およそ2年半ぶりの逢瀬ですあたくしは。
彼女は丁度3年。ロンドン娘ポリ-チャンの来日です。
成田空港からリムジンバスで横浜へ、約1時間半で到着。彼女の勤務地
ででもあった我が町の駅までセニョール・ダンとお出迎え。
改札口で待ち構え、出てきた彼女を抱きしめました。「おかえりなさい」
「あ~~言いたかった、ただいま~~!」
少しも変わらない、相変わらずチャーミングなポリ-チャンです。
ポリ-、セニョール、ウチの宇宙人、あたくし。
4人で(途中からセニョールはいつものお酒)ワイン3本、ウィスキーと、
飲んでしゃべって、食べて。楽しく初日の夜は更けました。
「もしかしたら、スーザン・ボイルと同じ飛行機だったわよ」
「ウッソ-!でも、なんで彼女が日本に来たの?」
「NHK番組(紅白歌合戦)に招待されたらしいわ」
「ふ~~ん」
芸能関係に大して興味のない彼女です、me too.
日本に居た頃、あたくしと犬の散歩に付き合ってた彼女は、
いつものように、朝のお散歩に同道です。
「なんか、イギリスに行ってた(?)感じがしないわ」
「そ~お?」
彼女の翻訳家のための授業の話。片道50分位の道のりを歩いて通学って。
英語⇔日本語を完璧にこなすまで、あらゆるジャンルの翻訳をするそうです。
科学・法律・歴史・数学・哲学ETC.小説ばかりがその範囲ではないので
すから。すごい授業で、想像もつきません。
彼女と話していると、瞬く間に時間が過ぎます。途中で大笑いしたり、そし
て、「ありがとう、大笑いさせてくれて」お互いに屈託なく笑います。
価値観が似ています。年齢差を感じさせない彼女です。
プラトン、アリストテレスの事をあたくしが聞けば、哲学専攻だった彼女は
よどみなく応えてくれます。さすが!
彼女に出会ったことは、奇跡のようです。
「あたしは感謝するのよ、あなたに出会えた事を。ああ、なんてステキな子
と出会えたのかしらって。ありがとうポリ-チャンよ」
「あたしもですよ~!やっぱりこれは縁ですよ」
「ホント、不思議よね~」
今年、新しく出会った人々。
読書人であることを心から望みます。
「最近、どんな本を読んでいらっしゃいます?」
「本ねぇ、あまり読まないわね~」
「はい、さようなら」(心の中で)。無駄な時間は作りません。
あたくしは、書物の中の人とデートです。去年は、チェコに関する本が一杯。
今年はなぜかシェイクスピアです。
締めくくりが、イギリス娘の来日。あるテーマが浮き上がります、ここのと
ころ毎年。不思議な縁が繋がります。
来年は何かしら?
今年も読んで下さいまして、ありがとうございました。
来年も、極々普通に当たり前の事を当たり前に書き続けるつもりです。
良いお年をお迎えください。