爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

年下の人から大いに学ぶ

2022-01-05 19:32:43 | 日記
「後世恐るべし」と言う言葉もある。

「世」と「生」とが違う。

どうでも良い事だが「後世恐るべし」と言うのは、まだ幼い時から計算力は有るし、読解力も有るし、漢字力も有るし、英語までうまい。

この子は将来大成する…と言う意味で、孔子の言葉ではない。

「後世恐るべし」の後世とは、自分より後から生まれた来た、若い人の意味である。

若者は体力もある。

感受性も豊かなら、直観力も鋭い。

グズグズ言わず、切り捨ても早い。

若者こそ、若いと言う偉大なる生命を持った存在である、と言う意味だ。

「後世恐るべし」に続けて、孔子は「焉(いずく)んぞ来者の今に如(し)かざるを知らんや」と続ける。

この素晴らしいバイタリティのある若者が、自立的な努力をしたなら、私などはすぐさま、追い越されてしまうであろう…と。

人はいつまでも、謙虚でなくてはならない。

慎ましくなくてはならない。

威張ってはいけないと、主張し続けた孔子の味わいある言葉である。

私もちょっぴり本を書いたぐらいで、いい気になってはいけない…と、しょっちゅう心に思ってもいても、ついついどこかで威張る。

こんな時には、若者と酒を飲んでわいわい騒ぐのが、私の場合は非常によろしい。

酒が入ると若者はこう言う。

「先生よぉ。あんたね、真面目すぎるよ。夜遊びをした事ないでしょう。それじゃあダメだ…」と。