とうとうワタクシ自身が結論を出せないまま、就学相談会の日を迎えました。
基本的に、この就学相談会で子供の就学先を決めることになっています。
迷わないために、事前にいろんな相談機関で相談したにも関わらず、
結局、一層心と頭が混乱した状態で、相談会に臨むことになってしまいました・・・
就学相談会は、本人とその両親の参加がほぼ義務付けられていました。
子どもの進路のことなので、どちらか一方の親に判断をゆだねるのではなく、
両親で考えて結論を出しましょう
という趣旨からのようです。
会場はさながらお受験会場のようでしたわよ(笑)
我が家も、夫に午前休を取ってもらって、会場へ向かいました。
会場に着くと、療育センター時代のメンバーがいて、コナンはみんなに会えて嬉しそうでした。
一家族ごとに個室に呼ばれて、面談を受けました。
コナンは個室の隅で田中ビネーを受けました。
7月に入ってから、病院でのWISK-Ⅱに始まり、毎週発達検査を受けていたコナン。
さすがに4回目ともなると、飽きてしまって、検査員さんの呼びかけにも知らんふりをして
部屋の中を走り回っていました

病院でのテストを受けた時とはまるで別人のようです
でも、この日のコナンの方がいつものコナン、という感じがしました(笑)
ワタクシたちの担当となった相談員さんは、保育園の先生と幼稚園の園長、養護学校の先生、の3名でした。
走り回るコナンを見て、相談員さんがおっしゃいました。
『落ち着きがありませんね~』
「はぁ・・・
今月入って4度目の発達テストになるので、飽きてしまってるんだと思います。」
『よ、4度目
』
さすがに、月に4度もテストを受ける人っていないようです(笑)
『それじゃ、走りまわるのも仕方ないかな~?』
こんなやりとりのあと、病院では普通学級、発達相談・ことばの教室はフィフティフィフティ
と、言われたことを話すと、就学相談員の方も『う~~ん
』と言葉を濁しました
そして、ワタクシ、一つ相談をしました。
「コナンにしてみたら、障級の方が居心地がいいとは思うんです。
もし、障級に在籍したとして、特別支援教育が施行されたら、障級がなくなっちゃいますよね?」
そう、この頃は、障碍児教育の転換期。
コナンが入学後、2~3年後には、特殊教育から、特別支援教育へ変わることになっていました。
ワタクシの心配はここにもあったのです。
「居心地の良い居場所を失ったら、コナンは辛いと思うんです。それだったら、最初から
普通学級に在籍させて、学校はこういう所だと、思って通ってもらった方がいいんじゃないでしょうか?」
『特別支援教育が施行されたからと言って、すぐに障級がなくなることはないと思います。
障級がなくなる、となったら、徐々に普通学級に慣れさせていく、というなんらかの対応は
されると思いますよ』
あぁでもない、こうでもない、と意見が交わされる中、相談員さんの一人がおっしゃいました。
『彼の場合、低学年のうちに少人数のところで学校に慣れていってもらって、
高学年になったら、普通学級に籍を移る、という道もあると思いますよ』
でも、過去に市内で障級→普通学級に籍を変われたのは2名だったと聞いていました。
籍を変わるのはなかなか難しい話だと、先輩ママさんから聞いていたのです。
その他にも、保育園でのコナンの様子を聞かれ、友達関係のことなども聞かれ、
家での様子なども聞かれました。
ほとんど、ワタクシの独壇場で、ワタクシがペラペラとしゃべっていました。
そんな感じだったので、相談員さんが、
『お母さんのお考えはよく分かりました。お父さんはいかがお考えですか?』
と、夫に話を振りました。
はい。それまで、夫は何一つ、しゃべっていませんでした。
両親で就学について考えるように言われているのに、ワタクシの独壇場では、
我が家はコナンの就学について話し合っていない、というのがバレバレだったかも・・・
夫は端的に
「コナンにとって、しんどくない道を選択してやりたいです。
ボクから見て、コナンに集団生活はかなりの負担になると思いますし、
無理をさせて、『学校行きたくない
』なんていうことに
ならないようにしたいです。」
と答えていました。
相談員さんは
『お父さんのお考えも分かりました。お母さんがコナンくんの、良いところも
悪いとこもよくお分かりで、色々お勉強もされているようですし、コナンくんのご両親が
お決めになられた進路でよろしいかと思いますよ
』
え・・・
その進路を迷っているから、アドバイスをくれるんじゃないの???
結局、就学は保護者が決めるものであって、就学相談委員さんは相談に乗るだけなんですね。
だから、保護者が結論を出さない限り、就学は決定しないのです。
コナンの就学はここでは結論はでませんでした
かと言って、このまますごすごと帰るわけにはいきません

ワタクシ、相談員さんにお尋ねしました。
「あのぉ・・・。実際に小学生になったコナンに関わるのは、小学校の先生だと思うんです。
だったら、小学校の先生に、出来れば障級の先生に保育園に来ていただいて、
普段のコナンを様子を見ていただいて、普通学級でやっていけるか、障級の方が良いのか、
見ていただくわけにはいかないんでしょうか?」
『依頼すれば、見てくださると思いますよ。コナンくんは、えぇと・・・。K小学校ですね。
あ
ここなら、N先生と言って、障碍児教育に携わって十数年のベテランの
先生がいらっしゃいますから、N先生に依頼すると良いですよ
』
「じゃっ、そうします
」
ワタクシたちの就学相談は、こうして終わりました。
結論は出なかったものの、とりあえず、光明が見いだせたような気がして
会場を後にしたワタクシでした。
年末まで結論が出せないとは、この時は思いもせずに・・・。





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基本的に、この就学相談会で子供の就学先を決めることになっています。
迷わないために、事前にいろんな相談機関で相談したにも関わらず、
結局、一層心と頭が混乱した状態で、相談会に臨むことになってしまいました・・・

就学相談会は、本人とその両親の参加がほぼ義務付けられていました。
子どもの進路のことなので、どちらか一方の親に判断をゆだねるのではなく、
両親で考えて結論を出しましょう

会場はさながらお受験会場のようでしたわよ(笑)

我が家も、夫に午前休を取ってもらって、会場へ向かいました。
会場に着くと、療育センター時代のメンバーがいて、コナンはみんなに会えて嬉しそうでした。
一家族ごとに個室に呼ばれて、面談を受けました。
コナンは個室の隅で田中ビネーを受けました。
7月に入ってから、病院でのWISK-Ⅱに始まり、毎週発達検査を受けていたコナン。
さすがに4回目ともなると、飽きてしまって、検査員さんの呼びかけにも知らんふりをして
部屋の中を走り回っていました


病院でのテストを受けた時とはまるで別人のようです

でも、この日のコナンの方がいつものコナン、という感じがしました(笑)
ワタクシたちの担当となった相談員さんは、保育園の先生と幼稚園の園長、養護学校の先生、の3名でした。
走り回るコナンを見て、相談員さんがおっしゃいました。
『落ち着きがありませんね~』
「はぁ・・・

『よ、4度目


さすがに、月に4度もテストを受ける人っていないようです(笑)
『それじゃ、走りまわるのも仕方ないかな~?』
こんなやりとりのあと、病院では普通学級、発達相談・ことばの教室はフィフティフィフティ
と、言われたことを話すと、就学相談員の方も『う~~ん


そして、ワタクシ、一つ相談をしました。
「コナンにしてみたら、障級の方が居心地がいいとは思うんです。
もし、障級に在籍したとして、特別支援教育が施行されたら、障級がなくなっちゃいますよね?」
そう、この頃は、障碍児教育の転換期。
コナンが入学後、2~3年後には、特殊教育から、特別支援教育へ変わることになっていました。
ワタクシの心配はここにもあったのです。
「居心地の良い居場所を失ったら、コナンは辛いと思うんです。それだったら、最初から
普通学級に在籍させて、学校はこういう所だと、思って通ってもらった方がいいんじゃないでしょうか?」
『特別支援教育が施行されたからと言って、すぐに障級がなくなることはないと思います。
障級がなくなる、となったら、徐々に普通学級に慣れさせていく、というなんらかの対応は
されると思いますよ』
あぁでもない、こうでもない、と意見が交わされる中、相談員さんの一人がおっしゃいました。
『彼の場合、低学年のうちに少人数のところで学校に慣れていってもらって、
高学年になったら、普通学級に籍を移る、という道もあると思いますよ』
でも、過去に市内で障級→普通学級に籍を変われたのは2名だったと聞いていました。
籍を変わるのはなかなか難しい話だと、先輩ママさんから聞いていたのです。
その他にも、保育園でのコナンの様子を聞かれ、友達関係のことなども聞かれ、
家での様子なども聞かれました。
ほとんど、ワタクシの独壇場で、ワタクシがペラペラとしゃべっていました。
そんな感じだったので、相談員さんが、
『お母さんのお考えはよく分かりました。お父さんはいかがお考えですか?』
と、夫に話を振りました。
はい。それまで、夫は何一つ、しゃべっていませんでした。
両親で就学について考えるように言われているのに、ワタクシの独壇場では、
我が家はコナンの就学について話し合っていない、というのがバレバレだったかも・・・

夫は端的に
「コナンにとって、しんどくない道を選択してやりたいです。
ボクから見て、コナンに集団生活はかなりの負担になると思いますし、
無理をさせて、『学校行きたくない


ならないようにしたいです。」
と答えていました。
相談員さんは
『お父さんのお考えも分かりました。お母さんがコナンくんの、良いところも
悪いとこもよくお分かりで、色々お勉強もされているようですし、コナンくんのご両親が
お決めになられた進路でよろしいかと思いますよ

え・・・

その進路を迷っているから、アドバイスをくれるんじゃないの???

結局、就学は保護者が決めるものであって、就学相談委員さんは相談に乗るだけなんですね。
だから、保護者が結論を出さない限り、就学は決定しないのです。
コナンの就学はここでは結論はでませんでした

かと言って、このまますごすごと帰るわけにはいきません


ワタクシ、相談員さんにお尋ねしました。
「あのぉ・・・。実際に小学生になったコナンに関わるのは、小学校の先生だと思うんです。
だったら、小学校の先生に、出来れば障級の先生に保育園に来ていただいて、
普段のコナンを様子を見ていただいて、普通学級でやっていけるか、障級の方が良いのか、
見ていただくわけにはいかないんでしょうか?」
『依頼すれば、見てくださると思いますよ。コナンくんは、えぇと・・・。K小学校ですね。
あ

先生がいらっしゃいますから、N先生に依頼すると良いですよ

「じゃっ、そうします


ワタクシたちの就学相談は、こうして終わりました。
結論は出なかったものの、とりあえず、光明が見いだせたような気がして
会場を後にしたワタクシでした。
年末まで結論が出せないとは、この時は思いもせずに・・・。








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