さて、先々週?くらいまで夏日とか行ってたのに突然寒くなりましたね。今日はクリスマスイブ、風邪などひかぬよう暖かくして、楽しいイブをお過ごしくださいね!一刀貫です。
またすごく乾燥してきて、竹刀もパリパリに乾燥して割れやすくなります。割れたらもう捨てるしかないのでもったいないですし、稽古中の事故にも繋がりかねませんので、しっかりと保湿したいですね。一刀貫はいつものお手入れをして竹刀油を塗ってからしっかりカラ拭きをして…
こんな感じのビニール袋に入れて保湿をしています。竹刀を購入したときに入れてくれるビニールをそのまま使っても良いですね。この時期はちょっとしっかりめに、お手入れと保湿を心がけましょう。
さて昨夜は今年最後の稽古となりました。この一年の集大成にしようと、また色々と考えながら体育館へと向かいました。
この一年、剣道に関して本当に色々考え悩んだ年でした。四段に合格してから、まだ何もわかっていない出来ていない、という事が分かり大焦りとなりました。まず数年後の五段審査なんて冗談じゃない、絶対に無理。でもそこで逆に、「私がもしも五段審査に合格できるとしたら、どんな剣道だろう」という考えに至りました。速い剣道もうまい剣道も出来ない私が、もし合格できる道があるとすれば。自分なりに得た答えは「相手との合気を大事にした上で、大きな面で上を行く」事。そこでこの一年間は何しろ「相手の気を読むこと」「大きい面を打つこと」を重視して、いやもうそれだけをやってきました。
それはそれで、一つの道だったとは思います。でも先日納会大会の試合に臨んだ時に、いや試合勘が全くなくなっていたことに気が付きました。ていうか「小手の打ち方」忘れてました。いや、これはこれでいかんわ…と大きく反省。
この一年、相手との合気を気にするあまりに、猛々しい「我上位なり」という気持ちを忘れてしまっていました。私は元々気持ちが弱いもので、このところまた謙虚というより卑屈になってしまっていたように思います。先生と稽古していても、当たるわけないと思っていたかも。ちゃんと稽古を積んでしっかりとした打ちを出して、たとえ0.001%だとしても、当てられる自分の可能性を信じて、立ち向かっていく。その強い気持ちを取り戻さなければと思いました。来年は、気持ちを作っていくこと。お相手との合気も大事にする。その上で、自分の中で、お相手に負けない事。大きな面も打つし、忘れないように小手も胴も打つ。でも徹底的に面の打ち方を直していく!一年にしたいと思います。
本当に「剣道っていったい何だろう、どうする事なんだろう」とまで悩んだ一年でした。答えはもちろん見つかっていませんが、得られるものはたくさんあるなと思いました。「上達する喜び」「分からなかったことが分かるようになる、できなかったことが出来るようになる嬉しさ」。「試してみる、挑戦してみる。でもうまく行かない、ちょっとうまく行く。この面白さ」「先生にご指導頂く」ことで感じられる感謝の気持ち。他にもたくさんありますね。
でも結局は「楽しい」の一言だと思います。勝っても負けても苦しい稽古も、明るく楽しく元気よく!剣道を続けていきたい。そういう事を、子供たちに伝えていきたいなぁとも思います。
来年は素振りの稽古も積んで、また一歩でも上達していきたいと思います。また来年!元気でお会いいたしましょう!!
良い年の瀬と、新年をお迎えくださいね!!
ぜひ私たちと一緒に、気持ち良い汗をかいてみませんか!