木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

止め肥の前に

2025年02月28日 05時19分54秒 | 耕作放棄地

間もなく3月だ。冬越しの野菜等については最終追肥(止め肥)のシーズンとなってきた。エンドウも然り、そろそろ下準備に入るかと覗き込んだら、アララ・・・・根回り付近は雑草だらけだ。雑草もグリーン、エンドウもグリーン、で見落として仕舞った模様、何時ものパターンか。これじゃあ追肥を行っても雑草を太らせるだけ、まずもって除去しないと。判断を下したら行動あるのみ、早速座り込んで雑草の抜き取り体制に入る。要注意なのが、雑草の所在がエンドウの根回りだということ、うっかり手鎌を打ち込むとエンドウの根を傷つけてしまうのだ。

何時もは杜撰な子狸だが、流石に野菜の根回りとくれば慎重にならざるを得ない。注意深く手鎌で抜き取っていく。横に侍らしたミがあっと言う間に満杯となってくる。抜きとった雑草群は焼却場へ運び積み上げた。何度も反復し、腰の痛みに耐えながら作業を継続する。エンドウは第一陣と第二陣の二箇所で栽培中だ。第一陣の雑草除去だけで、延べ二日掛かってしまった。

通常の雑草なら刈払機を振り回すだけで概ね解決する。野菜群の中の雑草は極めて面倒だ。上述のように細やかな注意深さを要求され、時間の掛かること、いと甚だしい。

おかげで第一陣のエンドウはスッキリと雑草は抜き取った。無論完璧にとはいかないが概ねは除去できたかと思われる。下地が出来上がれば後は最終追肥の散布だ。想定は鶏糞と化成肥料、此処でも多すぎず且つ少なすぎず・・・・・のモットーは確保する。要注意なのが多めに投与することだろう。過ぎたるは何とやら・・・・・まだしも少ない方がマシかと思われます。

弥生3月を迎え、気温はどうやら上昇気味な模様です。程よく最終追肥と参りますか、エンドウ以外の作物も同様条件で処置可能かなと。これ以上の冷え込みは無いものと期待したいのですが。

 

 

 

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畝立てのレベチ

2025年02月27日 05時29分31秒 | 耕作放棄地

同じような年数を農作業に費やしても、其処には大きな差違が生まれることがある。子狸が実感するのが畝立て作業、早い話、畑に畝を作るだけのことだが、結果的に大きな違いが出来てしまう。原因は熱量の差かなと想像している。つまり作業への集中度、作業の細やかさ、創意工夫の違い、根気強さ、等々が違いを生み出しているのではなかろうか。画像をご覧頂けたら一目瞭然かなと。

トップ画像は子狸が作成した畝の一例だ。大まか(世間では杜撰とも)で精密さの欠片も無い。一応畝の形状をしているだけ・・・・・・といった案配だろうか。反して後段2枚の画像は長老の畝立ての結果である。画像を眺めただけで違いがお解りかと。一目千本、ではないが何とも見事な形状でしょう。しかも彼はクワ1本でこの形状を作り上げるのだ。何ともはや。

彼の畝立てを眺めていて、優美さと共に感嘆するのが、見事な直線。しかも子狸と違い、彼は目印のライン用ロープを使用しない。全て目測なのだ。次に驚嘆するのが畝側面の滑らかさ、何と彼は足で踏み固めての作業なのだ。三番目の驚きが畝土壌の細やかさ、どうも作業中に団子状の土塊を細かくつぶしているようだ。総合的に眺めると、注意深く熱中してしかも根気強く作業を継続している模様。

彼は大御所に次ぐ高齢者、正直、作業の肉体的負担も少なく無いかと思う。にもかかわらずかくも見事な畝を作り上げる。あやかりたいと思いつつも追っつかないのが実情だ。山は大きく道は遠い、それにしても杜撰で大まかな気性を直していかないと。

 

 

 

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ニンニクは待機中

2025年02月26日 05時23分24秒 | 耕作放棄地

今のところは平穏無事な模様だ。何のことかって、他ならぬニンニクのお話。毎年定期的にニンニク栽培に挑んでいるが、無事であったり病魔にやられたり・・・・・順調とは言い難い側面も多々存在する。一番やっかいなのが病気であろう。物の本に寄ると、赤さび病、春腐れ病、等が代表的な病気のようだ。一昨年は病気にやられほぼ全滅であった。収穫不能となって急遽、知人に支援を仰ぎ、某かの物資補填を願ったものだ。昨年はそこそこの収穫だった。

現時点のニンニクは茎葉に多少の黄色味が見られる。この現象は多分に冷え込みによる一種の凍傷かと推察している。来月に入ると気温の上昇も期待され。徐々に消滅するのではと想定しているのだが。問題は病気であろう。上述の赤さび病、春腐れ病、とも名前は存じるが、具体的な症状や対策は不明だ。知識不足が否めないが、現実は如何ともし難い。

肥料の投与も関係するかと思われるが、多すぎず少なすぎずをモットーとしている。具体的には12月に1回目追肥、1月に2回目追肥、そして来月最終追肥を行う予定だ。品目は鶏糞と化成肥料の想定だ。

一昨年の病気壊滅の折も2月から3月中旬位までは異変は無かった。その後の病気感染のようで、春先が要注意な模様だ.症状が出るまでには多少の時間差があるようなので、注意深い観察が必要なようです。発生が想定されたら早めの消毒が必要でしょう。農薬に頼らざるを得ないようです。ニンニクは家庭料理にとって必需品、ある程度の備蓄は備えておきたいものです。保管は常温でもOKかなと。我が家でも屋内で風雨を避けるだけの保管ですが、支障は無いようです。

 

 

 

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鶏糞の活用

2025年02月25日 05時13分39秒 | 耕作放棄地

無農薬・無肥料栽培なるものに拘る方もおられるが、通常は肥料を活用しての栽培となってくる。何を主体とするかは個々人の好みだが、我々の仲間内では鶏糞の活用が多いようだ。農園内を彷徨ってみると彼方此方に鶏糞が積み上げてある。一番の理由はコスパの良さにあるのでは無いかと推察している。店舗によって異なるだろうが、概ね1袋15キロ入りで100円程度、可処分所得の少ない我々でも入手可能だ。従って鶏糞をメインとし、他の品目を併せて活用するのが仲間内での大勢かなと。

元々は豚糞主体であった。某養豚場と懇意にしており、ご厚意に甘えて頂戴に走っていたのだ。吉野の山奥だったが、仲間のトラックを借用しての搬送だった。だが先方さんも営業中の立場、何時までも甘えることは許されない。程々で中断してしまったのは当然かと。しばらくは混沌とした状況だったが、何時の間にか鶏糞に落ち着いたようだ。入手は、近くに養鶏場は存在するのだが、概ねホームセンター利用のようだ。

子狸も鶏糞主体で動いている。鶏糞以外では土壌改良をも兼ねて、有機石灰、米糠、籾殻、化成肥料等を使用している。ベースはあくまでも鶏糞なのだ。入手は某ホームセンターで半ダース単位の購入としている。1袋15キロあるので合計で90キロ、流石にこれ以上ともなると軟弱児には搬送困難だ。

鶏糞は窒素・リン酸・カリの栄養3要素を多く含むようで、野菜の栽培には打って付けの肥料のようだ。叉有機質も含んでいるようで有機栽培の中核にもなれるかと。難点は湿気に弱いことだろうか。とりわけ保存の場合に要注意となってくる。出来れば屋内保管が望ましいが、無理だったらビニール被せなどの防水対策を講じた方が望ましいかと。

 

 

 

 

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個数カウント

2025年02月24日 05時22分45秒 | 耕作放棄地

冷え込みを振り切って数日ぶりに農園へと出向いてみた。誰もいないだろうと推測していたが、さにあらず、百姓候補生氏が黙々と作業中であった。どうやらジャガイモの畝を触っている模様だ。問うてみると、ジャガイモの植え込み用の個数カウントだとか。種芋は既に購入し芽出し作業中との事だが、問題は種芋のカットの案配。幾つ、どのように、カットするのか。その為の基礎データーの確保らしい。

そういえば、それらしき行為だ。まずもって畝の中央部に溝切りを行い、溝の中程にマーキング用の穴を開けている。間隔は30~40センチ程度の模様だ。マーキングの穴は種芋の植え込み位置、穴と穴との間に元肥を仕込むようだ。使用する用具は三角ホーと支柱用の丸棒となってくる。お手軽な農耕用具である。

百姓候補生氏は3列の畝、子狸は2列の畝、開削した穴は両者共に80個前後だった.結論的には80個前後の種芋の準備になるのかと。購入した種芋はサイズがバラバラ、大きめなのはカットする必要があるが、切りすぎても難だ。必要数を把握した上で合わせた数量に留め置きたい.百姓候補生氏は多少追加購入の必要がありそうだ。未だ店舗には種芋が並んでいる。十分間に合うだろう。

天候は本日までが冷え込みで、連休明けから気温は上昇気味な模様だ。これが続くのか予断は許さないが、来週は弥生3月に入る。そう大きな冷え込みは無いものと期待したい。子狸的にはもう少し待って、3月上旬位の植え込みを想定しているが、天候の具合を案じるのみだ。上昇機運とあらばジャガイモの植え込みに入りたい。

 

 

 

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