ひねくれ亭日常

散歩と徘徊が日常の独り言

貧乏人のPHS 使えねぇえええ!

2021-07-05 12:17:19 | 三流カメラマン

昔々、携帯電話とは言わず自動車電話またはショルダーフォンと呼んでいた。

これは40年以上前からある、文字道理車載用がメインで通話料金がバカ高い。

当初通話料一分数百円とかのレベルじゃなかったかな、勿論所持そのものも高額なのだ。

携帯が徐々に普及し始めても貧カメには無縁。

相も変わらず留守電が命だったな。

それでも周りが携帯を持ち始めるとそうも言っていられない。

考えた末に手にしたのはPHS、高校生かよ。

これが使えないんだ、電波状況のいい場所は少なく圏外だらけ。

家に入ると直ぐアウトね。

まあその後携帯安売り店が増えて貧カメですら持てるようになる。

とは言え最初は受け専用だったけどね、通話料高いから。

 

 

 


クッソ貧乏なカメラマン

2021-07-05 11:56:33 | 三流カメラマン

フリーになったのは文京区のボロアパートに住んでいた頃。

フリーになるのは凄く簡単でね。

自分で今日からフリーだと思うだけ。

仕事が有るかどうかは無関係。

ただ思うだけでなれる。

脳内フリーカメラマンとも言える。

まあ、仕事は無いから悲惨よね、カメラ売ってメシ喰った事もあるから。

細々と食いつなぎ何とか一年過ぎる。

確定申告はしたよ一応、あの頃の年収は幾らだったのか??

150万円程度じゃないのかなあ。

或る日、国保の支払いで区役所に行ったんだけど年間数千円だった記憶がある。

最低金額じゃないかなあ、生活保護以外では。

隣でオバハンが同じく国保の支払いに来ていたがその金額を聞いて驚いたのなんの。

だってそのオバハン、3万円も払っていたんだよ、年間3万円も!!

えっ!このオバハン、ひょっとして年収が数千万円位なのか??

びっくりしたねえ、まあ世間を知らんからさあ、その頃は。

今なら低い支払額だと解るんだけど何せ当時の自分の支払いが少な過ぎた。


馬鹿なカメラマン

2021-07-01 11:53:56 | 三流カメラマン

長いね、この仕事。

カメラマンにも色々なジャンル、そして人がいる。

その中でバカだなと思った人達の話。

「カメラマンは土方だからな」

っと二言目には言う馬鹿。

確かにね、ライターはペンとノートがあれば仕事に行ける。

カメラマンは大きな機材抱えて来て、ガチャガチャと動き回る。

しかしその行為だけで土方と表現するその頭の悪さよ。

駆け出しの頃からそんな馬鹿と一緒にいると情けないと感じたものだ。

へりくだると言うよりは本当に思っているから哀れでもある。

日曜は一日中後楽園の馬券売り場で過ごし写真展も美術館も廻らない。

そんな馬鹿が集まればギャンブルと車と風俗の話しかしない。

それじゃあ馬鹿にされるよ。

それで何とも思わない所が問題なんだけど、彼らはカメラマンであるという事で満足しきっていた。

不思議な人達だったねえ。


自由業と自営業 なるならどっち?

2021-06-28 13:38:23 | 三流カメラマン

フリーランスは自由業。

自営業は少なくとも営業の為の場所を確保して仕事をする業態だ。

だから同じ写真業界でもスタジオは自営業、写真館も自営業となる。

フリーランスでも事務所を構えてそこへ通う人は自営業。

私の様に自宅待機で仕事の依頼を待つのはほぼ無職。

それでも以前は生きていけたのよ、結婚して子供育てて。

今は無理かなあ。

昔は誰もが背伸びした。

大した仕事も無いのにワンルーム借りてね、見せかけ。

コケ脅しとはったりで少しでも割のいい仕事を取ろうとした。

でも30年もたない仕事でね、大体が。

厳しいのか楽なのかよく判らないフリーの立場。

折角独立開業してもコロナ過でパッタリという人もいる。

運不運も関係するよね、人生は。

 


やりがい搾取 写真編

2021-06-24 12:28:42 | 三流カメラマン

今ではライターもカメラマンも弟子入りしてなるもんじゃないけど昔は違う。

特に有名カメラマン、写真家に師事するとその後が開けると打算的に考えた田舎の子供達が押し掛けたのだ。

勿論、給料は出ない。

こき使われる、時には殴られる。

如何にも日本的な現場でドラマでも描かれていたなあ。

「才能無いから田舎に帰れ!」ってのも常套句だった。

可愛い女の弟子なら先ず間違いなく手を出される。

バンブーなんて奴はその手の話で有名だった。

26歳の頃

勿論まともな仕事も無かった。

専門学校からおっさんを紹介された。

写真家で民俗学系の写真を撮る人だ。

何処の仕事かは忘れたが各地で撮影をする助手をしないかと誘われた。

かなりの大仕事で写真集は大著となる予定。

二月程各地を周り撮影をする。

「学術的に非常に価値のある仕事だ、どうだ一緒にやらないか」

落合のとんかつ屋でビールを飲みながら話した。

結局返事はしなかった。

出来る訳が無い、二月ただ働きなんだよね。

その間の部屋代等々どうするんだよ!!

実家住まいならまだしもクソアパートに住んでるんだじぇ。

日常の暮らしがあるんだよ。

自分はしっかりギャラ貰うけどアシスタントは無休。

「金は出ないけど巻末には協力者として名前が載るから」

そんなもん、クソの役にもたたねーわ!!

うっせーうっせーうっせーわってこのクソ爺!