私が写真の道へ進もうと思ったのは田舎大学を中退したからだ。
その大学に進学した理由は学費が安かったからに他ならない。
確か年間で96000円だった。
昔の国立大学は貧乏人でも進学出来た。
授業料免除に県の奨学金を貰いその県で教師になると返済も不要。
勿論学業優秀でなければならいから私は論外の存在だ。
元々何の目的も無くただ大学へ入るだけの輩である。
勉強などするはずがない。
それどころか入学して一番驚いた事が朝8時50分から授業がある事だったのだ。
つまり全く勉強をする意思が微塵も無かった大馬鹿野郎。
それが何故カメラマンに?