤独感を道連れにして。 
   
   ーーー嗚呼ーーーー

「何やってるのよ!」
「あれを・これを やっちゃダメ!」
「もう、どうしてそんなに困らせるのよ!」
「私(俺)の言う事を聞いてりゃいい!」
「誰それさんを見なさい!」
「どうして!わからないの!?」

最も身近な人から罵詈雑言を浴びせられて、いっつも懐疑の目で見られ、
出来そこないのように見下げられ、俎上に置かれて他者との比較という包丁で
切り刻まれる。そこら中から流れている膨大な血。けれどもそれは見ることが
出来ない血なのです。これが、あの血肉を分けた親?

知らないよ、どんなに私(俺)が生まれた時にあんた達が大喜びしたか、なんて。
それは信じられないね。喜んだ?そりゃあ良かったね。でも、残念ながら、こち
とらの記憶はないよ。
知ってるのは、鬼のような形相で怒りまくってた、そう、今でも。従えようとする
あんた達の事。
私(俺)のこと、どれだけ知ってる?
人と比較しない、私(俺)の存在って何?
いっつも損得の話。
自分以外の人間をこき下ろすあんた達って、そんなに偉いのかよ。
行儀作法を教えてくれたっけ?
茶碗の持ち方、箸の使い方、私(俺)が外で恥じをかかないように、社会のルールを
教えてくれたっけ?・・・教えられる訳ないか?あんた達がそんなもの知らないって、
とうの昔に捨てちゃったんだから。

        -----嗚呼ーーーーー
出血多量で、輸血を求めているのに、死にそうなのよ、助けて~~!
見えない血の流れに、周りの人間は誰一人気付かない。
       
              ーーーーー嗚呼ーーー

言い訳は要らないのです。言ってはいけないのです。それは卑怯なのです。
私が息子達に言ってきたことは、
    
      「卑怯者になるな!」・・・言い訳をしない!

でした。言い分は誰にでもいつでもあるのです。それは自明の理なのです。
でも、だから、それをしてはいけないのです。
「ン」なんて思うことはいっぱいありました、あります。自分の家族の言動に。
さあ、ここで、試されるのです。誰から?誰に?・・・自分自身!

山坂峠、深い谷底、険しい登坂、落石、地すべり、雪崩、濃霧、豪雨、落雷
など等。思いもしない、予期せぬ出来事は大小さまざま。
「エッ?」「ウソ!」「なんで?」「信じられない!」これが結婚生活の実態。
当たり前です、言ってみれば、異民族・異文化の結合なのですから、自然と出
てくる馴染んだ思考・生活様式。それがどれほど相手を驚かせ、不快にさせるか、
結婚前には思いも寄らなかったことです。それの連続。そこから新しい文化を
誕生させるのですから、それ相当の軋轢、行き違いが生まれても仕方がない事
なのです。恥ずかしげもなく「×いち」なんて離婚を平気で言う人々は、その
文化作成を放り投げた人達にほかなりません。
そこに、大きな問題があることに気付いていません。
そこに、自分自身を放り投げたことに。こんな悲しいことはないのです。
「あの人が!」「あいつが!」
って、相手のせいにします。
ま、私(俺)も悪かった、チラッと思ったとしても。運が悪かった。
最大、最重要因に気付いてないのです。

自分を捨ててしまった事に。

「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」
という言葉があります。やってみなきゃわからない。体験しなさい、理屈
じゃあないってことです。
ええ、そうです。そこで、「こんな筈じゃなかった」に短絡的に走る。

そこに、自分を見限った姿があることに気付いてないのです。
数年前の手術、後遺症、先月2度も私を襲った心筋梗塞発作。
私は自分に出会い、誰よりもいとしい大切な自分を抱きしめたのです。
ですから、もう自分を裏切らない事に決めたのです。

子どもは、自分の血肉を分けた分身です。
ええ、その「ン?」と思う場面に何回も遭遇してきて、どうしたって?
信じ切ったのです、本当に。口には出しません。期限は?死ぬまで。
世界で一番大切な私の大切な子ども達なのですから、何があっても、
「こんなことくらいで、彼(等)を疑う?私がうろたえる?バカ言いなさい。
何があっても、どんなことがあっても、私の子ども(達)は、絶対に負けない!
彼等の人生の終わりに、納得して息を引き取るのよ。ええ、絶対にね!」
一喜一憂なんて、そう、一喜一喜はします。良かった良かったって。でも、
嘆きません、疑いません。そんな自分と彼等を侮辱するようなことはしません。

夫?
私が人生の伴侶と決めたのです。ええ、決めたのです。いとしい自分が決めた
のです、選んだのです。
そこには私自身を愛することが何にもまして存在しなければ成し遂げられない
続けられない結婚生活。これも死が2人を分かつまで。
これが、「信じる」ということです。他者を?その前に自分を!
信じる事に期限などがあってはいけないのです。
他者を責める、ええ、私もその過ちは幾度となく犯してきました。苦しんだのは
相手?ええ、それもあるでしょう。けれども、そこから何も解決の糸口が見いだ
せなくて苦しんできたのも事実です。
何もかも、人のためなんかじゃないのです。全て、自分のためでした。机上の
空論なんかじゃなく、事実として。
「ごめんなさい」は、無意識に、確信犯は論外として、人を傷つけた行為や言葉、
そんなことをしてしまった自分に言うのです。自分自身を汚した事を詫びるのです。
                    
                              続く・・・

聞いて!Escucha me !

2008-02-26 11:52:06 | Weblog
「この電話は電波が届かない所か、電源が切れていて・・・」
何回このメッセージを聞いたでしょうか。受信記録はあるはずなのに。
「どうしたの~?」 "Como estabas ?"
メールの送受信は、やり方がわからない出来ない。なのでアドレスはない。
   その子はミゲル君
今年のお正月明け、お正月もずっと仕事でしたって電話を貰って。
「問題ない?」"No hay problema ?"
「ハイ!」

このところ、なぜか気になって電話をしても、彼は無視し続けて。
「マリアさん、ミゲル君元気かしら?」
「はい。でも、もう彼はここへは来ません」
「どうして?」
「聞いてください。色々あったのです」
「わかったわ。では日曜日の午後に伺うわ」

一つも上達しない、正に「下手の横好き」状態のスペイン語で、
私は彼に、そのスペイン語で切々たる思いの手紙を書きました。
どうぞ、この下手なスペイン語を理解してね!の思いだけで。
 きっと苦しんでいる、きっと悲しんでいる、生きる意味も術(すべ)も
手に出来ない苦しみの中に居るって、なぜか思ったのです、なぜか。

「お久し振り~、お元気そうで何よりよ」
レストランを改めて開業した彼女。日曜日の午後2時も回ったのに、ほとんど
満席状態。写真入の立派なメニュー。専属コックさんも厨房にいて、在住
ペルー人達の大きな存在。故郷の味ほど懐かしいものはないでしょう?
美味しい鳥料理を戴きながら、彼の近況を聞いていたのだけど、涙が溢れて
お料理も塩味が強くなってきたわ。

「マリアさん、わかったわ。でも、彼に必要なのは頑張んなさい!しっかり
しなさい!大人でしょう?の言葉じゃあないって私は思うわ。誰が彼を愛して
信じてあげるの?それをどうやって彼に感じてもらえる?人は誰でもそれがな
いと生きていけないのよ」
「・・・・・」
マリアさんも涙を拭いている。だって、可愛い(はず)甥子なのですもの。

「もう、これ以上聞かない。彼を支えて上げられないのに、彼の不幸話を聞い
てもしょうがないでしょう。でも、出入り禁止って、彼とどうやって連絡を
とるの?」
「電話をするか、家に行きます」
「そう、なら、なるべく早くこの本と手紙を渡して欲しいのだけど、お願いで
きるかしら?」
「ハイ」

人は、人の不幸話を聞くのが好きです。
でも、私は大っ嫌い。いつも言う(書く)ように、いわゆる三面記事は読まない
聞かない私なのです。被害者も加害者も、その背景は、第三者が茶飲み話にする
ような軽いものではない筈ですし、誰かが苦しむ状態に興味を持つ自分を戒めな
ければいけない、そんな無作法で冷血な人間になってはいけないのです。
恥ずべきことなのです。ですから、私はミゲル君の色々は聞きませんでした。
ただ、私に出来ることは、見捨ててないわ。だから、あなたも自分を見捨てな
いで!って。無期限の信頼を置くことだけなのです。信じるって、立場・軽重・
期間なんて関係ないのです。
日本に来て(それも大人の都合で)、1年半の18才の男の子は、自分の運命に
翻弄されて、溺れかかっているのです。小さな棒切れかも知れないのですが、
私は差し伸べました。
大丈夫!あなたの過去はもう過ぎ去ったのよ。大丈夫!大丈夫!ってエールを
送り続けるのです。

ララの大仏

2008-02-22 13:17:11 | Weblog
「エーッ、なんで~?ほかに該当者がいらっしゃるでしょう?」
「これは決定事項なのよ。全員の了解の下の話です」
「う~ん、そうなら仕方ないわね」
トホホホ・・。
あたくしの知らないところで話は進み、結果だけの連絡。
スサーナ先生のお誕生日祝いをすることとなり、お祝い品はどなたかが用意。
そこにお祝いのメッセージを。それがあたくしに割り当てられたました。ええ
もちろんスペイン語でって。
 レッスン日がその日の1日前にあたるので、1時間早く終って、ささやかですが、
お茶とケーキで祝って差し上げましょうって、恒例の事ですって。

去年、
「もう1回いらっしゃいな」
って、3年間の空白を無視して、先生からのありがたいお誘いを受けて再度参加
させていただいているスサーナクラス・スペイン語講座。
どうにかこうにか、しがみついての、あやうい私の授業風景でございます。
始めましての方も4人。その中でとりわけ熱心なミサコサンは小学校国際クラスを
担当。半端じゃあございません事よ、その方のスペイン語に取り組まれる姿勢は。
どれほどあたくしが刺激を受けましたことか、いつぞやも書きましたが、
学ぶって、こういうことなのね!って。

 一昨日、気まぐれ私の美容院行きで、見事大変身を遂げた髪型で、昨日、
レッスンへ出かけました。
「あら~、誰かと思ったら」
「はい、奈良の大仏です」
「って言うなら、ララの大仏でしょ?」
流石(さすが)~、これは言う事無しの突っ込み!はい、ララはあたくしが
命名しましたこのサークルの名前。
ララ=rara=変な、まれな、珍しい女、男性名詞ですと、ラロ=raro
はい、名前負けしていない立派な(?)ララ達です。個性的な女達。

 いつも早めに出掛けるあたくしではございます。昨日は又しなくてはなら
ないこともございましたから、いつもより少し早く到着しまして、かなり
真面目な顔(多分)で、先生に申し上げるスピーチ内容のチェックをしてました。
 ええ、あたくしにしましては、かなりの緊張でございましたわ。
間違える事に、なんの恐れも恥ずかしさも持っておりません、いつも。けれども、
今回は、それはしたくないって、強い思いがございましたので、だって、あなた、
言葉はとても大事でございましょう?自分自身だけのことでございましたら、
間違えちゃった~、でも済みます事よ。でも、今回はメッセージも大事なプレゼント。
ましてや、みなさんからのご指名に、あら~、間違えちゃった~!では済みません。
 辞書で、もちろん紙のそれでございます。紙のそこには多くの例題も載っており
ますから、いつまでたっても自分のものとしないできないあたくしのような人間には
紙の辞書は手放せないのです。その中の例題などから、自分の表現が、思いと遠く
離れていないかどうかを確認しまして、みなさんへ、その原稿のコピーを差し上げる
事にしましたの。言葉は、瞬間で消えてしまうものでございます。ですから、お受け
したあたくしは、みなさんに、これこれを申し上げます、お手元のそれをご覧になっ
て下さいませね、で。あたくしなりの誠意のつもりでした。スペイン語と日本語で。

 ケーキとお茶が用意され配られ、素晴らしい花束が出てきました。
「さあ、レイコサン」って促され、意を決して(ええ、大層な気持ちで)、
スピーチを、なるべく見ないで、先生に申し上げました。少し冗談も入れたそれを。
先生は、心なしか涙ぐんでいらっしゃいました。
ああ、喜んでいただけたって、こちらも嬉しく、もらい泣きしそうでした。

 「まちがってませんでした?」
「ええ、ステキな言葉をありがとう!」
「良かった~、これからも宜しくお願いします」
「こちらこそ」

 ご子息が、アルゼンチンへ帰ってみたいっておっしゃる彼女の気持ちへ、
500円玉貯金をせっせとされていたそう。ずっしりと重いそれをお母様へプレゼント。
なんて、嬉しいお話でしょう。彼女は、嬉しさに幸せのベールに包まれておいで
のようでした。こういうお話って、なんてこちらの心まで温めてくれるのでしょう。

レッスンへ出掛ける前に、瑞々しい春キャベツを買って、ロールキャベツを。
あたくしにとりましては、かなり重い任務(スピーチ)を終え、
「ね、お食事に行かない?」
ケーキもコーヒーも別腹。
いきなりのお誘いに3人のクラスメイトが同道。
10時まで、女たちのオシャベリが。

でもね、ようく考えてみましたら、あたくしは、なんてステキなお役を戴いたの
でしょう。誰かに何でもお任せしてましたら、何も自分のものにはなりません。
先生に申し上げたのです。
「すごく気が重かったのです、正直に言って。でも、ありがたいことですよねえ、
こういうチャンスを戴けたって。皆さんに感謝しなければ、ね?」
ふっと、そう思えたのです。
なんで、スペイン語を勉強してるの?・・・自分に引き寄せたいから!
なら、どういう形であれ、お話できる機会を得られたって、これは何にも替えが
たいものですもの。ありがたいだけ!
そして、そう、思えた自分に、ちょっと誇らしい気持ちを持てたのでございます。
ええ、ララの大仏は。

Otro Clase・・・&感謝

2008-02-18 21:50:56 | Weblog
前回、私にとっての今年初のミリャムクラスは雪のため
クラスメイトが駅で足止め、で、中止になってしまったそのレッスンへ。
カザマサンが国際協会ボランティアで途中でお帰りに。2回続けてレッスン
出来ず。でも、彼女は私などとは比べ様もないくらいお出来になるスペイン語
です。でも、もっともっと自分のものにしたいって、それで、日本にドンドン
やってくる中南米人達の様々な問題の解決のお手伝いをって。見上げた姿勢。
私のように、スサーナさんがスペイン語をなぜ勉強したいの?って私にお聞き
になられた時、間髪いれず
「悪口を言うのに便利だから」
とは、雲泥の差の、意識。あ~あ、少し恥ずかしい。でも、こういう卑近な理由
じゃないと、なかなか覚えられない、って私は思うのですから、・・・私の理由
は、それなりにいいんじゃない?幸か不幸か、一度も言ったことはないけれど。

「始めまして・・・Encantada」
の女性は50代後半。以前、3年以上読み書きのお勉強はされた方。でも会話は
初めてって。しっかり読み書きをなさっただけあって、会話になんの問題もなく、
もう一人、お若い方も。
って、やっぱり私が・・・頑張らなくちゃ!皆さんの足を引っ張らないように、
"Que significa?・・・どういう意味?」で、カザマサンの貴重な時間を搾取。
いつまでもそれは許される事じゃあありませんものね。

それでは又来週。・・・Entonces ,hasta la proxima semana.

郵便局へ。ATMの前に1人の女性。ン?そんな訳はない。
でも、・・・やっぱり?
思い切って声をおかけすると、
「エーッ、なんで?ウソみたい、なんでここに?」
前から、お目にかかりたいって思ってた知人。でも、ご多忙な方ってことも存知
あげてたので、わざわざお電話する事もないって。ミステリアスな方なのよ。
とっても真面目な、真面目がお洋服を着ているって感じの方なんだけど、その
ご本人から出ている真面目のどこかに何かがあるような、そんな方で、時々
お会いしたくなる不思議な魅力を感じる私なのです。

まず、絶対っていいほど、お会いする場所ではなかったという不思議。
それなりの理由はあったのですが、それでも、「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」
嬉しい逢瀬だったのです。ホンの短い時間だったのですが、お会いしたいって
思っていた私の気持ちが、・・・・・又、嬉しい時間がやって来たのです。
感謝です。

生きている・元気・毎日食べられる・暑さ寒さをしのげる・服がある・靴がある
家族がいる・家族も元気・コーヒーがいつでも飲める・冷蔵庫がある・洗濯機が
ある・お風呂がある(しかも24時間)・車がある・住む家がある・布団がある
庭がある・バラが何本もある・アーチに絡むバラは絶品・家の中をウチのお花で
飾れる・色々な辞書がある・読みたい本がある・生活を保障されている・
電話がある(携帯も)・パソコン・車の運転が出来る・スペイン語を教えて下さ
る方が2人も・中国語を教えて下さる・どちらも授業料は安い・もうすぐ庭には
様々なお花が咲く・可愛い犬がいる・ミステリアスな猫がいる・戦争はない・
天災もない・・・・・など等などなど・・・・等。思いつくままに書いてみれば、
当たり前の事?そうでしょうか? そうは思えないのです。
だって、何一つ私自身で創ったものはないのですから。

涙が出てきました。なんてなんて、私は恵まれた人間でしょう。
 
            ありがとう!

チョコレート

2008-02-16 22:18:57 | Weblog
一昨日のチョコレートみたいにね、って。
そういえば書いてなかった?
みなとみらいの国立大ホールで行われたパフォーマンスにスサーナさんから
ご招待いただいたその帰り、彼女のお嬢さんから具合が悪いってメールが
入って、早く帰ってきたの、ウロウロしないで。
日常の買い物はセニョール・ダンの受け持ちだから、その買い物用事はない。
それでも、スーパーに寄ってみれば、ヴァレンタインデー用チョコレートが
どこも山積み。時々猛烈に食べたくなるチョコ。普段は間食はしない私が。
その日も、一つ買って帰ろうかしら?って見回せば、・・・ン~次回にしま
しょう。へそ曲がり私は、・・・フフフ、チョコの替わりにってほどの気持
ちでもないけれど、世の中「焼酎・焼酎・焼酎・・・」に、
ーーなあに言ってるのよ、す~ぐ流行へ走る、その信念のなさが、おーヤダ!
大人はね、ウィスキー! 日本酒!ワイン! なんて。
操られたくない私は、ちょっと後ろ髪引かれ気味で、チョコを無視し、向か
った先は、ウィスキーの陳列棚。
「カティサーク」か「ホワイトホース」の軽い口当たりのスコッチが好き。
この前は国産だったから、今回は、なんて。ええ、決して高いお酒じゃあない
のよ。深夜、本のページをめくりながら飲むには、ウィスキー。カラカラって
氷がグラスの淵にあたる音を楽しみながら、ディケンズの小説なんていい
でしょ? 焼酎はいけません。でも、奄美の黒糖焼酎は悪くないけどね。

そして、ディケンズにおやすみなさいを言って、寝床(ウ~ン、日本人はこう
こなくちゃね。ベッド?じゃかましい!)に入って、ひとしきりマリリンを
かまって、スタンドを引き寄せ読むは「水滸伝」。
いよいよ、梁山泊のメンバーが一人、一人、って集まってき出してるわ。
ねっちらねっちら絡む男と女の話なんか、シッシッシッ、あっちへお行き!
ってなものよ。壮大な男の物語に比べたらね。

「宅急便で~す!」
最近はサインで済ます受け取りよ。
「誰から?何?・・・エツコ(姪)から?・?・?・?」
何やらゴソゴソと硬い感触。
開けて見れば、まずは本(姪が書いた初めての本)が目に。続いてカード。
「お誕生日おめでとう」って。
ヤ・ヤ・ヤ・ヤ・ヤヤヤヤヤ、なんと、ベルギーの・・・チョコレートが!
私がチョコレート好きでもないことは・・・知らない。
でも、今食べたいには、グッタイミン!
しかし、これには驚いたわ。だって、続けての私の望みに呼応したのですもの。

まあ、私には(実は全員なんだけど)凄い力があることは知ってはいたけれど、
こうも、次から次へ具現化すると、オッ!オッオッオオオオで、ございますのよ。

という、チョコレート話でした。
今日から又始まった中国語レッスン。
レッスンが終ってオシャベリ。そこで、先生とお嬢さんのお話は、又私の胸を
ホワーッと温めてくれて、いいお話で、
「もう、泣かさないで!なんていいお話なのかしら、あなたの育て方が素晴らし
いってことですもの」
幸せな気分になって涙がツツーって。
こうして又、幸せ話のおすそ分けを戴いた幸せ日でした。

                謝謝!  再見。

あちらからもこちらからも

2008-02-15 14:56:49 | Weblog
いただく事にちょっと抵抗がある私は、
「どうせ、戴くならダイアモンドが良かったんだけど」
「アラッ、良かったわぁ、その名前はダイアモンドなのよ」
「ホントに?ウソみたい。では、ありがたくダイアモンドを戴きます」
"Feriz cumpleanos !"・・・お誕生日おめでとう!の、先生から
戴いた淡いピンク色のチューリップの鉢でした。

幾つ?500才。いいでしょう?これからお幾つですか?って聞かれたら
「500才って言おう」よ。う~ん、もう年令なんかどうでも良くなった
わね。お祝い?要りません。
ちゃんといつものように、スペイン語のレッスンに行って、帰りに、スー
パーでつまみにお寿司を買って、なんて寄れば、・・ありませんでした。
まあ、こういうことも、あるものよ。

ただいま~!
テーブルには、大きな箱、祝儀袋、図書カードが入ってるおなじみの袋。
祝儀袋? 何?今までお誕生日にそんなもの見たことがないし、あげた事
もない。・・・・・見て見てみて~~~!
セニョール・ダンへ中身を見せびらかして。
「おー、凄いね~」
ウチの宇宙人からのお祝い金が。元気でいる私に「エライえらい」って、
ご褒美をくれたのかもね。本人はどこかへ出掛けてたわ。
「おなかがすいたから、何か食べよう」
「冷蔵庫に寿司が入ってるよ」
オーーー、ここでもお寿司を引き寄せちゃった。
一昨日のチョコレートと同じように。

今朝、お散歩途中で、ご近所にお住まいの、去年膝関節を人工のそれと
交換されて、かなりご不自由な日々をお過ごしだったご高齢女性にぱった
りお会いしたのだけど、一瞬我が目を疑ったの。どっこもな~んにも全然
不自由さのない身のこなしで歩いていらしたのを見て。
「お久し振りです。素晴らしいですね。もう、ご不自由な事はないのです
か?おみ足は?」
「ええ、もう普通の生活での不自由はないわね」

ご子息がお優しくていらっしゃるお話などを伺っている内に、胸の中が
ホワ~~ッて暖かくなってきたの。その方の生き方、生活ぶりが目に
見えるようで、嬉しくなってきちゃったのです。
不幸話は大っ嫌いだけど、幸せなお話をお聞きするのは、幸せのおすそ分け
を戴いたようで、こういう戴き物はだ~い好きなのです。

「マリリン、今朝はいいお散歩だったわね。素晴らしいお話をうかがえて」
そして、今日のマリリンはとっても従順だったのです。
いつもは、自分の意志を通そうとする行動も全くなく、素直に私の左側を
歩く彼女だったのです。ええ、それだって、私に幸せをくれているのです。
ああ、なんていい子でしょう!・・・Que bonita,eres muy inteligente!"

なんて、いい日の始まりだったでしょう。
あっちからこっちから幸せがやって来ています。もちろん これからずっと。
だって、そう私が決めたのですから。幸せに首までどっぷり浸かっている
私です。Have you MONKU?・・・セニョールのお得意セリフ。ポリーチャン
に、大受けでした。本当は
"Do you have a problem with that?"・・・文句ある?

感動は不思議と共に

2008-02-11 22:52:51 | Weblog
「今日暇ありますか?」
「ええ、時間はどうにでもなるわ」
「では、午後からコンサートっていうのはどうかしら?」
「いいわねえ。お言葉に甘えて伺うわ」
待ち合わせ時間を決めて、ウン十年ぶり?のオーケストラなんて、心ウキウキ。
マリリンとさっさとお散歩も済ませ、さあ、出掛ける支度。
セニョール・ダンへその旨を。ウチの宇宙人へ交通手段を聞いて。向かうは
みなとみらい地区のパシフィコ横浜。
セニョールから渡された紙片は、正に行こうとしている場所までの地図。
「何?これ!」鳥肌が立つ。予想もしてなかった事よ、演奏会なんて。なのに、
そこまでの小さな地図を差し出されるなんて。

お誘いくださった方は、オレンジ色に近い赤で統一したスサーナさん。バッグも。
 ステキ!

みなとみらい線(横浜から渋谷へ向かうは東横線)みなとみらい駅下車。
ランドマークタワーは行ったことがあるけれど、用事もないのにウロウロしない
私はオノボリさん。感心しきりのそのあたり。まあ、縁のない場所ではあるわ。
そして、今日の目的公演は、「神奈川自衛隊音楽祭2008」毎年行っている
イベント(海上自衛隊)らしいわ。

在日米軍横須賀音楽隊も参加して、少年少女のパフォーマンス、演奏、舞踊、
和太鼓 など等。この春入校(防衛大学)・入隊(自衛隊)する若者達。
会場は、自衛隊関係者に連なる人々たちで満員。1000人は下らなかったでしょう。

思わず身体がリズムを取って、歌唱があれば小さな声で斉唱。アメリカ人が歌う
国を思う心の歌は、涙を誘う。愛国心という言葉がご法度のような我が国。
しっかり歌ってきた「君が代」でした。
2時間の演奏・パフォーマンスは、久々に私を酔わせてくれました。感動の時間。

久方ぶりのオーケストラ。生演奏。
なんて充実した日でしたでしょう。朝の電話から始まった素晴らしい1日。
待ってましたと言うようなセニョールの心遣い。宇宙人の案内メール。

帰りの電車の中で、
「宿題あったかしら? Hubo deberes ?」
「No,no hay.でも、何か問題を作って来て。身近にある物を遣って」
「Si, entendi. Hoy gracias muchisimo.はいわかりました。今日は本当に
ありがとうございました」

ミュージカル、そう、音楽入り舞台ものを観たいって、ここずうっと思っていたの。
ミュージカルではなかったけれど、音楽はもちろんのこと、歌唱もダンスもあった。
私の願いが叶ったのよね。それが行われる「国立大ホール」の近辺地図まで貰って、
そこまでの行き方は宇宙人がメールで指示。
これは、偶然ではありません。私が引き寄せた結果なのです。   そう、昔から
言われる・・・・・願う事は叶う事・・・・・ね?

タイトル「女はピースが好きなのよう」

2008-02-11 07:10:17 | Weblog
3年半弱使用の「女はピースが好きなのよう」
       
     から
  
  「ミクロもマクロも」     

      へ

タイトルを替えました。今後も読んで下さいましたら

嬉しく存知ます。

やんぬるかな

2008-02-09 11:20:19 | Weblog
まるで牽牛・織女のような逢瀬。年1回。
70才を過ぎていらっしゃるとは思えない彼女はお美しい。背筋の伸びた姿、
いつもお手入れの行き届いた御髪(おぐし)。
ふっとお会いしたくなってお電話(携帯も)を入れてもお留守。
背の君とお出掛けと勝手に判断して、---ま、しかたないわねーーーーー
昨日の続きの本を手にして、すぐ手の届く所にある本は今は3ヶ所。
携帯受信音・・・・・「電話くれた?」件(くだん)の彼女から。
歯の治療中だったとか。
「待ってるから、いらっしゃいな」。
もちろん徒歩で、子ども達が通った中学校の裏手に位置するお宅へ。
中学校へ向かう道のりは、元・絵画レッスン仲間だった方のお家を過ぎて、とある
お宅のインターホンを2回プッシュ。
「奥様はご在宅ですか?」
「もう1軒同じ名前の家がありますが、ウチはキョウコです」
「はい、そのキョウコサンに」
ーーーーーーーーしばらくして、
「あらあ、お久し振り!」
こちらは10年以上ぶりの再会。
中へ誘われたけれど、テルコサンにお会いするのが目的なので、惜しみながら次回。

「もう、来ないかと思ったわよ」
応接間に通されて、
「まだこの絵はずしてないのね、こっちも」
自殺した、こちらも私の絵画仲間の遺作としか思えない暗~い静物画。
対する壁には、背の君のご親戚の女性(故人)が描かれた面画。不気味な表情。
双方とも暗い色調。

で、私たちは、笑いっぱなしの明るい時空を創造よ。
「ね、あなたが一緒に絵を習ってた仲間の・・・ほら・・あの人」
「どなた?」
「いやだ!その人は会えばあなたのことを元気?って訊ねるわよ」
「○○さんと□□さんしか知らないわ」
「何言ってるのよ、一緒だったじゃない!」
「エ~ッ、ほかにもいらしたかしら?」
「これだもの、まいっちゃうわねえ。この前も会ったら、彼女先生をしてて、
生徒が、なんとか先生って言って質問なんかされてねって聞いたわね」
「エッ、最近?なら、お名前は?」
「アハハハハ・・それが、・・ウ~ン、わかんない」
「アハハハハハ、人のこと言えない!」
「ほら、あなたの方がずっと一緒だったじゃない?」
・・・・・なんて言われても20年以上も前の話よ。
日も暮れて、さあ、そろそろお神輿を上げなきゃ。

「うん、おいでよ」
テルコサンがどなたかを誘ってる。
いらっしゃいました、こちらも1年ぶり。去年急死された背の君の1周忌を
つい先日済まされたとか。
どちらも 愚息その①の同級生のお母様。
お神輿を上げるどころか、話は更に倍!状態になって、盛り上がること。
「ね、今からご飯食べに行かない?」
「エーッ、それはまずいわ。そのつもりではないので、今日はこれで失礼します」
とっぷり日暮れて、夜。
人っ子一人居ない夜道を歩いていれば、・・・・・・携帯受信音・・・
「わかったわよ、マツザキサン!」
「あー、彼女ね。実はテルコサンのお家へうかがう前にちょっとお寄りしようか
しらって思ったのよ。ああ、彼女だったのね。でも、一緒だったかしら?」
「まだ、そんなことを~~!」
「でも、ありがとうございます。これでスッキリしたわ」
「気をつけて帰るのよ」
「はい」

さあ、牡蠣フライ牡蠣フライって、言いながらコートを脱いで。
「明日でいいよ」
セニョール・ダンはもう夕食を済ませ、片付けに入ってました。フ~~~。
私用に小さなお野菜たっぷりお好み焼きを1枚作って。
入浴後は、ウィスキー・ロックグラスを片手に手元の本をめくる。至福の時。
その前に、髪の毛をカット。もちろん自分でね。
猛烈な抜け毛に悩まされてたここ数ヶ月。それもおさまり、エッなんで?
ある種のそれよう物質を洗髪時に使ってはいるけれど、それより何より意識。
「前のようにふさふさと!」
笑われる?ええお笑いください、ご勝手に。
でも、2回の心筋梗塞発作を自力でクリアした女です私は。
・・・・・ク・ク・ククク苦しい誰か助けて~~~!だったら、今こうして
キーをカタカタなんかしてません。
そんな女が、抜け毛ごときに振り回されたりしません。
・・・・・フン、誰が抜けるのを許可したって?無用に抜けるんじゃない!
これだけ。こうして不思議な体験をしつつ日々を過ごしているあたくしでござ
います。

心に小さな灯りを

2008-02-06 11:53:52 | Weblog
3ヶ月ぶりのミリャムクラスへ。
久々に通る畑道。残雪があちらこちらに。
10:30同時にお教室のドアをノック。
「オー」
"Bueno?"
"Si."
10:30から私たちのクラス時間なので、待たせて頂く事に。
「もう、お帰りですか?クラスへ」
「ええ、又ご迷惑をカザマサンへおかけしにね」
去年は、クリタサンの個人授業だったけれど、女性と男性が同席していらしたので
"Yo soy Reiko,encantada mucho gusto."・・・レイコです始めまして、宜しく。
女性は「呉」さん、
「中国の方?」
「いいえ、日本人です。主人が中国人ですが、今は帰化してます」
「早上好。ni hao」・・・おはようございます。よろしく。
男性は、お試し(見学)授業参加。
「いやあ、眠くて。仕事明けで。眠ってないので、世界の市場相手なもので」
「世界は24時間動いてますものね。」
「時差のない国なんですけどね、今は」
「オーストラリア?」・・・こちらは1時間の時差があったわね。
「いや、フィリピンです。」
ここから始まった、フィリピン事情、言語。行らした国(仕事)は10カ国を
下らない。体中からエネルギーがほとばしっている感じを受けたわ。40代後半
~50才代? 男が脂をのせる年代。自信がみなぎって。

クリタサンが、
「見てみて、」
って携帯を。
「おめでとう!15の春ね。今夜は大騒ぎして、祝って、喜びを爆発させて!」
「ええ、これでやっと眠れます」
ご長男の高校受験合格のメールがありました。

同じ受験生をお持ちのミリャムさん。私は触れませんでしたその件について。

「モシモシ」
カザマサンから、にっちもさっちも動けないというお電話。雪の影響はここにも。
それで、もう、今から歩いていったら授業時間はほとんどない。で、
あえなく今年の私の授業始めは潰えました。・・・Es la vida.これが人生。
それで、彼女と会食ということで、ファミレスへ。
相変わらず、人助けに、日本語講座にお忙しいカザマサン。
「死にたい」「殺したい」
なんて物騒な言葉を吐く被カウンセラー達。
「ねえ、自分を好きにならなきゃ始まらないって、そっちの方向に持っていく方が
いいんじゃない?何も、過ぎ去った事柄で自分を見つめなおす必要なんて意味ない
って私は思うのよ。自分を責めて、反省して、・・・全く意味ない、救われない
って思うわ、私の体験、小さな頃からの思考、人々の生き方から感じるのよ。宗教
も全く力はないってね。そうねえ、教祖のみだわね、自分に対して力があるのは。
お金を、お布施ですって巻き上げる、キリスト教は10%の寄付よ、これで詐欺って
わかるでしょう?脅しとご利益をセットにしているのよ、それを有難がってるなんて
みなさん、それは違いますよ~って言いたいわね。」
長い時間話しました。
そして、カザマサンは
「レイコサン、明日からみんなにその話をしてあげて」
「ウ~ン、そうねえ、誰かの心に小さな灯をともせることができるなら、お話して
もいいけど、・・・あまりにも幸せ感を持っている人が少ないって感じるわね」

駅の側の本屋の前でお別れしました。
「始めてね~」
「ええ、いつでも声かけて、伺いますから。もちろんタダよ~」

心の中に、ポッと小さな灯りを、もしかしたらつけて差し上げることができるかも。
ええ、私がそれに気付いた時、何も恐れるものはなくなった自分を見つけたのです。