中学3年の時、理科の授業が自習になることがよくあった。
いじめられている大人しい生徒がいて、僕はいつも話しかけるようにしていたので、彼の声を聞いたことのある数少ない生徒だったと思う。
そして、その自習の時、事件が起こった。
みんな席を離れて、暴れていた時、突然、先生が走ってくる影が見えた。
みんな急いで席に着き、先生は誰が席を離れていたかをみんなに尋ねた。
しばらく沈黙が続いた後、一人の生徒が、いじめられている彼の名前を挙げた。驚いた。
でも、さらに驚いたことに、先生はそのいじめられていた生徒を前に呼び出し、頬を叩いた。
その生徒は泣いていて、とてつもない怒りが込みあげてきた。
嘘をついた生徒は笑っていた。どうして、人がここまで心が腐るのか信じられなかった。
嘘つきのいじめが好きだった彼は今、高校の先生になっている。
僕は、その事件から、彼やいじめられている生徒を叩いた先生と一言も、口をきいていない。
些細な抵抗であったが、何故あの時、違うと言わなかったのか、今でも後悔している。
人生、後悔しないためにも、正しいと思うことは周りがどうであれ、行動にうつさねばならないとつくづく思う。
いじめられている大人しい生徒がいて、僕はいつも話しかけるようにしていたので、彼の声を聞いたことのある数少ない生徒だったと思う。
そして、その自習の時、事件が起こった。
みんな席を離れて、暴れていた時、突然、先生が走ってくる影が見えた。
みんな急いで席に着き、先生は誰が席を離れていたかをみんなに尋ねた。
しばらく沈黙が続いた後、一人の生徒が、いじめられている彼の名前を挙げた。驚いた。
でも、さらに驚いたことに、先生はそのいじめられていた生徒を前に呼び出し、頬を叩いた。
その生徒は泣いていて、とてつもない怒りが込みあげてきた。
嘘をついた生徒は笑っていた。どうして、人がここまで心が腐るのか信じられなかった。
嘘つきのいじめが好きだった彼は今、高校の先生になっている。
僕は、その事件から、彼やいじめられている生徒を叩いた先生と一言も、口をきいていない。
些細な抵抗であったが、何故あの時、違うと言わなかったのか、今でも後悔している。
人生、後悔しないためにも、正しいと思うことは周りがどうであれ、行動にうつさねばならないとつくづく思う。