ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

又会いましょう!になるかしら?

2004-10-30 23:12:13 | Weblog
◎ 本日のキャスト
  
   アロン・・・アルゼンチン人(アルヘンティノ)
   バレンティン・・・アロンの義兄
   イエーツ・・・日米ハーフアメリカ人。宣教師、英会話教師
   マッキニィ・・・韓米ハーフアメリカ人。  同  上
   六会のミチコ・・・英会話クラスメイト、お嬢さん
      他、宣教師大勢、教会員

お昼過ぎに、いつもの教会へ電話。
「いっつも、無料で英会話のレッスンをして下さるお礼に、そちらの教会員の
アルゼンチンの男性に、日本語を、お教えしますという約束をしてあるのですが、
今日、そちらで、2時から1時間ほど、使わせていただけるお部屋はありますか?
そして、今日の英会話もあるのでしょうか?」
許可を戴いて、英会話もいつもの通りという事で、車を出して、教会へ。
駐車場は、やっと入れるほどの混み様。関東界隈の女性信者さん達の集まりとの事。
ちょっと凄いものがあるわね。・・・部外者のつぶやき。

アロンはまだ来てなくて、義理のお兄さん:バレンティンの日本語をチェック。
読めるけれど、書けない(漢字)って。いえいえこの難しい日本語を、かなりご存知。
そうこうしてる内に、やっとアロンの到着。
日本語の挨拶は、問題なしなので、今日の状態を、日本語で書く練習を。密着したテーマじゃないと
なかなか覚えられないので。「言う」「書く」を繰り返し、繰り返し。
「行く、行った」「来る、来た」「今日は雨が降っています」・・・いきなり漢字も混ぜてよ。
ひらがなとカタカナからなんて、この俄か教師はしない。
新聞も読んで欲しいからねぇ。じゃんじゃん漢字も織り込むわよ。私の語学習得の難儀さ
と比較は出来ないわ。まだ25才の若者だから。できたら日本語検定くらい受けて、この日本で、
自分の力で、よりよい生き方をして欲しいから。底辺で甘んじないでね。
「次の土曜日までに、10回書いて持ってくること」これは日本語では言わない。

こうして真剣に教えているところに、ケタケタ笑ったり、横槍を入れる日本人女性宣教師。
「人が真剣になってるところを、笑うものじゃありません!」
って、叱ったわ。あたりまえのことが出来なくて、どうして神様のお話ができるの?よ。
宣教師になったら、神様は全部許してくれるって思ってるの?
あ~~、これなのよね! 肩書きがつくと人間をやめちゃうって。彼女だけじゃないわ。
大方の人が、そこにもぐりこんで、隠れて、その世界だけで通じる言葉、価値観の住人
になっちゃう愚を犯す。
「〇〇会社の何何です」「〇〇学校へ通ってます」その〇〇の住人だけど、人間じゃあない。

怖いことなのよね。
あ~~、でも「心貧しき者は幸いなり。汝は神をみるなり」って、聖句がどこかにあったわ。
なぜ?が、ウン十年。そうだったのね、今日わかったわ。人としての生きかたを、すこうし
はずれて、非難される、仲間外れになる、孤独になる、「神様助けて~~!」という方程式。
そうだったのねぇ。彼女にはやっぱり神様が必要だったのかも知れない。
でも、神様は、もっと彼女を導かなきゃいけないわ。

少人数なので、2クラス合同。本日のお題「今日/今週どうだった?」
六会のミチコサンも、お仕事を抜け出して出席。イエーツの最後の授業ですものね、で。
アロンは、英語は上手よ。隣り同士で会話を! す~ぐスペイン語になったり、都合の
いい方を、しゃべっちゃう不届き者よ、私は。
「ニ兎を追うもの一兎も得ず」になっちゃうかしら? 気分は三兎~五兎も我が物に、な
んだけど。あと何カ国語で遊ぼうかしら?

クリストファー・博・イエーツ宣教師が、2年の伝道期間を少し延長して、そしてやっと、
11月3日「文化の日」に成田から帰国の途へ。
最後のお別れを、きちんと、私流にしたかったけれど、教会員ではない立場の人間としては、
「ありがとうございました。体に気をつけてね。コスタリカへ行く時は、テキサス経由で行くから
又、会いましょうね。そして、あなたは英語で、私は日本語でメール交換しましょう!」だけ。

イエーツ&マッキニィで売り出したかった(笑)くらい、楽しい楽しい「英会話教室」だったから、
「帰るのはやめなさい!」って、言っちゃったわよ、もちろん冗談だけど。
さて、来週からは、どうなりますやら? 人って、やっぱり人なのよね、つながる(続ける)
大きな理由は。「坊主憎けりゃ、袈裟まで憎し」の逆よ。
まあ、「会うは、別れの始めなり」でもあるから、仕方ないわ。ただし「一期一会」は大事に
したいわね。さあて、来年くらいには、 "Long time no see. I'm glad to see you again."
になるかしら。

  ☆ 本日の言葉・・・「心貧しきものは幸いなり。汝は神を見るなり」
            「ニ兎を追う者は、一兎も得ず」
            「坊主憎けりゃ、袈裟まで憎し」
            「会うは、別れの始めなり」「一期一会」 

ほっぺにチュッ!

2004-10-29 20:44:42 | Weblog
       ◎ 本日のキャスト

     タチバナ・・・スペイン語をあやつる八百屋のセニョ―ル
     マリア ・・・「Corazon Latino」の女主人
     ユタカ ・・・小学校3年生
     ユウキ ・・・小学校1年生
     ナラチー・・・ 友人

来月の学習センター使用申し込みに。
久しぶりに、タチバナサンのお店に。相変わらずお元気なセニョールよ。
通る人、通る人、しかも南米人にスペイン語で「元気?」って、声をかけまくりよ。
ちょっとでも足を止める人がいると、すかさず「僕の友人だよ。ちょっと話してってよ!」
「もう、いいわよ。私にも選ぶ権利はあるんだから、誰でも彼でもって、声をかけないで。
それに、セニョリータを私に紹介は、いらないからね。最近のお嬢さんたちは怖いのよ。
普通に話せない子ばっかりよ。世界は自分を中心に回ってるって、思ってるんじゃないの?
って、怖~~い! だから、もう誰も紹介しないでね」
最近、1人のお嬢さんを紹介されたんだけど、私にとったら異星人の何者でもないお嬢さんだったのよ。

相変わらずの読書。元総理の中曽根康弘が書いた本。その隣りに読みかけの、リスについての本。
たまたま、見開きの箇所に、「タイワンリス」の文字。
「そうなのよねえ、もうそのリスが日本中にいるみたいよね。でも、もう生態系が崩れるなんて
言えないくらい、物・人の往来は、世界中で起こってて、生物にしてもそれを阻止は難しいわよねぇ?」
「そうだよな、船でも飛行機でも、どこからだって入ってこられるからねぇ。今じゃあ」
「ねぇ、ところでメインジャンルは何?私は、女じゃ珍しいって言われる歴史ものが好きだけど」
「俺は、節操なく、手当たり次第に読むな。けど、ちょっと歴史は苦手かな?」

土曜日の言語交換で、ホワイト・ボードを使いたくて、前にマリアさんの所に預けてあった事を
思い出して、彼女のお店に。
私の可愛い2人のアミーゴス。彼女の坊や達。
ユウキ君は、私のほっぺたにチュッ。
「お久しぶり!元気そうでなにより。ところでユウヤ君は?」
「ペルーに行っちゃったよ」
「マリアさん本当?」
「そう、アナと一緒に、行ったのよ」
「アナさんのおめでたはいつだったかしら?」
「12月よ」
「エ~ッ、そうしたら、すぐ帰ってはこないのね?」
「そうだよ~!ユウヤは2年帰ってこないんだよ」
「わあ、そうしたら、2人ともユウヤ君の分まで、ママー、ママーって甘えられるわね」
「そうだよ~~~!」って、2人とも嬉しそう。
「宿題見て!」算数の割り算。ユタカ君が苦戦してるから、
「教科書を、わかるまで読む。大きな声で読むのよ。もう一回九九もね!(思わず、
スペイン語で)わかった?」
「Si.」初めて聞いた、ユタカ君の思わず口からこぼれ落ちたスペイン語。
マリアさんのスペイン語は、みんなわかってるみたいだけど、自分からは言わないんですって。
もったいない!

「私に会いたい人は、1ヶ月前から予約がいるのよ」
って、ふざけて言っていた、超多忙な友人ナラチー。帰宅途中に、彼女の家近くに。
車もバイクもあって、お家の中は、煌々と電気がついてたので、車を止めれば、お玄関の
ドアが開いて、彼女のお出まし。
「お久しぶりね。お元気だった?ところで今からお出掛け?」「仕事。12時まで」
「相変わらずの頑張りやさんをやってるのねえ。こんどゆっくり会いましょう!」
で、別れてきたけれど、ここにも「糖尿病」で、体がボロボロの背の君がいらっしゃる。
あっちにも、こっちにも「糖尿病」持ちがいるわ。我が従兄も、「糖尿病」が元で、
アッチコッチガタガタ。 回復の見込みがないのに・・・ナラチーとも言うんだけど、
なんだか今の医療はおかしい、って。生きてりゃいいの?
もちろん、医療関係者に文句を言う前に、その人が「どう生きてきたか?」が、大きく
問われているのは、自明の理なんだけど、なんだか変。

       ☆ 本日の言葉・・・「タイワンリス」「糖尿病」「自明の理」
             

 

ハロウィン

2004-10-29 01:05:19 | Weblog
◎ 本日のキャスト

  いつもの宣教師達、教会員家族、一般人
  六会のミチコサン・・・英会話、同じ教室。


先週の宿題が「ハロウィン・パ―ティ」に出席する事。
本日に繰り上げのパーティに、お菓子を持って、参加。
子ども達がいるわいるわ、急遽保育園に早代わりというありさま。
お姫様スタイル、アンパンマン(可愛かった)、魔女、天使 etc.
もちよりのお菓子が、テーブルに並び、まずは、「かぼちゃランタン」作り。
上になるほうを、まずくり抜き、次々に手が突っ込まれて、種取り。しるし通りに、
ナイフでカット。大体人の顔に似せてね。空洞になったその真ん中に、ローソクが
灯されて、各グループが作ったそれが壇上に並ぶ。
電気が消されて、イエーツ、お得意の「怪談話」。
仮装コンテストがあって、もちよりお菓子を食べながら、歓談。
教会のアルヘンティノと、アメリカ人のお嬢さんと、私の3カ国語会話。
大変よう3カ国語入り乱れての会話は、お互いに。

帰りに、アルヘンティノがお部屋から出てきて、土曜英会話教室が3~5時なので、
2時から、1時間お勉強しましょう!になったのよ。彼はスペイン語を、私は日本語を
教える、ということに。

夜に、甘いものを食べる、そんな習慣も、気もない私は、知人達に「さようなら」を
言って、会の途中だったけど退出。その足でブラジル人の例のお店へ。
「とりあえず、コーヒーをいっぱい。ポルトガル語でどういうの?」なんて、聞きながら。
もちろん、ノートに書いてね。
そうこうしてたら、同じ英会話教室のお嬢さんも見えて、六会のミチコサン。
「やっぱり、異質なものを感じるわね。あれは、アメリカ人のものだわ」
そこから、宗教の話やらなにやらよ。

養老孟司の「バカの壁」にあったように、「話せばわかるは、ない!」同感の私は、
このところの、モルモン教信徒達との交流で、益々その感が強くなるのよ。
白人コンプレックスは、皆無の私だから、冷めた目で見てるのわ。
アメリカ人が何をしようとしてるのか?ね。 ただ、新興宗教が若者を捕らえて離さない
のは、なぜ? 興味津々だわねえ。けれども彼等も、部外者の私には、一線を画している
のがわかるから、心してお付き合いしましょう。

つくづく、日本人の繊細さと知能の高さを知るようになったわ。外人達との交流の結果。
だからって、軽蔑してる訳でもないのよ。あくまでも個人としてどう?だから。
お付き合いしてる人が、結果、日本人、ブラジル人、ペルー人、アメリカ人 etc.という
事に過ぎないのよ。まず「~人ありき」ではないという事だわね。

「ハロウィン」は、日本人の体質には馴染まない。日本の「お盆」みたいなものと聞いたけれど、
全く異質なものだわね。そして、それは子ども達が楽しむイベント。
大人達は、どんな顔をしてればいいの? 途中退場者が言ってはなんだけど。そんな集まりでした。


☆ 本日の言葉・・・「話せばわかるは、ない」
    本日の本 ・・・「バカの壁」養老孟司 著

今夜は豚汁

2004-10-28 11:34:24 | Weblog
当分食べられそうもない、いつものお野菜達。
嬉しくない記録破りの今年の台風の置き土産。けれど、どうにか根菜は安定ね。
それらを素材に、お話を。

 練馬、三浦、桜島、聖護院。今では圧倒的支持を誇る青首が日本中を席巻。なんのこ
とかって、大根のことよ。かつての各産地の特徴ある大根はすっかり影をひそめた。
関東に住んでいても、練馬大根なんて、どんな形と味がしたかも知らない。三浦大根が
かろうじて年の暮れの1週間くらい見るだけ。我が故郷の桜島大根なんて、もう何十年
もお目にかかってない。聖護院大根は、千枚漬け専門のイメージ。

秋刀魚にかならずついていた大根おろしは辛かった。秋刀魚の身の旨さに腸の苦さと大
根おろしの辛さに、柑橘果汁の酸味が季節を運んできてくれた遠い日々。
今では何でもソフトになって、辛さ、苦さを敬遠。アク抜きしないで使える青首大根は、
日本の大根を凌駕してしまった。それでいいのかしら。

 寿命はグーンと延び、2000年の歴史を誇る日本の、便利この上ない世の中になっ
て生きてゆくことが最もたやすくなってきたこの時代に、人々は簡単便利への飽くこと
のない追求をなぜ急ぐのか。子どもの頃は親から「早くしなさい!」と、言われ続け、
学校に行けば、教師の立場、いや都合から、皆と同じスピードを要求され、「早いこと
はいいことだ」と、強くインプットされておとなになれば、ブロイラーのごとく、
あるいは人間のためのフォアグラ(ガチョウの肝臓)提出のみに育てられるガチョウの
ごとく、テーブルにつけば「お待ちどうさま!」と、たいして待ってもいないのに、
またたくまに餌が出される。
あれを食事というか。 言わない。
私は、餌の供給に頬をほころばさない。
そこは、本屋の帰りに寄る所。いっときも早く読みたい衝動にかられて。最近は、それ
も我慢するようにしてるわ。

やっぱりあれは、餌以外の何物でもないわね、私から見れば。まあ、分類上で言えば、
人間は動物だし、哺乳類とくれば餌でもいいのかもしれないけれど、調理できる手を持
ってるし、世界中の料理を口にすることができる、幸せな日本に住んでいるのだから、
それに、とても重要なこととして、寿命が延びて、時間がいっぱいあるという世界一長
命民族として、その上、微妙な味の違いがわかる素晴らしい国の人として、なんで急い
で餌を口にしなきゃいけないのかって、思うのよ。

スーパーやコンビニのレジで、防腐剤・発色剤・粘着剤などなど、添加物が入っている
お惣菜やお弁当を買っている人を見ると、すぐ食べられるという理由から買うのでしょ
う、って思うわよね。じゃ、やっぱり餌だわ。餌からは幸せは生まれない。
「人を育てる」ってことには「食事」が大きく関わるのよ。
家庭料理は毎回微妙に味が変わってしまうこともあるけれど、「ン、これでいいかな」
って、味見しながら、これが大切なのよ。調理中は、家族の顔が心の中に居て、その家
族のめいめいの口にお料理が運ばれる。
そこに作った人の手作業(切る・刻む・まぜる・こねる、おなべで煮込む、フライパン
で炒める、揚げる、器に盛り付けるなどの一連の動き)が、思いの動きだってことなの。
家族のために、「おいしい」って言ってくれるかしら、と期待しながら作る。
「おいしい」って、言ってくれたときの、作った側の嬉しさ。
食事は、食材を通しての、思いのキャッチボール。
これがファーストフードやら、出来合いのお惣菜にはない。マニュアル通りに作られた
ものや、作り手の顔が見えない、あるいは商売としての料理には、家族と言う、本来利
害関係のない間柄に生まれる温かい交流は生まれない。

どんなに高い餌を与えて、親が子どもを養ったとしても、育ててはいないということを、
肝に銘じ、決してお金では育てられないことを、知らなくていけない。
「手間暇かけて」は、お料理にピッタリの言葉だけど、お料理のことだけではないのよ。
何事もなのよ。

そして、マクドナルドの藤田社長(もう、故人)がいみじくも言ってらした。
「人間の味覚は10歳頃までに決まるのですわ。だから、それまでにいっぱいハンバー
ガーを食べてもらいたい」って。これは示唆に富んだ言葉。

早くやら、急いでやらは意味を持たない。あるいは、そこから波及する害の方が多く、
大きいかもね。
 車でいつも通り過ぎている、いつもの知った道を、車を使わずに歩いてみると、この
道のことは何にも知らなかったって事に、気がつくわ。
「犬がいた」、「小さな子がいた」、「お年寄がいた」、「体の不自由な人がいて、車椅子に
乗ってた」、「小さなお花が咲いていた」等、新しい道が出現するわ。
今の私達は、知ってたけれど、知らない色んな新しい道を見つけなきゃいけないような、気がするわね。

ここで突然豚汁。(トン汁、ブタ汁 )材料+作り方。ただし分量は書かないわ。だっ
ていつも勘を頼りの家庭料理人だし、『くれない族』の脳味噌に働く場を提供よ。
だって、とんでもない材料・調味料なんか使わないのですもの。混ぜ合わせたらどんな味?
想像力を働かせるのよ!

 豚肉・・・・・(国産・輸入肉お好きなものを)
        薄切り肉(こまぎれでも、今流行りの切落としでも可)を、小さく切
        って、存在をしっかり味わいたい人は、大きめに切る。
 大根・・・・・(出ました、青首大根。それ以外の大根は、お米のとぎ汁で、ゆでて
        おく)皮を厚めにむいて、縦十文字に切る。切り口を見ると、なんと
        なくイチョウの葉のような形になったでしょう。これをはじから2~
        3ミリの厚さに切る。これが「いちょう切り」です。
 里芋・・・・・水道の水をチョロチョロ出しながら、その下で厚く皮をむく。
        このお芋は、ヌルヌルして、皮についている泥が、むいている傍から
        身につくのよ。だから、お水の下で皮をむくと、汚れない。
        大きければ縦半分にして、横から、これも2~3ミリの厚さに切る。
        これは「半月切り」です。
 人参・・・・・皮むき器(これは必需品)で、軽くサッサと薄く皮をむく。
        これも2~3ミリの半月切りにします。あるいはいちょう切りに。
 ごぼう・・・・(かつてのイギリス人捕虜が未だに怒ってる食材)
        先の戦争で、日本の捕虜になったとき、食事に木の根が出た。
        これは虐待だった。って、いわくつきの食材。だけど、今じゃ
        第6の栄養素って言われる、食物繊維の宝庫。
        包丁の背で、これもお水を出しながら、その下でこさぐ。
        美しい白い肌が出てくる。これをまな板の上に平行に置き、ごぼうを左
        手で押さえ、まわしながら右手の包丁は、ごぼうに斜めになるように当
        てながら、そぎ切る。上達したら、空中で切ることができる。これが
        「ささがき」と言われる切り方。

    ※ 里芋とごぼうは、お酢をたらしたお水に放す。里芋のぬめりと
      ごぼうのアク(煮汁が黒くなる)を抜くためです。
 
 こんにゃく・・これは入れても入れなくてもいいけれど、あった方がいい。
       手で小さくちぎる。さっとゆでてからと、言われるけど、私はしないわ。

 ねぎ・・・・・関東葱でも青葱でも可。端から薄く小さく切る。「小口切り」

{作り方}深めのお鍋を火にかけ、ゴマ油を鍋肌一体にまわしながら入れ、うっすら煙
が出てきたら、豚肉を入れます。これがすぐ鍋肌にくっつくので木ベらで(なければ木
のおしゃもじ。我が家もこれ)で素早くまぜ、色が変わってきたら、おねぎ以外の材料を
一気に入れます。ようく混ぜて、なんとなく飽きてきたら(?)お鍋の8分目位、お水を
入れます。ここまで強火。グツグツ煮てるウチに、変なものがプクプク浮かんでくるから、
これをおたまですくい取ります。いわゆるアク取りです(今回のは、豚肉から出る血)。
ここからがお味噌汁と違うところ。お味噌汁は、お味噌を入れて沸騰させたら味がガクンと
落ちるけれど、豚汁は煮立ったところへ、お味噌とホンの少々のお砂糖を入れます。少し濃
厚な味にします。この時の火加減は、とろ火(極小炎)で、じっくり煮ます。お椀によそって、
お葱を散らし、ちょっと生姜なんかを入れてもいいわね。生姜は体を温めると言われてるわ。
豚肉の代わりに、鶏肉。お味噌の代わりにお醤油。・・・けんちん汁になります。

時間を、ゆっくり遣う人って、何が「豊か」かを知ってる人。
アレンジができる人は、脳味噌を遣っている人だから、ボケにくいわよ。

食べさせてもらう事が得意な人は、貧しい人よ。何が?ご自分で考えて!


  ☆ 本日の言葉・・・「いちょう切り」「半月切り」「ささがき」「小口切り」 

雨の鎌倉大仏、長谷観音

2004-10-26 20:00:26 | Weblog
      ◎ 本日のキャスト
  
   イエーツ、マッキニィ、クリスチャンセン、ラン(gu)ストン・・・宣教師アメリカ人、カナダ人
   2人の日本女性・・・宣教師
   1人の日本男性・・・宣教師見習
   7人のアメリカ人・・宣教師
   ドイツ人女性 ・・・ミドルエイジ(多分)観光客 
      私   ・・・インスタント・ツアー・コンダクター?

「もしもし~」
「はい、あらっ、マッキニィ?おはよう!」
「どうしますか?」
「雨よ、当然中止よね。だけど、どこか他に行きたい所がある?」
「ちょっと待って下さい。もう1回電話します」
と、マッキニィから。 
11月に、アメリカに帰ってしまうイエーツと、我が英会話クラスのもう一人の先生、
マッキニィ、そして日本に着任して、半年にもならない2人の宣教師のために、鎌倉と
江ノ島へ行こう!の約束日。
昨夜の天気予報で、もう中止と決め込んで、セニョール・ダンは「人間ドッグ」。
彼が出かけた後、じっくり新聞を広げて読んでいたところへ、リッリーン。否
「007のテーマ」曲が携帯電話の着信音。それが又鳴って、
「やっぱり行きます」
「行くの~~?」
「はい」
まあ、それからの忙しかった事。大急ぎで壁塗り(サッパリお化粧だけど)して、
バッグに、今日は「和英辞書」を突っ込んで、鎌倉・江ノ島観光本、折り畳み傘その他。
なるべく傘はさしたくないので、ビニールコーティングコートを羽織り、帽子をかぶってゴー!

まず、湘南台駅に、いつもの宣教師達、4人。藤沢駅で、5人。長谷駅で5人の宣教師達が合流。
14人中、11人がアメリカ人とカナダ人。この一行は何のグループ?
なにしろそこに、場違いな、異色な人間(私)が1人いるのですもの。〆て15人よ。

「今日は、あなた達のお母さんよ、私は」。おばあ様が大磯にお住まいのイエーツは、何回か
鎌倉には来ているって。そして、鎌倉が、担当地域になっている、心強い宣教師に道案内しても
らって、なんてことはない、私はラク~~なツアコン。
ただ、説明文(英訳)がない像や、仏陀、如来、観音様、七福神などの説明をしたり、いつ建立
されたかなどの説明は、私。

江ノ電の駅「腰越」の由来や、初めて武士の政府が出来たこと。その前は貴族社会だったこと等も。
権勢を誇ってた貴族の名前は「藤原氏」。イエーツ達がいる教会の日本人責任者のお名前が、藤原
さん。関係あるかな?って。当然、源頼朝と源義経兄弟の話も。そこが重要な「腰越」。
鎌倉幕府の出来た年は、「いい国作ろう。1192年よ。日本語で、語呂合わせ、という、テク
ニックで、覚えたものなのよ」って。
左右の家屋の軒先に手が届きそうな、単線の江ノ電に、ビックリしてたわ。

大仏の中にも入って、遠足の小学生達や、大勢の外国人。その他想像以上の詣で客。
「酔狂な人っているものねえ。こんなお天気なのに」
「酔狂って何?」って、こういう質問は、グッてつまるのよねぇ。
「酔っ払うと、いつもの判断が出来なくなって、とんでもない事をすることもある。そういうこと
みたいな行動をすることよ」「フ~~ン」

大仏の体内(?)に入るには狭い通路を通らなきゃならない。ギュウギュウで、入ってこよう
とした外人ご一行様に出るまで待ってもらって、その前に、カナダ人のクリスチャンセンが、
「英語じゃない」って、言ってたのに、思わず英語で
「どちらからいらっしゃいました?」
って、中年女性(白人の年令は全くわからないんだけど)に聞いたら、
「ドイツから来ましたけど英語が話せますか?」
「ちょっとなら」
「私も同じ」。
ここまでくらいなら問題なし。
さあ、いよいよ本題、そこから悪戦苦闘のはじまり~~~。
でも、世界中をまわって、香港から来て、広島の平和記念館も行った。奈良も京都も。
あと3日、東京にいて、次はオーストラリアに行く予定ですって。日本とドイツは、
共通項がある。戦後の復興も。まあ、こんな事を言ってたみたいよ。最後に
ドイツの私のうちへいらっしゃい、って言ってくれたけど、ありがたいけど遠すぎる。
どうぞ、良い旅を! で別れたの。
「オ~~~、疲れた~~~!」で、ベンチへへたり込みよ。
イエーツ先生に、
「ドイツ人としゃべっちゃった~、お互いに英語で」
「言ってる事わかりましたか?」
「ええ、なんとなく。それでいいのよね?」
「グー」って。
なにより、私の外国語は「度胸語」の何者でもないからねえ。話してみなきゃ、通じる
ものかどうかわからないでしょう? で、話し掛けるのよ。言葉は話してなんぼ、のもの
ですものねえ。 もしかして、南米人?とおぼしき小さなグループ。さりげなくそばに寄って
彼等の言葉を聞いていたら、英語。スペイン語だったら良かったのに、よ。

長谷駅に戻ったら、コンビニに入って、アイスクリームを買って、立ち食い。マッキニィ以外。
「立って食べるのはお行儀が悪いのよ」
イエーツったら、その場にしゃがみこむから、
「もう、それも駄目~!」
ン~~ン、これが日本に入ってきちゃったのよねぇ。悪しき輸入品(精神)。
なぜ、まわりの大人達が注意しないのか、そっちの方が重大なことよ。

他地域の若人達とは、それぞれの駅で別れて、いつものメンバーになって、やっと昼食。
もう、2時は回ってたわね。
「何を食べましょうか?」
「イエーツとは、もうすぐさようならだから、彼が食べたいものを」
って、マッキニィ。 結果「トンカツにしよう!」。
4人とも上手にお箸を操って、シジミ汁とご飯のおかわりも。
ただ、飲み物は「水」。お茶も禁止なのよね。ちょっと「?」よ。
「お品書き」の日本語を読んでもらったり、漢字の読み方を教えてあげたり。その後、
彼等の1週間分の食料品買い物に付き合って、5~6斤の食パンに、
「やっぱりパン?いつも」
「いいえ、ご飯は毎日炊きます」
「パンて、言う?それともやっぱり ブレッ?」
「ボッ」・・・両方て、こういうふうにしか聞こえないのよ。
イエーツとマッキニィと、もう少し話して、
お別れに「回転寿司」でしめようと思ってたのに、
イエーツの台詞に、思わず
「うっそー!何?信じられない話だわ」
男性2人に女性1人は、同席してはいけません、なのですって。まあ、女性と認識して
くれたのは嬉しいけれど、
「もう、かっては女。とういうことじゃいけないの?それに、例外のない規則はない、
って言うでしょう?」
「フフフ、はい。でもやっぱり決まりですから」
「昔の日本みたい。男女7歳にして、席を同じゅうせず。これは、子どもだけど、大人を
そこまで管理するの? あのね~え、あなたたちの神様は、自分に似せて作った人間を、
全然信用してないのね?
アレをしちゃダメ!コレをしちゃダメ!ああしなさい!こうしなさい!守らなければ罰。
仏教は、親鸞て、知ってる?その親鸞という人が言ったんだけど、阿弥陀様は、どんな悪人
でも、どこまでも追いかけて、救って下さる。そう、仏教は許しの宗教なのよ。それに比べて 
ゴッドは厳しいわねえ。
でも、わかったわ。ここでお別れしましょう」

食材がいっぱいつまった4つのスーパーの袋を持った、クリスチャンセンとラン(gu)ストン
と帰路へ。
電車の中でも楽しい会話。チャンポン会話よ、相変わらず。まわりの乗客は、不思議そうな顔
で、チラッチラッて、外人と楽しそうに話している私を盗み見してたわ。そうよねぇ、私達世
代は、「アッ、外人だ!」で、英語の授業は、読み書きだけだったのですもの。
  
今度は、お天気がいい日に、「江ノ島」へ行きましょうね。
こんな1日を過ごした事なんかなかったわ。神社仏閣は、厳密に言えば異教徒達のものなん
でしょうけれど、重要な、荘厳な建物、像から、日本の歴史、文化を感じてもらえたみたいなので、ホッ。
でも、イエーツの、「日本人の最初は朝鮮、中国、モンゴルから来たんですよね」発言にはちょっと
ビックリしたわ。お母様が日本人なのにってね。
「ウウン、元々いたのよ、日本人は。多くの人達がきて、色んな技術を教えてくれたけどね。そして、
中国や朝鮮、元は百済・新羅・高句麗なんて名前だったその国々から輸入してたものは、主に書物。
仏教関係の書物なども。日本人は、本当に賢く努力する民族なのよ。だから、あなたの半分の血には
それらが入ってるのよ。誇りにしていいものよ。よかったわねえ」。

ブルーがかった灰色や、その逆の瞳の色、グリーンがかったブルーアイ等、瞳の話になったら、
どの子も「洋服の色で瞳の色も変わるよ」ですって。
「カメレオンや、野ウサギ、ライチョウみた~い!保護色みたいじゃない?」
「そうです」だって。本当かしら?

雨の中を、酔狂な観光客の一員になっての鎌倉詣。ほんの一部だったけれど、イエーツは、
「鶴岡八幡宮」へは行ったことがあるって。なら、他の宣教師達をそこに案内するのは、
又次回にしましょう。残りの神社仏閣見学は。そして、江ノ島にもね。
江ノ島のあの階段の凄さを知らないでしょう?音を上げるんじゃあないのよ。フフフ、いやな
オバサンねえ私は。音を上げるのは私だったりして。何しろ彼等は若いのですもの。

   ☆ 本日の言葉・・・「男女7歳にして、席を同じゅうせず」
             「例外のない規則はない」
     本日の訪問地・・鎌倉大仏殿「高徳院」、鎌倉大観音「長谷寺」
     本日の歴史上の人物・・・ 源頼朝、源義経、親鸞

見捨てられなかった

2004-10-26 00:55:28 | Weblog
セニョール・ダンから、車のキーを受け取り、1人でドライブ。
桜並木のアーケードに入ると、遠慮がちに、無作為に赤く染まったその葉が道路に舞う。
花のような美しさ、華やかさはないし、夏の強い陽射しを遮った、強さももうないけれど、
秋を飾るにふさわしい、色と形は存在する葉。その木々の間を歩くなら、想像を遥かに越えた
自己主張する香りが、木全体から匂いたち、思わず、足を止めさせる。
けれど今日は車でつかの間の逢瀬。走馬灯のように、後ろに流れ去る。
それぞれの木々が、褪せた緑の服を脱ぎ、錦糸に彩られた衣装をまとう時、
騒々しい若者の季節が立ち去り、しっとり落ち着いた大人の季節が又今年も訪れた合図と知る。

大きな園芸店をのぞき、季節におかまいなしにある、幸せなのか、不幸せなのか
わからない植物群に、食指は動かなくなった。
プラ~っと一巡りして、又車中の人に。
果物を買おうと、スーパーに入れば、主役は九州発の ”みかん”。北国の”りんご”は、
どれも傷ついて、いつもの年なら「私が主役!」のはずなのに、今年は、かなり小さくなっ
ているその姿は痛ましい。記録ずくめの台風にいたぶられた結果。

葉菜は、「またいつかねぇ」で、買い物篭には、これまた入らない。
幾度かの台風による、野菜壊滅。入荷量の激減。2週間や3週間、緑黄野菜を食べないからって、
なんていうこともない。いつものように「騒ぐでない!」。
農家の方々の心中を慮(おもんぱか)れば、私達の栄養がなんたらなんて、毛ほどの重さもない。
まあ、寂しくはあるけれど。代わりに、頻繁に登場する"にんじん”と”かぼちゃ”。

支払いを済ませて、いまやどこのスーパーにもある園芸コーナーに。ひときは目を引いた
それは、徒長しきったパンジーの苗。花の姿はなく、ひたすら葉っぱだけの哀れな姿。

2ケースに幾つ入っていたか確認などひつようもないほどに、まさに処分前の姿。
なので、引き取られ先ができたことを喜んでくれての破格値段。見捨てられなかった、みじめな子達。
きれいなお花を咲かせましょう。この冬に! もちろん、見られるわ、三色スミレの愛らしい姿は。
そして、私も何色が「はじめまして!」になるかは知らないけれど、だから、楽しみではあるわ。



とりあえず・・・ビールの枕言葉

2004-10-24 23:15:55 | Weblog
ケイコサンと、横浜駅で待ち合わせ。
久し振りの繁華街。平素は横浜の田舎暮らしだから、いっつもオノボリサン。
「レイコサン」の声で、ハッと我に帰るありさま。
行過ぎる人々を、ポケーッと見てたのよ。
「フ~~ン」。
季節が交錯する時の、人々の恰好は面白い。
まだ袖なしの洋服と、今年はやった、やたら爪先がとがったサンダルの人もいれば、
モコモコダウンに縁取られたフード付きジャケット、足元は、ブーツ、なんて子もいる。
けれど、全体的には相変わらず、押さえた色。クロが基調の、シックな色合いが、行き交う。

ケイコサンのお洋服も、クロ、足元もクロ。
色白ケイコサンには、映える。長い指先は、オレンジがかった色のマニキュア。
いつもどこかで工事の横浜駅を、彼女にくっついて、地下から地上に。
「キンコハシ」のレリーフがかかった、橋を渡るとき、
「この川って、例のタマちゃんがいたそれ?」
「あちらに流れる川にはいたらしいですけど、ここはどうなんでしょう」
「そういえば、久しぶりにこの前、タマちゃんの話をTVでしてたわね」
歩いている所は、私は初めての道(どこへ行っても殆ど初めてなんだけど)。

2人が向かう先は、若者達がいっぱいいる所。
「もう、ここへはかなりなお金を納めたわね、息子達の希望で」とある予備校。

「30分経過したら、退出してもかまいません」

そうして、最初にそこから出た人は私。きっちり30分で退出よ。
「ウ~~、終った~~!」
一応、メリハリをつけるため、先生からのお勧めがあった事と、何よりも、
知的刺激を求めてのなりゆき。

居直っていたはずの、こういう状態に、すくむことなんてない私が、
大事なものを忘れた事に、電車に乗って気付いた体たらく。
引き返えす時間はない。すぐ諦めて、次の展開に身を置くしかない、に到達。
ジタバタは、しないけれど、今日の出来事が、プレッシャーになっていたら
しいのが気に入らなかったのよ。
「こんなことが、プレッシャーだったの?情けない」ってね。


「カンパ~イ!終ったわねぇ。第一弾が」私。
「エ~~!もういいわ」ケイコサン。
ビールにつく枕言葉「とりあえず」で、ジョッキをカチッ!
「なあに、質問は丁寧だけど、答えるほうは、かなりザツだったわよねぇ?」
「ええ、消去法ですよ、もう」
いろ~んなお料理を並べて、今日の出来事についてのアレコレ。
そのうち、お嬢さんが戴いてきた「ミドリガメ」の話になって、やっぱり
つがいにしたいけど、雌雄は素人じゃわからない。それから、昔のボーイフレ
ンドが「パナマ人」だった。今にして思えば、彼の言葉はスペイン語だった。
「惜しかったわね」

「12月に、スペイン旅行が決まっちゃったのですよ」
「あら、良かったじゃない。今年のお正月に行けなくて、パリになったのです
もの。それはそれで良かったみたいだけど。ところでモロッコは?」
「一緒に行こうって言ってた友人が、さあ、行くわよ、だったのですが、そん
なに仕事も休めないし、待ってて~、ってお願いしちゃいました」

「そう、レイコサン聞いて!会社に67,8才っていう女性がいるんですけど、
社長の奥さんとの話で、会社のまわりにマンションが建つっていうので、ぐるり、
更地になってるんですよ。その風景を見て、2人で『東京大空襲の時みたいねぇ。
見通しが良くて』ですよ。そして、その女の人が、『踏み切りで事故があって』
って。いつの話だと思います?そのあとが『女学生の頃』って、続くのですよ。
もう、その2人が話してる所へは、近づかないようにしてます。だって、いつの
時代にいるのう?で、変になりそうなんですもの」


「今日のためにお勉強しなきゃ、って頭ではわかるんだけど、手にするのは
あなたからお借りした『心の砕ける音』や、司馬遼の本よ」
「あれは面白いですよ。最後がいいんですよ。私も、レイコサンからお借り
した本を手にしたら、まずいって。今日が済んだら、にしてるんですけど、
ほかの本に手が伸びちゃうんですよねぇ。でも、結果が悪かったら、その理由
になるじゃありませんか」
「だって、しっかりお勉強した訳じゃないから、って?フフフ大丈夫よ、あなたなら」

「とりあえず」から、チューハイへ移行して、またまた、日本の大人の女性に、
色香がないのはなぜなのかしら?って、いつもの重要テーマよ。
「触れなば落ちん」か、「女?さあどこかへ行っちゃいました」かですものねぇ。
そして、話応えのない殿方達。相変わらず、仕事の話か、自分だけわかる趣味話。
ケイコサンは、間口の広い方なのよ。だから、私は退屈しない、近頃じゃ稀有なお人。

今日は2人で、ある試験を受けに行ったの。忘れたものは受験票。免許証の提示で、
事なきを得たけれど。こんなことは初めてよ。プレッシャー(緊張)なんかじゃなく、
ただの老化現象? ン・・・ほっといてよ!
立ち会ってた試験官は、白髪交じりのナイスミドル。 muy guapo だったわ。
少しセクシーで。ああじゃなきゃねえ、男も女も。日本人じゃないわよ。
ヒヒオヤジはいても、セクシーミドルなんていないものねえ。
頑張れ、日本人の男達!よ。

引っ越して、早や1年

2004-10-22 15:22:38 | Weblog
   ◎ 本日のキャスト

  ミチコ・・・焼津発横浜経由白州町(山梨)在住
   私 ・・・  横浜時代のご近所さん 
  話に出た動物・・・イヌ・サル・キジ・タヌキ・キツネ・クマ

「アッ、間違えちゃったみたい」
「今、どこ?」
「横浜に着いたところなんだけど」
「いつまで滞在?」
「明日、お昼には帰るのよ」
「わかった。明日電話するわ。お昼ぐらい食べて帰ったら、ネ?」
電話のかけ間違いで、久しぶりに彼女の声。

半年振りくらいに会った彼女の、山梨での生活のあれこれを、興味深く聞いた、
ファミーレストランでの昼食。
なんとかかんとかテリア・・・テリア犬の種類は多くて、覚えられない
彼女の愛犬。ご夫婦+♂犬で、山梨県の白州町(サントりーの会社がある所ね)
にステキなお家を建てて、建てたのは本職の人達だけど、ガーデンセット
(テーブル・椅子)は、手作り。お引越しして、早や1年経過。
サルが出るって、言ってたので、
「キジは?」
「これがいるのよ」
「じゃ、もう鬼が島に行けるわね。犬・サル・キジが揃ったんですもの」
なんて、バカ話は得意の私。

長野県にも近い、その地では、日本海側のお魚やお野菜、お惣菜等、太平洋側
とは違った珍しい食べ物のお話。
2000メートル級の山々の紅葉の見事さ。 サル・キジに継いで、
可愛いタヌキの子ども、あるいは子連れのキツネ等との出会い。
どこにでもいるという、クマ避けのベル、鈴。クマは音に敏感なんですって。
台風の強風なんかも怖いらしいわって、彼女のお話は、興味深いものだったわ。

300坪からある敷地のお庭は、都会のこじんまりしたそれとは大違いで、
手入れのし甲斐があるというもの、来春に向けて日々土いじりですって。
菜園はできないのよ、だって、す~ぐサルに食べられちゃうから、って。
最近のクマ騒動にしても、難しい話よねえ。ちょっと人間が増えすぎちゃった
のかもしれないわね、なんて話してたら、あっという間に時間が経過。
横浜に行くんなら、「シュウマイ」でしょう?って言われて、彼女は「崎陽軒」
のシュウマイを買いに。

毎年夏恒例の、彼女の「アメリカ西海岸」旅行は、今年はのっぴきならない理由
で中止。手堅く儲ける「ラスベガス」も行けなかったから、そのお話は又、来年。

ン~~、ナイスバディのバニーガールのいでたちの女の子から、ウィスキーなんぞ
もらって(買って)、飲みながら博打に興ずるのも、いいものよ。マカオよりずっと
オシャレ。なんでもありのアメリカ。ラスベガスには、ギャンブル依存症の人のための
治療所があるのですって。なんだかおかしいわね。
そして、結婚も離婚も、それこそ超簡単なネバダ州らしいわね。行ってみる?

休日&ハロウィンについて

2004-10-22 00:06:54 | Weblog
      ◎ 本日のキャスト

  ユダヤ人・・・駅前でジュエリー販売。露天商。
  イエーツ&マッキーニ・・・宣教師、英会話教室、入門クラス先生。
   他大勢・・・宣教師達 & 生徒達

「どちらから?」「イスラエル」
「直接?」「いいえ、アメリカから」
「イスラエルの言葉は英語?」「いいえ、だけど少し英語は話せる」
「私と同じね。ところで、これは幾ら?」「色々」
「値段表は置かなきゃ。例えば、1000円から」「うん、そうだね。ところで、どう?」
「悪いけどいらないわ。売れる?」「難しいね」
「いつまで日本にいるの?」「3ヶ月」
「日本語で、サンカゲツ、わかった?」「はい」

たまたま出会った、都会でよく見かけるジュエリー露天商。
外人と話す事!の宿題があったことを思い出して、いいチャンス!で、以上の会話。
まあ、このくらいだったら、ビビらずに話せるわ。幸か不幸か、お互い未熟な英語力で。
頑張って!で、私はいつもの木曜日。
イエーツに、その露天商と話したわって、言ったら、「ユダヤ人と?」「なんでわかるの?」
「あの商売は、みんなユダヤ人です」ですって。

本日のお題は「休日」。アメリカ、日本の休日の話。
「感謝祭」(11月)は、誰にも気兼ねなく食べまくっていい日、なんですって。もちろん
アメリカ大陸に来た先祖達の苦労と、トウモロコシ等の栽培法を教えてくれたインディアン達、
そして、もちろん神様に感謝してね。
「太るわけよねぇ」の感想よ。そして、いよいよ10月31日の「ハローウィン」について。
たまたま、Ms.ディーンが私のパソコンに送ってくれてた「ハロウィンの歴史」を、途中まで
訳してたものがあって、その原稿をイエーツに。彼が、それを訳してくれて、皆に説明。やっと、
納得。まあ、言ってみれば日本の「お盆」みたいなものなのよ。元は、スコットランドに住んで
たケルト人達のものだったんだけど、ローマ人の征服やらなにやらで、今では宗教に関わらず、
なってみたい人や、ヒーロー、ヒロイン等の衣装を身にまとって、子ども達がお菓子やキャン
ディを、一軒一軒訪ねて、もらう日になってるみたいよ。本当は、貧しい人々のために、らしい
けれど。そして、イエーツが
「来週、提出する宿題は、何かの衣装を着て、ハロウィンパーティに出席すること」ですって。

なんでも、いいとこ取りの日本人だけど、かぼちゃのランタン作りまではしても、仮装パーティ
までは、まだ一般的じゃあないものねぇ。
初めての経験だから、行こうかどうしようか?・・・う~~ん、「淀君」それとも「西太后」かしら?
アラッ、もうその気になってるわ。や~ね~、私とした事が。
エッ、でもどうして、女権力者?
クククヶヶヶ・・、願望があるのかもねえ。専制君主 の。 だって、今更、「かぐや姫」でもない
でしょう? 誰!白雪姫の継母がいいんじゃないか、って言ってるのは?ウ~~ン、それも捨てがた
いわね。けれど、・・・アッ、「舌きり雀」の欲張り婆さんなんかも、どう?お~~、悪乗りして
き出したわ~~~。

来月3日、「文化の日」に、日本を後にするイエーツ。
「つまんないじゃない!帰るのをやめない?」
「色々手続きがあって大変だったけど、やっと大学へ戻れる事になったのです」
「ワー、それはおめでとう!そして、何のお勉強?」
「生物。それから子どもの先生、小児科のね」
「ドクター?、それは素晴らしい!良かったわねぇ、復帰できて」
「又、来ます」
「待ってるわね」

こうなったら、やっぱり「ハロウィン・パーティ」には、出るしかないわね。

中米物語④・・・セニョリータ:著

2004-10-21 15:25:37 | Weblog
お待たせしました。
ここにきて、私は毎日体中ボリボリかきまくってるのよ。虫刺されらしいわ。
外に出ると、
「何なのよ、これは~!」
って言うくらい、刺されて帰ってくるのよ。外だけかどうかもわからないから、
お部屋もシッカリお掃除してもらって、ベッドカバーなんかも全部取り替えてもらっ
たんだけど、効果なしなのよ。
「う~~、カユイ!」
日本人の血はそんなにおいしいのかしらねぇ。
今日、先生と一緒に「カラミン」っていうカユミ止めのぬり薬を買いにいったんだけど、
来週になっても良くならなかったら、その先生のお友達のお医者様の所へ行くことに
したわ。グアテマラには、伏兵ありだったわ。想像もしてなかったのですもの。
「ぬかった~~!」

やっと、インフルエンザから、解放された、って思ったらこのあり様で、なんだかあん
まり快調っていうときがなくて残念よ。

学校のお友達も飲みに誘ったりしてくれるのだけどねぇ、だいたいキャンセルよ。
家でおとなしく・・・・・していたいんだけど、知り合いになった子供達が
「遊ぼう!」
って、これまたうるさくて。 まあ、それだけなついてくれてるのは嬉しいんだけど、
正直疲れるわねぇ。
お母さんは本当に毎日大変よ。

今週末は、遠足で火山に登ったんだけど、ロック・クライミング!って感じで約10時間
よじ登る、歩く、またよじ登る、の登山でした~~~。
お陰様で(?)で昨日まで筋肉痛で、「アッイタッ!」「クッ!」「ウッ」のありさまよ。
でも、昨日学校の人たちと温泉(こっちにもあるのよう)に行って、もう大丈夫!
フフフだって若いんだもん! 出るのも早いけれど、引っ込むのも早いのよ、筋肉痛は。
        
                     それじゃ、 Hasta luego. Chau !

 <あとがき>
 やっとグアテマラへ到着して、ヤレヤレだったでしょうに、今度は「虫」?
 現代人は(日本人)、もう、虫等と共存共栄の生活じゃないから、たまらないわね。
 そう、痛いのは、我慢できても、痒いのを我慢はできないものですものねぇ。
 去年のメキシコ滞在話では、虫に刺されてなんて話はなかったから、彼女も
 困ってることでしょう。「ムヒ」「キンカン」なんかは、やっぱり中南米へ
 行く時の、必須アイテムかもね。
                   では又次回の、彼女のお便りを楽しみに!