さてGWもとっくに終わり、新緑が目に優しい季節になって参りましたね。皆様お元気でしょうか!一刀貫です。
これまで、どうしても右腕で竹刀を扱おうとして、右に竹刀を引っ張ってしまって真っすぐ振り上げられないという悩みがありました。先日ああでもないこうでもないと家で色んな素振りをしてて、ふと思いついたんです。「右腕を使わないように」と考えるよりも、「左腕で振る」を意識したらどうだろうか、と。いや分かってたつもりなのですが、左腕一本で素振りをしてみた時に、もしかして全然できてなかったのでは、と気が付いたんです。「右腕で竹刀上げるから右にブレるのであって、左腕で上げたら右には行かないのでは!?」ともちょっと思い。(←そこまで安直じゃないだろ
そこで昨夜の稽古では、右手の手の内はあくまで柔らかく。左手に力を入れて竹刀を扱うようにしてみました。すると比較的、竹刀がブレるのが治って来たかなあと感触を得られ。先生にも右に上げる悪い癖が治って来た、とお言葉を頂戴しました。
・・・が
それでじゃあ面が当たるかったらこれ全然別の話のようでして。やっぱり全然、当たらないんですよねもうホントに不思議。いやヘタだからってのは分かるんですけど、なんかもう変な重力場が出来てるとかドラえもんが意地悪してるとかして物理の法則すらねじ曲がってるのではないかと思うくらい、先生の面には当たらないんですね徹底的に。
そんな私に昨夜一つ、お教え頂きました。私は「攻めが足りない」と。はい、その通りなんです。足りないって言うか、「分からない」んです(泣。剣道において「攻める」って何なのかって、分かってないんですワタクシ。相手との間合いを自ら詰める事?くらいしか思いつかない。「相手を崩す行為」というのともまた少し違う気がしますし。そのように申し上げたら、また一つ、教えて頂きました。「物打ちに気持ちを入れなさい」と。
おおおおお・・・なるほど。何というか、真っ暗だった世界の扉が遠くでうっすら開いてチラっと光が漏れてきたような感触。全っ然出来る気はしないけれど、そういう事かという気がしました。「攻め」とは物理の法則の前に、気持ちの入れ方なのかなと。その気持ちの持って行き方も分からなかったのですが、まずはやはり竹刀なんだなあと少しだけ理解しました。
昨夜はもう一つ、左手が上から竹刀を持てていないと注意を受けました。そこで上から、親指が真下を向くくらいの感じで竹刀を持ってみると。おおおおお、なんだこれ。竹刀の扱え方が全然違う。まず自動的に体から竹刀がいい塩梅に離れるし、変な自由度が無くなるので竹刀の軌道がブレにくい感じがします。そして左手をぐっと抑えると、ひかがみ(左足膝うら)も伸びるのだとか。
へえええ人間の体って、面白いですねぇ。・・・っていうか、改めて剣道は面白いですね。本当に難しいけれど、面白い。剣道を考える事で、人間の心や体の事が分かってきたりもするんですね。「剣の理法の修練による人間形成の道」という言葉の意味が、また少しだけ分かったような気がした、昨夜の稽古でした。
明かるく楽しく元気よく!
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