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一瞬の出来事

2019年04月23日 | 子育て思い出話*-* コナン編 *-*
最近、心を潰されそうな、凄惨な交通事故が続いています。
お亡くなりになった方々、ご遺族の方々には心よりお悔やみ申し上げます。
 
TVで交通事故のニュースを見ていたら、コナンが幼児の頃を思い出しました。
あれは、コナンが2歳くらいの頃だったと思います。
 
お出かけするのに駅へ向かって歩いていました。
コナンを歩かせ、ワタクシは帰りは疲れるだろうから、と畳んだバギーを
引きながら歩いていました。
大通りへ出ると、信号は赤だったので、信号待ちをしていました。
青に変わったので渡るわけですが、当時、幼いコナンを連れていたワタクシは
青信号に変わってすぐに渡ることはしませんでした。
信号変わっても突っ込んでくるかもしれない車に用心して、3秒数えて
右左確認してから横断歩道を渡るようにしていました。
その時も、3秒数えて、右左見て車が来ていないことを確認してから
横断歩道を渡ろうとしたのですが、バギーが歩道の縁石に引っかかって
出遅れてしまいました。
待ちきれなくなったコナンはワタクシの手を離れて、横断歩道を走って
渡っていきました。
と、隣にいた年配の男性が『危ないっ』と叫んだのです。
バギーに気を取られていたワタクシがハッと顔を上げたら、
右方向からすごい勢いで自動車が走ってきました。
車からしたら赤信号なのに、横断歩道めがけて突っ込んできたのです
驚いたワタクシは、慌てて横断歩道を走り、渡っていたコナンの手を捕まえて
引っ張りました。
 
キキキキーッ
 
急ブレーキをかけて止まった車の、助手席のドアがコナンの鼻先にありました。
コナンの手を引っ張らなければ、間違いなく車に跳ね飛ばされていました。
ワタクシ、あまりの衝撃に足がガクガク震えたのですが、信号が変わるので
コナンを抱えて横断歩道を渡り切りました。
『危ない』と叫んだ男性が『バカヤロウ 赤信号やぞ』と車に向かって
叫んでいるのが背中越しに聞こえてきました。
コナンがどこかケガをしていないか確認をすると、どこもぶつけた様子はありませんでした。
コナン自身はきょとんとしています。
ワタクシは全身が震えていました。
赤信号を突っ込んできた車はしばらく止まっていましたが、コナンが大丈夫そうだと
確認したのか、そのまま走り去っていきました。
 
幸い、コナンは無事でしたが、あの時の恐怖は未だにはっきりと記憶に残っています。
あの時、『危ない』と男性が叫んでくれなかったら、ワタクシ、出遅れて
コナンの手を引っ張るのに間に合わなかったと思います。
 
どんなに歩行者が気を付けていても、運転する人が交通ルールを無視したり
危険な運転をしていたら、交通事故に遭遇してしまいます。
ドライバーの方には、最新の注意を払って運転をしてほしいし、
年配の方にはなるべく早く免許を返納してほしいです。
これ以上、悲しい思いをする人がいなくなることを願わずにはいられません。
 
 
 
 
 
 
 
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