ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

スコットランドから

2008-07-30 11:41:02 | Weblog
久し振りのポリーチャンからのメールは、寒いスコットランドの気候から
始まります。霧が立ち込めているエジンバラですって。彼女が居を構えている
場所です。誰かと比べるのは愚の骨頂ですが、JKローリングのように、世界中
の人々を感動させる、喜ばせる、意表をつく物語の作り手になって欲しいって、
人のことですから何とでも言ってしまう無責任な日本の母?祖母?ぐ~んと年
長の友人です。同居家主の元・眼科医さんはご旅行中らしくて、一人静かに執
筆中のポリーチャン。週1回、東大出の日本女性に日本語を習っていると言う
才媛のその日本語上達には舌を捲きます。日本人からのメールのようです。

この猛暑の中で毎日ふ~ふ~言ってるこちらからしたらなんとも羨ましくも、
想像し難いUKの夏です。イギリスの夏は快適って言ったのはリンボーこと林望。
でも、涼しいじゃなく寒いって、ピンとこないのですが、北極海から流れ込む
冷気のせいかも。でも、湿っぽくて寒い夏って、これも想像しがたいわね。

年々温暖化が進み、フィッシュ&チップスの鱈の漁獲量が減少傾向で、イギ
リス名物にはならなくなりそう。日本の焼き芋と同じように、道路端で、
新聞紙に包まれた熱々それを食べていた風景も最早なく、私がそれを食べたのも、
ビール片手のパブでした。
北の食べ物がなくなるかも知れない、寂しい世界に傾斜?

高校時代の友人が読んだという「プラハの春」元・外務省勤務作家。
ドブチェクという名前は私の記憶の中に生きています。一夜にしてソ連軍が
進行占拠した、今はなき国名チェコスロバキアの首都プラハの出来事。
「存在の耐えられない軽さ」ミラン・クンデラ。その時代を生きた、ヨーロ
ッパでも屈指の作家のそれは、その事件を知らない人には難解な物語ですが、
読み応えのある、ヨーロッパ特有の、日本人には決して肌で感じることは出
来ない歴史が背景にある重い物語です。そのプラハの春と言われる劇的な衝撃
を体験したという日本人、しかも外務省勤務の元・役人が書いたという本を
友人の「疲れた~」の感想に、早速オーダーした私です。クンデラの本に出会い、
(ちょっと遅すぎましたが)それに魅了された私に、久し振りの友人から
プラハの春なんて言葉を聞くことになろうとは、人生って面白いものです。

北方謙三「水滸伝」は、まもなく終わります。中国語をもっともっと理解でき
るようになったら、奇想天外物語、四大奇書の一つ、けれども宋の時代に
生きた宋江という実在の人物を軸に書かれた108人の漢(おとこ)達のお話
を読めたら、どんなに楽しいでしょう。「封神演義」に通じる荒唐無稽物語を。

日本語のお勉強に真剣に取り組んでいるポリーチャン。
今年も彼の地で「日本語検定試験」に挑戦する彼女のようです。なんで?
どうしてこんな問題を作るの?という問題ばかりです。日本人の私から見て、
これは落とすために作られている問題って。でも、デーブ・スペクタ-も、
パトリック・ハーラン(パックン)も、この難解な日本語を理解して検定
1級を取得しているのですから脱帽です。
敬語・丁寧語・謙譲語を含む文法も知らなくては1級問題は解けないでしょ
う?因みに、我が友人のご夫君が受けた去年秋のスペイン語検定1級問題に、
かの進化論のダーウィンの「種の起源」に関する記述について質問があった
そうな。言葉を知っていればいい!? いいえ、広く教養を要求されるもの
のようです。教養って、深く広い知識がベースにあって初めて身につくもの
ですから、出たとこ勝負ではいけません。

又、新しい作家に出会えそうです。初めましては、いつもトキメキがあります。
「竜馬が行く」で、出会った司馬文学に、私は魅了されました。彼が亡くなる
までどれほど新しい物語に出会えるのを楽しみにしてたでしょう。ですから、
彼岸に旅立った彼の人の死を 身内の死以上の悲しみで受け止めたのを昨日の
ように思い出します。



再見!漢

2008-07-27 15:28:11 | Weblog

改めて仕切りなおしの外国語勉強です。
元・中国語クラスメイトへお貸ししていた日本映画字幕英語・中国語という
珍しいDVDを返して貰うことにして、約束の時間よりかなり早く家を出ました。
茹だるような空気です。湿度が低ければ一向に構わない暑さです。日陰にさえ
入ればいいのですから。けれども日本の夏はそいうわけにはいきません。
こちらの思うようにはいかないジトーッとした、ムワ~~~と絡みつくような
暑さの中を、隣の駅まで電車です。そこから帰宅するまで頼みは自分の足に決め、
ささやかな個人の買い物をしに出向きました。出来れば一生分の必要品は買い
置きしてたいって思うほど、買い物は好きではありません。面倒臭いだけです。
目的地で目的品を買って、さっさとその場を後にします。
「ン何?何でこんなに人が?露天が?」
今や恒例となった「阿波踊り」のための設営準備見物客の賑わいでした。
日本中で、「阿波踊り」「ヨサコイ」はたまた貧相な肢体を露出しての「サンバ」
が繰り広げられている夏です。
♪踊る阿呆に見る阿呆、同じアホなら踊らにゃソンソン!♪のそれ。

 毎年、予行演習・本番・反省会と称して何回も開く我が家のBBQ。
参加者達も彼岸へ旅立った人、彼岸までは行かないけれど遠くへ引っ越した人、
もう、BBQは飽きた、食べられなくなった人々で、いつの間にか消滅したそれです。
そこで、酔っ払うと阿波踊りの男踊りを披露した私です。ウチの宇宙人の友人
が面白がること、喜ぶこと、どちらもやっぱりアホってね。

大体が、人が大勢の所ほど苦手なものはないという私ですから、そこもさっさ
と立ち去ります。
DVDの彼は(借りては30代男性)まだ授業中。終わってから会いましょうには
まだ時間があります。そこで、向かったのが"Corazon Latino"マリアさんのお店。
お馴染み”かき氷”のあの旗が店先にあるではありませんか。
"Buenas tardes!:こんにちは
「かき氷とくれば、イチゴ味でしょう?それを一つ下さい」
ウン年ぶりのかき氷です。
「マリア!」「マリア!」って、男性がマリアさんへ親し気に。
"Quien es el?":彼はどなた?
「妹のダンナ」
"No,Danna! es feo!:ダンナはダメ!きたない表現よ
"Encantada,mucho gusto.:始めまして、宜しく。
アウロラさんとも久し振り。
お祭りでもあるし、かき氷の器械と椅子やら何やらを店先へセット。
夫婦を捕まえて、にわかスペイン語授業。
若い男性のお客さんがランチを。
彼も引き込んで、ああでもないこうでもないの、生きた授業よ。
ずっとかかっている音楽DVD.
「もう、全然拾えないわあ。かなりハッキリ言ってるのに。もっと
お勉強しなきゃ!」
何やらそのお客さんがマリアさんへ言っている。
「レイコサン、彼が、日本語を彼の奥さんへ教えてほしいって。替わりに
スペイン語を教えてあげますってよ」
「ええ、いいわよ。時間の都合がつけばね。でも、ミゲリ-トにも
甘くなかったけど、それでよければね」
マリアさんの彼等夫婦の評価はいい。私のそれも悪くはないわ。
滅多に、携帯番号は教えないけど、教えました。年はウチの馬専科と同じ。

そろそろお勉強時間も後半の時間帯になって、約束の場所へ向かいます。
冷たい飲み物で、暑さを鎮めているところへ約束のDVDを持った彼のお出まし。
英語の話、なぜ中国語を勉強しだしたか?勉強法は?
初めてゆっくりお話をした元のクラスメイトです。
「再見!お互いに頑張りましょう!加油!」

義兄(中国人)がプレゼントしてくれたDVDです。
日本語(会話)が、字幕になればこんな風になるんだよ、で、中国から買って
来てくれた日本の映画の中国版です。「ふ~ん、こんな表現になるのね」
なかなか日本では手に入りにくいDVDです。ありがたいことです。英語と中国語。

家まではあと30分近く歩かなくてはなりません。
中国語でご一緒だった方のご近所のスーパ-が通りすがりにありました。
ふらっと入って、1kgもの容量の梅干を買って、かなりウンザリしながら、
チラッとタクシー?なんてよぎりましたが、1トンはあろうかと思える足を
交互に出して(笑)帰り着きました。
セニョール・ダンは晩酌を始めていました。
10分間、休憩です。手足を伸ばして「う~~~疲れた~~~!」
1駅区間、かなりあっちこっちへと紆余曲折徒歩は、かなりこたえました。
当分、出かけることもなく、怠惰な日々に戻れそうです。
「水滸伝」18巻は、ズンと来る重い情景が私の嗚咽を引き出しました。
いよいよ梁山泊の存亡をかけた戦いの終わりの章へと進みます。
煩悩の数と同じ108、と数知れぬ漢(おとこ)と数少ない女達の物語の
終章です。

とうとう逃げ出して

2008-07-26 07:49:54 | Weblog

昨日はとうとう暑さに負けて、マリリン(愛犬シーズー)を小脇に抱えて
2階へ避難しました。犬の他に「水滸伝」18巻、小さなタオル、携帯電話、
濃いウーロン茶が入っている水筒(魔法瓶・・・ウチの宇宙人がこの命名に
驚いてたわ)350ml。
1階にも2台のエアコンがあるけれど、効率を考えたら2階のそれを稼動さ
せる方がいいって判断して。
汗もかかず、快適な時間が過ぎます。気持ちよくお昼寝もしっかりとって。
犬も心地よさそうでした。フサフサの毛皮をまとってる彼等は人間以上に
辛い近年の夏です。
風通しのいい家なのですが、それでも居間の温度が33℃を越えてしまったの
です、午前中に。扇風機では追いつきません涼を確保するには。
セニョール・ダンは、出たり入ったりです。
「じゃ、2階へ行きます」って、避暑です。

5時をいい加減廻っても、明るい暑い夕方です。
いつものように、セニョールは晩酌を始めます、扇風機をバックに。
日もとっぷり暮れてくれば、やっと暖風が涼風に変わり出します。ホッ
つくづくこの地のありがたさを思います。住宅地ですが、小さな川、在の農家
の大木、点在する林、畑、森に囲まれています。空気を自然の状態にしてくれ
ます。1戸建ちの庭には植物が溢れて、それも1助です。
本当はもっと人家の少ない所に住みたい私ですが、おいそれと叶うことでは
ありませんから、今の環境の中で快適を見つけるようにしています。
人工的な、都会の中に住んでいないことを感謝です。アスファルトとコンクリ
ートが周りに密集していない所で生活できる幸せを感謝しています。

毎朝、新聞に挟まれた本体より重い広告の束をそっくり見ないで古新聞置きへ
置きます。すっきりした新聞は気持ちのいいものです。
従妹と言ってたものです。
「読む本がなかったら、広告も楽しみの一つで、よく見る(読む)わ」
「お互い活字中毒かもしれないものねぇ」
友人知人身内の中で、読書家って数えてみれば、・・・ 10人に欠けるわ。
読書の楽しみを知らない人って、とってもつまらないって思います。
人生の何分の一かは損してるって思います。モノ・カネの損以上のそれよ。
本を読まない人との会話はつまりません。浮世の話ばっかりって、私は
嫌いですから、近寄りません、そうっと逃げ出します。
それで、フッと最近思ったのです。
広告って、「買って下さい」ってメッセージでしょう?購買欲をいかに
刺激するか、煽るか。そのためのあの手この手の文言・写真ね。
だったら、私には必要ない!ってことに気付いたわけです。無駄!って。
それで、新聞から抜き取ってそのまま古新聞置きへ直行です。

つい2~3日前、ある人に言われました。
「奥さん、細かいお金にこだわらないでしょう?」
「ええ、それよりお金に関りたくないのよ。今、主人のお陰で不自由なく
暮らしているし、生活が出来ればそれでいいって。幸せなのよ、お陰様で」
「顔に品がある。細かいお金にこだわる人は品性がない顔をしているから」
「出てくるものかしら?」
「ええ、それはくっきりとね」
「ありがとうございます。こんなことを言われたのは初めてよ」
ええ、本当に初めて言われた言葉です。少しくすぐったかったわ。 それで
母が聞いたらどんなに喜ぶかしらって。
「人に必要なのは品性」
って言われて育ちましたから。
モノ・カネの多寡(多い少ない)を決して言ってはいけません!
身を飾るより、食に気をつけなさい!食事時の食べ方がその人の品性に大き
く関るのよ!って。
多寡を口にすることの卑しさを戒められてきました。ですから、ですから
世間に背を向けてしまうのです。下品が大好きってマスコミ教の人々とは
縁を結びたくありませんから。

しみじみと、今は亡き母へ感謝を捧げる私です。
育てられました。本当に、人はどうやって生きていくべきか。ベースは母が
創ってくれました。そこに肉付きがなされたとしたら、それは本のお陰です。
それも、なるべく偏らないように乱読です。

毎月お小遣いをセニョールから貰います。
ピンピンの新札を銀行の袋に入れてくれます。昨日もその日でした。
「ありがとう。(母の写真へ向かって)、お母さん、今月も又貰ったわ。
(セニョールへ)今ね、お母さんが、レイコチャン良かったわねぇって
言ったわよ。本当よ。絶対そう言ったわ、良かったわねぇって」
10月から始まる前期講習(スペイン語・中国語)の前納資金へ貯金しましょう。
ありがたいことです。
生活を保障してもらって、自由に出来るお小遣いまで貰えて。
年輪を重ねることは、それまでにこびりついた、諸々の「欲と言う垢」を
こそげ取ることに当てる期間だと思えるのです私には。 ここでも
母が言ってました。
「モノカネは下を、精神は上を見なさい。つまずかない秘訣よ」
名言でしょう?

美形とは、億光年もの開きがある我がご面相ですが、素晴らしい言葉を
戴いて、少し嬉しくなりました。それより何より、そういう言葉を他者へ
向かって言えるその人の素晴らしさが、私は嬉しかったのです。
全ての言葉・振る舞いは、発するその人へ戻るのですから、なんて
素晴らしい人でしょう、ご自分を高めることをその方はなさっていらっしゃ
るのです。当然、その方のお顔に卑しさはカケラも感じられませんでした。

漢(おとこ)達から男女へ

2008-07-23 08:45:43 | Weblog
鎌倉へウォーキングだったそうで、ご苦労様!誰が?セニョール・ダンが。
この日本語は、日本語を学ぼうと思う人が読んだら、「???」でしょうねぇ。
英語なんかは、納まる単語の種類によって場所が決まっているって、考えたら
スッキリ言語よね。だから、こんな並び方はないんじゃない?
これで日本人同士にはちゃんとわかるのよね、ね?

ま、それはそれとして、一人(?)暑さの中でじっとしている車を出して、
しかも、去年からクーラーが壊れている一年中暖房車を。セニョールに直す
意志はない、彼が直す、直せない、ディーラーへ、修理へ、その意志がない
ってね。お互い、長距離運転は辞めたし、ホント自転車程度の足でしかない
我が家の車になってしまったそれに、手を加える気はなくなってきちゃった
みたい。ラジオもカセットテープを入れる所もぜ~んぶ壊れて、本体が動く・
止まる・ウインカーは動く、これ以上何が必要?という我が家の乗用車よ。
考えてみれば、これ以上はオプションよね。
シンプル イズ ベスト! 省エネ!(笑)

どうしても必要な買い物3点。日々のお買い物はセニョールにお任せの、
奥様をやっている結構な身分の私です。
お金?
セニョールから貰うお小遣い、お手当てならもっと嬉しいのですが。ゼロが
一つ増えますものね。(バカ言うんじゃない!って言われました)
ええ、日々お金をいじるなんて、下品なことは致してません。お金のことを
考えることもなく、本を買うためだけのお金です。、これは見事に羽が生え
て消えてしまいますが。
お金に関らないって、幸せなことです。それで生きていられるのですから。
物々交換でいいのよ、って女です。食べていかれればいいのです。違う!
本が買えればいいわ。これとてオプションね。

そんな女がまっしぐら必要なものだけ買って、「ン?」プラス1で帰宅です。
プラス1は秋刀魚5本。内臓を取り出して、5cm長さに切って、日本酒を6ドボ
(ドボは私の単位)のところへ味醂・お醤油・お砂糖・お酢・種を抜いた鷹の
爪3本・皮付き生姜1かけ切ってひと煮立ち。そこへ秋刀魚を入れてもう一度
煮立ててから、とろ火でじっくり煮詰めます。お魚を煮るときには1滴のお水も
入れません。ベースのそれは日本酒。調味料がひと煮立ちしてから、
そおっと置くようにお鍋にお魚を入れます。これがコツかしら。
こうして常備菜が一品出来上がりです。お夕飯にご飯(炭水化物)を食べなく
なって久しい私ですから、冷酒を小さなグラスに1杯のつまみにしました。唐辛子
のピリリがアクセントです。

さあて、犬とお散歩も済ませたし、今から1日で1番ボリュームのある朝食です。
まずは、コーヒーのお湯を沸かすところから始まります。ポットのお湯は使い
ません。その前に、夕べ作って置いたおやかんのウーロン茶を容器に移します。

セニョールがウロウロしています。彼のカレンダーを見れば、「男の料理教室」
ってなっています。今日は何を作るのでしょう?ええ、彼はお教室だけのシェフ
です。ン? FAXから何やら。・・・・・セニョールへバーベキューの案内です。
会社人間だった彼を私は心配してました。それは杞憂だったことがわかった彼の
リタイア後の日々です。地域の人々との交流を楽しんでいるようです。

あと2冊になってしまった北方謙三「水滸伝」。一気に読みましょう。
毎巻泣かせてくれた、妖術も魑魅魍魎も出ない北方水滸伝ですが、充分読ませて
くれました。久し振りの長編小説を読み終える私です。次の長編がスタンバイ
しています。世に出て1000年の今年、昨日の新聞に「大沢本」(源氏写本)
がみつかったという記事がありましたね。その元本「源氏物語」へ。
心ときめく古(いにしえ)の雅(みやび)へ出掛けましょうか。
漢(おとこ)達の話から、時代はもっと遡って、男女の物語へと移ります。
「いずれのおんときに~~~」から始まる光源氏の物語。

暑さの中で

2008-07-21 10:00:02 | Weblog

平均体温と同じような外気温。実際はもっともっと高い気温が続く、今はまだ
前哨戦。あまりの暑さに、今はもう8月お盆の頃の感覚になってしまいそうな、
気持ちのどこかで猛暑・酷暑を拒否してるのでしょう。秋風がどこかに紛れ込
んでいて欲しいって。
でも、現実は、梅雨とは名ばかりの、ここ横浜の少雨の季節が過ぎ、子ども達
が待ちに待った夏休みが始まったばかりの、ウンザリ夏の始まりなのでした。

冬眠ならぬ夏眠ができたら、エネルギー消費もかなり軽減されるのだけど。
この猛暑・酷暑の中を出歩くなんて、余程の、動かしがたい用事以外で外出
なんてねぇ、愚の骨頂じゃない?って私には思えて仕方ありません。何故に
そんな家居たくない症候群にかかるのか?結構多いのよねえ、どこかへ行きた
い、何かいいこと、面白いことな~い?症候群。
生来のナマケモノの私が言うのもなんなのですが、でもでもず~~っと思って
きた疑問です。なんで、みんな そう外出したがるの?って。
なんで、そんなにお家に居る事が嫌いなの?ってね。

結婚この方(こりゃまた古い話)、セニョール・ダンへ「~~して欲しい」
とか「どこそこへ連れてって」とか、言ったことが・・・・思い出せません。
と言うくらい、要求しない女でした、今でもね。ましてや、休日移動なんて、
正気の沙汰では考えられないことですから、極力人出のない所へ行く、それ
すら子ども達&私達も楽しめる、そう、自然の中へ。

都会は、人工的なモノや場所は疲れるだけです。嬉々として出かける?
田舎モンよ。ですから、新しく開発された所など、絶対って言っていいほど
無視します。そんなところへいそいそと行くなんて、ああた、田舎モンがする
ことよって。流行に敏感って、おバカだって思ってるから、「今流行ってるの
よ」って言う人には近づきません。

ひたすら家の中に外光を取り込まないように、薄暗くして、室内温度も上げな
いように、クーラーは、・・・まだ、扇風機で対応。
お行儀悪く読書に没頭です。眠くなれば、ウトウトと。家事を済ませば、全部
私の時間です。無駄に動かないように、省エネで、・・・・ン?出力が少ない
と、当然入力もね。生まれて初めて昼食抜きなんてことを始めました。何が何
でもしっかり食べる、品数も多い朝食です。夜は、炭水化物をやめて20年
以上。お昼は、かなりきちんとした、手抜きではない食事を自分のためだけで
あっても作ってました。それが、最近、なんでそんなに食べなきゃならない?
って。極力出力を抑えているのに、食べることに執着しなくてもいいんじゃない
って結論に達して、昼食は、う~ん、バナナ1本とあれば飲むヨーグルト1杯。
なければ、他の飲み物でお仕舞い!
フッとその気になれば、家具の下方へ足(フット)を引っ掛けて、
「い~ち、に~、さ~ん・・・」て、腹筋エクササイズ。無理はしません。
その回数をカレンダーの隅に書いて、面白がって。その回数も、
「ワ-ン、トゥー、スリー・・・」「ウーノ、ドース、トレース・・・」「イー、
アール、サ-ン・・・」て、各国語でね。
面白くするって、外にそれを求めなくても、いくらでもそのへんに転がっている
って思うのです。そろそろジョッパーズ(乗馬用型スラックス)や、絶対に
その辺のブティックには売っていない服でも作ろうかしら?なんてね。

何か作る人が大好きです。ですから職人さんが好きです。コツコツと何かを
作り上げていく、その工程に情熱を注ぐって、素晴らしい!

昨日は1日中、寝茣蓙を敷いた敷き布団の上で「水滸伝」を読む、涙が流れる
眠る、又続きを読む、ハラハラする、眠るの繰り返しでした。なんて怠惰な
しかし、幸せな時間だったでしょう。猛烈な暑さ。けれども夕方ともなれば、
ここ横浜のはずれは、すっと涼風が家の中に入り込んできます。我が家の前の
道路は、自然のままですから、熱を吸収します。アスファルトに覆われた道は
あえいでいるように見えます。
日が暮れても、アスファルト道は、なかなか地温が下がりません。
我が家の犬は、手足の短いシーズーですから、夕方のお散歩は拷問です。直接
その暑さがお腹まで来ますから、夏場のお散歩は早朝に限ります。
ひんやりとした空気の中を歩くのは、なかなかいいものです。


猛暑の中の植物

2008-07-19 22:46:37 | Weblog

梅雨だったの?そんな感想の当横浜の6~7月でした。
入梅は例年より早かったのですが、私の思うところの梅雨模様ではなか
ったですね~。

たった2株ですが、緑のカーテン・ゴーヤは、キュウリと同じように
黄色の花もちゃんとつけて、グングン上へ横へと伸びています。お花をよく
見ると、雄花・雌花の咲き分けです。そして、雌花の付け根には、小さな
ゴーヤがもう出来ているではありませんか。ちょっとした感動です。
西日避けに植えたゴーヤですから、実のことなんて考えてもいませんでした。
今や全国区になったゴーヤのようです。緑のカーテンとしても活躍。
鹿児島産の私ですが、子どもの頃、否、数年前まであの苦さがたまらなく
イヤでした。カゴッマ(鹿児島)ではたしか、ニガゴイって言ってたように
記憶してます。ゴーヤは琉球語?

小さな苦瓜は愛らしく健気で、カーテンもいいけど、実もいい!
今では食べられます。内側の苦い部分をこそげ取って、調理したそれは、
なかなか乙な味に思えるようになりました。

葉を繁らすには、花も実も取り除いた方がいいのですが、初めて間近に見る
ゴーヤの実ですから、育ててみることにしました。ホントに愛らしい姿です。

今年初めての花を愛でられるかも知れないのが「夜来香」。
ここ最近の気温上昇で、すくすく育ってきています。
もう一つは、久し振りの「棉」。お花の後の実から、ぱっくり開いて覗く
ワタ。しっかり種を抱き込んで、木綿糸の原料ワタも、今年は種から育てて
います。どちらも南方の植物ですから、やっとここのところの高温で、勢い
づいています。

この猛暑はたまりませんが、せめてもの楽しみがある我が庭の植物達です。
ワタを収穫して何を作ろうかしら?どこかで糸巻器は手に入らないかしら?
織機も欲しいわねぇなんて、空想は果てしなく。どのくらい採れるの?
片手に乗るほどくらいね。あ~ぁ ついでに染色もなんて・・・ご勝手に!
今日の最高気温は?
気温観測は百葉箱内の温度。およそ1,5mの高さ、直射は遮られて風通し
もよくという条件下で計られるのですから、実際の外の温度はそれよりも
グ~ンと高いはずです。増してやアスファルトに囲まれた都会は、人工的に
温度を上昇させているのですから、そんな所に身を置くなんて、正気の沙汰
ではないでしょう。それで暑い暑いなんて、あ~あ。ウロウロする人の気が
計り知れません。

お塩をちょっと舐めて、水分をしっかりとって。
子どもの頃よく夏場は放牧の馬や牛みたいに、お塩を舐めていましたね~。
梅干も、今風のまろやかなそれとは違います。オー、酸っぱい塩っぱい!
って、塩分もしっかり。
甘いものより、梅干をよく口にしていました夏場は。身体が要求していたの
ですね、今考えると。
夏場は濃い味付けが必要です。汗で塩分が出てしまいますから、
塩分の補給なしに、塩分控えめで水分ばかりとっていたら、バテます。
私は、この方、なんだかだるいなんて経験ゼロの夏です。
しっかり塩分とクエン酸を摂る夏ですから。

ミステリーゾーンを抜けて

2008-07-17 23:47:55 | Weblog

京急の戸部駅から日ノ出町駅間て、長いトンネルがあってね、真っ暗なの。
小さな子どもみたいに、運転手席の後ろ(もちろん仕切りはあるわ)から
前方をじっと見つめていたのだけど、少し怖かったわ。電車の最前列なんて、
小田急のロマンスカー以来で、それがいつだったか思い出せないほど昔。
一番前って、見晴らしがいいって特典がある位置のはずなのに、前方の
線路も見えない暗闇の中を進むのよ。ちょっとミステリアスな空間です。
対向電車が近づいた時、いきなり現れたような感じで、思わず身を引いて
しまいました。遠く向こうに明りが見えたときは、可笑しいほどにホッと
した自分がいました。

梅雨明け宣言がまだ出ないのに、連日真夏日の中を、しっかり肌を覆う
服装で、昨日に続いて出かけました。肌が露出しているのは頬からあごに
かけてのみ。あとはスッポリ隠しています。
今夏、体験している全身を覆う方が、露出するより涼しいというそれで、
頭の先からつま先まで隠します。ええ、南方の人が露出しているより
隠している姿が、見た目ほど暑くないという事を、湿気があろうとなかろう
と、太陽に直接肌をさらすより、遮るものがあるほうが涼しいって、体験し
ている今夏です。余程私を知っている人以外は、まず気付く事はない格好。
突拍子もない姿ではありません。極々オーソドックスな、流行とは無縁の
スタイルです。ツバ広帽子に大判ロングスカーフは頭をスッポリ覆って、
次は顔から肩・背中へ回します。大きい濃い目のサングラス。
テーラーカラーの夏服ジャケット長袖の先は白い手袋。
くるぶしまでのスカートか、スラックス(努々パンツなんて下品な言い方は
いたしませんことよ)で、覆います。
これで、完全武装お出掛けスタイルの出来上がり!

今日は、横浜駅で乗り換えて、京急でミステリーゾーンをくぐって、
「横浜中国留学生援護会」へ。4時間の参観が与えられています。
1時間ごとに各お教室を巡るも良し!2時間ごとのじっくり見学も良し!
先週2時間を一つのクラスで消化。
夏休みで休講期間もあるし、前期も9月で終わるし、・・・でも間が空いて
しまうと、「何だったかしら?」になってしまうし、でも、・・・の日々
だったのです。私らしくもなく。

それで、今朝になって、「行こう!」。
そうと決めたら次は早いのです。
日中・中日辞書は、それぞれ滅法重いので持っていかないことにして。
カバンに詰め込む諸々。
「行ってきます。あとで電話するわね」
って、セニョール・ダンへ。
彼は「おが屋」へ3時頃車で出かけるそうで、なら、帰りは合流しましょう。

三々五々集まる生徒たち。中高年の諸氏。
「見学で伺ったのですが」
「いつもの先生は、今日はお休みで、私達も初めましての先生ですが、サッ
どうぞ」
男性2人、女性8人のクラス。全員揃うともう少し多いそうで。
先生がおいでです。東京町田にある某大学院で、国際関係学を学ばれている
北京出身の女の子。普段は上級クラスを担当ですが、今日とあと2回の今回
のクラスの特別講師ですって。しっかりしたお嬢さん先生です。大人って感
じがします。
気取らず、気負わず、陽気、熱心など等。覇気が感じられます。
YU XIN とおっしゃるお名前は、YUの文字は日本語にはありません。XINは欣
という漢字。

新しい教科書を(先週私も購入)開いて、ざ~っと目次毎を説明されて、
いよいよ中国語の構成: 声母(21種類)・韻母(音節から声母を除いた部分
が39種類)・声調(4種類)のお話です。ピンイン、日本語のルビに相当する
それで私達は読みますが、声母は母音のことですが、それが21種類もあるので
すから、それがくっつく子音に相当するそれが39種類。オーノーです。
それに、四声がつくのですから、その数字がこびりついたら前には進めません。
ですから、都度向き合っていくしかありません。
何回も何回も発生練習です。
「中国で知り合った日本の留学生が、半年経った頃、大喜びしてました。
小顔になりましたって。日本語はそんなに口を開かなくても話せるし、聞き取
れますが、中国語は、一語一語をはっきりと言わなくては通じません。それで、
その人は、顔の筋肉を思い切り動かす中国語のお陰って。皆さんも小顔になる
ように頑張りましょう」

それで、帰りはセニョールが待つ「おが屋」へ廻って、車中の人になり帰宅。
着替えて、犬とのお散歩30分弱。足首捻挫はまだしぶとく「ここよ、ここ
だからね!」って、自己主張をしています。フン!

それで? まだ決め切れません。まあ、その気になるのを待つしかない状態。
なんとも中途半端な時期に出会ったこの講座です。昨日は正式に申し込みを
してきたスペイン語です。それはそんなに迷いませんでした。次は9月から
です。それに合わそうかしら?それとも後期(10月~)からにしようかしら?
即断即決の私が悩んでます。迷っています。
で、汗を流して、お布団に横になって、「水滸伝」の17巻を読むことに
決めました。毎巻泣かせてくれる漢(おとこ)達のドラマを。

クククッ ブラックホールへ

2008-07-17 10:00:37 | Weblog
「こんにちは。暑いですねえ」
我がクラスメイト最高齢者へご挨拶。86才男性です。
「スペイン語は、前に関りがおありでしたか?」
「いいや」
「初めてで?・・・お上手ですねえ」
「そんなことはないよ。なかなか覚えられなくて」
「いいええ、この前発表なさったヒンズー教の神様のお話など、私には
とても難しくて、・・・いつから始められたのですか?」
「80の時だったかな。ここの先生がいいって聞いて」

     素晴らしい!

動機付けが何であれ、新しいことに挑戦するって。しかも、よくある話
「○○をしたいけれど」「しようと思っている」じゃなく!
飛び込む! そして! 続ける! あとは宮沢賢治、
「アメニモマケズ カゼニモマケズ ナツノアツサニモ ・・・・・」
きっと、セニョールには楽しい楽しいエスパニョールなのでしょう。
この方を前にして
「いやあ、年だからねえ」
なんて、口が裂けても言えないでしょう。

1度として経験したことがない未来を、たった一言
「年だから」
で、自分の可能性をギロチン台にかけて、未来を無きものにする愚かしさ。
なぜって? それはいっつも人の目を気にして生きてきたから。他者の
評価を最優先して生きてきたから。あ~~~あ、幾つになっても自分の
人生を我がものにすることなく生きる人々は、大体が文句ブー垂れ人種。

自身の可能性を、しっかりと捕まえて手繰り寄せてって作業をしていたら、
目は前を、自分の前に敷く、自分で創り置くレールの在りようを見つめて
いれば、無責任で面白くも何ともない、本当は誰も人の事なんか知っちゃ
いないって事実に気がつくはずなんだけど。

テレビは見ない!
雑誌は読まない!
流行は無視する!
マスコミ教の信者をいち早く辞める!
みんなはどうしてるんだろう?って、根本のその依存を払い捨てる!
情報の取捨選択は自分でする!
多数が正しいとは限らない事を知る!

そうして、やっと自分自身に寄り添って生きていける。そこには、余裕も
ある自分を見ることが出来る、のよ。
世界に一人しかいない、オーーー素晴らしい存在!完璧なオリジナル。
その素晴らしい存在が、何をオタオタと、キョロキョロとする必要がある?
ありません!我は我、人は人、素晴らしき存在。
「だって」も「でも」も「無理」も「出来ない」も、
そして、これが最重要「みんなは?」も、丈夫な荷造り紐で固く縛って、
送付札に「不要品」って書いて、宛先はブラックホールへ発送しちゃいましょう。

そんな気分で過ごしたら、ひたすら楽しいことを、心の奥深くに済む純真
無垢なもう一人の本当の自分が喜ぶことをするのです。文句・不足・不満
批判・比較は、心の中の自分を育てません。膝を抱えて泣いています。
「なんで?なんで人のことばっかりなの?私は楽しくない!」って泣いてます。
今年に入って、私は人の心の中にもう一人のその人がいるって感じるように
なっているのです。そして、ほとんどの人が、自分自身を泣かせるような日々
を送っているように写るのです。モノ・金を要求なんてしていないって。

クラスメイトのその方に出会って、人生ってやっぱり素敵ってまたまた思った
のです。Going my way のその方に。

他者の目を意識している人の顔は、どこか不安げに見えます。
何もかも自分は持っていることに気がつかない飢えた顔に。
ええ、数えられないけれど、誰も盗むことが出来ない宝物を持っていることに
気づかないって、なんてもったいない。 そう、私は思うのです。

新しいスペイン語レッスンでは、私は年頃の娘のように、クックックって
よく笑ってしまいます。べラ先生は、頭の回転が速く、言動はスピーディ。
何より陽気な気質をお持ちのようで、端々の言動に、私は笑ってます。
おかしいことを言うから人は笑う、のではないのです。真面目なそこから
滲み出るわずかなズレと何かが、笑いを誘うって思います。
あ~あ、つまんない!・・・ではないのです。
この巡り会いを私は感謝します。
素敵な人々に出会うことは、一つの宝物に出会ったことでもありますもの。
心の中の宝箱に、そんな素敵な出会いもしまわれます。そして、時々出して
その出会いの瞬間を反芻します。幸せは、待っていてくれているような、
「ホラッ、ここよ。気付いて!」
って。

英語がなんだって?誰が時代の作り手?

2008-07-14 00:00:18 | Weblog
アロエ様々で、痛みはかなり軽減の左足くるぶし。
よくよく見てみれば、ひどい内出血をおこしていました。今時の色、
そう紫陽花の花のように、それもそろそろ後半に入り、汚らしい色合いに
なってきています。正にその色状態の、おぞましい色が、皮膚の下に
広がっていました。ふ~ん、こんなひどかったのね。でも、もうこれは
お仕舞い! まだ、腫れもありますが、くるぶしに言うことです。
「もう、お仕舞い!」って。
それより、倒れた瞬間に右足でかばったのでしょう無意識に。
そちらの方が今日は痛かったですねえ。
「なんでもないじゃない!」
「ええ、アロエのお陰でね。まあ、見られた図じゃあないけどね。屈伸が
きついのよ」
「アッそう.でも医者に見てもらったら?」
「必要ないわ。ありがとう」
隣駅迄車で送ってもらって、昇りのエスカレーターでホームに。

母親同伴の子ども達がゾロゾロと試験会場へ向かいます。
3人の息子達へ、学校の勉強だけでいい!って言い続けてきた母親から見れば、
今の日本のある縮図を目の当たりにしたような感じを受けました。
当然その親たちの奇異な眼差しの中を手続きです。
親の控え室の前を通り過ぎ、受験者の控え室に案内されて見渡せば、
全員、孫~~~世代。
待たされる事、ウン十分、2人ずつ呼ばれて面接教室の前の椅子で待たされます。
可愛い坊やと一緒です。
「何年生?」
「6年生です」
「そう、頑張ってね」
「はい」

私の面接はどうでもいい、そんな感じを受けた今日の異様な光景。
子ども達が進んで受験してるとは思えない。
なべて、大人(女)の外国語特別視は、異常って思うイヤラシさが付きま
とう、そんなステータス外国語って女達のそれを、結構目に耳にしてきた
私は、面白くこそあれ、鼻持ちならない「ええ、○○語を勉強してます、
○○国へ主人の赴任へ同行してまして云々」たぐいの、脳みそが腐ってる
ような人種の仲間入りだけの外国語との関りは決してしたくない、絶対に
そんな女達に近寄らない。無視!
そう、いつもマイノリティ、蚊帳の外の住人を良しとしている女から見れば、
控え室で、ハラハラしながら待つ保護者へ
「お母様方もご一緒に受験なさったらいかが?真剣に面白がって取り組む姿は、
どんなに子ども達へいい影響になるか、よ。尊敬も得られるわ」
って思ってしまった今日でしたのよ。フ~~~・・・・・

礼儀作法は、そして、いつも逆の立場だったら?の訓練は、相手が望もう
と望まなかろうと、鉄は熱いうちに打て!です。それが人を人たらしめる
ものであることを知るべきなのです。教えるべきなのです。古今東西の人
の最低ベースを。問答無用は必要なのです。三つ子の魂百まで です。

けれども、能力に関することは、いかに面白いかを知らしめつつ、その子に
あるそれを引き出すのが親かもしれませんが(私には見つけられませんでした)、
いつも言うように、世間が、識者が言うから、それに乗り遅れまいって、
全く脳みそを遣わない親になっていってるおぞましさ。
親自身が、自分のことを信用してないから、自分自身が嫌いだから、自分の
可能性はとっくのとうに捨ててしまって、幸せは自分以外の人が持ってくる
ものって、思っているから、今日日(きょうび)のような社会が、あふれる
モノに囲まれて、飢えている、果てのない欲望の奴隷となった人々が満ち溢
れているのです。寂しい人々の虚しい日々卑しい日々。

そういえば、久し振りに若き(28)友人コウイチクンと会いました。
宮沢賢治・森鴎外、岡本太郎・かの子、ピカソ、ニーチェ、ジョルジュ・
ブラック、「百年の孤独」のガルシア、セザンヌ、トルストイなど等。
南米で生活するための資金調達に、彼は今「デカセーギ(出稼ぎ)」外国人
達と一緒にかなりきつい肉体労働者に。昼間はそれを、夜は執筆、土曜日は
スペイン語の勉強のためにYMCAへ。合間に読む膨大な本。日本語が薄くなって
きている、そこから芥川賞、直木賞の話へ。
熱く語る彼に、青春を見ます。模索しながら、創作の苦悩と喜びに浸る姿は、
まぶしくさえあります。1日1話の童話・寓話を原稿用紙に埋める作業は、
その、何がなんでも書き続けるという強い意志力が、いずれ「継続は力なり」
の成果を手にすることでしょう。

親が、
能力に関することに過度に関ってくると、強制が方向を決めるとしたら、
必ずや、「こんなはずじゃあなかった」という憂き目に出会うことを知らな
くてはいけません。覚悟の上の強制なら、・・・親がどうなろうと知ったこ
とではないのです。自業自得ですが、道連れにされた子どもの未来は、黒く
塗りつぶされて、・・・・・可哀想に。どれほど辛い人生を歩むかは言う
までもないでしょう。

やはり、私は隠遁生活が似合っていると思いました。
浮世は煩わしいばかりで、知らない方がどれほど穏やかか、「知らぬが仏」
とは良く言ったものです。知るが故に、心が波立ち、悪酔いします。

親に押しつぶされなければ、鼻持ちならない人を見下す大人になっていく
のでしょうか?肩書きが何より大事というつまらない大人になっていくので
しょうか?

帰りも、某駅で待っていてくれた宇宙人の車で帰宅しました。
「バカな資格マニアって、そこいらへんにいっぱいいるよ」
「そうなの?」
「それで、その資格にあったことを頼むと、できませんって言う。何なんだ?
なら、言うな!だよ。それが言いたがる、何々の資格がありますって。黙って
やってろ!言うな!ってつくづく思うよ」
「わからなくもないわね。根本の自分に自信がないのよ」
「そんなんのばっかり」

トルコ語も、英語がじわじわと、日本と同様に母国語の間に浸透している
ようです。こうしてアッチコッチの言葉をかじり出すと、
バベルの塔の話を思い出します。
神様が、ノア時のような洪水を恐れて、高い塔を作る思い上がった人間達の
意志の疎通を図らなくするために、一瞬にして様々な言葉をしゃべらせてし
まった。それが世界に広がってって。
そうかもねぇって思ってしまうほど多くの言語に満ち溢れている世界です。
立身出世のための道具にしてはつまらない。ええ、本当に!
「なんで?」「知りた~~~い!」
が根本になければ、あ~あ、子どもに嫌われる親になる。それは子どもに
とっての最大不幸。嫌われたって、やがて捨てられたって、それは自業自得。

英語が話せたら偉い? いいええ、ちっとも! それより中身です。その人の
人生観、世界観です。その表現力のたった一つの方法でしかないという事。

いい悪い、好き嫌いは別として、アメリカ人は他言語にほとんど関心を示さ
ないって聞きます。それは一つの見識だと思います(思い上がり?)。
世界中どこへ行っても相手は英語を話すものって。ま、そこまできたら大し
たものよ、です。
そして、ついに、あの、あの誇り高きフランス人さえ、とうとう英語をしゃ
べるようになったって、少し寂しいけれど、フランス人の母国語へ対する誇り
は、成り上がりもののアメリカ人なんかに誰が迎合するものですか!っていう
心意気と、自国の文化への揺るぎない自信がそうさせているのでしょう。
その上の英語なのだと思います。

刑務所ルックの、我がヤマト男子達。
「ベルトをしたら、自殺したくなる?」
そういうものなのです。それを嬉々としている、あ~あ、あっちへお行き!
公共の場所で、自室にいるような緩みきった精神態度。
電車でのマナーの悪さは、最低限もわきまえないバカ垂れドモ!

後味の悪い今日でした。もう、私の面接試験結果はどうでもいいって思う位。
いい声の試験官:女性でした。その声の英語が・・・せめてもの慰めでした。
天からの授かりモノと知っているけれど、絶対にこだわる声質です。
セニョール・ダンの声は、セクシーなバリトンです。息子達の声も同質です。
10代から他者の、特に男子の声は重要でした。見てくれなんて二の次でした。
今日の女性試験官の声質は、なかなかセクシーでした。甘ったれた?とんでも
ありません!落ち着いた、大人の女性の魅了する声質でした。

「どうしたの漢検は?」
「まだよ。9月だから。でも、私の頭がコンクリートなのかも知れないけれど、
ウッソーッ!違ってない?がいっぱいでね、少し気が削がれているのよ」
「そのまま素直に受け入れられないあなただからねえ」
ムッ!・・・そうなのかも・・・・・かなあ~~?
言葉は生き物だから、っていうああ言うのが嫌いなのよね、す~ぐ時代に
擦り寄るいやらしさが。フン、じゃかましい!わたしゃ未だに反抗期!・・?

今朝の読み物の中で、
「時代は流れ者とバカがつくる」って言われますね。
って文に出会って、朝からアハハハ アハハハ ハハハハハハアッハハ。
ちょい溜飲を下げて、それ見なさい!だから ワタシャァ仲間に入らない
孤高の女!よ。イヤァァァアア 朝から よか気分。そう、そうだったのね?
ええ、朝食もソコソコに手にした本の中にあった言葉よ。アハハハハハハハハハ・・・

気分が良くなったところで、消毒の効果が出てきたバラ達の中の1本。
その名はスウィンブル。真紅の花は、洗面台の鏡をバックに飾られました。

ポーカーフェイス

2008-07-13 06:35:51 | Weblog
グリッ!バタッ!イタッ!オッと。ズズッ、ヨロヨロ、フ~。
プワ~、アララララ。

一転俄かに掻き曇り、バシッバシッバタバタバタ!大粒の雨が天から。
相変わらず「水滸伝」読書中。側で寝ていたマリリン(犬)が、突然
ガバッと起きて、耳を澄ます。
バシャバシャバシャ!猛烈な雨が振り出して。
軒下に干していたマット。水煙が上がるほどの勢いの雨に、取り込んで、
庭側の掃き出し窓から出入りのそこへ戻ろうとした途端、足首を捻って、
書き出しのような有様。バッタと倒れてしまったのです。
プワ~はみるみる腫れてき出した我が左足くるぶしあたりの様。
ありがたいことに、右足は、・・・膝後ろが変な感触、ウッ!でもFOOTは
なんともないので、ビッコを引きながら、「医者要らず」アロエを取りに
冷蔵庫へ。3~5cmに切ったそれを常時密封容器に入れて冷蔵庫に置いて
あります。あらゆる場面で使える常備薬として。虫刺されも速攻で効きます。
早速、肉厚アロエの1枚を2枚に広げ切って、見る見る腫れてきた患部へ
ピタッ!
「冷たい!オー気持ちいい~~~」
手ごろな布で包んで、一丁上がり~~~~!


セニョール・ダンを迎えに行かなくてはなりません。
幾つかの地元のサークルに所属している彼は、前夜の「おが屋」での、かって
の部下達との会食が楽しかったのでしょう、お定まりの二日酔いで、運転する
気分にはなれないって、私が運転手になって送迎。
右足(FOOT)がなんともなかったのが幸いで、約束地点まで迎えに。そこで彼と
交代です。ホッ!

「時雨」だった猛烈雨でした。

夕飯は、平素は本当に軽めにしていますから、アラッもう終わっちゃった?
フッと、東の空に目をやると、夕焼け。
外へ出て、・・・やっぱり東の空がきれいなのです。西側は暮れなずんで、
暗くなってきています。エエーッ、夕焼けって、西側の空が日没に染まるの
じゃなかったかしら? 今まで見たことのない東の空の夕焼けでした。

そして、今朝、5時前に起き出して、まだ腫れは残っていますが、医者要らず
はキチンと働いていました。もう一度ヒヤッを味わって。右足の方が・・・
「何やってるのよ!さっさと元通りになりなさい!痛くないわ!」
いつもの私の叱咤が飛びます。怠けたがる我が身体には、軍隊の訓練みたいな
そんな叱咤をいつも浴びせます。
「何?痛い?誰が痛がっていいって許可した?甘えるんじゃない!許可してな
いのだから、さっさと元通りになりなさい!」
そして、いつものように、過去形になるまで、一つの物語に昇華するまで、
生々しい出来事を他者へ話したりはしません。ましてや、家族にはどこにでも
転がっている話のように、サラッと報告する程度。微に入り細にわたる話には
決してしません。まるで人事のような話にして。出来れば、落語のような話に
まで昇華させたいって思うのですが、まだまだ修行が足りません。

「アレッ、あの痛さは? フムフム 消えた?よしよし、やれば出来るじゃ
ない!でかした!」
なんて、賞罰はキッチリと。ウヤムヤはいけません。(笑)

そして、今朝のことです。昨日の夕焼けの続き?のような東の空模様です。
朝焼けです。大気の中に水分が多いのでしょう。
それはそれとして、空気の動きが少ない早朝に、植物達に消毒液散布を
済ませます。

庭に1本植えたトマト。どこまで伸びるの?芯止めしました。
1本の苗から10個も収穫できれば充分ですから。
セニョールが借地で育てるお野菜も、毎年見事に出来上がって、食卓にの
ぼります。これは幸せなことです。贅沢なことです。
今、欲しい。そんな私の気ままを満たすために、1苗植えたトマトです。
ずっしりと重い実が、10個は出来ています。順次色づいて、私の気ままを
満たしてくれます。

今日は、某所へ、先日受験した英検2次試験(面接)へ出向きます。
階段の昇降がチト辛いので、平素は使わないエスカレーターを利用です。
その間、自分を鼓舞しながら。痛くないのよ、さっさと元に戻りなさいって。
面接?それが?です。だって、相手は人間ですもの、問題ありません。

隣駅で乗り換えです。それで、ウチの宇宙人に隣駅迄送ってもらう事になり
ました。乗り換えの煩わしさが軽減できます。ありがたいことです。
早めに出て、現地でゆっくりします。私は時間を潰す術を身につけています
から、何の心配もありません。今日はトルコ語のCDを聞きながら、聞き流し
ながら、"Anne"の本の続きを読むつもりです。なんて面白い時間の潰し方
でしょう。「二兎を追う者一兎も得ず」なんて意味のない言葉です。
生涯でたった数%しか遣わない脳みそらしいです。
残りの方が多いのですから、先人の言葉はこの際無視して、残りの機能に
賭けた方が面白くありません?私は絶対に面白がるべきって思います。

ビッコを引かないように。
「どうしました?」なんて聞かれたら、・・・・・・
何事もなかったかのように、ポーカーフェイスで済ませましょう。ヒヤッ!