木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

焼き畑農業?

2025年02月03日 05時15分04秒 | 耕作放棄地

仲間内の最高齢者である「大御所」だが、足の不調で農作業は冬眠状態だ。最後に目撃したのが確か師走の初旬位だったかと思う。足が痛むのなら作業は困難だろうと、案じつつも遠目に見守っていた。それが彼の畑を注視すると何やら作業の痕跡が。彼の耕地は数ヶ所に分断されているが、サトイモ畑に異変が生じていたのだ。画像でお解りのように雑草が伸び放題で蔓延っていたのだが綺麗に焼却されていたのだ。彼が出動して見苦しいので焼き払ったのだろうか。それにしても今は大寒の真っ最中だ。寒さは足にこたえるはず、こんなタイミングで出動とも考えにくい。

近くで作業中の「長老」にも問うてみたが、存じないようだ。何とも不思議な現象。フト思い出した。余りの雑草に見かねて大御所に、草刈りしましょうかと支援の申し出を行ったが、丁重に辞退されたのだ。有り難いが自分でやれるので大丈夫だよ、と。つまり本人自身で取り組む意欲満々だったのだ。

冬場とあって繁っていた雑草類は枯れて乾燥している。下手に草刈りするより焼き払った方が早いだろう。もしかしたら大御所はこの事態を読み取り待機していたのだろうか。かって山間部では「焼き畑農業」が行われていた。山に火を放ち残った灰を肥料としてソバなどの栽培を行うのだ。彼の実施とすれば雑草の処理と肥料の作成との一石二鳥を狙ったものと思われる。申し出を断ったのもスケジュールが想定されていたのかも・・・・・・・ですね。

それにしても令和の時代に焼き畑農業の痕跡が見られるとは、何ともはや。五木の子守歌で歌い込まれるような脊梁山脈地帯であればともかく、都市近郊の山村で表現されるとは思いも寄らなかった。大御所の仕業とすれば歴史的な遺産を我々に提示して見せてくれたのかも。

 

 

 

 

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草刈り+玉切り

2025年02月02日 05時21分23秒 | 森の果樹園

生憎の天気予報で下り坂みたいだ。本日は森の作業日、心待ちでスタンバイしていたかと思うのに。天気だけはどうしようも無いが、実施出来ると仮定して作業内容を予測して見よう。例によって子狸が参加不能なので、過去画像を使いながらの予測である事をご容赦戴きたい。現場は急峻な傾斜地、坂道を踏ん張っての草刈りや伐採作業には従事不能となってしまった身が恨めしい。経年劣化とも言いうるかと。

今は冬場の真っ最中、樹木等は休眠期だ。いわば伐採には最適なシーズンで、過去にはシイタケ栽培の玉切りに奮闘していた。玉切りとはご存じだろうが、伐採した樹木を必要な長さに切りそろえる事である。シイタケ原木には1.5メートル前後に切り出していた。そして3月頃植菌作業に勤しんだものだ.無論、その合間には草刈り等も行う。

森の果樹園は大半が果樹木の植栽地だ。いわば山を開墾した果樹畑ともいいうる。従って里山特有の落葉広葉樹は少なく、しかもシイタケ原木となれば限定された樹種だ。次第に対象物が減少していくのはやむを得ない状況かと。かってはシイタケ栽培に熱中していたが、昨今取り組みが困難となってしまったようだ。

本日も草刈りがメインとなるだろう。春~秋に比べれば数量的には少ないが、そこは山の中、侮れる雑草群では無い。心して刈払機を振り回さないと、雑草に押し返されてしまうのだ。幸いなのは仲間達が刈払機の堪能者である事、細部に拘る必要性は無い。信じて任せておけばOKなのだ。ありがたや、ありがたや。

無論、草刈りの合間には収穫の楽しみも。今頃はハッサクのシーズン、作業に疲れたらハッサクをもいで暫しデザートタイムとなるのも必要な時間なのかも。何せ急な傾斜地、収穫に熱中して滑落されないように。

 

 

 

 

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第二次土壌改良

2025年02月01日 05時13分54秒 | 耕作放棄地

ジャガイモへの取り組みをボチボチと実施している。先に本欄21日付けでジャガイモ畑の土壌改良について触れたかと思うが、土壌改良は1回で終わらない。昨日JAさんから米糠を頂戴したので、第二次の土壌改良に着手することにした。米糠は栄養豊富な肥料の一種だが、特記すべきなのは地中微生物の餌となってくれることだ。いわば米糠を散布することで微生物を培養してる事になるかと。噂の微生物とは、乳酸菌、酵母、こうじ菌、等々。

時折JAさんを訪ねては米糠を頂戴している。競争者が多く、ままならぬ事もあるが数回に1回はチャンスが到来する。今回はラッキーな場面で、米袋1/3程の分量を入手出来た。ジャガイモの予定地二畝に散布して丁度位の分量だ。手順は画像でご確認願いたいが、要は散布した後ミニ耕耘機ですき込むだけ。出来るだけ満遍なく広がるように留意している。

注意すべきは獣や鳥達だ。特にイノシシなどは捕獲の餌としても使われるほど、散布だけでは害獣を招き寄せるだけですぞ。野鳥も然りです。

本日は最低気温が0度位、最高気温が5度位、かなり冷え込む1日だ。救いなのは風が強くないこと。寒風吹きすさぶ中だと散布した米糠が飛び散るだろう。天候にも恵まれたようで無事にすき込むことが出来た。ジャガイモ畑については土壌改良は此処までとしておきましょう。次なる作業は畝立てです。

 

 

 

 

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芽出し作業

2025年01月31日 05時23分40秒 | 耕作放棄地

節分も近づいてきた。この時期取り組むのがジャガイモの芽出し作業だ。無論、必須作業では無くしなければしないでも構わない。但しやった方が成長は早まるだろう。従って仲間内では取り組むのが通例だ。子狸もその派で、遅れていた種芋の入手だが数ヶ所回って必要量を入手した。品種はダンシャクとメークイン、ダンシャクに限ろうかと思案していたら山の神より特注が。煮物等にはメークインが望ましいので是非に、というリクエストだ。ご期待に添いましょう。

購入したのがダンシャク3キロ、メークイン1キロ、の2種。種芋のサイズと数量で採択を決めた。ダンシャクは小振りが大半で一部中サイズ。メークインはほぼ中サイズだった。想定は小振りな物はそのまま使用、中サイズの物は1/2カットの予定だ。価格はダンシャクが約1000円でメークインが約400円だった。高いのか安いのかは存じないが、まあ相場なのかも。

芽出し作業だが、パレットに広げサンルームで弱い太陽光線に当てている。凡そ1ヶ月間ほど暖めて発芽を促進させる目論見だ。芽が数センチも伸び出すまでには到らぬかと思うが、ジャガイモ内部では進行中だろうと思っている。昨年は寒さの加減でか埋め込んだ種芋の発芽を見誤った。発芽不能で死滅と判断したが、シックリと待機中だった模様だ。結果二重の植え付けとなってしまった。今年は用心して注意深くチェックしようと思っている.やはり天候次第で発芽が早まったリ遅かったりはある模様だ。

画像で小振りな種芋はダンシャクで28個、ダンシャクとメークインの混載が中サイズだ。ダンシャクが15個でメークインが13個の計28個、偶然にも小中同数だった。中サイズは1/2カットの予定だから合計84個の準備数となる。想定した畝では埋め込めるのが70個程だから、1/2カットを一部ノンカットに調整しようかと思っている。

 

 

 

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作業後の昼飯

2025年01月30日 05時17分50秒 | 耕作放棄地

農作業や山仕事において一番の楽しみはやはり「昼飯」ではなかろうか。人間の本能とも言えるし、創造的な行為とも言えるかと。中には作業よりも調理の方が楽しい・・・・・とかの奇特な御仁も。仲間内ではチームリーダーがそうした分類のようで、時折腕をふるってくれる事が無きにしも非ず。謹んで恩恵を賜っている。得意料理は豚汁のようで、材料持参で挑戦する事例も。無論、食後のコーヒー付きだ。デザートは?・・・・・自分でご持参を、とは宣わなかっが常識でしょう。

森の作業では山小屋周辺で、農作業に於いては共同野小屋の周辺で、屋内だったり屋外だったり、時により場所は様々だ。持参する弁当も自作派、奥方手作り派、購入派、・・・・・と種々様々。それにチームリーダーの条件整うときは豚汁とコーヒーがプラスされる。仲間達の作業中、少し早めに切り上げての事前準備だ。

子狸は調理が苦手な分野、基本キッチンには入らない。別に亭主関白では無いのだが、腕をふるえる分野では無いようだ。従って山の神やチームリーダーにはお世話になるばかりだ。有り難く頂いている。それにしても料理は創造行為だと思う。1品を仕上げるには、素材の知識や鮮度の見極めそれに調理のノウハウに盛り付けの美学等々、幅広い分野での能力が要求される。まさに知的水準が高くないと料理には挑戦しがたいかなと。

とある日の昼飯風景を画像でご紹介しておこう。おにぎり1個でも立派な昼食、作業後の疲れた体に染み渡る。そこへ熱々の豚汁に食後のコーヒーとくれば、幸せ一杯と申せば少しオーバーかな。

 

 

 

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