旅は続くよどこまでも。

とてつもなく不定期に、しかし何か思い浮かんだときにはどえらい勢いで書きなぐるブログ。

親の老いを見るのは辛い。

2013年04月25日 17時29分34秒 | 関東の日常。
この数ヵ月、老父母を見ているけど、その老いのスピードには愕然とする。
特に認知症の父は顕著だ。

1週間前にできたことができない。
昨日会った人を覚えていない。
今朝食べたものを知らないと言う。

そしてそれを介護する母も80歳を越え、自分の身体さえもままならないのだ。
私にできることはほんの少しの家事。母の愚痴を聞くこと。

全身に皮膚炎をもつ父は、風呂上がりに身体中に油薬を塗る。
その役割も長年母がやってきた。
1ヶ月ほど前までは、戯れに「私がやろうか?」と声を掛けると、

「やなこった。いい加減にしやがれ」

と、返事だけは元気だった。
しかし最近は娘の挑発に乗る元気も無いらしい。
父の背中に薬を塗る母の横顔もやつれ果てている。

私は何をすればいいんだろう?
何ができるんだろう。

ああ、今日もそろそろ父が風呂から上がってくる。
私はせいぜい、ロクを父の座蒲団から引き剥がすくらいのことしかできないんだ。





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