江少剣ブログ

東京都江東区にある剣友会「江少剣」の活動内容や連絡事項などを掲載します。

53歳一刀貫の剣道挑戦記~百六十本目!

2021年11月21日 | 一刀貫の剣究室
一刀貫この度、剣道四段に合格させて頂きました。本当に普段ご指導頂いている先生方、そして江少剣のみんなのお陰です、ありがとうございました。46歳で剣道を初めて7年目、53歳での四段合格となりました。写真は始めた当時、子供らと一緒に下を廻ってヘタリ切ってる私です。初心忘れるべからず。

コロナで稽古が無かったり仕事が忙しかったりケガしたりで、十分な稽古が出来ておらず。正直今回は、受審するのは止めておこうかと思ったこともありました。「あんなヘタクソ良く受けに来たな、どこの剣友会だ?」なんて目で見られたら嫌だなぁなんて思ったり。でも大先生は受けて良いとおっしゃって下さるし、それじゃ受けるだけ受けてみるか…と覚悟を決めたところ。先生方が本当に親身になって稽古つけてくださって、もう本当に私的には奇跡のように「身に染みる」ご指導をたくさん頂きました。もう目からウロコのようなご指導が、まぁ楽しくて面白くて興味深く稽古しておりました。そうすると審査対策しながら、何だか自分の剣道が徐々に成長しているようにも思えました。これならもしや…と思い、よっしゃあわよくば合格してやろう!と。そこからは合格する為の作戦を色々練りました。要は、相手がえらく上手かった時の対策です。それでも合格するには…「ええとこちらがこう攻めて、こう攻め返されたらここは我慢で…」「こういう強さのタイプだったら、むしろこちらから思い切り入ってしまって…」等々。
悶々悶々と作戦を練り返し、直前まであれこれイメージトレーニングしていたら「ああここでこうされたら詰むなぁ…」なんて悪い事ばかりイメージされちゃって、むしろ結構緊張もしてきて。そんな状態で、審査場の東京武道館に乗り込んだのでした。そして初めての、東京武道館の床を踏むと。まずは、一安心。床がサラッサラだったらどうしようと思ってたのですが、思ってた以上に粘る床で。これならヘボでも前に出れるでしょう。そして落ち着いて廻りを見回すと…ん?なんか皆さん、着装がイマイチ。袴がつんつるてん、とかしわくちゃ、とかが結構いる。着装だけなら負けとらんだろこれ。これで、ふた安心。そしていよいよ審査が始まって、他の方々の審査の模様を見てみると。

・・・(-"-;) え?
 
あれ?なんか・・・皆さんあんーーまり、お上手でないような。次の方も…次の方も。江少剣のもう一人の三段剣士、T内さんの方がはるかに上手い。彼のような剣士ばっかりと思って来てみたけど…リバ剣組がほとんどいないのかな?いやあんだけ作戦だのシミュレーションだの悩んだのは何だったのか。
 
その時わたくし、痛感したのです。普段どれだけ、有難い超ラッキーな環境で稽古させて頂いているのか。私は、私以外、素晴らしく綺麗な剣道をする先生ばかり、の環境で稽古させてもらっていたのです。だから相対的に自分がどヘボでしょうがないと感じてきました(まぁ、どヘボなんですがw)けど、世の三段て、こんなもんなのかぁと拍子抜け。心の底から、普段稽古つけて下さる先生方に感謝して、これですっかり安心。

よっしゃ!そんなら目にもの見せてくれるわ!と、先生に教えて頂いた「我上位也」の境地に達したときにはすっかり緊張など取れて、実技に。お相手の方の前の立ち合いを見ると、めちゃくちゃはしない、しっかりとした剣道はされるみたいだけど、攻めも打ちもそれほど強くない。非常に立ち合いやすそうなお相手と見受けました。果たして、初太刀でまずまずの面が入り、二の太刀でもしっかり攻めてから面に行ったら、出小手を狙ったのかな?が抜けて、モロに小手抜き面がずっぱりと決まってしまい。ああこれで行けたな、と確信。お二人目も、同じような感じで終える事が出来ました。形の方も直前までやままさ先生に稽古して頂いていたので、ちょおっと危ない所もありましたが、無事合格となりました。
 
剣道始めた当初、三段は必ず取りたい。四段はいつか取ってみたい。五段は、まぁ一生挑戦し続ける感じかなぁ…と思っていました。でも今回の審査では、「無理だろう」と思ってた私よりはるかに、先生方の方が本気で「取りに行きましょう!」と言って頂き、そういう稽古をつけてくださいました。そして四段に合格したその日の、昨夜の稽古では。驚いたことに先生方の稽古が、申し合わせたかのように皆さんちょっとギアが上がってるんです。「やっと少し出来てきた」と思ってた自分がまた奈落の底(泣。そ、そこを狙わせるのか…む、難しい!という感じ。先生って改めてすごいなぁと思いました。そして「五段への挑戦はもう始まってるんですよ!」「4年なんてあっという間です!」とお言葉を頂きました。「一生挑戦し続けるかぁ」なんて甘ったるい事言ってるの、私だけでした。四段審査を合格率3-40%くらいで潜り抜けてきた者たちの中から、多分20%くらいしか合格しない五段。非常に難しい。その挑戦が始まったのです。そう四段に合格して、これからが本当の剣道の始まりなのだなと感じました。
 
一刀貫、これからも真摯に剣道に向き合って頑張ります。

先生方、引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、心よりお願い申し上げます!
 
 

     い・・・・













ヽ(☆□☆)ノいやったぁぁああああああぁぁあああぁぁぁああい!!!
 
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53歳一刀貫の剣道挑戦記~百五十九本目!

2021年11月14日 | 一刀貫の剣究室
昨夜の稽古はなんだか人がたくさん!「なんかの大会だっけ?」と勘違いしそうになるくらい盛況の江少剣でした。おはようございます!一刀貫です。ちびっこ剣士も次々と入会してくれ、小学生中学生もたくさん稽古に参加。引っ越しで江少剣を卒業された先生もファミリーで稽古に参加頂き、いやこれはホントに誰に稽古付けてもらおうかと少し悩んだくらいでした。いや江少剣すごいな
しかし一刀貫、まがりなりにも昇段審査1週間前となり、仕上げの稽古となります。実は昼間に自主練で、五段六段の先生に稽古をつけてもらいました。地稽古立ち合い、何度かさせて頂くと。いやもちろんやられっぱなしでは、あるのですが。でも、「あれ?なんかちょっとこれまでと違う感触?」。自分の竹刀が出ていくのが、比較的まっすぐで…鋭くなってる?かも?特に何を意識したわけではないのですけど。いや…勘違い?でなければ良いのだけど。
 
さて夜の江少剣の稽古では、審査に向けての立ち合いの稽古をさせて頂きました。実はこれまで何度か「審査は相手によるからねえ」という言葉を聞いていて。例えば鋭い面を打ってくる相手だったらどうしようかな、という思いがありました。ぐっと攻めて、打ってきたところを合わせて出ても、面を綺麗にもらったら印象悪いなと。そこで昨日の立ち合いでは、相手の飛んでくる面に合わせては飛ばず、飛んできたところを上から乗る感じで打ってみたら、どうかなあぁぁああぁあ…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…と思ってやってみたらこれがぜんっぜんだめでー(泣笑)
 
考え方は悪くないかもですけど、そういう高等技術は稽古積まないと出来んのです。抜けられないし、まぁ自分でもやってて無様なのが分かってがっかり。これまた多方面からいろいろとダメ出しを頂き(苦笑)。はいこの作戦やめーーーー(笑)。
 
で、方針変更しました。悩むの止めたー!どんな相手であっても、攻めて併せて飛ぶ!まぁ当たらなくても、よおおおおっしゃ!というような、雰囲気だけ出しとけと(笑)。あとはしっかりと練って練って、それで時間使っちゃおうかな(笑)。ま、それでダメならしゃあないいつかは何とかなるでしょう!
 
仕上げの稽古の頃には足も腕も悲鳴を上げ始めてたのですが、ここで休んでちゃあサムライが捨たる。面打ちを見て頂こうと、ちょうど面を付けられていたN木先生にお願いしました。そして繰り返し面を打たせて頂いている中で注意を受けたのが「攻めは竹刀の身幅で」という事。私、攻めを意識し過ぎて剣先をぐいぐい入れるような癖がついてたらしく。すっと入れば、それ以上無理に竹刀を押し込む必要はなく、竹刀の身幅で打てばよい。なるほど出来るか分からんけどやってみるか…、と繰り返しまた面打ちさせて頂くと。あれ?なんか、それが、ちょっとだけど…分かる気がする。教えて頂いた通りに面打ちを繰り返すと、まずやっぱり、視界に入る自分の竹刀の軌道がまっすぐに見える。以前は右から回って出てたのに。それとこれは毎回は出来ないのですけど、できたときは左手と左足がしっかりと効いて、それに右手でちゃんと竹刀を誘導してるような感触がありました。そうすると、真っすぐな面が出る感じ。
 
なんかあれ?ほんの微かですけど「良い感触」が、たくさんあった一日のような。その微かな「良い感触」を掴み切れるのかどうか。もしや審査でもそこがポイントになるかも?かなと思ったり。
 
もしや、剣道の深淵なる世界の扉が、やっと開いてきてくれたのかも。その隙間から差す光があまりにまぶしくて目が慣れないけれど、何だかとても興味深くて面白い世界のようです。
 
その扉の中に広がる世界にどれくらい身を浸せるのか。それはこれからの、稽古次第でしょうか。
 
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53歳一刀貫の剣道挑戦記~百五十八本目!

2021年11月07日 | 一刀貫の剣究室
何と五か月ぶりの更新となってしまいました、そして53歳になっちょりましたw。こんにちわ!一刀貫です!
コロナもやっと落ち着いてきて、稽古が再開されたと思ったら公私共に多忙となってしまい。やっと仕事も落ち着いたかな、と思ったら。結構なケガしてしまって、また稽古も出来ず。稽古したいなぁ、と悶々とした日々を送っておりました。
でも稽古が出来ない間剣道について色んなことを考える中、一つ気が付いた事があったんです!私が以前してきたスポーツ、野球やテニスっていうのは。左半身を振り子のようにして、右足で蹴って、利き腕の右腕を使ってたんですね、打ったり投げたり。ところが剣道って、左足で蹴るんですよ。むしろ右半身を反動にして。だから逆なんです!それで利き腕は右手で、他のスポーツと意識変わらず右手を使ったら、そりゃ捻じ曲がる。だから、ねじ曲がってたんだなーと。だから、剣道は左手なんだ!と。左半身、左手に意識をしっかり持って、左足で蹴った力を左手に伝えて竹刀に伝えていく!おおおおおお、イメージしてみればみるだけ、何だかうまく行くような気がしてしょうがない!!こりゃ試してみなきゃいかん!と、昨夜の稽古を楽しみにしておりました!
 
さぁ待ちに待った先生との稽古!!しっかり左足と左手に意識を持って――――!!!!

「うりゃああああああ!先生ぃぃい!今日の一刀貫はどうですかどがいですかどないでやんすか!左手にしっかり意識を持った一刀貫はどぎゃんとですかぁあああ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(-"-;) 一刀貫さん、手元に意識行き過ぎです。剣先に意識ないから、全然攻めが効いてないですね。
 
 ヒュオオォォォオオオ(○口○)オオォォォオオォオオオオ
 
ど図星。おっしゃる、とおおおおおおりでございます。まったく剣先に意識なかった。左手をしっかりとしながらも、攻めるのは剣先なんだ。くぅぅぅう、難しいでも面白い!へたくそなりに考えたけど、やっぱまだまだまだまだ足りない。引き続き悩み考え、挑戦と精進あるのみ!です。
 
先生と、子供たちと。稽古が出来る喜び、楽しさ。親身に教えて下さる先生方に、心の底から感謝。そして子供達からもたくさん学ばせてもらって、本当に感謝。まだまだ全然ヘタだけど、先生と子供たちと、苦しくても辛くても楽しい稽古をずっと続けて、少しづつでも成長したいなぁ…なんて。あはははははは。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
四段審査まで、あと二週間です。
 
  ヒュオオォォォオオオ(○口○)オオォォォオオォオオオオ
 
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