12月9日、午後3時半より浄土宗東京教区豊島組・教化分団主催の別時念仏会が小石川・伝通院で行われた。
伝通院本堂 (昭和63年再建)
浄土宗 無量山 寿経寺 傳通院
慶長8年(1603)徳川家康が生母お大をこの地に葬った。
後に堂宇を建立し伝通院となった。
伝通院はお大の法名にちなむ。将軍家の帰依も厚かった。
浄土宗の関東18檀林の一つで、常時1000人の学僧が修行していた。
境内には、お大の方、千姫(豊臣秀頼妻・2代徳川秀忠の長女)をはじめとして徳川家ゆかりの女性の墓が数多くある。
別時念仏とは日時を定めて、身体やこころを清浄にして念仏行に励む意識をもち、ひたすら南無阿弥陀仏と唱えるお念仏によって心をきよめる行事。
本年最後の別時念仏会には僧俗50名が参集。先ず豊島組組長である小石川・慈眼院住職(沢蔵司稲荷別当)のご法話。引き続き約40分の別時念仏を行った。大きなお念仏の声と木魚の音が堂内に響き渡り、報恩感謝のお念仏をお捧げした。
午後5時終了後、会合の為、谷中・功徳林寺に向かった。
谷中・功徳林寺は現在、本堂・客殿の新築工事を行っている。
功徳林寺に到着すると囲いが外されいて、本堂・客殿が姿を現していた。中ではまだ作業がつづいているようだ。
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