窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

やっと、ほっと。ハギマシコ

2021-02-27 18:30:32 | 山野の鳥

越冬していたハギマシコたちがほっとしています。日射しが強くなり日中に

雪解けが進み、地面が見えだし落ちた種を拾いやすくなったのです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

         ★ やっと、ほっと。ハギマシコ ★

パッチ状に露出してきた地面。それを探して群れが移動しています。厳寒期は

雪の上に顔を出しているハマニンニクの種や海岸の積雪の無い場所を移動しな

がら生活していたハギマシコの群れ。

顔を出した地面に感謝しながら集まってきています。小さな種を丁寧に拾い上げ

食べています。地面はまだ凍っていますが、地表面は温かく氷漬けになっていた

種が採りやすくなっています。

普段なら警戒心が強く、近寄るとすぐに飛んでいきますが、この時ばかりは逃げ

ようとしません。嬉しいのでしょう。ひたすら地面に向かい合い種を拾い上げて

います。

時折、カラスやカモメが通過すると一斉に飛び立ち、海岸の方へ退避します。

でも、待っているとすぐに帰ってきて食べ始めます。

耐えてきた季節の終息宣言みたいな時期です。まだひと月ほどは居るのでしょう

が、ほっとできる季節に入りました。