仕方なしに泊まることになった上海、夜にひもじい思いをするかもしれないとUFO
とカップ麺を買っていた。ホテルで食事は出たが、夜遅くなってから少しだけの味
見を思いつき湯を沸かしてUFOを作ってみた。日清食品のものだから味に大きな
違いは無かろうと思っていたら、日本の味と全く別物だ。
日本だとソース味なのに、甘口の甜麺醤風の味がして焼きそばとして認識できない
のである。目は焼きそば、脳は別物として認識。
郷に入れば郷に従え、中国で売るには中国の人の舌に合う味付けが必要になる。
考えてみれば当たり前のことだった。余りの違いと、そんなに腹が減っていたのでは
なかったから大半は廃棄処分という結末になった。
これは経験できない事と妻に食べてみるかと聞くも『そんなに不味いなら要らない』と
言うから『2度とお目にかかれない味だ』に対しても心動かず。
今度シンガポールかどこかに行った時、日本のカップ麺があったら是非とも試食して、
どんな味か調査してみたい。上海のコンビニで売られていたカップ麺は中国産か韓国
産か見なかったが、全て『辛』『大辛』の文字が飛び交い、中国でも激辛ブームらしい。
こちらの味は『辛』がベースだろうから味に大きな変化はないのではないかと思われる。
東南アジアのコンビニでASAHIビールは現地ビールの3~4倍の値段で大きな顔をして
売られている。ビールは国によって味の変化は不要らしく、ベトナムであろうがタイであろ
うが同じ味だった。