異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

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元号:明治維新がつくった「空間だけでなく時間も支配する古代王政」の残滓。 世界でただ一つの国 〔思索の日記 武田康弘 2017.6.12〕

2017-06-12 22:21:26 | 昭和天皇 平成天皇 天皇制

shirakabatakesen思索の日記 武田康弘

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元号:明治維新がつくった「空間だけでなく時間も支配する古代王政」の残滓。 世界でただ一つの国。 拡散をよろしく。

2017-06-12 

 一人の人間の死により「時代名」が変えられ、全員がそれに従わさせられるのは、目まいがするほどのこと。

 天皇の死のみにより、時代名を変えるのは、明治政府のつくった「天皇現人神」(皇族は神の家系であり天皇は生きている神である)の思想に基づいています。明治維新の前は、祭りごと=政の変化に応じて時代名を変えました。

 一人の人間の死により、その国の時代名を変えるのは、古代王政の話であり、王が空間と時間の双方を支配する象徴でした。まさに王が神だったのです。それを復活させ、最大級の名称(皇帝の上に天がつく)の王=「生きてる神」が全国民を統一するというのが、伊藤博文らの思想でした。

 宗教=政府神道のである明治天皇は、主権者であり、陸軍、海軍の統帥権をもつのが、明治憲法(大日本帝国憲法)ですが、それにより神話と歴史と政治を直結させ、全国民を国家=政府に拝跪させることに成功したのです(伊藤は、「日本では将来にわたり主権が国民に変わることはない」と教説)。その思想=国体主義=靖国主義の復活のためにいま活発に活動しているのが、神社本庁と日本会議と安倍自民なのです。天皇を元首に、と言います。

 天皇の死のみが時代名の変更をもたらすという明治維新の思想(天皇絶対のカルト宗教)の復活の流れに抵抗しているのが、現天皇の明仁さんです。象徴としての務めを皇太子が代わりにやるのではなく、生前に退位することで元号の意味付け=重さを変える、伊藤らの明治維新政府による思想を認めないという意思が、生前退位を選ばせた隠れた真実といえます。

 ふりかえってみましょう。
中国侵略、満州事変にはじまり、14年間の戦争を続けたのは、現人神であり主権者であり軍隊の統帥権をもった「明治憲法」下の天皇裕仁(ヒロヒト)でしたが、その思想を支えにして戦い、「ポツダム宣言」受諾で無条件降伏となり、国の主権を天皇から国民へと180度転回しましたが(GHQの天皇主権は認めないとの断固とした意思で変えさせられたわけですが、それは、支配階級以外の大多数の日本人にはよろこびでした)その後もなお、同じ「昭和時代」と言われます。
 
 これほどの無茶苦茶は、世界の歴史上どこにもないのですが、それは誇るべきこと!? あまりのデタラメに理性は麻痺してしまいます。

 21世紀の現代、生年の表記にはじまる年号を世界歴にすべきなのは、理の当然です。オリンピックは2020年なのであり、平成でもなければ、新元号でもありません。1945年の敗戦までは昭和時代で、それ以降も昭和時代。昭和3年生まれの人も、昭和40年生まれの人も、同じ昭和の時代を生きた!?なんのこっちゃ(笑)です。これではカルトもいいところ。

 元号ではなく、世界歴を使いましょう。日本の中に世界があるのではなく、世界の中に日本があるのですし、日本人が人類に先立つのではなく、人類の一員としての日本人です。天動説から地動説への転回が必要のようです。元号は、名残だけにしてほしいもの。わたしは1952年生まれです。あなたは何年生まれですか。


明治天皇が所持していた伊藤博文の写真。
一般に流布されている写真とは全く異な
り、策士のような顔。

16歳の時に京都御所から江戸城に連れ
て来られ、明治天皇に仕立てられた少年
の目に映った伊藤はこのような存在だっ
たのでしょう。

宮内庁が公開

 
2017年 6月 12日  武田康弘

 

 

 


【共謀罪】決められる政治の恐ろしさ ( 小林よしのり 2017.6.11)

2017-06-12 17:05:28 | 共謀罪 治安維持法

 BLOGOShttp://lite.blogos.com/article/228161/より転載

決められる政治の恐ろしさ

小林よしのり

2017年06月11日 08:42

TBSのテレビクルーが「共謀罪」の件でインタビューに来た。明日の関口宏の「サンデーモーニング」で使われるのかもしれない。

共謀罪は本当に嫌だ。マイナンバー制やら、特定秘密保護法やら、権力の肥大化がどんどん進んで来て、とうとう共謀罪だ。通信傍受法もまもなく改正されて、監視社会が完成するのだろう。

「決められない政治」とマスコミが批判してきたものだから、議論無視で、数の力で、ガンガン「決められる政治」になってしまった。必要なのは、「議論できる政治」であって、「決められる政治」でも、「決められない政治」でもない。多数派になれば、「結論ありき」で、議論など尽くさず、アホ大臣で時間つぶししておけばいいということになってる。これを止めるのは国民だけなのだが、支持率が激減しない限り、どうしようもない。

 

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