江少剣ブログ

東京都江東区にある剣友会「江少剣」の活動内容や連絡事項などを掲載します。

54歳一刀貫の剣道挑戦記~百八十九本目!(その2)

2022年12月18日 | 一刀貫の剣究室

・・・というブログでは、何の挑戦にも反省にもなってないように思いましてー。一人反省会のビールも用意できたところで、もう少し具体的に一刀貫の納会大会を振り返ってみます。体調崩され無念、家で鬱々と時間を過ごされてるY先生にご報告も兼ねて(笑。

結果を言えば、個人戦一回戦敗退で団体戦も一敗一引き分けと散々な物でした。でも私はとてもとても楽しかったし、結構満足でした。その一つは団体戦でゆうたくんと試合が出来た事。小さいころから観てきた、剣道すごく強い(今回個人戦優勝!)のゆうたくんと試合が出来るなんて、もう万感でした。腕前は月とスッポンどころかイスカンダルとミジンコですが、何ができるだろうと考えました。ノーープランです。でもあるとすれば、私相手ですから細かい技よりもどかーん!と大きな面が来るかな?と予測しました。それを引き出しての、返し胴!ならワンチャンあるか?それだけ考えて、望みました。

 

でけえの打ってきやしねえwww

割としっかり試合モードで相手してくれて、小技パンパン当てられおたおたしてる間に面を取られ、わたわたしてる間に一本負けしてしまいました。でもあのゆうたの相手が出来た事、瞬殺で負けたわけではない事。ちゃんとプランも持って臨めたこと(うまくは行かなかったけど)、それなりに満足です。

個人戦団体戦で当たったT内さんは、上段の剣士です。面二本取られて負けてしまったのですが、人生初!の上段剣士から一本取る事が出来ました。これまで上段相手といえば手前にある左小手、に照準を合わせてばかりだったのですが。いや待てよ、右小手もあるわいなと思いつき。そのイメトレをして、試合に臨みました。そして見事、左小手を狙ってるように見せかけてから切り返して右小手、頂きました。やった!と思いました。面二本は、こちらから打って出てを抜かれ躱されで打たれました。不用意に出た結果です。

そして団体戦でも、T内さんと当たりました。私は何せ不用意な打ちをしないように修正。と、T内さんもどうやら私の右小手に注意するように修正していました。結果、お互い決まりてなしの引き分け。「あー、くそー!」と思ったのですが、面がねの向こうでT内さんも同じ顔してたのがとても痛快で楽しかったです。T内さんありがとうございました!

ここで一つ言いたいのは、試合は勝っても負けても楽しいなぁって思う事です。作戦を練って、相手と心を通わせて、作戦は上手く行ったり行かなかったり、どちらでも楽しいです。勝った負けたは二の次三の次。考え工夫して相手を思いやり、ばーん!と出し切れたら、それ以上楽しい事なんかないと、私は思います。だから私は今回も、楽しい納会でした。

さて試合後の感想戦で、T内さんと「捨てきれない」という話になりました。上段こそ、捨て切らないと打ちに冴えが出ない。その通りです。私も少し前から「捨てる」という事を考えるようになりました。では捨てるって、何を捨てるんでしょうか。勝敗は二の次三の次、と申しておりますが、でも「勝ちたい」と思う事はとても大事だと思います。逆に捨てなければならないのは、「負けたくない」と思う気持ちなのかなと思いました。これは子供たちの稽古を見ていて気が付きました。勝ちたいと思う子と、負けたくないと思っちゃう子とでは見ていて全然打ちが違います。負けたくない子は、体が前に出ないんです。

でもこの「負けたくない」そして打たれたくない、という気持ちを捨てるのは本当に難しいです。本能や、反射という部類だからです。

みなの試合を見ていた時、高段の先生が審判席から「我慢!」とつぶやかれたのが耳に刺さりました。我慢、それだわー…。相手が攻めてくる、それに動じない事。それの何と難しい事よ。でもK澤先生とゆうたの試合を見ていたら、ゆうたの攻めにK澤先生構えを崩されません。うわー、すげえなぁあ!と。となると、ゆうたの面が届かない。端で見てればその通りだし、そうすればいいじゃんと思うのですが。これが試合場に入って相手に揺さぶられるとまぁ出来ない、がちゃがちゃに崩れるわけです。相手の攻めを、我慢する。そして攻め返す。技じゃない、心の強さなんですよね。ああああ面白いなぁ…と思います。自分ぜんっぜん出来ない、54歳にもなってなんと未熟者なのかと、痛快です。

T川先生には「上段の相手はもっと突かないと!」とご指導頂きました。てことでT内さん来年はギャンスカ突きますのでご覚悟よろしくお願いします。またたくさん考えて工夫して、先生方にも挑みます。子供たちとがっつり真剣に、時に辛くて楽しい楽しい稽古を一緒に頑張って行きたいと思います。

さて少し酔っ払ってきたのでここらへんで反省会はお開きとさせて頂き、江少剣の先生方、子供達、お母さんお父さん方皆様に衷心から感謝を申し上げまして、一刀貫の今年の剣道を締めくくりたいと思います。

あ、Y先生稽古します?突き合いますよー(ニッコリ

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54歳一刀貫の剣道挑戦記~百八十九本目!

2022年12月18日 | 一刀貫の剣究室

今年も無事、江少剣の納会大会が行われました。みんな元気に、一年の稽古の締めくくりが、出来ました。

しかし納会大会、毎度本当に楽しいなぁと思います。なんでなんだろうと考えてみたら、やっぱりみんなで心が通い合ってるから、なんだと思いました。試合中はお相手と徹底的に心を通い合わせますし、それを端で見ていると、その気持ちの攻め合いにこちらがハラハラドキドキしたり。団体戦ではみんなで心を合わせて、同じチームの選手を応援しますし。試合の後には先生が試合内容にご指導を下さったり。大人同士は、試合のあとの感想戦では大体わっはっはっは!って笑い声が響きますし、低学年のちびっこ剣士は負けて泣きじゃくったりと言うのもお馴染み、きっと、強くなるなぁって目が細まります。お父さんお母さんがお子さんの試合を動画に撮る真剣なまなざしも、ああいいなぁと思ってみたり。そして俯瞰して江少剣全体を見回してみれば、みんないい子で良い人たちで。素晴らしい笑顔ばかり。元気で前向きでとても綺麗な心の通わせ合いが、ホントに胸に染みます。

来年もまた、稽古を頑張りましょう。明るく楽しく元気よく!楽しく続けてまた一歩、みんなで前に進みましょう。そしてまた大盛り上がりの納会大会をぜひ、みんなで楽しみましょうね!

今年も一年、ありがとうございましたーー!!

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