#母とふ花の……★☆ 時々の 花は咲けども 何すれぞ 母とふ花の 咲き出来ずけむ: 丈部真麻呂 : 歌意:四季折々の花は咲くけれど、どうして、「母」いう花は咲いてくれないのだろう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第二十巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~
ときどきの はなはさけども なにすれぞ ははとふはなの さきでこずけむ
みなさん、お元気?
九州の守りを固めるために筑紫の国に派遣される防人の歌やね。
派遣先の筑紫にも時期が来れば色とりどりの花が咲くだろけど、自分が心を慰めてくれるためにずっと眺めていたい花は「お母さん」やというのに、この花だけはなんで咲いてこないんだろうと意味やね。
ほんま!
切ないなぁ。
どんなにきれいな花でもお母ちゃんには敵えへんのや。
昔は自分の家族と別れて防人に行くのは、もしかしたら、一生会われへんかも知れへんという状況やったからね。
今も、世界中のどこかで戦争や内戦、事故や事件で家族がバラバラになったり命が失われて一生会われへんことがおきてるわ。
1日でも早くそんなことが無くなる世界になってほしいわ。
ウチはずっとお母ちゃんや家族の側に居りたいからね!
―――ロシアとウクライナの戦争が1日でも早く終わりますように―――