江少剣ブログ

東京都江東区にある剣友会「江少剣」の活動内容や連絡事項などを掲載します。

56歳一刀貫の剣道挑戦記~二百五十五本目!

2025年01月19日 | 一刀貫の剣究室

いやー、めっきり寒くなりましたね。11月まで夏日があったなんて信じられない、東北地方は大雪だそうで雪下ろしなどお気を付けを。そして都内は既に花粉が飛んでるとかマジですか・・・おはようございます!一刀貫です!

昨夜も子供たちと一緒に元気に!稽古いたしました。昨夜も最初私は初心者の子供との稽古を担当しました。初心者の子供の稽古は、やはりとても難しいです。4歳5歳の子供に「構えはこうだよ、すり足はこうするんだよ」と言ったって、面白くも何ともないでしょうから。剣道に興味を持ってもらって続けてもらうには、どうしたらいいんだろう。前回は中々興味を持ってもらえなくて、私的に反省の残る感じになりました。さてどうしたもんかと悩んでたのですが。今回は驚くほど「メン!メン!」と大きな声を出してくれて、しっかり稽古をしてくれました。「えー、すごいじゃんカッコいいねぇ!」「K澤先生が教えてくれたのー」「そっかー、んじゃK澤先生をびっくりさせるくらいうまくなっちゃおうか!」「うん!」それからはコーンを置いてすり足をしたり面打ちしたり、とても楽しい充実した稽古になりました。稽古後に「また一緒に稽古してくれる?」と聞いてみたらコクリと頷いてくれました。来週もまた一緒に稽古頑張りましょう!

さてその後の稽古では、T村先生T川先生U太先生に稽古を頂きました。一様にご指摘頂いたのは、力を抜く事。脱力からの、トン!という打ち。それと左手を使って打つこと。右手だけ伸ばして打っていては、打ちは冴えない。これが中々出来ないのですが・・・

最近自宅で素振りしていて、何というか、自分なりの素振りの仕方が分かってきた気がしていました。まず「左手で振る」が少し掴めてきた感じです。右手の事は忘れておいて、左手だけで剣先をひゅ!っと走らせるイメージ。それには左手首を使う事と、右手は竹刀が加速する邪魔をしないように添える事。面の位置でトンと、止める仕事だけをさせるように考えています。これを繰り返すことで、悪い右手打ちが矯正できるのではないかと。
もう一つは振るときに肩は使うのですが、肩から下の脱力です。これは、難しいです。例えば子供たちの基本稽古を見ていると、力が入って竹刀を振り下ろす反動で体が浮いてしまうのが見て取れます。素振りではむしろ、気持ちでは体を沈めるくらい。肩も上げない。気持ちも、上ずらないように。竹刀と一緒に、体全体をストンと収めるようにイメージする。これが、素振りですら出来ないんですよね。どうしても力が入る。いやー素振りですら、自分がままならない。面白いです。「素振りをしなさい」と先生にご指導頂く理由が良く分かります。私が出来ていない事、目標にしていることがしっかり稽古出来そうです。脱力と左手打ち、それと姿勢にバランス。これを徹底的にイメージして一振り一振り、積み重ねたいと思います。

そして私の最大の欠点「気持ちの弱さ」を、実際稽古頂く中でどう克服するのか。そして攻め方、物語の作り方の引き出しをどう増やしていけるのか。

まだまだ挑戦は始まったばかり!引き続き稽古をよろしくお願い致します!

ぜひ私たちと一緒に、気持ち良い汗をかいてみませんか!

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56歳一刀貫の剣道挑戦記~二百五十四本目!

2025年01月12日 | 一刀貫の剣究室

改めましてあけましておめでとうございます!一刀貫です!今年も何卒ご指導のほど、よろしくお願い致します!さて昨夜は江少剣の稽古始めでした。先生方も子供たちも、元気にまた集まる事が出来ました。尊敬する先生方も、一緒に精進してくれる子供たちも、みな元気で稽古が出来る。なんて嬉しい事なんだろうと思いました。ただただ、感謝です。

昨夜のテーマも基本的には、体を正面に向ける事と、いつでも垂直に立ち前傾になり過ぎない事を意識しました。これ何か良い方法ないかなと考えたとき、以前先生に教えて頂いたことを思い出しました。「襟に首をぐっと付けるようにすると良い」おおおなるほど、これは確かに良い感じ。これからはこれを意識して、稽古していきたいと思います。

この所素振りをしていて、ふと思いました。この素振りのように、面を打ってみたらどうだろう。左手を体の中心線で大きめに上下させて竹刀を振り、右手を前に出して面を打つ。大きく振る事で自分の面を守る事が出来、そこから大きく面を打てば見栄えもするかも。

で、やってみた結果!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな事できない

先生が鋭く打ち込んで来られるのを受けた後に面を打とうなんて、出来るわけがない。大きく面を打って、相手の先を打つなんて余程の達人じゃなきゃ出来ないですきっと。私がやってるのは結局「待って打ってる」だけだと気が付きました。こんなん全然ダメ。やはり目指すは「先先の先」。でも私のこれは「後の先」にすらなってない。ロクな攻めもせず先生が打って来られるのを待って、受けて打つなんてダメもいいとこ。やはり反省ばかりとなりました。

H先生に稽古頂いた際には、やはり腕を上げ過ぎとのご指摘を頂きました。そこまで上げなくても、十分肩を使う事は出来るなど具体的にご説明も頂き、感謝でした。H先生の面は迫力満点、前にドンと出て上から打つ面です。右手と左手がくるっと動いて何というか、すごい竹刀の動きを醸し出されるのですが、どうなってるのか今の所全く分かりません。引き続き稽古のほど、よろしくお願い致します!

T川先生にも、稽古頂くことが出来ました。「間」を意識して、見て頂こうと思いました。これまで「触刃の間」を割と雑にしていたので、ここを大事に。まだ何をしても大丈夫な間なはずなので、お相手の剣先を制しながら、発声をして気攻めをする。体を大きく見せる。表裏の柔らかさを確かめて、物語を練る。物語が出来上がったら、一歩攻め込む…難しいです。大体、自分には物語作るだけの引き出しが無い。稽古を重ねて引き出しを増やして、瞬時に色んな物語を描けるようにならないと。
T川先生には「攻めが単調」とのご指摘を頂きました。もう一つ二つの攻めを組み込む事。おっしゃる通りです。多段に多彩に、攻められるようになりたい。また目標が出来ました。本当に難しいし出来なくてもどかしいですが、目標を持てるのは本当に嬉しいし楽しいです。さぁ子供たちと一緒にまた精進です!

そういえばとある子供との稽古の際に、出小手を左に小首を傾げるように斜めに打って来たのでそれはどうなのかな?と話しました。そこから少し話が発展し、首を振って相手の面を避けるのもあり?みたいな話になり。「あ…これは難しい奴だ。何と返事したものか…」。子供は剣道へのモチベーションは「試合に勝つこと」だったりします。そこでこういう質問を受けると本当に答えに困るのですが、ずるいんですが「僕はね」と前置きをして、「そういうのは嫌いなんだよね」と答えました。試合で勝ちたい、勝たなければならない、というのあると思うけど。「僕は」そんな事するくらいならお相手の技を綺麗に受けちゃいたいなと思うなと。それって僕の剣道も真っすぐだった、って事なんだと思うんだよね…うーん難しいです。結局続けてくれれば、いつか自分の剣道が出来て来るだろうから私ごときが余計な事言わない方が良いのではという思いが、どうしてもあります。剣道を始めて欲しい、続けて欲しい。この難しい時代を、江少剣のたからもの達が、剣道を通じて楽しく歩んでくれるように、出来る事言える事をまた考えて行きたいと思います。

前回、自分を剣士として認められるようになりたいと書きましたが。結論、五段に合格出来たらとしようと思います。私なりの「五段の剣道はこんな感じと思ってます」を作って、それを物語形式で見てもらい「よろしい」となったら。その時は、自分を剣士と認めてあげようかなと思います。さぁ、いつの事になりますやら(笑。

もうちょっと稽古増やしたいなぁ。引き続き精進致します、よろしくお願いします

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56歳一刀貫の剣道挑戦記~二百五十三本目!

2025年01月03日 | 一刀貫の剣究室

新年あけましておめでとうございまっす!一刀貫です!元気で新年、お迎えになられましたでしょうか!私は年末ぼんやりと昨年一年の稽古を思い出す中で、子供たちにもたくさん教えてもらったし、たくさんの笑顔に随分助けてももらったなと思いました。その時「お互い様」という言葉がぽかりと頭に浮かびました。教え合った時、助け合った時。お互いに感謝お互いに敬意、それを表すのにお互い様と「様」を付けるのですね。誰が生み出したのか知りませんが「困ったときはお互い様」なんて。改めてとても素敵な言葉だなと思いました。

さて昨日は、江東区剣道連盟稽古始めに参加させて頂きました。先生方どれくらい集まるのかな、と思っていたらまぁもう江東区の先生総揃い!?七段の先生だけでも20人ほどいらしたでしょうか、全体では100人くらいいらしたのでは。まずは範士八段中山先生から、剣道は生涯楽しめる物であり、色んな目標が持てる。皆さんは今年どういう目標を持って剣道をするのか、というようなお話がありました。また剣道の理念における「理法」とは「理が心、法が技術」だとの事。なるほど、私の今年の目標は一体何にしよう…などと考えつつ、久しぶりの稽古を楽しませて頂きました。

昨日のテーマは「姿勢を保つ」「左足をしっかり正面に向ける」としました。なるべく垂直に体を保ち、まっすぐに前に出たいと思ったのです。何人かの先生方に稽古を頂く中で、江少剣納会にもご臨席頂いたO辻先生に稽古を頂戴しました。O辻先生と稽古をすると「先を取られる」「乗られる」という事をすごく感じさせて頂けます。それが最近、さらにありありと感じられるようになりました。そしてほんとにたまにラッキーパンチなんですが「あ、今のは乗られっぱなしじゃなかったかも」という時があります。もちろんそう調整して頂いてるのでしょうが、それをリアルに感じさせて頂けるのはとても勉強になります。O辻先生いつもありがとうございます、今年も何卒よろしくお願い致します。
そのお隣で、Gブソン先生が稽古されていました。見ていると体も大きいし攻めも強いし、うわすごいなぁという思い。早速稽古を頂いてみると、体の大きさの圧が強い。あー、江少剣の子供らは私に対してこんな風に感じるのかもしれない。となると、私の体の大きさは子供らの稽古にもう少し生かせるかもしれない、なんて感じました。さて大きい体からすごい打ちがバンバン飛んでくるGブソン先生に、どう対峙するか。うむ、まっすぐ行っても話にならんだろうから、廻す抑える色々やってみる中で何か見つけらたらいいかな、と思って稽古を頂きました。しかして、稽古後に頂いた言葉が「真っすぐ打ちましょう」でした。それを聞いてもう、腰が砕ける思い。そうだ、真っすぐ打たなければいけないじゃないか。普段子供たちに「真っすぐ構えよう真っすぐ打とう」と偉そうにのたまってるのは誰なのか。とても恥ずかしいと思うと共に、ふわっと色んな考えが降りてきました。

私の今年の目標として、なるべく濁りの少ない剣道を目指そうと思いました。出来るだけ真っすぐに立ち、真っすぐに構えて、機会を捉えて、まっすぐ打つ事。それだけを目指して、稽古してみようと。とても難しいけれど、その勇気を持つ事から始めます。

それともう一つの目標、自分で自分を最低限でも「剣士」と認められるくらいにはなろうという事です。今のままではまだ自分で自分を認めてあげられない。何を隠そう今年の11月には五段審査に挑戦が出来るのですが、今のままでは受審する気にすらなりません。

でも焦らず楽しみながら、稽古続けたいと思います。

稽古終わりに、一人の青年剣士が表彰を受けました。実業団の大会に大将で出場し、優勝した上最優秀選手にも選ばれたのだとか。いつかは全日本選手権とかでも、その姿が見れるかもしれませんね。私この剣士、幼少の頃を良く知っています。20年ほど前、息子が出ていた大会にまだ小学一年生くらいだったかで出ていて、当時から天才と呼ばれてたように思います。他の剣友会だったのですがとても人なつっこくて、記念写真なんか撮っていると一緒に写ってピースとかしてるし(笑。あまりに可愛いので勝手に抱っこしたりしてたのですが(笑。その後全然姿を見る事なかったのですが、20年ぶりに昨日見た笑顔が、あの頃のまんま。なんというか、ぐっと胸に来るものがありました。

去年一年、国内でも海外でも、ロクでもない事ばかりでした。この素晴らしく美しい世界で、人間たちだけは何と愚かでくだらなくて馬鹿々々しいのか。「もう知らん!」と厭世観が強くなり、気持ちが沈むことも多かったのですが。江少剣で子供たちの元気な稽古姿や笑顔を見たり昨日の彼の笑顔など見ると、腐った心が洗われます。このどうしようもない世界を、少しでもまともな姿で渡してあげないと。子供たちが元気に楽しく生きて剣道を心から楽しめる、世の中であり続けるように。私に何が出来るのか。また頑張らないとなと思いました。

11日には江少剣の稽古が始まります。また子供たちと一緒に稽古が出来るのが本当に楽しみです。このブログもあと50回足らずで300本!年内に達成できますかどうか。また一歩一歩よたよたと、歩んで参りたいと思います。

本年もなにとぞ!よろしくお願い致します!!

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56歳一刀貫の剣道挑戦記~二百五十二本目!

2024年12月22日 | 一刀貫の剣究室

おはようございます!一刀貫です。風邪が流行っているようですねぇくれぐれも体調には気を付けて、良い年の瀬をお迎えくださいね。さて昨日が江少剣、今年最後の稽古となりました。実は毎年恒例でこの時期は奥様と忘年登山に行っておりまして。朝から秩父で山に登り、ダッシュで戻ってきて途中から稽古に参加。さぁたったの30分!仕上げの自由稽古はどの先生にお願いしようか…と考えていたら。子供たちに声をかけてもらって、史上最多6人連続でお相手させて頂きました。みんな一生懸命でホントに可愛くて頼もしい。私なりに、一生懸命稽古させて頂きました。それとそれぞれの稽古あとみなに「先生方の稽古を見ようよ」と伝えました。せっかく目の前で先生方がものすごい剣道をなさってるのに、見ないの勿体ないよ!と。打つ前に、先生方が何をなさってるのか、竹刀で何をしてるか足はどうなってるか。自分に取り入れられることないかな?難しいかもしれないけれど、しっかり見てみようと。私、見取り稽古だけは自信あるんですよね(笑。最後に今度は高校生剣士、Nねちゃんが声をかけてくれて今年最後の稽古を頂戴しました。Nねちゃんは、私が小さな子供の体験稽古の相手をしていると、一緒にやらせて欲しいと申し出てくれて、ホントに優しい子だなぁと思っていましたが。剣道も何というか、優しい強さ、気持ちよくまっすぐな強さを感じました。最後は相面打ち合って多分負けました(笑。でも今年を締めくくる、気持ち良い打ち合いが出来ました。ホントにありがとう、またぜひお願いします!

さて先週の50周年記念大会の動画を見返したりして、私的反省会をしました。今回私は「前に出よう」「勝つ!という気持ちを持とう」という「意思」を持つ事をテーマに、試合に望みました。撮ってもらった動画を確認してみると、そこそこには出来たかなと感じました。でもまだなんか動きが固いし、違和感を覚えます。何が原因かと考えた時に「意志」という言葉がひっかかりました。意思という言葉には、ある種強迫観念やプレッシャーが付きまといます。実際私は今回の大会、直前まで割と重たい気持ちがありました。その言葉に囚われて、パフォーマンスが発揮しきれなかった、試合を楽しみ切れなかったのかもしれない。終わってみれば「あーー楽しかった!」だっただけに、ちょっと残念に感じました(一生懸命応援してくれた子供達にはホントごめん!でしたけれど)。
では「意志」の代わりに何が必要だったかと考えた時に、「自信」なのかなと思いました。「出来ない事に挑戦しよう」という意味合いを持つ「意志」にはプレッシャーが伴いますが、「自分を信じる」事が出来れば、打たれたくないなどの恐怖を抑えることが出来、パフォーマンスが上がったかもしれない。でも実はこの「自信」という言葉を、私はずっと自分から遠ざけてきました。剣道だけではなくどんな時でも、「謙虚」という「卑屈」の裏返しの言葉なんかを使って、ごまかして来たのです。私のようなタイプの人間は、「自信」を持つとすぐに「過信」や「慢心」に繋がりがちです。そうなるとまず成長を妨げますし、結果的に私が剣道をする上で一番楽しみにしている「へたくそが苦しみ悩んでのたうち回りながらも、楽しみながらちょっとづつ成長する」姿が見えにくくなりそうだからです。
でも今回の大会で先生方と試合をさせて頂き、少し考えが変わりました。まだどこか怖がっている自分を「怖がらない」のではなく「怖くない」と信じる事で、パフォーマンスを上げられたのではないかもっと試合を楽しめたのではないか。動画を見て感じた硬さや違和感を、もう少し取り除けたのではなかろうかと思ったのです。
そしてもう一つ。「自信を持たない」という事を「負けてもしょうがない、ヘタでもしょうがない」という、言い訳に使っていた自分のずるさにも気が付きました。自分を見つめなおして正しく分析し適正な「自信」を持つ事で、どんな相手と試合をしたとしても「恐怖」を制する事が出来る(あとは胆力。そして自分の強さ(弱さ)に目を背けず、正々堂々と責任を負うべきなのだと感じました。年末にとても大事な勉強をさせて頂きました。これをまた一つ、来年の精神面での大きな課題にしたいと思います。

最後にひとつ。大会中、個人戦が終わった直後。大先生が自ら近づいて来て下さって「良かったじゃない!ああいう試合が出来るなら大丈夫、これからも頑張って!」とお言葉を頂戴しました。いや本当に文字通り、わたし涙が出ました。そういえば46歳で剣道を始めた当初から、大先生はいつも「いいじゃない!」と言って励まして来て下さいました。剣道の何もわかってなかった自分に気が付きもうずっと何をしてもうまく行かず悩み苦しんできて、ある種開き直って臨んだ試合の後のお言葉だっただけに、涙腺大崩壊でした。本当に有難いお言葉でした、心から感謝。ありがとうございました。いつまでもお元気で、稽古をお願い致します。

これにて年内の稽古とブログ更新は最後となりました。また来年!先生方に教えを乞い自分と徹底的に戦って、支えて下さる保護者の皆様に心から感謝して。子供たちと共に悩み苦しみ楽しく楽しく楽しく楽しく、稽古して参りたいと思います!

I Wish your Merry Xmas and Happy New Year !!

良いお年を!また来年、よろしくお願い致しまーす!

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56歳一刀貫の剣道挑戦記~二百五十一本目!

2024年12月16日 | 一刀貫の剣究室

江少剣は50周年を迎えました!この瞬間に立ち会えたこと、心からの感謝と誇りに感じる気持ちで一杯です!こんばんわ!一刀貫です。私は息子の代からこの25年ほど、江少剣にお世話になってきました。本当に、素晴らしい剣友会と思います。この先60周年、100周年とぜひ続いていって欲しい。その為に私に何が出来るのか、また考えて行きたいと思います。

さて昨日は50周年記念大会、私も試合に出場致しました。うーんまぁ多分中々「勝つ」のは難しいかなと思いつつ、テーマとしては「前に出る事」と「勝つ!という気持ち」で臨もうと。先生方と稽古ではない「試合」が出来るこの機会。普段色々しないんですが、お相手に合わせて何が出来るか考えて臨もうと思いました。

個人戦、想定通り上段のT内先生との試合になりました。上段に対してはオーソドックスには左小手を狙って構えるのですが。ほぼ逆の「霞の構え」がある事を知りました。ん?これいいんじゃん!?と思って、稽古の時は一切使わず隠しておいて(笑)、本番に臨みました。片手霞、みたいな事もしたのですが前にも出れた気もしますし、悪くなかったかなと。でも・・・・そっから先の一本にする技が無い事に、試合中に気が付きました。片手霞から、右手で面打ち。それは一本にはならない。自分でも「しょうもな」と感じます。でもなんか「ヒント」みたいなものは得られた気がしました。しかし上段相手は疲れる・・・


で、ヘバってきたあたりで雑になりメン二本頂戴しました。T内先生、ありがとうございました!

ちなみに決勝戦はK澤先生とCひろちゃんで、女性同士となりました。昔から女性が強い江少剣らしい、決勝戦でした。みごと、Cひろちゃんが初優勝となりました。

その後団体戦では、4試合に出させて頂きました。Y崎先生K澤先生U太先生にCひろちゃん。いやぁ、私的に数え役満(笑。団体戦には団体戦の戦い方があって「負けないように」試合すると思うのですが。同じチームの子供達には申し訳ないけど、この好機にそれはもったいない。普段はしないけど、全力で行かせてもらいます。さてどうするか。まずは「前に出る」ことを前提に。

●Y﨑先生は、私が剣道を始めた当初から手ほどきをして頂き、自主練などにもいつも誘って頂いております(有難うございます!)。稽古も繰り返してきたので、この4人の中ではまだ対応策が練れるかなと。小手も上手、面も鋭い、相面になったらまず勝てない。ただ、私に対してガシガシとした何としても一本取ってやる!みたいな剣道はされてこないだろうとも思いました。そして、割と返し技が得意なイメージがありました。特にこちらの面に対して落としたり返したりで面を打ってこられる。ふうむ、狙うならここかなと。ちょっと何かをして、面を大きく打つのをフェイントにして、普段やらない逆胴なんかどうだろう。で、試合に臨んだのですが。逆胴なんて普段しないもので、見事にすっころんでしまいました(笑。結果予想通りのコテとメンを頂いて二本負け、Y崎先生ありがとうございました!


小手がすっぽ抜けて腰が抜けて、上から乗られてメン。これはあかん・・・

●K澤先生は何度も公言しておりますが、私の大好きな剣士です。もう20年以上の大ファンで、何せ恰好良いし、強い。強いというのは剣道の技もですが、心、気持ちが本当に強い。いわゆる「胆力」が本当に強くてらっしゃる。だから試合も見ていてヒリヒリですごく面白いのです。そして剣道に対する矜持をとても強く持ってらっしゃって、でも誰よりも優しくて温厚で、子供たちにも大人気。そういう点もとても尊敬している先生です。
それまでの試合を拝見していても、相手の崩しや攻めに全然動じないし手元が上がりません。私よりはるかに強い先生方が動かそうとしても、全然動かない。で、真ん中攻めてドン。こりゃ私なんかが何かしたって、どうにもならないことは想定できます。となるともうどうしようもないので「無理やり動かす」しかないなと。つまり払ったり抑えたりで、竹刀を動かして無理やりジャブ的なコテなどをねじ込んでいく。たまたま当たってちょっとでも動じてくれたらラッキー作戦。それといつも出小手と真ん中からのメンをもらっているのですが、胴は打たれないイメージなので。試合開始直後、初太刀で出小手を狙って来られると想定して、それを抜いて上からメンの一発勝負!をまずやってみましたが。そりゃ、ちゃんと誘わなけりゃ打ってこられずで、失敗。でも、この「大きい打ち」には割と対応しにくいのかな、という手ごたえはありました。あとは真ん中を攻められてのメンを警戒する事。ググっと来られて「ううっ…」となったら間違いなく鋭いメンでやられる。ので警戒したのですけれど・・・


やっぱり真ん中攻められて、メンの打ち合いに。なったら、もう全然話しにならないの瞬間です。良くは見えませんが、私の竹刀まだ垂直です(笑。でもすごく勉強になりました。K澤先生、ありがとうございました。でもK澤先生と試合出来るなんて、一刀貫マジ幸せです!

●U太先生は、学生時代もずっと剣道をされてきた猛者で経験豊富の試合巧者。ワケ分らんところから小手が飛んで来たり、思っちゃいけないでしょうが勝てる気がしない。じゃあどうしようかと考えて。U太先生と稽古をすると、いつも「動かされて」しまいます。こちらを崩すのがめちゃくちゃ上手いので、よし「動かないぞ作戦」としました。まぁ後は知らん。どうしようもないw。だったんですが。


めちゃくちゃ動かされまくり(笑。やっぱり作り方が上手い、経験値から自分が何をしたら相手がどう動くかを良く知ってます。この瞬間も、U太先生がピピっと手元で竹刀を操作したのに、私が思い切り動じて手を挙げ「小手どうぞ打ってくださいねー」になってしまい、「了解でーす」で小手取られるところです(笑。あとそうですね、U太先生と試合していると全く気が抜けない…というか、鍔ぜり合いだろうが遠間だろうが、いつどっから竹刀が飛んでくるか分からないと感じました。緩急織り交ぜてはいる(抜いたように見せて油断させるような)のですが、どの瞬間もがっちり狙っていて、こちらが抜けたと見るや竹刀が飛んでくる。確かに試合はこうあるべきだと勉強になりました。次回U太先生との稽古では、また「動かされない」をテーマにお願いしたいと思います。ありがとうございました!

●これは余談ですが。「動かす」U太先生と「動かされない」K澤先生の試合が、非常に興味深かったです。誘って攻めて何とか動かそうとするU太先生ですが、まぁK澤先生崩れない。するとU太先生も崩すのは諦めてぐっと構えなおし、間を詰め詰め返され…でドン!のメン。いやぁもう見ててハラハラひりひり。大変勉強になりました!先生方ありがとうございました。

●最後に今年の個人戦優勝者のCひろちゃん。現役高校生剣士で試合経験もめっちゃ豊富と。しかも試合どころか稽古すらした事無いので、全く知らない。こりゃまぁ困ったなぁ、どうしようかと個人戦など見てたのですが。でも「相手の動き」に、反応はしてるのは見て取れました。打って行けば防御したり打ち返したり、要は割と竹刀を動かしてくれる。それならK澤先生よりはよほど、作戦も考えられるし試合っぽくは出来るかなとは思いました。
何せ怖がらずに前に出て攻めて打つ。あと遠くからのメン、引き技に注意しようとだけ考えて試合に臨みました。有難いことに、今大会唯一のコテ一本頂けました。ただ・・・


二本目開始直後、ぐぐぐっと攻め来られて「ん!?」と思う間にメンを取り返されてしまいました。その数秒後に試合終了。かーー、なんであのメンを頂いてしまったのか。一本目を取っても取られても、とかく取ったあとの二本目開始直後は絶対に気を抜いてはいけないのだとこれまた痛感して勉強になりました。Cひろちゃん、ありがとうございました!

このところ先生方の稽古を見ていたりして、剣道の「流れ」を感じるようになりました。懇親会でK澤先生にお話しを伺った際に「物語」と良い言葉を教えて頂いたので使わせて頂きますと、自分がこうしたら相手がこうなり、こうなったらこうして打突。という物語があるわけですね。今大会では自分の物語を書いてみようと試してみて、その結果痛感した事。
まず物語には起承転結、があるわけですが。「結」となる打ちの、自分のなまくらさと技の無さです。これは試合経験が浅いのもありますが「決めきれない、それじゃ一本にならない」という事。やっと打突まで物語が来たのに、ロクな打ちが出来ないのは我ながら残念な事でした。
そしてこれはまだ意識し始めたばかりなのでしょうがないかもですが、物語が浅くて引き出しが少ない。この点、U太先生などはめっちゃくちゃに引き出しが多くて、相手の特徴や動きにに合わせて物語を作ってこられる。改めてすごいなと思うと同時に、U太先生の攻めや崩しは分かり易いですが、多分高段の先生方は、この「物語」をそうとは見せずに、作りこんでらっしゃるのかなとも思いました。だから何かしてる風には見えずとも、私は動じて崩されてしまう。うーむ改めて、剣道すごい。
そしてもう一つ、相手の物語に動かされない胆力も全然ないなとも思いました。こういったことを、痛感出来た大会でした。得るものばかりで、先生方には本当に大感謝です。ありがとうございました。昨日でまた、私の剣道の何かが始まった気がします。そして一昨日よりももっと、剣道が好きになりました。

最後に、来賓でいらっしゃったO辻先生のご挨拶から、感銘を受けた言葉をご紹介。先生は子供たちに「剣道を好きになってください。そして続けてください」とおっしゃいました。私も剣道は「続けることが一番大事」と普段言ってるのですが。そうですね「好きになること」が一番大事かもしれません。好きこそものの上手なれ。好きだから、続けても行ける。子供たちに剣道が好きになってもらえるように、これからも一緒に精進して参りたいと思います。引き続き稽古のほど、よろしくお願いします!

●オマケ●


今大会で唯一決まった、Cひろちゃんから頂いた小手。
動画で完全に隠れてるって、どんな試練なんですかこれ(泣笑

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