#年の始に……★☆ あたらしき 年の始に かくしこそ ちとせをかねて たのしきをつめ: 詠み人知らず : 歌意:新しい年のはじめに千年も繁栄するように心に願い楽しい事を積み重ねよう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #古今和歌集 第二十巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
みなさん、お元気?
明けましておめでとうございます。
さっそく読み方やでぇ~
あたらしき としのはしめに かくしこそ ちとせをかねて たのしきをつめ
かくしこそ=は他人に知られないようにの意味ね。
ちとせ(千歳)=は千年とか途方もなく長い年月の意味ね。
この歌の枕詞には「大直毘(おほなほび)の歌」とあるわね。
この大直毘は日本神話に出てくる神様で、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が黄泉(よみ)の国から戻った時に禊(みそぎ)をして生まれた神様で、災難や凶事などを吉事に変えて、元の平常に戻してくれる神様なのよ。
宮中では宮殿に災難などがないようにこの大直毘の神様をお祭りする儀式があって、そのあと平常に戻る宴のことも意味するのよ。
宮中や宮殿の災難だけでなく日本中そして世界中の厄を祓ってもらって、新しい年は平穏で幸せな年になったらええなぁ~。
みんなも幸せな1年になるよう願ってやぁ!!!
そうね。そう願いましょう!!
そして、本年も私たち、そして「言の葉花壇」をどうぞよろしくお願いいたします。