木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

仲間からのメッセージ

2025年03月09日 05時34分04秒 | 耕作放棄地

共同の野小屋が存在する。個人的にはゲストハウスと呼んでるが、無論、宿泊機能等は持ち合わせてはいない。仲間達の共通認識である野小屋が正解なのかも。此処は仲間達のたまり場であり情報交換の場でもある。必要とあらばメッセージを残しておけば全員に伝わる仕組みだ。但し、1日1回は野小屋を覗く必要があり、怠ると上記機能は果たせない。子狸など最たるもので、ショートカットして車との往来を果たすから、情報オンチとなる次第。

暫く休養中だった長老から声がけがあった。野小屋にミカンが置いてあるので持ち帰るように、との伝言だった。どうやら先週日曜日の森の作業日のお土産らしい。野小屋を覗くとテーブルにはコンテナが乗っており、中にはどうも甘夏らしき柑橘類が。コンテナにはメッセージがあり、「甘夏です、お持ち帰り下さい」との好意あふれる文言が。

どうやら他の仲間達は既に頂戴した模様で、長老曰く、残るはアンタだけのようだ・・・・・・と。全部は多すぎるので何個かを頂戴することにした。それにしても森の果樹園は車で15~20分程度の距離だ。搬送するだけでも大変なこと、毎度毎度のご配慮に感謝の一言だ。作業で疲れ切って帰宅中かと思われる。途中立ち寄っての差し入れであろう。体調等で参加不能な者を代理して御礼申し上げます。

里山保全と称して、ボチボチながらの里山管理を続けているが。モチベーションの根っことなっているのは、こうした仲間達のさりげな心配りではなかろうか。正直、仲間達も自称はともかく若くは無い。加齢現象で体力も気力も減退気味なのは否めないだろう。にもか変わらずせっせと森や農園へと通うのは、仲間達との交流にあるのかも知れない。

 

 

 

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シュンギクは遅々として

2025年03月08日 05時18分58秒 | 耕作放棄地

冬野菜のヤマ場は1月に置いている。種蒔きや育苗も1月頃の収穫を想定しての作業だ。無論、諸般の事情でこのとおりとはいかないのが通例なんだが。今冬も概ね想定どおりのスケジュールで運んできたようだ。種蒔きは若干遅れはしたが・・・・・。其処で1月頃に収穫を実施し、何種かの野菜については再度の種蒔きを行った。表題のシュンギクもその一例で、虫害で消滅したミズナの跡地に植え込んだものだ。種蒔きが冬場とあって、発芽はしたが成長は遅々たるものであった。

既に季節は3月に入っている。気温も僅かだが上昇機運に転じ、10度を越えるような日々となってきた。外的条件から推察すれば、もう少し成長しても・・・・・と思えるのだが。現状は画像の如しだ。艱難汝を玉にす、でシュンギクを鍛え込んでくれてるのなら幸いなんだが。

現状は茎丈20センチ位だろうか。若葉も見えてはいるが、未だ収穫出来るようなサイズでは無い。シュンギクの狙いは鍋料理にあった。子狸にとって学生時代のヤミ鍋に始まって以来の好物の一つでもある。出来れば冬場の寒風吹きすさぶ中で賞味したかったのだが。

春の到来も始まったところだ。今後は益々の気温上昇が期待できそう。シュンギクも徐々にスピードを増して成長するかと思われる。鍋料理以外にも用途は広がるが、やはり中心となるのは鍋用であろう。少々暖かくなっても熱々の鍋料理といきますか。

 

 

 

 

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ジャガイモの植え込み

2025年03月07日 05時28分24秒 | 耕作放棄地

ジャガイモの植え込みシーズンが到来した。子狸の種芋はカット作業が終わり、カット面に膜張り中なのだ。従って実際の植え込みには未だ数日掛かるかと思う。其処で仲間達の作業風景から抽出してご紹介しようかと。手法は長老の流れに従っているので皆ほぼ同一なんだ。子狸も同様手法で取り組む予定なので。

先にレポートしたかと思うが、中央部に溝切りを行い、30~40センチ間隔で植え込み穴をマーキングしておく。本日はその後のご紹介だ。マークした穴が種芋の埋設位置で、その穴の間に元肥を散布する。種芋の埋め込みと元肥の散布とを同時並行で進めていく。用具は移植ごてが便利でしょう。種芋はマーク位置に少し深めの穴を掘り埋設、軽く土壌を上載せする。穴間に元肥を積み上げているが、特別な作業無くそのままでOKかなと。

準備した種芋全部が同様手法で埋設出来たら、稲藁の設置だ。稲藁は種芋の保温と元肥の飛散を防止するための物。若しも無ければ籾殻での代用もありうるかと。個人的には籾殻の方が作業は容易な模様です。

かくして種芋の埋設は完了。埋め込んだ種芋から茎葉が伸び出すには結構時間が掛かります。昨年など早とちりして、茎の発芽が準備中なのを発芽不能・死滅と誤解し再植え込みとなった事例も。根気よく待つ必要があります。茶色い土壌から緑の茎葉が伸び始めたら一安心、続いての作業は余分な茎葉をカットする芽切り作業へと繋がっていきます。

 

 

 

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今頃は収穫期だが

2025年03月06日 05時35分56秒 | 耕作放棄地

栽培物が収穫出来るのは何も畑のみでは無い。田圃も森も畦道も・・・・・然りなのだ。今回は森の中を想定してみよう。師匠格の某氏は森の中でダイコン栽培を行っていた。雑木と雑木の僅かな隙間に種を蒔き、やがては収穫へと到るのだから。何というか、栽培技術というよりサバイバル技術の方が近いニュアンスなのかも。本稿はそんな特殊な事例では無い。単純にキノコ栽培の話なのだ。

主役は例によってシイタケ、最も取り組みやすいキノコなのかも。シイタケ菌がコマとして販売されており、原木さえ入手出来れば簡単に実行可能だ。未だナラやクヌギが豊富だった頃、伐採した樹木を1.5メ-トル前後に玉切りし、原木としていた。ドリルで原木に穴開けしコマを打ち込んだら下準備OK。後は木陰に並べて湿気を絶やさぬように管理すれば良い。1.5年~2年ほどすれば収穫可能だ。

現場は森の果樹園主体だったが、一部は農園へも持ち込んで竹林に設置した。しかしながら竹林内では上手く育たず、収穫は今一だった。思うに竹林内は木漏れ日の浸透が激しく、乾燥状態だったのだろう。常緑樹の森の中なら程よい湿気を確保出来たかと思う。

原木栽培のシイタケは格別だ。効率性を考えれば菌床栽培がベターかも知れないが、うまみでは、原木>菌床、となるのではなかろうか。季節は3月、今頃は原木への植菌のタイミングであり叉収穫の時期でもある。先日の日曜日は森の作業日だったが参加したメンバーはシイタケのご賞味とあいなったのだろうか。

植菌作業だが、時期とは言え森の果樹園にはナラやクヌギは少ない。いわゆる原木の入手に難アリなのだ。何処も同様かと思えるが里山が荒廃し、里山林の樹林に異変が生じているようだ。シイタケは原木栽培では無く菌床栽培の物しか賞味できない時代なのかも。

 

 

 

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地崩れの可能性

2025年03月05日 05時21分14秒 | 耕作放棄地

農作業は耕地の条件により大きな制約を受ける。我々が管理する農園も例外では無く、地形上の置かれた条件で厳しい側面も存在するのだ。まず現況だが、下り勾配の尾根筋の末端に有り、端部は崖地となって河川に繋がっている。早い話が河川際の崖地上部に存在する耕地群といった状況だろうか。農園内を細い畦道が走り回っており、場合によっては端部を通行する場合もありうるのだ。要注意なのが、足を踏み外したら転落の危険性があり、子連れの親御さん等はヒヤリの場面も無い事は無い。

危険性を危惧した仲間の一人が、警告と簡易な防止柵を設置した。せめてもの注意喚起をとの願いであろう。日々通ってる仲間なら重々承知の上での作業だから心配不要かと思うが、単発的な来訪者や子どもさん等は認識不足かと思われる。重ね重ねの警告が必要不可欠だろう。

高齢の仲間についても該当するかと。加齢に伴い足腰の弱体化は否めず、バランスを崩してしまいがちだ。基本、端部には近づかないのが一番だが、作業内容によりけりで、皆無でとはいきがたい。ご注意頂きたいものである。

もう一つの懸念事項は、土砂崩れの可能性である。端部が崖地と書いたが、石垣や擁壁で補強されてる訳では無い。自然物の土砂のままなのだ。風雨に晒され、内部がえぐれつつある。何時なんどき崩落するかも・・・・・・との不安は常に付きまとってくる。要は端部に接近するのを必要最小限に留めることだろう。どちら様もご注意を。

 

 

 

 

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