#なぞ身装はむ……★☆ 君なくは なぞ身装はむ 櫛笥なる 黄楊の小櫛も 取らむとも思はず: 播磨娘子 : 歌意:あなたがいないならどうして身を装う気になれましょう。櫛箱の中の黄楊の小櫛も手に取ろうとは思いません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第九巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~
きみなくは なぞみよそはむ くしげなる つげのをぐしも とらむともおもはず
みなさん、お元気?
この歌は奈良時代の官吏で貴族の石川君子(いしかわのきみこ)が播磨国守の任を解かれて帰京する時に詠んだ送別の歌よ。
播磨娘子 (はりまのおとめ)は同じく 奈良時代の女性だけれど詳細は不明なのよ。
なぞ身装はむ=は身を整える、つまりおしゃれすることね。
櫛笥(くしげ)=は櫛などを入れておく箱のことで今で言うお化粧箱ね。
わっかるわぁ~
やっぱり好きな人に逢う時は、ウチかて思いっきりおしゃれするねんで。
転勤で一人で都に帰ってしまうなんて悲しすぎるわ。
乙女心を詠んでるなぁ~