子供の頃の義父

『小学生の時ね、近所に嫌なオヤジが住んでいたんだよ。それでね、オヤジが大事にしていた盆栽に毎晩小便をかけにいったんだ。そしたらね、枯れちゃった』と大笑いの義父。

中学高校は、白山に在る京華に通ったそうです。

根津の自宅から学校まで何人の他校生を殴れるか賭けをし、
『百五十人以上を殴り、俺が1番だった』と自慢していました。

『突然殴るんですか～？』の質問に、
『そうだよ』と答えます。
『誰も殴りかかってこなかったんですか？』の質問に、
『誰もこなかったよ』と平然と答えます。
『う～ん』ですね。

又、木造3階建ての校舎の屋根によじ登り、
誰が1番先端まで滑られるかも競ったそうで、
『当然、俺が1番だったけど、母親が学校に呼び出されて、怒られたよ～』と笑っていました。
階段を降りず、手すりを滑り降りるのは、毎日の事だったそうです。

これですから、夜迎えに来るのも頷けます。

早稲田校内を去る時、
このような事を思い出し、一人ニヤニヤしていました。


写真は世田谷弦巻
レンガの後ろの白いマンションは、
義父と一緒に住んだ、我が家の跡地に建設されました。


京華中学高等学校
http://www.keika.ac.jp/