☆ こにゃんこのケセラセラな毎日 ☆

人生なんてケセラセラ
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診断名にこだわるな、と言うけれど・・・②

2009年06月06日 | コナン
話がまとまるか、ちょっと自信がないのですが 続けます。

さて、コナンの場合、2歳の頃に初めて薬の服用を勧められます。
「子育て思い出話」に書いていますが、この時は、ワタクシ断っております。
と言うか、夫と服用の方向で返事をすることにしていたのに、土壇場で首を縦に振れなかったのでした。
『発達障碍』なんてコトバも、『多動』ってコトバも知らないところへ
落ち着きがないので、薬を飲むことを検討されたらいかがですか?」
って言われて、「はい。そうですか。」って、あっさり返事なんて出来ませんでした。
もし、あそこで
「コナンくんはADHDです。多動を緩和させるため、薬の服用をお勧めします。」
って言われていたら、ワタクシ、「お願いします」って答えていたかもしれません。

そう考えると診断名って、やっぱり重たいものなのかもしれないですね。

中には、診断を下されたことで「うちのコ、障碍だったの」と大きくショックを
受ける親御さんもおられるわけですから、医師が簡単に診断を下さないのも分かるんです。
特に幼少期は、子どもの成長に伴い、診断名が変わるという話も聞きますしね。

ただ、ワタクシのようなタイプには、診断名があった方が、何かとラクなんですよ。
自分を納得させるためにも、周囲を納得させるためにも・・・。

最初に薬の話が出た時に、その医師の判断が正しいのかどうか、セカンドオピニオンを受けました。
当時のワタクシは、家族なんだから、と姑さまに逐一報告をしていました。
でも、セカンドオピニオンの話をした時に姑さまに言われました。
「どこもおかしいところのないコナンをあっちこっちの病院に連れまわして
アンタみたいな親に育てられたら、そりゃ、まともな子どもでもおかしくなるわ
とてもとてもショックでした。それ以降、姑さまに報告はしなくなりました。
療育センターに行くことや保育園に預けることは、いずれバレることだから
報告はしましたが、「何も言うなよ」オーラを出していたと思います(笑)

療育センターに通うことを実家のハハに話した時は
「こんなに小さいコナンをよそ様に面倒見ていただくなんて・・・
アンタ、自分でうまく育てられないからって、育児放棄する気ね
って言われて、ビックリしました。

当時の我が家のジジババたちは、 初孫 のコナンがかわいくてかわいて
ワタクシがコナンのために、良かれと思ってしたことを面白くは思っていませんでした。
おそらく、手のかかるコナンを、ただ単に、「母親の関わり方が悪い」と思っていたのだと思います。
面と向かって言われたことはないけれど、そう思っているらしいのは、周囲から
漏れ聞こえていました。

もしも、コナンに診断名がついたのであったなら・・・
コナンに障碍を持たせて生んだことを責められたかもしれないけれど、(昔堅気な人たちなもんで
いろんな場面で、心ないコトバを言われる回数は減ったような気がします。

診断名がつかないってことは、どんなにコナンの育ちの中に課題や困難があろうとも
世間一般ではやっぱり、健常者なんですよ。
見た目、フツーに元気な男の子なんですもん。
例に出すのは、ちょっと心苦しいですが、例えば、車いすに乗っていれば
足が不自由なんだな、ってそれだけで理解を得られるけれど、
電車の中を走り回り、時には大声を出すのを見て
「慣れない場所で、落ち着かないのね」って理解を示す人っているんでしょうか?

ワタクシにとっての『診断名』は自分や周囲を納得させる便宜上都合の良いもの、
それだけに過ぎません。
ただ、それだけのために、って思われますか?
そんなことのために こだわるな、って思います?
「コナンくんはコナンくんなんだから、それでいいじゃん」って思われますか?

それでも、やっぱり、診断名があったのなら、ワタクシはもうちょっとラクに
母親としての人生を歩めたような気がします。
それって、ワタクシの単なるわがままなんでしょうか?エゴなんでしょうか?

診断名に関しては、ほんと、人それぞれの思いがあると思います。
それは、みんなが、その子どもたちを愛していればこそ、なんですよね。
だから、きっと正しい答えなんてないのだと思います。

いろんな考えの人がいる中で、ワタクシは「診断名にこだわる人」って、ただ、それだけの話です。



・・・・・うまく自分の思いを文字で伝えられたか自信がありませんが、思いの丈をぶつけてみました。
長文をお読みいただき、ありがとうございました








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