窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

獲物が増えるとオオワシが

2019-11-25 19:21:15 | ワシのいる風景

オオワシが急に目につくようになりました。国後島や択捉島のカラフトマスやシロザケの

溯上が少なくなったのでしょう。

おばんです。小太郎でごじゃります。

            ★  獲物が増えるとオオワシが  ★

昨年はこの時期多くなかったのですが、今年は目につきます。半島の中の湿地に集まる

カモとオオハクチョウが彼らの狙い目的みたいです。

寒気のせいで沼の水が凍りだしてきています。沼には毎日オオハクチョウがやってきます。

海水の中のアマモを食べていて塩分も取り込むせいで、真水を摂りたくやってきます。

氷がまだ薄いのでオオハクチョウが乗って割れるとこがあります。オオハクチョウも

それが分かっているのでやってきてます。やってくるとすぐに水をたらふく飲み、氷の

上で休んでます。

多い時は100羽近くいますし、少ない時は30羽ほどがくつろいでいます。ハクチョウが

集まると湾内に残っているオナガガモやヒドリガモが集団で飛んできます。

オオワシの目的はくつろぐオオハクチョウとカモたちです。沼の端に降りてじっと彼らを

観察しています。弱った個体がいないか、傷ついて飛ぶのがぎこちないのがいないか、

あぶりだしているんです。

今季は成鳥が多く、若い個体が少ない。これからやってくるのでしょう。

往年のようにオオワシが100羽、200羽氷の上に降りて休んでいる光景が今年は

見ることができるのでしょうか。愉しみです。