窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

海霧の合間、久々の晴れ

2020-07-03 18:08:17 | 根室の風景

オホーツク海は冷たい寒気団が張り出しています。北極から降りてくる寒気が

なぜか根室地方にやってきます。北の方の稚内は避けるようにやってきます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

           ★ 海霧の合間、久々の晴れ★

おかげで夏季は海霧のシーズンになります。6月から8月にかけ海上で発生する

海霧が陸地に向かいなだれ込んできます。以前、サンマ船に乗りこみ海上で海霧

がやって来るのを観察したことがあります。

高さ30~50メートルほどの海霧の帯が陸地に向かい移動してくるのです。

上空は快晴です。船はその帯に突っ込んでいきました。入った途端にホワイト

アウトです。

寒気と海面温度の差によってできる海霧はこの地域独特のものだと知りました。

ずっと根室地方には海霧が集まるのか、考えています。千島列島も海霧が多い。

樺太はそれほどではない。網走や北見は夏季は快晴が多く、暖かい。海水浴さえ

できるほどです。

グーグルアースで上空から地形を見ると千島列島から知床連山はプレートから

押し上げられた高山の先が出て、島になって連なっているところです。

この島々にオホーツクの寒気が当たり、根室地方に降りてくるのでは。流氷が

知床半島と国後島、択捉島で堰き止められ、根室海峡や国後海峡からなだれ込

でくるように寒気もなだれ込んでくるのでは。と思うようになりました。

知床連山のコルから流れ出てくる雲を見ながら、うなずくのです。