窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

カワアイサ

2021-02-26 19:12:35 | カモ類

野付半島周辺で越冬していたカワイサ。厳寒期の1月は尾岱沼港の沖合や野付

半島周辺の海にいるのことが多かったのですが、2月になり気温がゆるんでき

せいか沿岸に寄ってくるようになりました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

             ★ カワアイサ ★

チカやワカサギの群れが沿岸を回遊しだしたかもしれません。水温は温まりや

すい浅瀬はいち早くプランクトンが発生し、それを食べに集まってくるように

思います。

メスはメス、オスはオスだけで群れを作り、集団で行動していました。2月に

入り日射しが強くなり出してからオホーツク海に流れ込む川の河口付近に集ま

ってきます。

水を飲みに来ているかと思いますが、川を遡上して行くチカやワカサギを狙っ

て集まっているとも見えます。しっかり潜っていますから。

オスはすでにエクリプスの羽色から黒と白のツートンからの美し羽色になって

います。光りが当たると黒緑色びかりする渋い彩を放ち、とっても美しい羽色

を浮き上がらせます。

オスばかりの群れかと思いきや、よく見ると1羽のメスに多数のオスが寄り添

しきりにアプローチをかけています。

雌も茶褐色の鮮やかな頭色になっています。すでに番になった2羽もおり、オ

スが前頭部の羽を立て、もっこり鉄兜みたいになっています。

日射しが強くなり出すとともにカワアイサの活動が活発化しています。