#相思はぬ……★☆ 相思はぬ 人を思ふは 大寺の 餓鬼の後方に 額つくごとし: 笠郎女 : 歌意:互いに思わない人を一方的に思うのは大寺の餓鬼の後ろで額をすりつけて拝むようなもの。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第四巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~
あひおもはぬ ひとをおもふは おほてらの がきのしりへに ぬかつくごとし
餓鬼(がき)=生前悪いことした報いで,餓鬼道に落ちた亡者(もうじゃ)のことやで。
ところで、あっちの方なんかえらいにぎやかやなぁ。
あっ、笠郎女(かさのいらつめ)さんじゃないですか!
えらいにぎやかですね。
笠郎女:あらっ、マナ女ちゃん、そうよ。今、新年の女子会で恋バナトークしてるのよ。
こちらの姫君の好きな人の話なんだけど、お相手の若様は全く見向きもしてくれないんだって。
そんな若様を一生懸命思って恋焦がれてもばかばかしいから、やめとき、やめときってみんなでとめているところよ。
でも、一生懸命思っているといつかは通じるのでは?
笠郎女:何を言ってるの!いつかは来ないのよ!それより思い思われるもっといいお相手をさっさと見つける方が先よ!
へぇ~、そうなんですか。
笠郎女:そうよ!万葉女子は恋に対しては意識高めなのよ!おほっほっほ!
マナちゃんもさっさと次の恋に進むのよ。
はぁ~い、勉強になりました。