#はる深き……★☆ はる深き 色にもある哉 住の江の 底もみどりに 見ゆる濱松: 詠み人知らず : 歌意:春もいよいよ深まったものだ。住吉の浜松は海の底まで緑濃く見えている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #後撰和歌集 第三巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~
はるふかき いろにもあるかな すみのえの そこもみとりに みゆるはままつ
「住の江」は昔、神功皇后が新羅から大和へ帰って来る時、船が進まへんようになって、住吉三神に祈ったらここに三神を祀るようにとの答えがあったんやて。
それで、そのまま託宣のあった場所に住吉三神を祀ったのが住吉大社で、その入江っちゅう場所なんやで。
つまり、「住の江」は海からの大和へのいりぐちで、海の神さまが見守ってる場所や。
古い古い話やけど、今も住吉大社は全国の住吉の社の総本社やで。
関西では初詣の人出一番の神社や。
昔はそのすぐ先の「住の江」は入り江で浜には松並木で、陽光で海の底まで緑に見える季節になってきちゅうことやな。