#うづみ火に……★☆ うづみ火に 足さしくべて 臥せれども こよひの寒さ 腹にとほりぬ: 良寛 : 歌意:灰の中に埋めた炭火に足を差し入れて寝ているけれど今夜の寒さは腹の中にまで浸み透る。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #良寛歌集 冬より■□■
読み方やでぇ。
うづみびに あしさしくべて ふせれども こよひのさむさ はらにとほりぬ
埋み火(うづみび)=灰の中にうめた炭火のことやで
エアコンがなかった昔は、寒い時期になると炭をおこして火鉢に入れて部屋を暖めていたのよ。
そして夜には、その火が消えないように、灰に火種の炭火を埋めておくの。
それを「埋み火」と言いうのよ。
直接の炭火に布団などかけると火事になるので木箱の中にうづみ火を入れて布団を暖めて寝ていたんやね。
もっとも、ウチは湯たんぽ派やけど。
良寛さんみたいに寝る前にお布団の中に湯たんぽ入れて温めて寝るんや。
大寒のこの時期にはそんなことしても、まだまだ寒いと良寛さんは言ってるわね。
ほんまや。
まだまだ寒いけどみんなも風邪ひかんように暖かくしぃや。