「シマ、信号の所で、飯台をぶちまけっちゃった、一緒に行って拾ってくれ」と、
寿司職人に頼みました。
僕を含めた若者達には恥ずかしかったのでしょうか、頼みませんし、無視でした。
30分位掛かったでしょうか、
二人は空の飯台とごみになってしまった寿司を持って帰ってきました。
これから、寿司職人は再度、25人前を握らなければなりません。
うんざりした顔をしていましたが、オヤジには逆らえません。
お客さんも倍の時間を待たなければならないので、ウンザリした事でしょう。
オヤジが負けん気を出した、そば屋の出前持ちは、
8段~10段を二つとソバ汁、ソバ汁の入れ物を右肩に乗せ、
片手ハンドルで駆け抜けるのですから、すごい芸当です。
16人~20人前です、どの位の重さがあるのでしょう?
今の東京で、このような光景を見ることがあるのでしょうか、
丼5個の上に丼5個を乗せた出前持ちも見ました。
お新香と椀もあるんです!
あの当時の出前持ち達は、本当に凄かった。
出前用の自転車