帰国して畑に出て未だ爆発せず残っていたキャベツを片つけていたら、葉の裏に
立派なエスカルゴがいるではないか。パリで食べたものと殻の色は似ているが大き
さは2/3くらいと小さい。フランス人は畑でデンデンムシを見つけると『トレビアン』と
でも言いながら、涎を垂らすのだろうか。嫌々、そうではない。エスカルゴは、れっき
とした家柄のもので、そこらのデンデンムシとは格が違うから、そのようなシーンはあ
りえない。それではエスカルゴと称されるデンデンムシの高貴な出身地ブルゴーニ
ュ地方の畑で散歩しているのを見つけたら『トレビアン』と言いながら家に持って帰
るのか。フランス語でescargotと書く。これをグーグル辞書で訳すと『カタツムリ』とな
っているから、デンデンムシもエスカルゴも『カタツムリ』だから家柄は関係ないのでは
ないか。こんな馬鹿なことに疑問を持ち調べたら分かり易い解説があった。それによ
ると養殖したリンゴマイマイ、プティ・グリの2種類が食用にされているとか。デンデンで
あろうがエスカであろうが、どちらでもいいが気になる方は下記HPをご覧あれ。
(上記HPの一部)
ヨーロッパのお土産はワイン、チョコなどポピュラー、フランスならエスカルゴは話のタ
ネになり面白いから是非とも買ってみようと連れていかれた店で探してみたが見当た
らなかった。帰国のためドゴール空港の免税店で探すが分からないから、店員に聞い
て見たら『こちらです』と案内してくれた。缶詰にエスカルゴの水煮が20匹くらい入れ
られており殻がセットになったもの。1個が18€だから2,200円くらいの値段になる。
帰国後、英語のレシピがあったので訳して試食してみた。
玉ねぎ、パセリ、にんにくをみじん切りにしバターで炒め塩コショウで味付け、オリー
ブオイルを混ぜたソースを作る。缶詰から取り出したエスカルゴを殻の中に入れ、ソー
スをかけオーブンで温めて食すというもの。パリで食べたものとそんなに大きく変わった
味ではなかったから、自宅で調理したエスカルゴは成功だった。
土産に買ったエスカルゴ