食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『欧州連合EUのナンバープレート』

2013年04月19日 17時55分12秒 | 旅行

EUは通貨統合や国境の垣根を取り払い自由に行き来できるようになっている。車

のナンバープレートも統一されたものが使われていて、左端に12ケの星が描かれ

ており、これは12の加盟国を表しており、星の下のアルファベットが国の頭文字を

表しているかと思いきや、登録地を示すこともありベルリンはBだったりする。

ならF、ドイツはDなどと分かるが、オーストリアはAではなかったようだから昔から呼

ばれている特有の国の名前かなんかの頭文字だったのかもしれない。

こうしてみると別々の国なのに共通性を持たせることで連帯感が芽生えるいいことや、

経済破綻などでギクシャクすることなどあり、理想とする連合国には未だほど遠いの

かもしれない。しかし、こうした問題を共に克服して仕上げていく意欲や努力を失った

り、昔のように自国だけの利害に捕われることになると、その道は益々遠のくばかりに

なる。世界の中で人と人が共生できる地域づくりを目指しているのはEUだけしかなく、

是非とも実現させて手本として欲しいものだ。

写真のプレートは記念や、こうして紹介するために撮ったものではなく、トイレ休憩な

どでバスを降りた後、自分の乗ってきたバスを見失わないようにと撮ったものだ。既述

のようにこちらではバスや運転手が頻繁に入れ替わることもあるから、間違えないよう

に自衛策としてパチリ。

 


『ヨーロッパ3か国の旅、セーヌ川クルーズ』

2013年04月18日 17時41分53秒 | 旅行

 

エッフェル塔がライトアップされ私たちのバスはそれに向かって進んで行くと段々と

大きくなり、駐車場に着くと塔を見上げるよう場所でライトアップの写真を撮るには近

過ぎるほどだ。船着場に来ると乗船客でごった返していた。ここでも予約客だから、

そうした人たちを尻目に乗船すると、待つこともない間に動き始めた。

エッフェル塔下からオルセー美術館周辺、シテ島、ノートルダム寺院を回って帰って

来るもので1時間半くらいのクルーズだ。ベトナムやタイの川のクルーズはいずれも

景を見ながら食事を摂るから趣はあった。しかしここは時々現れる有名な建物を

見るだけで、ただ椅子にじっと座って現れるだろう有名建造物を待つだけだから、

キャビンから外に出てビデオを回しっ放しにしていた。

先述のようにパリの照明はネオンで賑やかなに装飾は全くなく、どこの建物も間接照

明を上手く使った照明がされている。

それはどの建物でも似たようなものだから、夜景に趣があるのは建物の形が異なるだ

けで、色や明るさの変化などはないから映画でいうと白黒みたいだった。夜の川を走

るのだから寒さは結構なものでティッシュを手放せない。

航路を反転し帰路につくと行きとは違う景色なのに、見ているとあんまり変わらないよ

うに見え、時間もあっという間に過ぎ、エッフェル塔が輝いている。暫くすると時間が

丁度10時だったろうか、固定照明のライトアップからキラキラと点滅する照明に変わっ

た。その時はキャビンの中でおまけに混雑していたから、場所を変わることも出来ず

天窓しにビデオ撮影したが、丁度橋の下にかかり残念ながら、ほんの一寸しか撮

れなかった。

帰りの駐車場は混雑が酷いから皆揃って、急いでバスに乗り込むとの指令を受けて

10人は下船後、ガイドに続き小走りで。

今日の予定はこれで終わり、明日はいよいよ長旅の先にあるモンサンミッシェルだか

ら、鋭気を養い疲れに負けず世界遺産をしっかりと楽しむぞ。

『最終日の予定変更、OPツアーに参加』

このツアーに参加しているのは5組10人で他の4組は最終日のOPツアーに参加の予

定だと知る。最終日、ホテルのチェックアウトは12時、普通のケースは空港出発まで

物を預かってくれるが、ここのホテルは有料だという。何と、せこいこと。空港への出

は15時30分だから、自由行動の私たちはそれまでにホテルに帰ってくればいいと

いうことだ。事前調査で私たちが自由行動をとることに何一つ問題ないし、時間までに

て来る自信もある。しかし、たった10人ほどのツアーで私たちだけが単独行動を

ることに躊躇した。万が一のことでグルーブに迷惑をかけることがあってはならない。

これ最終日でなかったら何の問題もなく単独で動くことを選択するのだが『和を以て

尊しとす』やはり日本人的な発想で追加参加の可否を問い合わせて貰うことにした。

ツアーを催行している部署に問い合わせてくれた結果、参加は可能という返事だった

で参加することにした。これで最終日は全員が同じ行動を取るので、要らぬ心配か

ら解放され、ガイドさんも安心されたと思う。参加費は1人16,000円、2人だから32,000

円也、内容からすれば随分高い。オルセー美術館とモンマルトルの丘に行くだけだか

ら自分で動いたとして効率は悪いだろうが数千円で行くことは可能。しかし逆のケース

もある。OPツアーでなければ一度に複数の観光地を回れない所が多いから、一概に

OPツアーが高いとは言えない。私の経験から、旅行会社のOPツアーは集合、解散も

宿泊先のホテルだから地理に不案内な所では旅行会社のものが便利。Alan1のような

専門の会社は全体的に安いが集合、解散場所をよく注意しなければ、宿泊先から遠

いホテルなんてこともある。

今回はメトロに乗る機会を失ったが、いつかまたパリを訪れることがあったら、是非とも

メトロに乗ってみたい。

 


『ザーサイの花』

2013年04月18日 17時36分00秒 | 旅行

昔、テレビドラマで『大根の花』というものが放映されており、森重久弥さん、竹脇

無我さんたちが出演されていた記憶している。何々の花と聞くと直ぐに『大根の花』

が頭に浮かんでくる。私は番組よりもその主題歌がお気に入りだったから、それが

頭の中にインプリントされているからだろうか。

昨年、種を植え育てたザーサイの収穫はとっくに終え、Made in Japanのザーサイ漬

けが進行中だが一方、畑では生育の具合が芳しくなかったから収穫されず種採りに

でもとそのままにしていた。茎はぐんぐんと成長し1mくらいになったが肝心の食べる

部分は、大きくなってはいるが背丈のような成長度合いではない。尤もいくら成長し

て大きくなっても硬くなり過ぎて食べることはできない。待望の花が・・・アブラナ科だ

から花は一般的にいう菜の花と予想がつくから、花自体を楽しみにしていたのではな

く、早く種を採取して畑を片付けたいからだ。

普通はザーサイを栽培して茎を収穫して終わりだろうが、一から十まで初めてばかり

だったから最終まで付き合ってみた。

 

              色は濃くなり、触ると如何にも硬そうな感じ


『ルーブル美術館』

2013年04月17日 18時43分59秒 | 旅行

ルーブル美術館の周辺はいつもごった返しており、バスやタクシーが頻繁に走っ

ていた。私たちのバスは美術館の地下駐車場に潜り込み、ここから一階に出て入

場する。美術館は玄関先にあるピラミッドを中心に幾つかの展示ゾーンに分かれ

ている。今回は有名な彫刻や絵が展示されているデノン・ゾーンを見学する。超

人気の美術館だからここも兎に角、人・人・人

『スリに注意して下さい』ガイドさんの話は先ほどのパスポート盗難騒ぎが脳裏に

残っているから、持ち物管理の厳重さを倍増させる。ここはフラッシュをたかなけ

れば写真撮影は自由、それならと一眼レフでフラッシュ・オフの機能を選択したの

が運のつきだった。普通のフラッシュをオフにした機能ではなく、内容はよく分か

らない初めて使ったものだったが、結果としては手振れの写真ばかりになってし

まった。ここのゾーンには有名な、ニケ、ミロのビーナス、モナリザなどが展示され

ており、美術に素人から興味深く見る人まで誰でも知っており、一度は見てみた

い作品だ。全く興味のない人には首のとれた天使のような、腕の折れた美女の

彫刻など見ても仕方なかろう・・・となってしまう。ミロのビーナスは私が高校生の

時、京都で展示されたのを観に行ったのだ、だから大凡50年ぶりの再会になる。

その時は多分、日本初公開だったろうから、すごい人で長い列は流れたまま観賞

だから像を見る時間は1分~2分もなかったように思う。待った時間は覚えていな

いが数時間だったことは間違いない。しかしここでは結構ゆっくりと見ることが出来

しかも時々、人波が途切れることもあり、その前で記念写真を撮ることもできる。そ

れは人気のあるニケのところでもそうだった。こうして撮った写真を後で見ても、作

品に位負けし写真に納まっている自分が間抜けにみえるし、意味のある写真には

思えなくなった。最初は記念になると思って、こうした像の前で撮っていたが残念

ながらなのか、幸いなことか手振れできれいに撮れていなかった。

そして案内されたのが超人気のモナリザ、絵から2~3mの所にロープが張られてい

て人波が滞留しないよう係員が時々、移動することを促していた。一番前まで出て

観ていたが時間にして2~3分はそこに居ることができた。ここでも写真を撮りまくっ

たがピンボケ、手振れでろくなものが撮れていなかった。モナリザは3重ガラスの額

に入れられているからなのか、光の加減で目に見えないけど写真にすると反射光

が映り込んでいた。スリは朝から晩まで人気のある所でたむろし隙を狙っている。警

備員もそれを知っているが声をかけると『私はこの作品が好きで一日中でも見てい

たいから』と答えるそうだ。だから怪しいと連れ出すことも出来ないのだとか。

2時間ほどの滞在で一杯の名作を叩きこまれるから、消化不良を起こしている、これ

が本当のところだろう。ではもっとゆっくり時間をかけて名作漬けなら、それでいいの

かと問われてもすぐyesとは言い切れない。

私のような凡人には名作も程々が丁度いいのかな。ここのゾーンを見終えて中央部

のピミッドのようなとこで再び注意事項を聞いて30分の自由行動になり、私たちは座

りたかったからカフェでコーヒーを飲むことにした。

ここの土産店では絵や彫刻のレプリカや携帯ストラップ、栞などがポピュラーだ。私た

ちはコーヒータイムにしたので通り過ぎるだけのチラ見で十分だった。

美術見学を終え外に出てやっと人ごみから解放され新鮮な空気にありつけ、広い館

内を移動して再びバスに乗り込んだ。

夕暮れ近くになりセーヌ川沿いを走るとストリートビューで確認したポンヌフの駅やシテ

島が見える。自由行動の日ここに来る予定であり、事前準備はパーフェクトだ。レスト

ランに行き夕食を頂いたら、すっかり夜の街になっているが日本のようにネオンサイン

や光物でギンギンの明るさはない。

日本はヨーロッパと比べると特殊な国だろうか。不要、無用に明るい。ガソリンスタンド

は原発が停止していて電力不足と騒がれていても昼間にギンギン照明、パチンコ屋、

自販機・・・・えーい、皆クレージーだ。

エッフェル塔横から出るセーヌ川クルーズに向かう中心街も、おしゃれな街に似合っ

た町明りとでも言えばいいのか、けばけばしさがなく心地いい。

   モナリザの前はスリの稼ぎ場所、注意喚起の立札が2枚も

 

ルーブル美術館と周辺1

 

ルーブル美術館と周辺2

ルーブル美術館の館内は美術作品の鑑賞の場なのに、人が多いから結構うるさい

 


『人口減の不思議』

2013年04月17日 18時27分29秒 | 旅行

今回旅行したフランスの国土は日本の約1.5倍、人口は半分の6千万人だという。

日本はまともな統計を取り始めてから2年連続して人口減になった。新聞でもTV

でもそのことを深刻な問題として取上げていた。

人口減で高齢者ばかりの国になってしまう恐れは別の問題とした場合、人口減で

困るのは日本だけなのだろうか。日本より広いのに人口が半分ということは、日本

より過疎の町や村が多いということではないのか。トルコに至っては土地が2.8倍も

あるのに人口は半分くらいだったから、国の東西半分以上をバスで走っても兎に

角、人の姿を見かけなかった。そうすると国土が倍近くあって人口が少ないのに

過疎の町や村はないのか。日本のように国土が狭いから都市部では猫の額ほど

の土地を買うのも大変だから空に近い所で暮らし、田舎でも過疎地と言われるよ

うな場所は山の上や奥地にも人家があり、1.2億人もの人が暮らしている。

諸外国の土地は平坦で利用しやすいから農業でも大型になり効率はいいから、

農業は立派な産業として定着している。日本は人が多いから所有農地は狭くな

るし元々、山間地が多いから農地としての効率は悪い。

ならば、人口減になれば人口密度は減り快適に?、農地も大集積にすれば産

業に転換出来るのではないか。

人口減は産業力の低下を招くと説明している。それではドイツやフランスは日本

の半分しか人がいないのに、農業も工業も両立できるのは何故か。単に労働人

口が多いとか少ないとか、比率がどうとか、こんなことで説明しきれないではなか

ろうか。

出生率の低下は確かに人口減になる。しかし今の年寄りが居なくなれば、全体

のパイは小さくなるものの年齢別の人口比率の歪みも解消されていくのではな

かろうか。過去に様々な統計予測が公的機関から発表されてきた。

それらの殆どは外れているし、肝心なことは背を押されても発表しない傾向に

あるから、厚労省などの説明は『ふーん』と聞き流すようにしている。

だからそうした所から答えは出ないだろうから『不思議』で通すか・・・・


『ヨーロッパ3か国の旅、パスポート盗難事件』

2013年04月16日 18時14分49秒 | 旅行

こうした珍しいものを頂いている間に『海外で最悪の経験』をする不幸な人が隣の

グループにいた。岡山空港に集合した時から『パスポートは絶対に無くさないよう、

常に身に付けて。海外ではバッグなど椅子の上などに置くと盗難に遭うから置か

ないように』と耳にタコが出来るほど言われ続けてきたし、旅行中も毎朝『パスポー

トがあるか手で確認して,カバンから出して失くすといけないから・・・』とガイドさん

の注意。私が言うまでもなく、ここは外国でパスポートを持っていれば日本人であ

ることを証明できるが、なければ不法入国者と同じで逮捕されても仕方のない身分

と言うことに他ならない。だからお金や貴重品を失くしてもパスポートだけは守らな

ければならないのだ。(現実にはお金は絶対的に必要だが)

そんなこと誰でも知っている。車を運転する人が運転中、赤丸の中に50と表示され

ている標識を見たら、車は50Km以下で運転しなければならないという意味、それと

同じくらいに知っているはずだ。

そんなことよーく知っているはずなのに50Km以上で走り、スピード違反でお巡りさ

んに捕まる人が一杯いる。それと同じで、ガイドさんや旅行のガイドブックで何度注

意してもパスポートや財布など貴重品の盗難に遭う人は後を絶たないのである。出

発地は違うが同じツアー会社で旅行中の人で、私たちのすぐ横でエスカルゴを食

べていた。だからそのグループのガイドさんと私たちのガイドさんは知り合い同士だ

から、その神妙さはよく伝わってきた。その報告によると、年配の奥さんが旦那さんと

食事中、椅子にカバンを掛けてトイレに行った。旦那さんにカバンの事を頼んで行っ

たのか否かは不明だが、トイレから帰るとバッグが無くなっていることに気付く。バッ

グにはパスポートと現金など貴重品も。奥さんはパスポート盗難で警察、パスポート

発行、または帰国のための渡航書入手のため大使館(領事館)に出掛け現在参加

中のツアーは放棄し、諸手続きが完了するまでパリに滞在しなければならない。奥さ

んが一人残り、旦那さんは旅を続けられるが、これから奥さんが帰国までにかかる費

用は50万円くらい必要。ネットでも対処方法や知恵を授けて頂けるから、万が一に備

えて調べておくことも必要だ。

その一例が http://tt110.net/20kaigai/Q-gaikoku-funsitu.htm

 

私たちが食事をしていた店は日本人ばかりみたいな客で、怪しそうな外国人がウヨウ

ヨしているような所ではなかった。すぐ横か前で旦那さんは奥さんのバッグが盗られる

のに注意していなかったのか、注意していなくても判りそうなものだとか、巷雀たちは

想像を膨らますが,いずれにしても盗難に遭ってしまったのは事実だから、何も気付

く暇もなく盗られてしまったのだ。

相手はプロだから気付かれないように盗る、だから・だから、カバンから常に目を離し

てはい・け・な・いのだ。犯人が日本人ならより警戒心は薄れ安心してしまい案外?

んて推理もあった。

こうした恐ろしい事件が生々しくあったから、以後のパスポートチェックは念には念を入

れ過ぎるほど気を遣った。しかし世の中には強者がいるもので過去に何度かパスポー

トや現金などの盗難に遭ったことのある人の話『パスポートを無くしたくらいであせらな

い。再発行すれば済むのだから、冷静になって対処すればいい』

この御仁、私たちとは桁が違う程の海外旅行を、しかもバックパッカーよろしく移動の大

半は安い乗り合いバスだから危険が一杯のものだ。言われてみれば、そうかもしれない

のは『再発行を待つ』この姿勢で余り自分を責めつけないことが大切かも知れない。自

分の不注意でしでかしたことだから、きっちりと反省しながら。

ただ現地の警察で盗難届を出し証明書を貰う必要があり、手続きをしなければならない

が、その時だけは覚悟が要ることもあるそうだ。つまりパスポートの盗難に遭う人なんて

『間抜け扱い』・・・・踏んだり蹴ったり・・・シュン↓

以前から購入しなければと思いつつ、そのままにしていたもの、今回のことを機会に買う

ことにした。面倒でも、被害に遭うことを考えれば納得できるのではないかと思う。


『ヨーロッパ3か国の旅、デンデンムシとエスカルゴ考』

2013年04月15日 17時50分13秒 | 旅行

帰国して畑に出て未だ爆発せず残っていたキャベツを片つけていたら、葉の裏に

立派なエスカルゴがいるではないか。パリで食べたものと殻の色は似ているが大き

さは2/3くらいと小さい。フランス人は畑でデンデンムシを見つけると『トレビアン』と

でも言いながら、涎を垂らすのだろうか。嫌々、そうではない。エスカルゴは、れっき

とした家柄のもので、そこらのデンデンムシとは格が違うから、そのようなシーンはあ

りえない。それではエスカルゴと称されるデンデンムシの高貴な出身地ブルゴーニ

ュ地方の畑で散歩しているのを見つけたら『トレビアン』と言いながら家に持って帰

るのか。フランス語でescargotと書く。これをグーグル辞書で訳すと『カタツムリ』とな

っているから、デンデンムシもエスカルゴも『カタツムリ』だから家柄は関係ないのでは

ないか。こんな馬鹿なことに疑問を持ち調べたら分かり易い解説があった。それによ

ると養殖したリンゴマイマイ、プティ・グリの2種類が食用にされているとか。デンデン

あろうがエスカであろうが、どちらでもいいが気になる方は下記HPをご覧あれ。

http://www.bourgognissimo.com

 

                              (上記HPの一部)

ヨーロッパのお土産はワイン、チョコなどポピュラー、フランスならエスカルゴは話のタ

ネになり面白いから是非とも買ってみようと連れていかれた店で探してみたが見当た

らなかった。帰国のためドゴール空港の免税店で探すが分からないから、店員に聞い

て見たら『こちらです』と案内してくれた。缶詰にエスカルゴの水煮が20匹くらい入れ

られており殻がセットになったもの。1個が18€だから2,200円くらいの値段になる。

帰国後、英語のレシピがあったので訳して試食してみた。

玉ねぎ、パセリ、にんにくをみじん切りにしバターで炒め塩コショウで味付け、オリー

ブオイルを混ぜたソースを作る。缶詰から取り出したエスカルゴを殻の中に入れ、ソー

スをかけオーブンで温めて食すというもの。パリで食べたものとそんなに大きく変わった

味ではなかったから、自宅で調理したエスカルゴは成功だった。

 土産に買ったエスカルゴ


『60W、50ah ソーラーの評価』

2013年04月15日 17時48分51秒 | 日記

これからの天候のいい日は畑や山仕事で山小屋設置のソーラー発電は殆ど使わ

れない。冬場や雨の日の大方は山小屋で何かをしているから電気を使うこともある。

旅行の写真やビデオの整理でPCを持ち込み、その作業を続けた。雨または曇りだ

ったから充電はなし、6~7時間使いバッテリー電圧は11.6Vにダウン、翌日に充電

で12V代に復活、再び連続使用で11.5Vにダウン・・・これから天候不良が続いたら

中々12V代に戻らなかった。ここのところの晴天続きで13V近くまで戻り復活を果た

した。

こうしたことから今より安定させるには、バッテリー容量が足らないのか、充電能力が

不足しているのか、その評価が難しい。

つまりコロンブスの卵なのだ。バッテリー容量を増やせばPCなどの使用可能時間は

増えるが充電するまでの時間は長くなる。逆に充電容量を増やすことでバッテリーの

復調を早くすれば問題は無くなるはず。両方ともにそれなりに理屈は通るが、電気が

必要なのは天気の悪い雨または曇りの日だから充電能力の増強の必要条件は厳し

い。バッテリー容量を増やしパネルの増設がベストなのか、それも判断材料が乏しく、

うーん。

いまのところ、年金を貯めてチョコチョコ追加してみることしか知恵が出てこないから、

梅雨時にクライシスを迎えたら考えてみよう。


『ヨーロッパ3か国の旅、シャンゼリーゼ通り、凱旋門通過』

2013年04月14日 17時23分14秒 | 旅行

豪華絢爛な宮殿の余韻を残しながらパリ市内への途を急ぎ、2度目のツアーの義

務である免税店でのショッピングに向かう。パリの西方から市内に入ると突然のよう

に凱旋門が現れ、運転手さんはサービス宜しく一周してくれたが、距離が近いから

カメラに収まりきらず、門の一部一部しか撮れない。ここを離れ有名なシャンゼリー

ゼ通りに出ると門の大きさはいいが、後方になるため後ろの座席に移動しなければ

写真にはならない。

凱旋門はシャルル・ド・ゴール・エトワールと言われシャルル・ド・ゴールはかの有名

なドゴール将軍の名前、エトワールは星、この門から星状に通りが出ていることから

つけられたもの。ちなみにシャルルはCharlesつまり英語読みをするとチャールズと

ポピュラーな名前だったと後で知る。またシャンゼリーゼ通りはLes Champs Élysées

意味は〚"Les Champs-Élysées"とは、ギリシャ神話において有徳の人が死後に住

む極楽浄土を意味するエリュシオン (英語: the Elysium, the Elysian Fields)のことで

ある。そのため、シャンゼリゼ通りは、日本風に言うと「極楽浄土通り」または「極楽通

り」ということになる〛

ブランド店が立ち並びスタイルのいいパリジェンヌが闊歩する通り、シャンソンでも口

ずさみながら歩くようなダンディーさはないし、どう見ても私が入ってみたいような店

はないようだし、通りが世界一美しいと言われても???。

この通りはコンコルド広場に通じており歩けば30分もあれば楽に行ける距離だから、

最終日の自由行動で実現できるかも。コンコルド広場は市民革命によりマリーアント

ワネットとルイ16世がギロチンで処刑された所だから、いわば首切り場だから広場とし

て楽しむには歴史的背景が・・・・・

逆に言えば悪政を倒し民衆が解放された目出度い場所だとも解釈できる。こうした

場所で説明を受けると、以前から気になっていたフランス国歌の歌詞は、『成るほど』

と納得させるものではないが、何となく理解できそうな気になった。

    ♪ 祖国の子どもたちよ、栄光の日がやってきた!
      我らに向かって、暴君の血塗られた軍旗がかかげられた
      血塗られた軍旗がかかげられた
      どう猛な兵士たちが、野原でうごめいているのが聞こえるか?
      子どもや妻たちの首をかっ切るために、
      やつらは我々の元へやってきているのだ!
      武器をとれ、市民たちよ
      自らの軍を組織せよ
      前進しよう、前進しよう!
      我らの田畑に、汚れた血を飲み込ませてやるために! ♪   

うーん、それでも改めて読み返すと国家行事やサッカー国際試合の前などにこの

歌詞で?  マジでー?

ここまで来るとルーブル美術館は目と鼻の先になることも、googleのストリートビュー

で何度も確認していたので、容易にイメージでき、何度も来ていたような気分になる。

博物館近くの免税店でお努めを果たした後、いよいよエスカルゴとのご対面の昼食

タイムだ。レストランに入り椅子に座って周りを見渡すと、すぐ隣は私たちと同じツア

ー会社の別のグループの人たちが食事中だった。いつものように、私は白のグラス

ワインを頼み食前酒よろしくチビリチビリやりながら『もう直ぐデンデンムシが来るよ』と

言うとガイドさん『デンデンムシって言わないでエスカルゴと言って』と嫌なイメージの

払拭に努力。『身を食べた後、貝殻の中にあるオリーブオイルをパンにつけて食べる

と美味しい』とのレクチャーを受ける。運ばれてきたエスカルゴは3cm位の殻の中に身

があり、パセリ、玉ねぎのみじん切り、バター、オリーブオイルに塩味をつけたようなソ

ースがかけてあった。

火ばさみのようもので殻を挟んで中身をフォークで取り出すのだが、殻が滑り火ばさ

みから外れ皿の上で踊る。ええーい、小賢しい。私は日本男児だ、手で押さえフォー

クで取り出す。角はあるのか、尻尾つまり内臓は残っているのかチェックしてみるが、

指先のような形のものにしか見えない。お味と食感は・・・洋風味の貝を食べているの

と同じで、デンデンムシを食べているという感じはしない。ソースをパンにつけてみる

と、これも美味だ。皆で感想を話しながらエスカルゴ・デビューを果たす。

 

パリ市内の車窓観光

 


『ヨーロッパ3か国の旅、ごーじゃす・ベルサイユ宮殿2』

2013年04月13日 19時01分58秒 | 旅行

ベルサイユ宮殿に住む住民で一番有名なのが悪女の代名詞みたいに言われる

王妃マリーアントワネット。その食卓や寝室を見れば食べるパンにも事欠く庶民

に『パンが食べられないならお菓子を食べればいいのに』と言い、王室と民衆の

壁の高さの違いを知らず最終的には民の手で処刑されてしまう。また退屈しのぎ

なのか、農家は苦しい生活を強いられ喘いでいるのに、宮殿の中に農家を模し

た所をつくり『農家遊び』をしていたらしい。

宮殿の各部屋の壁や天井には家族や自分、神様や英雄などを題材にした絵が

描かれており、それが綺麗なまま残されているのには感心させられた。部屋に入

った瞬間『凄い』の一言の次に言葉が出てこない。柱や桁には彫刻が施されてお

り、あの金ピカ好きだった豊臣秀吉なんて、ここの住民に比べたらすることが児戯

過ぎる。ゴージャスな食器、寝付かれそうにもない絢爛なベッド、声の届くところで

待機する侍従などが居れば遠慮して余計に寝付けない小者の驚きなど屁のカッ

パ・すーぱー・gorgeous。

説明を受けて分かり易い『贅を尽くす象徴として』成るほどと思ったのは夜の照明

には蝋燭が使われていた、当然のことだ。蝋燭は高価なものだったらしい。

毎晩のように開かれる舞踏会や晩餐の宴、広いホールを照らすだけでシャンデリ

アに必要な蝋燭は数千本。広い宮殿内を煌々と照らすなんてことは不可能だろう

が、こうした暮らしをする訳だから蝋燭代だけでも莫大なものだ。

シャンデリアの重さはトンにはならないだろうが相当重いものをロープのようなもの

で昇降して蝋燭を点けていただろうが、それも重労働だ。

庶民は革命を起こしまともに暮らせることを望む、王たちはこのような贅を極めた

暮らしをしている、それが現代にもあることからみれば、昔も今なりか。

宮殿や住民の受け売り情報は山ほどあるが、それを紹介するのは私の役目で

はないので、簡単に切り取った説明と感想に留めておくことにする。

(動画投稿に時間がかかり、)

                  外にまで列のできたトイレ待ち

    ベルサイユ宮殿

 


『季節は?、春でしょ』

2013年04月13日 17時55分50秒 | 日記

ここのところ晴天に恵まれ山小屋周辺の草取りに精を出している。未だ生えたてで

草も小さいから、今の内にやつけておかないと、手がつけられなくなる。花がつくと

必ず種が落ちるから花の咲いている雑草退治に負われている次第。

手を休めて周りを見れば小さな花や旬のものが顔を出している。春の最大イベント

桜は、染井吉野系を終えこれから八重桜が主役になろうとしている。

そこで、春でしょミニギャラリー。

                           梨、豊水の花

                          枝垂桜

 

                      早咲きの八重

                 みつばつつじ(旧八雲村の村花)

                                 いかり草、ピンク

 

                       いかり草、白

 

                        ショウジョウ袴

                   桜の花びらと山葵の花

 

                        シュンラン

 

                     今年の初物、わらび


『ヨーロッパ3か国の旅、ごーじゃす・ベルサイユ宮殿1』

2013年04月12日 17時59分34秒 | 旅行

花の都パリに到着しやっと天気も回復、というよりも、今までは山の方だったから、

平地の天候になったとも言える。だから気温もドイツ、スイスのように私たちからす

れば真冬の様相から春先に戻ったようで午前の早い内、寒さはあるが震えるよう

な寒さからは開放された。

朝食はいつものコンチネンタル・スタイルでおいしいパン、ハム、ソーセージにスク

ランブルエッグ、他にジュース、ミルクなどがあった。

このホテルにある続きの喫茶室みたいな所では、ホテル朝食では物足らない人は

5€くらいでブレックファーストを食べることができるらしい。私たちには、こだわりはな

かったから3回ともホテルのレストランの朝食を食べていた。このホテルどうも日本人

ご用達らしく客はさほど多くはないが、殆どが日本人によって占められていた。日本

でのクラスは普通の安ホテルクラスだと思う。私たちが最初に計画していたツアーで

はパリ市内のホテルで豪華版ではないが名の知れたホテルだったが、添乗員付き

のツアーは一日のスケジュールが一杯で、例え夜でも自由時間など殆どないから、

ただ寝るだけのホテルであっても十分だ。

自由時間のたっぷりあるツアーの場合は、市内に近く更に朝食もアメリカン・スタイ

ルのものだと動くのに便利だし、義務の朝食から楽しみの朝食に変わるからホテル

選びは大切になる。雨のない気持ちのいい朝を迎え、これから約30Km先にあるベ

ルサイユ宮殿の観光に出かけるが、幸いなことにラッシュは殆どなく無事、環状線に

乗り郊外に続く道へと進む。ここからモンマルトルの丘が見えますとガイドさんの説明

と共に目に入った大きな看板『Samsung』、昔はSony、Panasonic、Sharpなどだったが、

今やどこの空港でも、こうした目立つ場所でもサムソンの広告を見ない場所はない。

10年前近くから世界に打って出ると莫大な広告費をかけ、技術力より名前が先行し

たような形だったが、今や技術的にも世界No.1に肩を並べるほどに成長した。いつ

か聞いた話だが日本以外の企業は分業的に製品を作るが、日本は1から10まで自

前で作る。シャープが亀山工場を作ると聞いたサムスンは『これで我が社は勝つと思

った』、つまり自前故の投資が利益を生まない構造をサムスンは見抜いていたのだ。

ムスンはそうした部分を製品開発や広告に向けて利益を生み出す強い体質を作

ったと言われている。

郊外にあるベルサイユまで1時間ほどの移動だが、パリ市内を出るとのどかな田園

景があり、都会の喧騒から解放され、ゆったりとした気分になれる。

ベルサイユ宮殿は世界的な観光スポットだから、近くになるとバスもスピードが落ち

て、前のバスの観光客が降りるために止まったり、再びノロノロと動いたりしていた。

入口近くでバスを降りてみると宮殿建屋までの距離が長いこと、距離感がつかめな

からはっきりしないが5~600mくらいはあるのでは・・・

実はこんなことで驚いていては、後ほどの世間離れし過ぎた光景に卒倒しかねるの

だ。おそらく王様は馬車で移動するから大変ではなかろうが、私のような庶民は歩か

ねばならぬ、私が宮殿を作るなら玄関からもっと近い工夫をするがなー・・・庶民の

馬鹿な妬みか門から奥にある花壇の場所まで歩いて行く途中にトイレがあった。

元々、宮殿だから観光客のトイレなど準備している訳はないから後付けか、既設の

ものを流用だから数が少なく、客が増えるとトイレ地獄になるらしい。

この時間帯は早い時間帯だから今の内に・・・・私は行かなかったが混んではいなか

ったらしい。ところが庭園の見学を終えて入場口の方に戻る際には、建物の外にも

い列ができていた。そこを通り過ぎ庭園まで来ると、広いから風の通りが良すぎて

風が冷たいこと、花壇には当時も色々な花が植えられ、王様や王妃を楽しませ続け

ていたのだろう。この花壇だけですら広いのに庭全体の隅々まで歩くと数日はかかる

といわれている。主だった所へは有料の小型車が定期的に走っており、それを利用

すると効率よく回れる。元々は水のないところに大きな噴水や池を作る技術も凄いが、

大きさは異常に大きく時の権力者の気まぐれと言っても、日本のそうした人たちとは雲

泥の差だ。庭の端を撮るには望遠レンズが要るほど広いし、きれいに手入れが為され

ている。

宮殿への団体入口と個人入口は別になっており、予約と当日とでも入場の仕方が異

る。私たちが見たものは当日券で入場する人たちの長蛇の列、一番後方は門の方

まで伸びており、ここから確認できない。更に驚いたのは、その列に並ぶために切符

を買う列が別のところにできていた。これでは当日券で入場するなんて気ちがい沙汰

ではなかろうか、いつ入場できるのか想像すら困難な長い列を尻目に私たちは予約

客だから、少し待ってスイスイとお先に御免あそばせ。ベルサイユ宮殿のことを訳のわ

からぬ爺さんが説明しても意味のないこと。中味はガイドブックや沢山の資料で分かり

やすく、美しい所は一番きれいに見える方法で紹介されている。私が撮ったクルクル

VTRや写真だと素人が観るベルサイユだから、誇張もない下手な絵にしかならないが

手に余るほどあるので、その一部を、首をかしげながらご覧あれ。(普通の高さで撮る

と人が多く、人の顔や頭ばかり撮ることになり、上の方ばかり向いて撮影していた。)

 

                 ベルサイユ宮殿1


続、ザーサイ漬け

2013年04月12日 17時25分04秒 | 日記

漬物の仕方は2種類、最初のものは塩水を作り、その中に漬けて10日おきに約5%

の塩を2回追加したもの、もう一つは最初から塩漬けにしたもの。前者は塩水漬け

だから最初からひたひたの塩水を被っているが、後者は塩漬けの際に出る水分が

そのまま残っているから、いずれも塩水に漬かっている状態。

どちらも姿や漬かり具合に違いは見られず、未だ気温が低いからかカビなどの兆候

は見られない。大根漬けなどでも塩分が少ないと、どうしても白カビのようなものが

発生する。ザーサイ漬けはかなりの塩分濃度なのでカビないのではと期待している

参考にした先達は最初から冷蔵庫の中で保管されていたが、私はこのまま常温で

の挑戦をしてみたい。本場の中国でザーサイ漬けを冷蔵庫でやっているとは思え

ないので、多分このままでもいけると思う。先日、パプリカ、鷹の爪、八角を追加した

ので赤い色になっている。本場のものはパプリカと思わしき赤い色が派手に付いて

いるから、これは未だ少量なのかもしれない。現在の臭いは「高菜」そのもの。

 


『ヨーロッパ3か国の旅、TGVでパリへ』

2013年04月11日 16時48分19秒 | 旅行

『国際都市ジュネーブへ』

山から一気にジュネーブまで下りフランスのTGVでパリまで移動するが、有名な

ローザンヌを通ることくらいしか興をそそらない。また、地図を見ながら居場所探

しで旅を楽しむことにした。

しかし、実際に走ってみると余り変わり映えのしない風景ばかりで、都会に近く

なるともっと味気ない風景になっていった。夕方に薄らと陽が暮れかけた頃、ジ

ュネーブ(ジェネバ)に到着した。ここは国際機関が集中しているから、見るからに

相当大きな国際的な都市というイメージが付きまとっている。

ところがガイドさんに説明されるそうした機関のビルは思ったより貧素で小じん

まりとしていた。かの有名な緒方貞子さんが活躍されたUNHCRは説明されなけ

れば見落とすような表示だった。国際機関や大きな銀行ばかり頭の中にあった

から、拍子抜けしたままジュネーブ駅に到着。ここからフランスのTGV(新幹線)

に乗るのだがポーターがやって来て、バスから下ろした旅行鞄をリヤカーのよう

なものに移し始めた。

TGVは荷物を自分で持ち込むことなく、列車に積み込みパリで下して待機して

いるバスに積み込んでくれるから、まるで飛行機に乗る時のようなサービスだ。

私たちは新幹線に乗るだけなのに荷物をスイスのジュネーブ駅で預けて、フラン

スはパリのホテル玄関先で受け取るという、まるでVIPのように。このポーターは

荷物を預かると例え持ち主であろうと触らせてくれない、つまり自分が全責任を

持つというプライドがそうさせているのだとか。

ユーロは十分に用意していたはずだったが、万が一不足してきたらパリで簡単

に両替は可能だろうと思っていたが、ガイドの話ではそうでもないらしい。

ここから付く現地ガイドに案内され駅の両替所に出掛けた。構内に入る所に税

関があり、怪しい行動をすると呼び止められ税関検査を受けることになるから、涼

しい顔かニッコリして通ることと教えられた。両替所につくと3つの窓口とも先客は

何やら小難しいのか中々、終わらない。20分以上は待たされたのだろうか、やっ

と自分の番がやってきて円での両替を頼むと、片言の日本語で「ありがとう」と茶

め気たっぷり。先ほどの客は何だったんだ。行動資金はこれで十分のはずだか

ら、急に太っ腹気分になる。

今宵の食事はTGVの中で幕の内弁当を食べるはずだったが、ガイドさんの説明

により駅の休憩所で頂くことになった。外国では日本食や弁当が流行っており、列

車の中などで食べると、そうした人たちが興味津々で覗くから食べにくい???

本当?。

皆で椅子に座って幕の内弁当と久々のお茶で黙々と食べる。異国の地で食べる

幕の内のお味はまずまずだった。TGVは全て予約席だからあわてる必要はない

が、やって来た車両番号をみると申し訳程度の小さな数字で表記されていた。

TGVのイメージは日本の新幹線よりゴージャスかと思っていたら、私たちが乗った

2等車は伯備線のやくもグリーンよりも下だった。席と席の間隔も思ったほど広くな

い・・・こんなことを思っていたら飛行機だってエコノミークラスは狭いから、TGVが

極端に狭い訳ではない。私は外の景色から地名を探せないか念入りに見ていた

がその内、明かりのない所ばかりになり何も見えない。

乗り心地は揺れはさほど感じないし、まずまずといったところだ。私たちの前方

にビッフェのような車両があり、コーラを買ってきた人が便利そうだったと説明して

くれたが満腹だし鉄ちゃんでもないので仏の新幹線といえども、興味は湧かない

から聞き流し、居眠りを繰り返していたのだろうか、3時間30分ほどの旅でパリに

到着。夜は更けて11時過ぎだから駅構内は人が少なく、これが幹線の駅とは思

えないほど閑散としていた。パリ駅に着いて待っていると地下鉄やバスの発券機

が目につき、予習していた地下鉄回数券、カルネを買う手順で操作してみた。お

金を入れる所までできたので、これで地下鉄に乗るための切符購入は安心。

駅で待つバスに乗り込み夜の街のドライブが始まってすぐ、パリの宿泊先候補の

一つだったBercyのIbisホテルが目に入った。土地勘はゼロだが看板とグーグル

マップのストリートビューで見た場面と同じだったから容易に分かった。ここ

からは30分くらい走ったら、これまたPCで見たホテルの場面が目の前に現れ、

本日の長い移動に終止符を打った。ホテルはこれまでで一番しっかりとしていて

冷蔵庫も、TVなども完備していた。バスタブに湯を張って首までつかり疲れを取

り、お休みなさいませ、パタン。

 インターラーケンからパリに移動

 


『ヨーロッパ3か国の旅、インターラーケンで高山病』

2013年04月10日 17時55分15秒 | 旅行

私たちは高地に行くことも住むこともないから、高山病なんて全く縁のないことだ。

ところが頂上に登るのに電車でゴトゴトとはいえ、歩くより超高速で3454mの高地

に移動するから、健康な人ほど高山病にかかり易いと、医学的な説明ではなくガ

イドの説明。対策として甘いもの、チョコや飴を用意しておくといいとレクチャーを

受けていたから、昨日の移動中に準備していたものを食べながら外を眺めていた。

頂上の駅に着き氷の彫刻や、光のトンネルなど現代的な作り物を見学してからレ

ストランで昼食を摂るが周りには日本人が沢山、名物らしいチーズ和えのマカロ

ニ料理を頂き1時間ほどの自由時間を楽しむことにした。

駅の周辺はスキーやスノボーを楽しむことが出来、沢山のスキー客が楽しんでい

た。ここにも日本人の波が押し寄せており観光客は日本人、スキー客は私たちか

ら見た外国人の図式になっている。食後、暫くすると瞼が自然に下りるような感じ

で、頭がやや重くなり、立っているのが少し辛くなってきた。高山病の兆候らしい。

ヨーロッパ最高の地(駅)を示す標識の場所に行こうとしたら、ここで動くのが辛く

ベンチで休んでいた。

暫く休むと回復したようになるが立ち上がると、またおかしくなる。こんなことを繰り

返している内に集合時間となり、フラフラしながら下山電車に乗り込んだ。

私は何度も記述しているように、長年の喫煙で肺気腫になり自然治癒した跡を今

でもCT検査の度に指摘される。どれくらいのダメージを受けているのか分からな

いが、手術を受ける際にも『肺機能低下による手術リスク』について懸念のお言葉

を聞かされた。そうであるとしても、私に自覚症状はないし運動をしても息苦しい

とか、辛いことは何一つないから、自分の肺は健常と自信を持っている。ところが、

こうした場所で『高山病』という奇なる病らしきものになったらしいと思うと、急に先

ほどの先生のお言葉が蘇り、何か関係あるのかなーと、しおらしくなる。

高山病の症状だと言われることが起き、時間とともに去った、間違いなく人生初の

高山病だったのだろう。ガイドさんの説明によると『私も私の肺も健常』という証し

になる。外を眺めながら下ると野ウサギやテンと思われる小型獣の足跡が残されて

いる。隣の人と話している内に高山病の嫌な気分からは解放された。

高山病の症状はガイドさんの説明通りで、かかっても一寸すれば回復する、私の

場合も妻も甘いものを食べたのに二人とも軽いながら高山病になってしまった。

帰りの電車は乗った所とは別の路線で中腹のグリンデルワルト駅に着いた。天気

が良ければ行きと帰りで異なる景色が見えるはずだったが、天気には勝てず登山

列車に乗ったというアリバイ作りみたいになってしまった。元来、私たちの海外旅

行は決定的な雨に遭ったことはなく、例え雨が降っても観光地への移動中や、直

前に降り止むラッキーに見舞われていたのに、今回はグループの中に相当な雨

女、男が潜んでいたに違いない。

 

 インターラーケン,登山鉄道2

 


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