旅は続くよどこまでも。

とてつもなく不定期に、しかし何か思い浮かんだときにはどえらい勢いで書きなぐるブログ。

明日29日は!!

2005年03月28日 22時09分31秒 | 水曜どうでしょう&NACS。
早朝より夜まで、フジテレビに我等が大泉洋大先生が出ずっぱりであります!
よってkoroは1日中、テレビ前にスタンバって過ごします。
皆さん、くれぐれも私の邪魔をしないように。


ついでに近況。
25日。取材に出たついでに、足を延ばしてぺぴ宅訪問。
26日。気絶して過ごす。
27日。猫と昼寝後、夕方より“どうバカ友達”と近所の居酒屋で一杯。互いに手持ちのDVDを交換。
帰宅後、ダンナが留守だったので、ついうっかり翌朝6時半までどうでしょう三昧してしまう。
28日。朝7時頃就寝。間もなく人の気配がするので飛び起きたら、ダンナが盗人のように朝帰り。
3時間ほど寝て、睡眠不足のまま午後から取材、18時頃帰宅。

今日は早く寝るぞ。
何しろ明日は5時半に起きて「めざましテレビ」を見なければいけないんだ!

∧ ∧
(#゜∀゜)~♪

悪人を演じる。

2005年03月01日 00時29分11秒 | 水曜どうでしょう&NACS。
イナダ組の『これくらいのLangit』(ダイジェスト版)を観た。
11月に道新ホールで買ったやつ。芝居とか映画観るのって集中力が要るから、3ヶ月目にしてやっと封印を解いた。

いやぁ。イナダはやっぱりいいなー。『Langit』には1・3・4・5番が出てるから、NACSと比べちゃって余計にそう感じた。

一番難しい役は音尾君。その次が大泉洋。
リーダーとシゲはデカイ演技がイイ(・∀・)
イナダでは悪人をよくやる洋ちゃんですが、彼は悪役向いてますね。『Langit』のミズノ役は身を持ち崩した善人だけど、それでも人を殺してしまうから、人間の醜い部分を演じてるってことで。『亀屋』のツル松役にちょっと似てるかも。

人間の暗部を演じられる人ってイイよね。
平べったい悪人じゃなくて、鬱屈して屈曲して救いの無い。
私は高校時代の演劇部で『夕鶴』の“惣ど”をやったことあります・・・“与ひょう”を騙す悪人・・・ドーランでえらく悪い顔にメイクしたことを覚えておりますよ。ありゃ分かりやすい悪者だった。

とにかく。イナダの洋ちゃんはNACSやバラエティで見るのと違う魅力があるですよ。巷間、大根だー大根だーと評されてますけどね、違う。ひとっつもイイ男じゃないのに、イナダの舞台に立ってる彼はカッコイイ。

時間が空けば東京へ飛んで芝居・映画三昧が趣味の妹子御姉様が先日、『LOOSER』を観て「洋ちゃんはいい役者だ」と言ってくださった。これは嬉しい。辛口批評の妹子御姉様のメガネに適うとは。私はすかさず『亀屋ミュージック劇場』のビデオを貸して差し上げました。ツル松師匠の感想が楽しみです。

5月にはいよいよ『COMPOSER』ですなあ。
リーダー、脚本は終わったようだけど。これからまだまだ煮詰めてくんでしょう。今回はどんな舞台になるんすかね。深みのある人間模様を見せてもらいたいです。
洋ちゃんベートーベン役だって。気難しそうだよな、ベートーベンって。悪人ではないだろうけど、癖のある人物像を、是非。

人間、普通に生きてれば日常生活でだって自分以外の役を演じる局面ってあるよねー。そんな場合、イイ人よりもワルイ人になるほうが難しかったりしませんかあ?
――よく分かんない? まあね、私もよく分からないけどさ。

クリスマスなんて関係ねえよ。

2004年12月25日 22時36分02秒 | 水曜どうでしょう&NACS。
イブの夜はダンナと雁首揃えて医者へ行ったし。
今日は一日中気絶し、夕方起きて手抜きの夕飯。その後、台所を軽く掃除。

ダンナ1匹と猫2匹はそれぞれのポジションに納まって寝てる。
夜にガタガタ掃除する気にもならないので、昨日Amazonから届いた『LOOSER』DVDを開封。気が乗らなくてしばらく眺めてたんだけど、先ほど意を決してNACSキャンプディスクだけ観た。


・・・・なんだかな・・・ちょっと切なくなった。


Nキャンの収録は秋だったから、東京アンコール公演の前。
支笏湖でのキャンプ映像が主かと思ったら、スタジオインタビューが大半でね。5人の芝居やNACSに対する思いなんかが結構たくさん語られてて。それを聴いているうちに切なくなった。

東京再演以来、WEB上ではNACSやCUEに対する賛否両論が飛び交ってる。頷ける意見もあるし、ちょっと熱くなりすぎ? と思う意見もある。
そんな中で私の気持ちは「頼むから、ファンでいさせてくれ!」。
でさ、さっきNキャン観てさ。やっぱり彼等を好きな自分を認識。。

なんつーのかなー。
彼等はスタンスの違いはあれ、芝居が好きでNACSでいることが好きなんだよね、きっと。
だけど彼等の置かれている状況が、もう彼等だけのものでなくなってしまっているから、いろんな部分に歪が生じているんだろうな、って感じた。

CUEとNACS。NACSとアミューズ。CUEとアミューズ。
それに、NACSメンバー5人。
それぞれの関係のバランスが崩れてるんだろうな、ってさ。

5人がこれからもNACSとして芝居を続けてくためには、各々が違った環境で芝居をする機会を持たなきゃ駄目だと思う。べったりと、NACSだけで芝居“らしきもの”をやってるだけじゃ駄目だよ。
特に森崎リーダー。彼はどう考えているんだろう。
NACSを愛するあまり、暖めすぎて孵化する前の卵を腐らせてしまうような、そんな道に進んでしまいそうでコワイ。もしそんなんなったら大泉・音尾は他でも潰しがききそうだけど、他の3人が行き場を失いそう。

イロイロ考えるねー。蜜月を過ごした後にやってくる不安。楽しいような悲しいような。

芸能人のファンやるのも大変だぁ(・∀・;)

ちょっと複雑な初NACS。 

2004年12月22日 14時55分17秒 | 水曜どうでしょう&NACS。
観てきましたよ~、再演『LOOSER』@日本青年館。

まずね、素直な感想。

初めてNACSをナマで見られて、とても嬉しかったし、楽しかった!

これはホント。
とっても楽しかった♪
座席も思ったより良くて、見やすかったし。
やっぱナマ舞台の空気はイイ!

次にね、もう一歩踏み込んだ感想。

このままじゃ、TEAM-NACSは駄目になる。

悲しいけど、そう思った。
あれは芝居じゃない。学芸会だ。
稽古不足? それも言い訳にならない程のお粗末さ。
台詞は飛ばすし、照明はグズグズだし。
『LOOSER』は再演だよ? なのになんであんなに出来上がってないの?

私は5月のサンシャインは観にいかなかった。
シアテレで放送されたものを観ただけ。
だから、前回との差は正確には分からん。
でも、多分まったく進歩してないんではないかと思う。
もしかすると酷くなってるのかも。

彼らはプロとしての自覚があるんだろうか。異常な人気のせいで無意識のうちに何か勘違いしてしまっているんじゃなかろうか。そうは思いたくないけど。
アミューズ参入で諸々の事情が複雑になっているのかもしれないが、それを観客にさとられるような仕事をしてしまう、ということのほうが怖い気がする。

11月に札幌で観たイナダ組がとても良かっただけに、同じ役者が3人も(森崎・大泉・音尾)かぶっているにもかかわらず、あまりのレベルの差にボーっとしちゃった。
と、いうことは演出の稚拙さも問題なんだろうな。

とにかく、彼らは正念場に立ったな、と思う。
ここで意識と行動をシンクロさせて、脱皮できるかどうか。
せっかくここまで来たんだから、頑張ってほしい。

今日の舞台は、どんなんだろ。丁度いま、昼公演の最中だ。
昨夜の公演が空回りだった、ということになればまだ救われる。
お願いだからまともな芝居をやってくれていますように。。

私をこのままNACSのファンでいさせてくれええ~!!


・・・でも、やっぱ洋ちゃんにはドキドキしちゃったな♪
ああ、もう、複雑な気分ですわ。

いよいよ明日。

2004年12月20日 21時41分33秒 | 水曜どうでしょう&NACS。
TEAM-NACS『LOOSER』東京再演♪


今朝、青森から帰ってきましたkoroで御座いますが、今夜は実家泊まりであります。
なぜなら明日、公演が行われる日本青年館が実家の近くだからなのであります。
今日は午前中、掛かり付けの整形外科へ行き、馴染みのマッサージあんちゃん、ヨシダ君に首をモミモミしてもらいました。なんか頚椎症が再発しててね。左上肢が痺れてんの。
明日、観劇中に首が回らなくなったらヤだもんね。


実家は何かと気を遣って居心地悪いんだけど、行ったり来たりの交通費考えれば、ここに泊まってたほうがいいわけ。加えて都合のいいことに、ダンナが23日仕事休みだから、22日の夜なら車で迎えにきてくれるって言うじゃない。
ラッキー!!


ということで今日明日は実家です。


いやー、ドキドキするなあ~。
リーダーと洋ちゃんと音尾君は11月23日の札幌以来。
ヤスケンは7月のあおもり映画祭以来。
シゲちゃんは初見だしー♪
嬉しいなあ。楽しみだなあ。
やっぱ、ライブはいいよね~(・∀・)
席は1階だけど後ろの方だから、表情とかどのくらい見えるか分からないけど、でも『LOOSER』はビデオで何回も見てるから、細かい観察できそうだな。



ただひとつ、気がかりなのが同行人。



・・・・母がついてくるんです。



いやー・・・・母、だいじょぶかね。
72歳になる母が、彼らの芝居を見て何と言うか。
チョトこわい。。

母はtvkでリターンズ見てるので、ミスターと洋ちゃんとヤスケンのことは知っているのだが。
生憎、母の好きなミスターは出ないし、ヤスケンのことは「onちゃんの中に入っているハンサム君」くらいの認識しかないし。
ましてや洋ちゃんのことはお笑いタレントだと思っているし(ま、当たらずといえども遠からず、なんだけど)。 
今日も私がリターンズのビデオ見てたら、
「明日の芝居もこんなのかい?」
とか言ってたし。

「違うよ、新選組のお芝居だってば」
「新選組? ふーん。洋ちゃんは誰の役?」
「土方さん」
「土方さんつったらやっぱり栗塚旭でしょうよ」

栗塚旭って・・・w
『燃えよ剣』を覚えてる人、今どのくらいいるんですかねえ。


と、とにかく。
今夜はお肌の手入れも、いつもより入念にいたしましたですよ。
うひひ。

幸せな幸せな一日の記録。【1】

2004年11月28日 11時02分45秒 | 水曜どうでしょう&NACS。
11月22日。
夜の青森駅は旅情満点。乗り込んだのは急行はまなす札幌行き。寝台料金なんて払えないから、もちろん座席車両さ。シートが広くてリクライニングも思いきりできる。寝心地良さそう。
22時45分、定刻に発車。
23時、車内照明が暗くなる。窓の外に街灯が流れてゆく。レールの振動が気持ちいい。やっぱ夜汽車はイイ! 
23時36分、青函隧道に入る。トンネルの中で日付が変わった。

11月23日。
0時17分、青函隧道を抜ける。
1時少し前から進行方向右手に光が広がる。函館の夜景。汽車からもこんな綺麗に見えるんだ・・・真っ黒な海に挟まれた光の街は、地上に落ちてきた天の川のよう。
函館駅1時13分着、1時23分発。10分の停車時間に、ホームへ出て煙草を吸った。
長万部、東室蘭は眠って通過。千歳でなんとなく目が覚め、そのままうとうとと札幌に着く。札幌6時7分着。
10年ぶりの札幌。駅が見違えるほど綺麗だ。南口の広場で一服。


今回の札幌訪問は目的が明確だ。

(1)どうバカの聖地、南平岸界隈を散策する。
(2)まだ北海道でしか公開されていない映画『銀のエンゼル』を観る。
(3)劇団イナダ組第29回公演『カメヤ演芸場物語』を観る。
(4)JRタワーホテル日航の展望スパ「Pulau Bulan」で入浴する。
(5)気に入ったどうでしょうグッズ、イナダ組の物販品は迷わず購入する。

このようにただでさえ金を遣うのだ。余計な出費は極力避けたい。もとよりショボイ予算から削れるのは食費くらい。そこで持参したのは煎餅とチョコビスケット、各一袋100円。それを齧りながら早朝の札幌を歩く。
先ずは中島公園へ。『river』のロケ地探しをする。あの場面。劇中何度もフラッシュバックするあの場面はどこだ? とウロウロ。
・・・・あった。公園の南側出口に近いところに♪
『river』、ここでクランクアップしたんだな~・・・と、感慨に耽りつつ一服。


公園を抜け、幌平橋駅から地下鉄に乗る。3つ目の南平岸駅で下車。
南平岸の手前から軌道が地上に出るんだけど、もうその辺からHTBの社屋が見えるの。当然屋上の巨大onちゃんも見えるわけよ。なんかそれだけでニヤニヤしちゃう。駅を出るとHTBに向かって緩い上り坂になってる。と、思う間もなく左手に平岸高台公園が! あ、あ、あ、ココダ!・・・逸る気持ちを抑えて公園を横目に通り過ぎ、HTB駐車場入り口へ。

23日は休日。残念ながら玄関脇の「どうでしょうコーナー」を見学することはできません・・・つか、今何時よ? まだ8時前じゃん! 平日だって開いてねえってw 
でもね、シャッター越しにバレンチノが見えましたよ。もっと近寄って張り付いて確認したかったんだけど、掃除のおじさんがいたのでやめといた。はは。
さて、屋上のonちゃんをカメラに収め、あとは高台公園だ。

HTBの周りをぐるっと歩き、通用門の前を通って――通用門・・・ここはもしやあの、シェフ大泉クリスマスパーティの会場となった場所でわ? そして数々の企画の出発点となった場所でわ?――と、と、とにかく興奮を抑え、高台公園の裏手に。

高台公園は一見、山が公園になっているように見えるけど、実際は書割状なんだ。つまり、表だけで裏が無い。正面から確認できる山の頂点が公園の一番奥で、その向こうはバッサリと造成され住宅街になってる。駅への近道だからテレビ画面でもやたらと人が横切るんだね。
な~るほど。枠撮りは広角だし実際は狭いだろうと思ってはいたが、予想よりずっと狭かった(゜∀゜)

でも、ここが聖地。下から振り仰ぐと、中央に白い鉄塔。左に茶色いマンション。右にはHTB。テレビで見るまんまだ。なんか不思議。たっくんとか、カブちゃんとか、体操ブラザーズとか、私は誰でショーの変なアメリカ人とか、バンジョー兄弟とか、タコ星人とかが此処にいたと思うとね、不思議なんだよ。
不思議な気分のまま写真を3枚撮った。
2枚目がよく撮れてた。

聖地巡拝を済ませたら、南平岸駅の高架をくぐり国道453号へ。
藻岩山がよく見える。あの麓にある藻岩高校に洋ちゃんは通ってたのね・・・なんて思いながら北へ向かって歩く。この辺は交通の便が良さそう。大型スーパーもあって住み易いかも。アパートも沢山あるし・・・ヤヤヤ、何を考えてるんだ、私は。

10分程で平岸駅。初乗り運賃ギリギリのすすきの駅まで地下鉄に乗る。地下街のカフェで一服、札幌駅ビルの7階にあるシネコン、シネマフロンティアへ向かう。上映20分前に着いたら物凄い人! なんだこりゃ?・・・そうか、『ハウル』だ・・・勘弁してよ~!
しかも全国共通前売鑑賞券を持っている私にモギリの兄ちゃんが言うにはだ!
「あちらの列に御並びください。当日券と引き換えなければ御入場はできません」だと!
クソだなっ! この映画館はっ! あちらの列って、この長蛇の列っ!?――と息巻いても仕方ないので大人しく並びました。あと15分。予告編があるはず。ギリギリ間に合うことを信じ・・・・間に合った(・∀・)♪

感想。鈴井3作品の中では、最もマシか。小日向文世さんの存在に救われた。テーマである家族の絆は伝わってこない。なぜ娘が父親に反発するのか。画面やストーリーに描ききれていない。展開に強引な部分がある。キーパーソンであるはずの西島秀敏の存在が中途半端。彼を掘り下げればずっと奥行きが出たと思われる。ただ、相変わらず画面は綺麗。あと、洋ちゃんの役どころが思ってたより良かった。大袈裟な演技があまり気にならない役だったから。


次に向かった道新ホール前にも沢山の人が。
12時30分、開場。エントランスは観客と物販のスタッフでごった返してる。知人に頼まれたパンフレットと記念グッズ、自分もパンフと過去の公演ビデオを買った。場内は満席。私の席は後方の端だったけど、ホール自体がそんなに大きくないので、案外観やすい。
そして、お芝居はというと・・・

【つづく】

幸せな幸せな一日の記録。【2】

2004年11月28日 11時01分01秒 | 水曜どうでしょう&NACS。
良かったぁ・・・koroの好きな人情芝居だった。
笑えて泣けて、お得感タップリ! とにかく分かりやすい。時代背景と場所の設定が私の琴線を刺激しまくり。古き良き昭和と新しい昭和が入れかわりつつある時代、浅草にある鄙びた演芸場の楽屋で話が進んでゆくんだ。
イナダ組の芝居をナマで観るのは初めてだけど、すっと入り込めた。客演も含めて皆達者だ。でも老練な感じはない。若い役者さんばかりだからか。勢いがある。しかし煩くない。私が他に観たイナダの芝居はDVDで『ライナス』だけだけど、『ライナス』がマッターホルンのようにピークを感じさせる作品だとすると、『カメヤ演芸場物語』はモンブランみたいになだらかでおだやかな作品。

最後の方、小島達子さん演じる若い2代目カレンと、洋ちゃん演じる、古い昭和を引きずった熟練漫才師ロマンが舞台に立つくだりがあるけれど、あそこなんかは、2人の対比が時代の移り変わりをそのまま人生に映したようで、とても切なかった。
新しさの陰には必ず古さがある。新しいものは、古いものを踏み台にして生きていかなきゃいけない運命。
全身を委ね、安心して観ていられるお芝居でした。イナダ組、次回も是非、観たいと思います。

観劇後はHBCショップに寄り、再びカフェで一服。日没後、ホワイトイルミネーション真っ最中の大通り公園へ。
MDで『本日のスープ』を聞きながら、光に溢れた公園を歩く。も~、なんて臨場感があるのかしら。ロマンチックなのかしら。でも腹が減ってベンチに座り煎餅をばりぼり。私にはムードなんてやっぱり無縁なんだ(T∀T)

最後に向かうはJRタワーホテル日航22階のスパ。料金はチョト高い。でも、今回一番の贅沢はココ! と決めてきたからには堂々と。
「いやねえ、予定が中途半端になっちゃったわ・・・あら、こんなところにリゾート風スパが。丁度いいわ。ここでお時間潰しましょ・・・お幾ら? 2800円? あらまあ、お安いのね♪」
てな風を装ってですね、入ってみたらまあ豪勢。いやがうえにもマダム気分になるよ。

そんなに広くはないんだけどね、バイブラバス、マッサージバス、サウナ、アロマスチームサウナ、やや熱めの天然温泉(加熱・循環)、オシャレな洗い場、リラクゼーションラウンジ、ドレッシングルーム、カフェ(有料)、エステルーム(有料)・・・といった施設がありました。

貧乏性マダムは元を取ってやろうとエステを除く全てを試した。

気持ちよかったのはバイブラバスかな。丸い浴槽にぬるめのお湯が、細かい泡になって溢れてるの。そこにね、身体を浮かすように浸かって、札幌の夜景を見放題。
イナダ組の人々は今頃、この街のどこかで打ち上げやってるんだろなあ・・・洋ちゃんは強くもない酒飲んで酔っ払ってるのかな・・・なあんてね、ぼんやり考えながらふやけまくりました。1日で2万歩強、約12km歩き回った身体を休ませつつ。

湯上りにカフェでパイナップルジュース。旅日記をまとめ、煙草吸って。眼下には見渡す限り街の灯。ただただ、ゆったりと幸せな日。
こんなふうに札幌の街歩きをするなんて思いもしなかったな。洋ちゃんのファンになった、それだけのことなのに、こんなに穏やかで満ち足りた時間を過ごせるなんて。お金は相当遣っちゃったけど、この気持ちを糧に、これからはちょっと頑張ろう。そんじゃなきゃ今日が勿体無い。

さっぱりしたところで、旅人モードに切り替え。ホームには私を青森へ連れ戻すべく、急行はまなすが待っている。


はまなすの気動車の写真を撮っていたら、初老の運転士さんが話しかけてきた。
「俺の写真、撮ってくれる?」
「いいっすよ」
「じゃ、これで」
とカメラを渡され、機関車の前でポーズを決める運転士さんをパチリ。
「来月で定年なんだ」
「そうなんだあ。何年勤めたの?」
「40年になるかなあ・・・」
彼は辺りを見回すと「運転席、座ってみるか?」と言った。
「えっ!? いいの!?」
「いいよ、ほら、こっから登れ。気をつけてな」
鉄っちゃんな私、浮かれて機関車によじ登り、狭くて暗い運転席に身体を滑り込ませた。
「うわー、うれしぃ~!!」
「写真撮ってやるから窓から顔出してみな」
「わーい!」パチリ。
「次はおとうさん撮ったげる!」「お、そうかい?」パチリ。
「こっち向いて!」パチリ。

運転士さんとkoroの密やかな撮影会。
ずっとここに座ってたんだ、と計器をなぞるゴツイ手。

「それでは、青森まで安全運転でお願いします!」
「おう、ありがとうなあ」

最後に、素敵な思い出がひとつできた♪

帰りはカーペット席。スパで温まった身体を横にすると、眠気が訪れてきた。
札幌駅22時発。レールの揺れはやっぱり落ち着く。
両隣の野郎どもの寝相とイビキが鬱陶しかったので、寝ぼけたふりして蹴りを入れてやったら大人しくなった。狭いんだから静かに寝やがれ。

なんで汽車ってこんなに気持ちよく眠れるんだろ・・・やっぱ旅してるときが一番幸せ♪
今回は本当にいい旅だったなあ。ホントにホントに楽しい1日だった。
ありがとう、札幌。ありがとう、出会った人たち。
ありがとう、洋ちゃん。
また来るよ。



住んじゃうかもね・・・(・∀・)♪