さて夏も近づき稽古でも汗ばむようになりましたね、皆様お元気でしょうか。私一刀貫も元気に稽古をしておりますが、相変わらず思った通りにはいきません。先生に同じことを何度も御指導頂いても、なかなか自分の物に出来ない。恒例の上の図では、現在「やっぱ無理山」から「もうダメダ川」を下り始めて中流に達したくらいまで来ております(ｶﾞｯｸｼ。
具体的にいえば、まずはやはり「曲がる」んです。先生に色々御指導頂き稽古する中で、私の中で沸いてきた剣道の動きのイメージなんですが。
剣道って、こんなイメージです。何せ、まっすぐズドン！と。実際、左足で蹴って前に出て左手で竹刀を振るとすると、「曲がる」「ねじる」という動作は無いわけです。横にさばく事はあっても、あれねじっても曲がってもいませんよね。それと「せえのー！」っていう感じで「反動をつける」って事もしませんね。そんな事してたらやられちゃいますから。
このイメージに対して、一刀貫ですが。
こんな感じになっちゃう。例えば基本の面打ち、どうしても右手を使ってしまうので、右上から相手の左下に向かって打ってるような感じなんですよね。曲がる。だから上手な方と打ちあうと必ず負ける。わかっちゃいるけど、やめられない(古。小手打っても胴打っても、大体こんな感じ。というか構えすらこんな感じになってる気すらしてくると、上の図の川の流れはぼちぼち「俺は終わりだ河口」あたりへと到着するわけです(涙。
言い訳ではないんですが、私がこれまでそれなりにちゃんとやったスポーツというと「野球」「バスケットボール」「テニス」「ゴルフ」など。これらって全部「ねじる」という動作が入るんですよね。とかく幼稚園から小学校の頃はもう毎日毎日野球だったんですが。ピッチャーって右足で蹴って、左つま先から力を伝達させていって思いっきり体をねじり右腕を右上から左下に振りぬきますよね(右利きの場合)。あれが染みついちゃってる。テニスもものすごく体ねじりますし、バスケットもゴルフもしかり。回転運動や体重移動、反動を付ける事がとても大事。で大体、利き腕が大事なんです。これらって、上の曲がった矢印のイメージにぴったり。そこらへん、剣道はまったく逆。ねじったり曲がったりしたらその分軌道が大きくなって、やられてしまいますよね。ちなみに走る・飛ぶといったスポーツでももちろん体を相当捻りますね。人間歩くだけでも体をひねってる(両手両足交合に出しますよね)のですが、剣道ではそれもありません。剣道はすり足、左足が右足の前に出る事はないので全然ひねりません。
それと「挙動」で言ったらゴルフはかの有名な「チャー・シュー・メーン！」の三挙動。野球のピッチャーもテニスのサーブもそんな感じですかね、ボーリングもそんな感じか。ああスポーツって三挙動が多いかもしれませんね。その点剣道は完全に一挙動ですよね、「面！」だけ。「構えから、打つ」「静から動」。「チャー・シュー・面～！」やってたら、最初のチャで面もらってますわねw。ああそういえば剣道では「右効き左効き」って話をまったく聞きませんね、関係ないんだ。うーん、こう考えると剣道は他の「スポーツ」とは全然違う「道」なんだって、痛感します(そこが、超恰好いいんですけどね！)。だからこれまでのスポーツ経験はもう、全くプラス要素になりません。逆に考えるとスポーツ音痴の人は、ぜひ剣道やるといいのかも(笑。
右手を使わない方法等も御指導頂き色々試してはいるんですが、そうすると今度は打ちがなまくらに。「冴え」ってなんだっけそれおいしいんだっけ？くらい遠い存在に。ところがふと、思いついた事があり。「右手を使わない」もだけれども、「左手を使う」を意識してみたらどうだろうか。打突の瞬間、左手首を効かせてみたら・・・もしかしたら剣先が走って少しは冴えが出るのかも！
と思って、昨日の稽古はそれを意識してやってみました！！その結果！！！
今朝左腕の筋肉痛がひどいんですが 
で、でもまあなんかちょっと良かったような、というか良かった打ちがいくつか、あったかも？くらいには感じられました。もうちょっと続けてみようかな…。いやーーーしかし難しい。私的には剣道はゴルフの１００倍くらい難しいです。これでいつかある程度までは到達出来るんだろうか・・・。来年、ちょうど５０歳の年に三段「昇段審査。とりあえずそこでの合格を目標に、頑張ります！！
明かるく楽しく元気よく！
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